V2Hの設置方法は?選び方や注目すべきポイントも解説
最終更新日:2026.05.01 V2H
現在ガソリン車を使用している方の中には、昨今のEV普及の影響により電気自動車の購入を検討している方も多いのではないでしょうか?
電気自動車を購入する時に導入したい設備といえば「V2H」です。
しかし、V2Hは専門知識が必要な設備のため、どのような流れで設置していくのか分からない方も多いかと思います。
そこで今回は、V2Hの設置方法や選び方について詳しくご紹介していきます。
V2Hの設置方法や流れについて確認しておきたい方やは参考にしてみてください。
目次
V2Hの設置方法

V2Hの設置工事は、おもに太陽光発電の施工会社や電気工事会社などで対応しています。
当社による設置までの流れは以下のとおりです。
1.お問い合わせ・ご相談・ご契約
2.現場調査
3.発注
4.電力申請
5.工事
それでは、V2Hの設置方法について紹介していきます。
1.お問い合わせ・ご相談
問い合わせをいただきましたら、打ち合わせの時間を作っていただきます。
営業担当より、V2H設置に関しての注意点や製品選定、現状の設備との相性確認、正式見積もりの提示などをさせていただきます。
ご提案内容に満足いただいた場合、工事契約を行うという流れです。
2.現場調査
実際に電気工事士が現地に伺い、機器設置場所の確認や配線経路、製品の搬入経路などを確認します。
調査に必要な時間はおおむね1時間ほどで、V2H設置場所のほか、分電盤周りやWi-Fi環境の調査のため、お家の中も確認する必要があります。
その後、施工店によって作成された調査報告書を確認し、問題なく工事できるかどうかを最終確認します。
特殊工事が必要な場合や、設置不可となった場合はお客様と相談のうえ、今後の方針を再調整いたします。
3.発注
製品の発注には通常3週間ほど必要です。
V2Hに関する補助金などが発表されている時期ですと、1か月半ほど必要な可能性があるため、早く工事を完了させたい方は納品にかかる時間も考慮しておくとよいでしょう。
4.電力申請
V2Hの設置には電力会社への申請が必要です。
これは、V2Hを設置したことで、車両を蓄電池として扱えるようになることが影響しています。
EVから宅内へ電気を供給する際に、電気が宅内を通り抜け、電力会社の送配電網(系統)に流れる可能性があります。
電力会社は、系統に悪影響を及ぼさないように適切な機器が使用されているかどうかを都度確認・許可する必要があります。
5.工事
設置工事にかかる時間は6~8時間前後です。
V2Hの設置、分電盤やWi-Fi機器との接続、停電時の自動切換え配線などが主な工事内容です。
また、工事にともなう停電時間は15~30分ほどです。
工事が完了したら、EVとの接続動作確認テストも行います。
動作確認の流れ
1.太陽光発電で発電した電気をV2H経由で電気自動車へ充電できるかの確認
2.電力会社から買電した電気を充電できるかの確認
3.EVからV2H経由で宅内へ電力供給できるかの確認
4.停電状態でも動作するかの確認
V2Hを選ぶ際に知っておきたい仕様の違い
V2Hを選ぶ際に知っておきたい仕様の違いを比較しながら紹介します。
接続方式:系統連系と非系統連系から比較
V2Hは、系統連系型と非系統連系型というタイプに分かれています。
V2Hの役割は、以下の3つです。
1.電気自動車の電気を自宅へ給電
2.電力会社から送電された電気で電気自動車の充電
3.太陽光発電や蓄電池から送電された電気で電気自動車の充電
系統連系型は、上記の3つの供給・充電に関して同時に対応できるのが特徴です。たとえば、電気自動車に貯めた電気をV2Hで自宅へ給電しながら、太陽光発電で発電した電気をV2H経由で電気自動車へ充電することが可能です。
一方、非系統連系型は、上記3つの供給・充電に対して同時に対応していません。そのため、電気自動車から自宅へ給電している時は、太陽光発電や電力会社からの電気を利用できません。さらに停電時、太陽光発電から発電された電気をV2Hで電気自動車へ充電できないというデメリットもあります。
さまざまな場面でV2Hを活用していくには、現在主流の系統連系型を選択するのが大切です。
給電範囲:停電時の運転方式(全負荷型と特定負荷型)から比較

