家庭用蓄電池VPPサービス「わけトク」の特徴やメリットについて詳しく解説!
最終更新日:2024.10.11 新着情報
エコでんちは、東邦ガスの家庭用蓄電池VPPサービス「わけトク」の紹介パートナーになりました。
FIT制度の期間終了を間近に控える方や、最近卒FITになったものの電力買取サービスを利用したい方は、特に注目のサービスです。
そこで今回は、東邦ガスの家庭用蓄電池VPPサービス「わけトク」に関する仕組みと特徴、メリット、VPPの意味について解説します。
卒FITを迎えたあとも電力の買取を検討している方や東邦ガスの電力買取プランについて知りたい方などは、ぜひ参考にしてみてください。
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VPPについておさらい
家庭用蓄電池VPPサービス「わけトク」を理解するためには、まずVPPについて仕組みを知っておく必要があります。
それでは、VPPの意味と仕組みについてわかりやすく解説していきます。
小規模な電力システムをまとめた仮想発電所
VPPとは、家庭用蓄電池など小規模な電力システムをまとめた仮想発電所のことです。正式名称はVirtual Power Plantで、バーチャルパワープラントと読みます。
具体的には、家庭用蓄電池や産業用蓄電池、自家発電設備といった需要家(電気を使用する側)に設置されている小規模な電力設備、電力系統と接続されている再生可能エネルギーをIoT技術によって遠隔制御し、送配電網を通じて供給する仕組みです。
また、VPPで制御される電源は、DER(Distributed Energy Resources)と呼ばれています。日本語では分散型エネルギーリソースと呼び、家庭用蓄電池やEV用バッテリー、エコキュートなどが対象です。
電力の過不足をカバーできる
電力の過不足をカバーできる点はVPPの大きな特長で、押さえておくべきポイントのひとつです。
既存の電力システムは、火力発電所などの大規模発電所で発電を行い、変電所や送配電網を通じて住宅や工場、ビルなどに供給される仕組みです。
しかし、東日本大震災の際に電力がひっ迫し、需要と供給のバランス・エネルギー管理について見直され、再生可能エネルギーの導入も進みました。また、再生可能エネルギーは、気候変動問題の原因とされる二酸化炭素を排出しない・火力発電所より少ないため、積極的に運用されている発電設備です。
ただし、再生可能エネルギーの多くは、天候などの影響で発電量も変動するため、電力の安定供給という点で課題がありました。
そこでVPPの仕組みが導入されれば、需要家側でも電力の需給バランスを調整でき、電力不足や供給過多による停電リスクを抑えることも可能です。
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VPPの制御を行うのはアグリゲーター
実際にVPPの制御やサービス提供を行っているのは、アグリゲーターという専門業者になります。また、アグリゲーターは、リソースアグリゲーターとアグリゲーションコーディネーターの2種類にわかれています。
リソースアグリゲーターは、DERを遠隔制御したり需要家と契約を交わしたりするのが特徴です。一方、アグリゲーションコーディネーターは、リソースアグリゲーターで制御された電力を束ねて、一般送配電事業者や小売電気事業者との取引を行う事業者を指しています。
VPPに必要なDRとは
VPPでは、アグリゲーター側で需要家の設備を制御もしくは需要家自ら設備の電気使用量を調整しながら、電力需給を整えていきます。
また、DERを第三者が制御したり所有者側で調整したりする取り組みを、DR(Demand Response:ディマンドリスポンス)と呼びます。
それでは、上げDRと下げDRの意味について確認していきましょう。
需要を増やす上げDR
上げDRとは、電力需要を増やす取り組みのことです。
電力の供給量が多すぎてなおかつ減らせない場合は、上げDRによって電力需要を引き上げ、需給バランスを整えていきます。
たとえば、家庭内のエアコンやエコキュートなどを積極的に使用し、電力を消費していくと取り組みは、上げDRになります。他には、電力会社から供給されている電気を家庭用知蓄電池へ貯める操作も、上げDRにつながります。
需要を減らす下げDR
下げDRとは、電力需要を抑える取り組みのことです。
夏場など電力需要の高い場面で供給不足に陥りそうな場合は、下げDRによって電力需要を少しでも引き下げ、需給バランスを整えていきます。
たとえば、エアコンやテレビ、エコキュートなどの節電で電力消費量を削減する取り組みは、下げDRに含まれます。また、太陽光発電の電気を家庭用蓄電池に貯めておき、蓄電池の電気をVPPサービスへ送電する取り組みは、電力需給バランスの改善に貢献できます。
今回紹介しているわけトクは下げDRにつながる取り組みです。
家庭用蓄電池VPPサービス「わけトク」とは?
