V2Hとは?電気自動車との関係やメリット、価格と設置費用は?
最終更新日:2023.04.05お役立ち情報
『V2H』という単語を聞いた事はありますか?
V2Hはビークルトゥホーム(Vehicle to Home)の略称です。EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド車)にバッテリーとして搭載されている電池に蓄えられている電力を住宅の分電盤に接続し、家庭内の照明や家電製品などを動かす電力として使用することができるシステムの総称です。
日本が抱えているエネルギー問題や、昨今被害が大きくなっている台風や自然災害による停電対策としてV2Hが役に立つことを聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするという政府目標が掲げられているなかで、脱炭素社会に向けての取り組みの一つとしてV2Hは非常に大きな役割を果たします。この記事では、世界的にも注目されているV2Hについて、その基礎知識やメリット、注意点などをご紹介していきます。
V2Hの機能と特徴
V2Hには、大きく分けて2つの役割があります。
1つ目の役割は、家庭からEV(電気自動車)の電池に充電する役割です。EVが走行するためには商業施設や道の駅、高速道路のパーキングエリアなどにある充電ステーション、または家庭の電力から充電する必要があります。家庭で充電する場合、家庭用の電気(交流)をEV(電気自動車)用の電気(直流)に変換しなければなりません。この変換をする装置がV2Hです。
2つ目の役割は、EVに蓄えた電気を家庭内に給電することです。。
前述したように家庭⇔EVに電気を送る際には電気を変換しなければなりません。EVから家庭に電気を送る際にV2Hが直流から交流に電気を変換することで、家庭へ給電が可能となります。
出典:ニチコン株式会社
EVの充電器には、「普通充電器」「急速充電器」「V2H」があります。
では、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
出典:ニチコン株式会社
上記の図をみると「普通充電器」と「急速充電器」・「V2H」とでは充電方式が異なります。
前述したとおり、充電には電気の変換(交流⇒直流)が必要となり、急速充電器とV2Hは充電器側で電気を変換、普通充電器ではEV側で変換しています。
一般家庭は普通充電スタンド
現在日本で一番多く存在しているのがこの普通充電スタンドで、200Vと100Vの2種類があります。電圧の違いにより充電時間が変わりますが、30分~1時間程度の充電ですと、わずか10km程度が走行できる分の電力しかまかなうことが出来ません。
充電が無くなりそうになり、緊急を要する場面での利用は現実的ではありませんが、商業施設などで買い物を行っている最中や、病院などでの待ち時間の間に充電するというかたちで使われることが多く、数時間以上その場に駐車してている場合に、利用されることが多いでしょう。
自宅に充電スタンドを設置する場合は、基本的にはこちらの普通充電スタンドになります。
急速充電スタンド
高速道路などに設置してあるのは、全て急速充電スタンドです。
電源に3相200Vの同僚を使用しするためハイパワーで、出力は50KWのものが主流です。
わずか5分程度の充電でも40km程度走行できるので、緊急時や充電の時間が多くとれない場合には非常に重宝します。
急速充電スタンドは、充電設備の本体価格だけで、百万円以上することに加えて工事費も非常に高く、自宅に設置することは現実的ではありません。大型の商業施設などに設置されていたとしても、数台しか無く、数が非常に限られていることがネックとなっています。
EVと家庭をつなぐ給電システム-V2H-
充電時間の長さは、充電器の電力を変換する能力によって異なるため、充電器側で変換する急速充電器・V2Hと車載充電器で変換する普通充電器を比較すると、急速充電器とV2Hの方が、充電時間が速くなります。
V2Hは200Vの普通充電器に比べて最大2倍のスピードで充電が可能です※。※車種によって異なります
この充電時間の違いはV2H導入の大きなメリットとなります。
家庭用蓄電池との違いは?
電気自動車から取り出した直流電力は、V2H内部に組み込まれたパワーコンディショナーによって交流電力に変換されて家庭内の分電盤へと給電されます。
重要なポイントは、 「V2H自体に蓄電機能はついてない」 という点です。
V2Hは電気自動車から家の中に電気を送るための装置であり、電池を貯めることのできる蓄電機能は備わっていません※。
※一部蓄電池機能を搭載したV2H充放電器も発売されています。
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簡単に言うと、V2Hは 電気自動車を家庭用蓄電池としても利用できるようにするシステム です。
それでは、家庭用蓄電池と、V2Hによって家庭用蓄電池としても使えるようになった電気自動車との違いは何でしょうか?