先述した系統連系型・非系統連系型に加え、停電時の運転方式を指す、全負荷と特定負荷型のどちらが適しているのかも確認しておく必要があります。
全負荷型とは、家庭内の照明や全てのコンセントへ電気を供給できる回路設計のことです。停電した際、電気自動車からV2H経由で全てのコンセントや電気設備へ電気を供給できます。
向いている方:オール電化住宅の方・停電時も普段通り各部屋で過ごしたい方
一方、特定負荷型は、事前に電気を供給する場所を決めておく必要があります。そのため、一部のコンセントや電気設備へ電気を供給できないのが特徴です。
向いている方:EVの電気消費を抑えて、少しでも長く持たせたい方
全負荷、特定負荷という仕様は、V2Hや太陽光発電、蓄電池でも搭載されています。そのため、V2Hにかぎらず太陽光発電や蓄電池を設置する際は、全負荷型と特定負荷型どちらにするか事前に決めておきましょう。
V2Hを選ぶ際に押さえておきたいポイント
V2Hの設置方法と種類の比較を把握したあとは、V2Hを選ぶ際に押さえておくべきポイントを紹介します。

導入時に必要な工事の期間と初期費用

V2Hを導入する際は、初期費用と工事期間について事前に確認しておきましょう。
初期費用は、V2H機器本体代、設置工事費、電気工事費、そして電力会社への申請費用などが含まれており、相場は100万円〜200万円程度です。
V2Hを選ぶ際は、本体価格のみで比較せず、これらの設置工事費用もかかることを理解しておく必要があります。
実際の費用は、複数の施工販売店の見積もりを比較することで、相場を把握したり、最適な業者を見つけたりすることが可能です。
工事期間は、一般的にV2H本体の設置工事は1日で完了しますが、基礎工事(コンクリートブロックの設置・固定)が必要な場合は、さらにもう1日必要なケースもあります。
工事内容は、基礎部分の上への本体設置から始まり、配線工事や動作確認といった流れで行われます。
なお、設置工事の前に現地調査や契約手続き、補助金制度の申請などといった手続きが必要となるため、設置工事にかかる日数だけでなく、調査・手続きの時間も含まれる点を理解しておきましょう。
実際の費用は、各施工販売店の見積もりを比較すれば、相場を把握したり最も安い業者を見つけたりすることも可能です。
エコでんちでV2Hを導入する場合の価格の概算は下記記事を参照してください。
関連コラム:【2025年最新】V2Hの価格はいくら?設置にかかる費用や活用すべき補助金制度を徹底解説|エコでんち
また、費用負担を抑えたいときは、補助金制度の活用を検討してみるのもおすすめです。代表的な補助金制度といえば、CEV補助金で上限65万円の補助金が申請可能です。
▼CEV補助金について詳しく知りたい方はこちら
施工販売店を選ぶときは、補助金制度のサポートも手厚い業者から検討してみるのが重要です。
価格と予算のバランス
V2Hシステムは高額な初期費用がかかるため、導入成功には価格と予算のバランスを取ることが不可欠です。
V2Hの本体価格は、メーカーや製品によって90万円台~150万円台と幅広い傾向です。
製品を選ぶ際は、まず予算の範囲内で負担できるかを計算した上で検討しましょう。
また、設置工事にかかる費用は、施工販売店と設置場所の環境によっても異なります。
初期費用を抑えるために、V2H導入においては、国や自治体による「CEV補助金」をはじめとした高額な補助金制度が利用可能です。
これらの補助金を最大限に活用し、実質的な初期費用を抑えることが、予算のバランスを取る鍵となります。
さらに、本体価格だけでなく、設置工事費用も含めた「相見積もり」を複数の施工販売店から取得しましょう。
相見積もりを行えば、V2Hの平均的な施工費用を算出できますし、最も安い業者を見つけることも可能です。
また、見積もり内容が丁寧に記載され、項目ごとの費用が一目で把握できる販売店は信頼できるポイントの一つとなります。
サイズ
V2Hを選ぶ際、サイズと設置予定場所のスペースに注意が必要です。
万が一、自宅の駐車場に設置スペースがなければ、V2Hを設置できませんし、設置できたとしても自動車の駐車時にぶつけてしまうリスクもあります。
また、V2Hによって充電ケーブルの長さは異なるうえ、車種によって充電口がどこにあるかも変わってきます。
製品の種類と設置場所を間違えてしまうと、いざ活用しようとしても充電しにくくなってしまい、故障させてしまうリスクもあります。
設置スペースが狭い場合は、省スペース設計のV2Hを探しましょう。
V2Hによっては本体部分と、充電するポッドが分かれている製品もあります。
また、カーポートの柱部分に括り付けるように設置できるタイプがあるので、省スペース設計を求めている方におすすめです。
充電口
EVを充電する際、充電用のコネクタを差し込む充電口過(充電ポート・イントレット)も様々な種類があります。
下記は日本の代表的な車種の充電口です。