VPPやDRの基本について押さえたあとは、わけトクのサービス内容についてわかりやすく紹介していきます。
電力の買取サービス
東邦ガスの家庭用蓄電池VPPサービス「わけトク」は、太陽光発電+家庭用蓄電池を利用している方を対象にした電力買取サービスです。
電力需給のひっ迫などで卸電力市場の価格が高い時間帯に、遠隔操作にて家庭用蓄電池の電気を逆潮流(送配電網へ電気を流す)させます。
つまり、太陽光発電で発電した電気を蓄電池に貯めておき、逆潮流の指示をもらったら放電および売電していく仕組みです。また、卸電力市場の価格が高い時間帯に売電できるため、高い売電収入を期待できます。
2024年5月の売電単価は、1kWhにつき33.75円(税込)とFIT制度の固定買取価格よりも高い単価でした。
経済的メリットがあり、売電収入を重視している方にとっても注目のサービスです。
対象のユーザーと契約期間
契約期間については1年間で、買取期間満了日の3ヶ月前までに申し出がなければ自動更新されます。
わけトクを利用したい場合は、卒FITもしくはFIT制度の認定を受けていない状態である必要があります。
他には以下のような条件もあり、事前にチェックしておきましょう。
- 東邦ガスの電気料金プランへ加入
- 太陽光発電と家庭用蓄電池の合計出力10kW未満
- 蓄電池の遠隔モニタリングサービスへの加入
- エネファーム、エコウィルを併設しない
また、上記の条件を満たした方の中で愛知県・岐阜県・三重県内に蓄電池を設置している場合は、わけトクの申込手続きを進めることが可能です。
「わけトク」のメリット
ここからは、わけトクを利用する主なメリットについて紹介します。
自家消費より電気料金削減効果が高い
電気料金削減効果を伸ばしやすいのが、わけトクの大きなメリットといえます。
住宅用太陽光発電の卒FIT後も設備を利用する場合は、全量自家消費(発電した電気を全て消費する)もしくは電力会社の余剰電力買取サービスへの加入を検討する必要があります。
余剰電力の買取サービスは、FIT制度の固定買取価格よりも安く電気料金削減効果を伸ばしにくい状況です。そのため、一般的に全量自家消費の方が、電気料金削減効果の高い選択といえます。
しかし、余剰電力を売電できる「わけトク」は、卒FIT向けの電力買取プランやFIT制度の固定買取価格よりも高い単価で売電できるため、自家消費より経済的メリットの高い可能性があります。
直近3ヶ月の買取単価は以下の通りです。
- 2024年6月:1kWhにつき35.08円(税込)
- 2024年7月:1kWhにつき34.78円(税込)
- 2024年8月:1kWhにつき30.69円(税込)
FIT制度の固定買取価格は1kWhにつき16円(2024年度:出力10kW未満)なので、約2倍の価格となっています。また、卒FIT向けの余剰電力買取サービスは1kWhにつき10円以下で、3倍程度の差があります。
さらに、電気料金の電力量料金単価(再エネ賦課金、燃料費調整額を含めた金額)よりも高い水準なので、全量自家消費よりもお得な方法です。
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_kakaku.html)
利用者側で売電に関する操作は不要
申し込み後に複雑な手続きや蓄電池の操作などは不要で、複雑なサービスに苦手意識を持つ方や忙しい方にもおすすめのサービスです。
東邦ガスが、電力需給ひっ迫などで卸電力市場の価格が高い場面で、遠隔操作により家庭用蓄電池の逆潮流操作を行い、電力買取を行ってくれます。そのため、卸電力市場の価格をチェックしたり家庭用蓄電池の放電操作を行ったりする必要がありません。