下記の比較表を参照してください。
住宅用蓄電池 |
V2H+電気自動車 |
|
容量 |
4kWh ~ 16kWh |
40kWh ~ 116kWh |
コストパフォーマンス |
△ |
〇 |
補助金額 |
最大60万円 |
最大115万円 |
停電時の切替え機能 |
〇 |
△ |
電気自動車への充電時間 |
△ |
〇 |
家庭用蓄電池と比べて費用対効果が高い
電気自動車を蓄電池として考えるなら、1台で二役をこなせる電気自動車は、コストパフォーマンスに優れた商品といえます。
太陽光発電と連携できるタイプの家庭用蓄電池の価格は100~250万円程度です。
一方で、V2H対応の電気自動車の価格は190~270万円位ですので、家庭用蓄電池とガソリン車を別々で購入するよりも費用を抑えられます。
また、電気自動車は安い深夜電力を使えば約半分のコストで充電ができ、ガソリン車よりも燃料費を抑えることができます。
さらに、太陽光発電で家庭内で使い切れず余った電気を利用して充電することで、ガソリン代が浮くので、かなり経済的です。
V2Hの歴史と基礎知識
電気自動車の充電方法は、自宅に設置された100V/200Vの充電コンセントから給電するという方法が一般的でした。
その後、充電にかかる時間を短縮した急速充電スタンド(充電ステーション・充電スポット・チャージングステーション)が普及し、現在では充電だけでなく、電気自動車に蓄えてある電力を家庭用電源として使用することができる給電機能を備えたV2Hが登場しています。自然エネルギー財団によれば、V2Hは、2019年から27年にかけてFIT期間を終了するいわゆる「卒FIT」電源の有力な利用先として見込まれており、およそ218万件超の潜在市場があると推定されています。今後はV2Hの需要が急速に拡大していくことが確実です。
最近では太陽光発電と連携し、太陽光パネルで発電した電気をV2Hに貯め電気自動車へ充電ができる蓄電機能を備えた製品も販売されています。
自宅で使用する電気を太陽光発電でまかない、購入する電気を減らせれば、毎月の電気代も節約できて嬉しい限りです。
電気自動車の普及や技術革新、太陽光や蓄電池の普及に伴い、単なる「充電スタンド」の枠にとどまらないV2H機器も普及しています。
V2Hで有名なメーカーとしては、ニチコンや三菱、デンソー(ニチコンのOEM)があります。
EVやPHVを家庭用蓄電池としても活用し、さらに有益に使用することができるのがV2Hの魅力です。
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V2Hを導入するメリット4選
家庭用の充電コンセントに比べて充電時間が短くすむ
V2H機器の充電時間は200Vコンセントの約半分で済みます。
いざ電気自動車でドライブにいこうと思った際に、十分な充電ができていなかったら…というリスクを減らすことができます。
ニチコンのV2Hと日産リーフの組み合わせを例に、V2Hの活用シーンを解説します。
インテリジェントな自動充電制御 ※3※4
EVパワー・ステーションは、予め電力会社との契約アンペアを設定することで、家庭で使われている消費電力をリアルタイムにモニターし、日産リーフに充電可能な電力量を自動的に制御します。この機能により契約電力の範囲内での最適な充電が可能です。
※1EVパワー・ステーションの倍速充電機能を十分にお使いいただくためには、EVパワー・ステーション用に200V 30Aが必要になります。契約電力の範囲内で家電機器を動作させながら充電するため、使用する家電機器の負荷が大きくなると、充電にまわす電力が減少し、充電時間が延びる可能性があります。
※2バッテリー残量警告灯の点灯から満充電まで。
※3V2H非対応の車両には対応していません。
※4日産リーフへの充電中に基準値以上の過電流負荷が投入された場合などにおいて、ごく稀にブレーカーが遮断される場合があります。
太陽光発電の余った電気と深夜電力をEV(電気自動車)に充電することで電気代の節約になる
日中、電気自動車が自宅にあれば、割安な深夜電力で蓄えた電力をV2Hを通じて家庭用電源としても使用可能です。
その他にも、もっと安く電気自動車を充電する方法があります。
V2Hだけでも家の電気を有効活用できますが、もっと賢く便利に、そしてお得に活用できる方法が「太陽光発電 × V2H × 電気自動車」をセットで使うことです。
太陽光発電システムを自宅の屋根やカーポートなどに設置することで、日中太陽の光で発電した電気を電気自動車に送電でき、その分の電気代の削減が可能になります。
また、発電して余った電気は売電して副収入として入ってくるため、「太陽光発電と電気自動車」をセットでご利用いただくことで、経済的メリットを最大限にすることができます。