普通充電器用のコネクター規格である「 SAE J1772」や「 IEC62196-2 type1」は、基本的にどのEVでも搭載していますが、V2Hによる充電や、急速充電器用の「CHAdeMO規格」は、車種によっては搭載されていない場合があります。
また、テスラなどの海外メーカーのEVは充電規格も異なっていることがあるため注意が必要です。

太陽光発電や蓄電池を導入する際は互換性の確認を
V2H単体だけでなく、太陽光発電システムや、家庭用蓄電池の導入も検討している場合、各製品の互換性を施工販売店に確認してもらうのがおすすめです。
例として、ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、トライブリッドパワコンにプラスして、蓄電池とV2Hを組み合わせられるシステムです。

「トライブリッドパワコン」とは?
通常、太陽光・蓄電池・V2Hにはそれぞれ専用の制御装置(パワーコンディショナ)が必要ですが、これら3つを1台の装置でまとめて管理するのが「トライブリッドパワコン」です。

●電力分配の最適化
AIが発電量や消費パターンを分析し、最もおトクなルートで電気を振り分けます。
●高い変換効率
機器ごとに電気を変換するロスが減るため、自家消費の効率が大幅にアップします。
設置済みの太陽光発電がある場合、V2Hとの相性によっては「停電時に太陽光の電気をEVに充電できない」というトラブルが起こり得ます。パワーコンディショナの型番や接続後のエラーリスク、規格の適合性などは、必ず事前に確認しましょう。
まとめ
V2Hの設置方法は、まずV2Hを取り扱っている販売店や施工業者へ連絡します。見積もりに納得し工事契約を結んだあとは、基礎工事で設置場所の安定性を高めてもらい、胚性線工事とブレーカーの取り付け、V2Hの本体設置および各種電線の接続作業という流れです。
また、太陽光発電を設置しておとV2Hの設置許可にかかる手続きを速やかに進められますし、停電時に非常用電源などさまざまな面でメリットを得ることが可能です。
V2Hを初めて設置する予定の方や電気自動車の購入に合わせてV2Hを検討している方は、今回の設置方法に関する内容を参考にV2Hの施工業者を選定したり予定を立ててみたりしてみてはいかがでしょうか?
また、電気自動車やV2Hの導入を検討する時は、電気料金の負担軽減や経済的メリットという点で太陽光発電や蓄電池も検討してみるのが重要です。
エコでんちでは、環境省認定の公的資格「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」の資格を取得した専門アドバイザーが太陽光発電と蓄電池、V2Hの選定と提案を行っております。
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