手間をかけることなく高い価格で売電を進められるのは、わけトクならではの大きなメリットといえます。
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20A以上の契約なら中部電力ミライズの基本プランと比較して安い
わけトクサービスを利用するためには、東邦ガスの電気料金プランへ加入する必要があります。
また、東邦ガスの電気料金プランの中で20A以上の契約を交わす場合は、中部電力ミライズの基本プランよりも電気料金負担を軽減することが可能です。
売電以外でも電気料金負担を軽減できるのは、メリットの大きなポイントといえます。
たとえば、東邦ガスのファミリープランの中で50A契約を行い、1ヶ月あたり400kWhの消費電力量となった場合は、中部電力ミライズのおとくプランと比較して年間約2,800円程度の負担軽減を図れます。
なお、契約先を切り替えても中部電力パワーグリッドの送配電ネットワークを活用するため、電力の品質は変わりません。さらに切り替え手続きに伴う手数料や解約費用も0円なので、気軽に切り替えを検討できます。
東邦ガスへの切り替えなら卒FIT向けプランにも注目
前段でも少し触れたように東邦ガスでは、家庭用蓄電池の電力買取サービス「わけトク」に加えて、太陽光発電の余剰電力買取サービスも提供されています。
卒FIT後も積極的に売電を行いたい、余剰電力買取サービスに関心を持っている方などは、東邦ガスのサービスについてもチェックしてみましょう。
電気とガスのセットなら1年目の買取価格が1kWhにつき13円
東邦ガスの余剰電力買取サービスは卒FIT向けのプランで、太陽光発電から発電された電気のうち余った電気を買い取ってもらえます。
電力買取プランのみ契約した場合の買取単価は、1年目12.5円/kWh(税込)、2年目以降9.0円/kWh(税込)になります。
また、東邦ガスの電気+ガスプランも契約した場合は、1年目13.0円/kWh(税込)、2年目以降9.5円/kWh(税込)と、買取単価をアップしてもらえます。
太陽光発電の売電収入を少しでも増やしたいといった方の中で電気・ガスの切り替えも検討している方は、東邦ガスのプランを検討してみるのがおすすめです。
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セレクトプランなら売電分でギフトを獲得できる
東邦ガスの太陽光発電に関する余剰電力買取サービスでは、売電収入の代わりにギフトを獲得できるセレクトプランが用意されています。
セレクトプランはリロクラブとの協業で、食材や食品、日用品、生活家電などを獲得できるのが特徴です。太陽光発電の余剰電力を売電したあとは、買取単価1円につき1ポイントのレートでリロクラブポイントが貯まります。
貯まったリロクラブポイントについては、リロクラブの専用サイトから交換手続きを進められる仕組みです。
リロクラブのサイトから交換したい商品がある場合は、セレクトプランについても検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
エコでんちが紹介パートナーとなった東邦ガスのわけトクは、家庭用蓄電池に貯めた電気をVPPによって買い取ってもらえるサービスです。また、電力の買取単価は1kWhにつき30円台と高い水準で、全量自家消費よりもお得な仕組みになっています。
卒FIT後の運用方法に悩んでいる方や家庭用蓄電池と太陽光発電を所有している卒FIT者の方は、今回の記事を参考にしながらエコでんちで「わけトク」を検討してみてはいかがでしょうか。
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