V2Hのメリット(給電)普通充電器・急速充電器とV2Hの大きな違いとして「給電」できることがあります。
では、給電できることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
太陽光発電システムを設置している方は、家庭での電力消費が少ない場合、使い切れなかった太陽光発電の電気をEVへ充電しておくことで、電力消費が多くなったときにEVに蓄えた電気を家庭へ給電することができるため、電気代を抑えることができます。
電気自動車を使い始めると、ガソリン代はかからない代わりに、その分電気自動車の充電に使用した電気料金が掛かるため、料金を見て驚く方もいらっしゃいます。
例えば、1年間に10,000km走行する場合、一般的な電気自動車が1kWhあたりに走行する距離が6km/kWh*1 、電力単価が30.57円/kWh*2 とすると、年間で約5万円電気代が増える計算になります。
*1 日本公正取引協議会による
*2 2023年1月20日時点での東京電力EP「スタンダードS」電力量料金(301kWh~)
同じ10,000km走行する時にかかるガソリン代は年間約11万3千円*3 になるので、電気自動車を導入するだけでも経済的メリットはあるのですが、V2Hを導入すると、さらに電気代を抑える工夫ができます。
*3 1Lあたりの走行可能距離を15km、ガソリン代を170円/Lで試算
電気自動車から給電中でも、電力会社や太陽光発電の電力を同時に家庭で使用することができ、暮らしに合わせた効率のいい電力供給が可能です。
日中、電気自動車が自宅にあれば、割安な深夜電力で蓄えた電力をV2Hを通じて家庭用電源としても使用可能です。
電気自動車とガソリン車との費用対効果をシミュレーションすると、下記のようになります。
一ヶ月1,000km走行した場合の費用を比較
【 ガソリン車のガソリン代 】
・燃費:15km/リットル
・ガソリン代:170円/リットル
・1,000kmのガソリン代:11,333円
= 1,000km ÷ 15km/リットル × 170円/リットル
【 電気自動車の充電費用 】
・燃費:6km/kWh
・電気代:32.74円/kWh(昼間)・ 21.16円/kwh(深夜電力)※2023年1月20日時点での東京電力EP「夜トク8」電力量料金
・1,000kmの充電費用:5,456円(昼間)・ 3,526円(深夜電力)
= 1,000km ÷ 6km/kWh × 21.16~32.74円/kWh
【 太陽光発電の充電費用 】
・燃費:6km/kWh
・電気代:0円/kWh
・1,000kmの充電費用:0円
= 発電電力 –(1,000km ÷ 6km/kWh × 0円/kWh)
太陽光発電の「発電電力を使って電気自動車に充電できる」ので充電費用はかかりません。
◆ 10万km走行した場合の費用
- ガソリン車:約113万円
- 電気自動車:35万~55万円
- 太陽光発電:0円
費用対効果は、太陽光発電システムとV2Hの導入費用次第ですが、自宅の電気料金も大幅に節約できるため、経済的なメリットはさらに高まります。
長期停電時の非常用電源として大活躍
台風や落雷、地震などで長期停電におちいった場合、電気自動車に蓄えた電気を自宅に給電し使用することができます。
EV車のバッテリーは約10kWh~60kWhと一般的な家庭用蓄電池に比べ大容量です。
※家庭用蓄電池は消防法により17.76kWhまでに規制されていますが、電気自動車にはその規制が適用されません。
内部リンク:蓄電池に消防法が関係あるって本当?適用される9つのルールを紹介
オール電化の家庭であればV2Hの性能にもよりますが、停電時でもいつもと変わらない生活ができて非常に安心です。
ただし、家にV2Hのみを設置している場合、停電時には家の電気自体が止まるため、車に貯めた電気分しか非常用電源として利用することができません。
しかし、太陽光パネルを設置している場合、停電時でも太陽光で発電した電気を使い続けられます。
日中発電した電気は家で自家消費して、余った電気は車に蓄電して夜間に給電することで、長期間停電しても安心して電気のある生活を過ごせます。
さらに、蓄電機能だけでなく車としても通常稼働できるため、災害時に移動が必要になった場合でも安心です。
小さなお子様や体の不自由なご家族がいる家庭の場合、長期停電は命に係わる可能性もあります。
※停電時に太陽光で発電した電気を車に貯めるための条件は、V2H機器により違います。ニチコンの場合は「EVパワーステーションプレミアム」をご利用いただく必要があります。停電時にも電気自動車から送電したい場合は、プレミアムモデルをご利用ください。
環境負荷を軽減したライフスタイルを送れる
電気自動車の良いところは、ランニングコストを抑えられる経済的メリットと、ガソリンを使用しない(使用量を減らせる)ことでCO2削減につながる環境的メリットです。
しかし、現状の日本の電気のうち、約8割が化石燃料を使った「火力発電」により発電した電気になります。
せっかく環境のために電気自動車を使っているにもかかわらず、CO2を排出してしまう火力発電の電気を使うのは本末転倒な話になってしまいます。
そこで、太陽光で発電した電気を使用することで、火力発電でできた電気の使用量を減らすことが可能になり、環境負荷を最小限にすることにつながります。
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V2Hに対応した電気自動車の車種
ここからは、V2Hに対応した主要な電気自動車のメーカーと車種についてご紹介していきます。
日産のV2H対応車種
ここでは、日産のV2Hに対応した電気自動車をご紹介していきます。
日産のV2Hに対応した電気自動車には、「リーフ」と「サクラ」「アリア」があります。
日産「リーフ」の総電力量は40kWhと60kWhの2種類
引用:日産「NISSAN LEAF」
日産のV2H対応の電気自動車「リーフ」シリーズは、総電力量(電池容量)「40kWh」と「60kWh」の2種類が販売されています。
日産「リーフ」の車名と価格、総電力量(電池容量)、一充電走行距離(WLTCモード)は以下の通りです。(WLTCモードとは、市街地、郊外、高速度の各走行モードを、それぞれの平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードのことを指します。)
日産リーフX:定価4,081,000円/総電力量40kWh/一充電走行距離322km日産リーフG:定価4,448,400円/総電力量40kWh/一充電走行距離322km日産リーフX(Vセレクション):定価4,056,800円/総電力量40kWh/一充電走行距離322km日産リーフe+ X:定価5,253,600円/総電力量60kWh/一充電走行距離450km日産リーフe+ G:定価5,834,400円/総電力量60kWh/一充電走行距離450km
※価格は税込みです。
※2023年1月20日時点での情報です。
日産「サクラ」
リーフの半分の20kWhバッテリーを備えた、日常使い用の電気自動車です。
引用:日産HP
サクラ:定価2,548,700円~/総電力量20kWh/一充電走行距離180km(WLTCモード)
※詳細な価格等は日産自動車のWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
日産「アリア」
リーフよりも大きなバッテリーを搭載したSUVモデルです。
引用:日産HP
アリア:定価5,390,000円~/総電力量66kWh/一充電走行距離470km(WLTCモード)
※詳細な価格等は日産自動車のWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
三菱自動車のV2H対応車種
三菱自動車からは、V2Hに対応した電気自動車(EV)と、プラグインハイブリッド(PHEV)が販売されています。
三菱自動車のV2H対応EV(電気自動車)
引用:三菱自動車「MINICAB-MiEV」
三菱自動車のV2H対応EV(電気自動車)は以下の通りです。
i-MiEV:総電力量(電池容量)10.5~16kWhMINICAB-MiEV VAN:総電力量(電池容量)16kWhMINICAB-MiEV TRUCK:総電力量(電池容量)10.5kWh
※価格は三菱自動車のWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
三菱自動車のV2H対応PHEV(プラグインハイブリッド)
アウトランダーPHEVとエクリプスクロスPHEVの二種類がラインナップされています。
引用:三菱自動車「エクリプスクロス」
エクリプスクロス(PHEVモデル):総電力量(電池容量)13.8kWhアウトランダーPHEV:総電力量(電池容量)12~13.8kWh
※価格は三菱自動車のWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
トヨタのV2H対応車種
トヨタからは、V2Hに対応したプラグインハイブリッド(PHEV)として、「プリウスPHV」が販売されています。
ただし、V2Hに対応しているのは、19年5月改良版以降の「プリウスPHV」のみとなります。また、購入時に、車両メーカーオプションの「急速充電インレット(外部給電機能付き)」を注文する必要があります。
V2Hに対応したトヨタの「プリウスPHV」
引用:トヨタHP
V2Hに対応したトヨタ「プリウスPHV」の、車名と価格、総電力量(電池容量)、EV走行距離(WLTCモード)は以下の通りです。(WLTCモードとは、市街地、郊外、高速度の各走行モードを、それぞれの平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードのことを指します。)
Aプレミアム“ナビパッケージ”:定価4,392,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmAプレミアム:定価3,933,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmA“ナビパッケージ”:定価4,047,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmA:定価3,615,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmS“ナビパッケージ”:定価3,805,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmS“セーフティパッケージ”:定価3,394,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmS:定価3,313,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmS“ナビパッケージ・GR SPORT”:定価4,258,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60kmS “GR SPORT”:定価3,772,000円/総電力量8.8kWh/EV走行距離60km
※価格は税込みです。
※2023年1月20日時点での情報です。
※2023年3月に新型が発売予定です。
リース専用車「bZ4X」
リース専用車としてのラインナップですが、新発売の「bZ4X」はトヨタ初の本格EV車です。
引用:トヨタHP
bZ4X:総電力量71.4kWh/一充電走行距離FWD:559km 4WD:540(WLTCモード)
※詳細な価格等はトヨタ自動車のWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
水素自動車の「MIRAI」もV2H対応
意外なところでは、水素自動車の「MIRAI」もV2Hに対応しています。
引用:トヨタHP
※詳細な価格等はトヨタ自動車のWEBサイト等をご覧ください。
ホンダの対応車種
ホンダ(本田技研工業株式会社)からは、V2Hに対応した電気自動車(EV)として、「Honda e」が販売されています。
V2Hに対応したホンダの「Honda e」
引用:日産「HONDA-e」
V2Hに対応したホンダの「Honda e」は、2車種が発売されています。
それぞれの車名と価格、総電力量(電池容量)、一充電走行距離(WLTCモード)は以下の通りです。(WLTCモードとは、市街地、郊外、高速度の各走行モードを、それぞれの平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードのことを指します。)
Honda e:定価4,950,000円/総電力量35.5kWh/一充電走行距離259km
※価格は税込みです。
※※2023年1月20日時点での情報です。
マツダの対応車種
マツダからはSUVタイプで2車種のラインナップがあります。
マツダMX-30 EV MODEL
引用:マツダHP
アリア:定価4,510,000円~/総電力量35.5kWh/一充電走行距離256km(WLTCモード)
※詳細な価格等はマツダのWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
マツダCX-60(PHEV)
引用:マツダHP
CX-60(PHEV):定価3,239,500円~
※詳細な価格等はマツダのWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
スバルの対応車種
スバルからも待望のEVが発売されています。トヨタとプラットフォームを共同開発しており、トヨタbZ4Xとの共通部品が多く採用されています。
スバル「ソルテラ」
引用:スバルHP
ソルテラ:定価5,940,000円~/総電力量71.4kWh/一充電走行距離567km(WLTCモード)
※詳細な価格等はスバルのWEBサイト等をご覧ください。
※2023年1月20日時点での情報です。
V2H対応できる外車はある?テスラは?
ここ最近になって、外国メーカーも日本市場向けにV2H対応EV車を続々と投入しています。メルセデスベンツ(ドイツ)、ヒョンデ(韓国)、BYD(中国)などです。電気自動車として有名な「テスラ(米国)」は、現在のところV2Hは未対応です。
V2Hの注意点とデメリット
対応車種が決まっている
弊社で特に人気の高いV2Hスタンドについて、下記に対応可能な車種が確認できるリンクを記載します。
ご自身のEV車が対応可能か、今後購入予定の車が対応しているか確認してみてください。
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V2Hの費用対効果とコストパフォーマンスは?
EV車とV2Hがあれば家庭の使用電力の大半をまかなうことができます。
ただし、電気自動車が家にある時間帯のみ電気代を削減できます。
太陽光発電の余った電気で充電する場合、昼間に車を使用する方や通勤で使用する方は経済効果があまり見込めないことを注意しましょう。
毎日のように車を使用する方にはトライブリッドかV2Hと連携できる定置型蓄電池との併用をおすすめします。
EVバッテリーは年々劣化してゆく
電気自動車としてのバッテリー寿命の問題もあります。
正確には寿命ではなく交換目安の年数となりますがメーカーによって保証内容は異なります。
5年もしくは10万kmという保証が一般的で、
高級EVメーカーのテスラなどは「8年の走行無制限」の保証が付き、
BMWも「8年または10万kmでバッテリーの交換が必要な場合は無償で対応」といった保証をうたっています。
バッテリー交換費用の目安として、日産のリーフは有償(65万円から)で新品にバッテリー交換をおこなうプログラムも開始しました。
家庭用蓄電池は10年~15年の保証があり、総サイクル数という目安もあるため、30年以上耐久力があるバッテリーも出てきています。どのような用途で導入するのかを購入前にしっかりと考える必要があるでしょう。
瞬間的な停電が起こることがある
EV車からの給電中と同時に、電力会社からの電気を使用することはできません。
家庭での使用電力量がEV車からの給電量よりも上回る場合は給電が停止します。その後、電力会社からの電気に切り替わりますが、この際に瞬間的な停電が発生してしまいます。
EV車の電力を使用している際は、消費電力量に注意する必要があります。
テレワークでパソコンを使用している時などは、突然の停電でデータが消失してしまう危険があるため、使用電力量に注意し、UPSなどで対策する必要があります。
※EV車から給電中に、同時に電力会社からの電気は使用できません。
充電方法の違いでバッテリー寿命に影響が出る場合がある
EV車によっては充電スタンドによる急速充電を毎回するよりも、数回に1回は充電コンセントからの満充電を推奨されている車種もあります。
『コンセントから充電される場合は、満充電付近※でのつぎ足しを続けると性能低下が早まりますので、出来るだけ避けて下さい。性能を長持ちさせる為には、残量目盛りが半分以下になってから充電するようにしてください。
また、急速充電のみを繰り返し行うと、駆動用バッテリーの寿命が短くなることがあります。
駆動用バッテリーの性能を維持するため、2週間に1回程度は普通充電を行い、満充電することをお勧めします。』
※駆動用バッテリー残量計の目盛りが全て表示されている状態
これはバッテリーであるリチウムが熱に対して弱いという点が影響しています。
急速充電は充電コンセントによる充電に比べ素早く充電できますが、負荷がかかります。充電方法を工夫することでバッテリーへの負担を少なくできるので、EV車をより長持ちさせることができます。
【まとめ】
EVとV2Hを導入して光熱費を削減し停電に備えましょう。
V2Hスタンドは蓄電池と同様に生活をより豊かにしていくための有効な設備の一つです。
車に貯めた電気をご自宅で消費することで、電気代の削減にもなりますし、停電時にも活躍してくれることでしょう。
一方で、日常的に充放電繰り返すと、車用のバッテリーとしての寿命が短くなってしまうので注意が必要です。セカンドカーでEV車を使われる方や、あまり車で外出しない方向けと言えるでしょう。
V2Hと組み合わせて蓄電池を導入される家庭も増えてきていますので、どんな製品が最適なのか、エコでんちでは豊富な知識をもったアドバイザーが各家庭に合った製品を100種類以上の製品の中からご案内することができます。
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