V2Hの設置方法・工事について!選び方や注目すべきポイントも解説
最終更新日:2023.06.23お役立ち情報
現在ガソリン車を使用している方の中には、経年劣化や新規登録から13年経過による課税負担の増加で電気自動車の購入を検討している方も多いのではないでしょうか?電気自動車を購入する時に導入しておくべき設備といえば、「V2H」です。しかし、V2Hに関する情報は少ないため、どのような流れで設置していくのか分からない方も多いかと思います。
そこで今回は、V2Hの設置方法や選び方について詳しくご紹介していきます。V2Hの設置方法や流れについて確認しておきたい方や太陽光発電とV2Hの設置を検討している方は、参考にしてみてください。
目次
V2Hの設置方法
V2Hの設置工事は、太陽光発電の施工会社や電気工事会社などで対応しています。設置方法に関しては、基本的にどの施工会社も同じ流れとなっています。
- 問い合わせ・ご相談
- 現場調査
- 見積もり提示、契約
- V2H用の配線
- ブレーカーなどの機器類取り付け
- V2H本体の設置作業
- 通信設備の設置
- 動作確認
それでは、V2Hの設置方法について紹介していきます。
お問合せ・ご相談
問い合わせを行ったあとは、打ち合わせのお時間を作っていただき営業担当よりV2H設置に関しての不明点や、メリット、デメリットをお伝えします。
また、その場で見積もり費用の算出を行ってもらい、内容をその場で確認することが可能です。
見積もり費用や配線の経路、V2Hの設置場所などに納得できれば、工事契約を行うという流れです。
現場調査
施工業者へ問い合わせを行ったあとは、後日指定日に現場調査してもらえます。
現場調査では、V2Hの設置予定場所、設置可能な状態かどうかの確認などが行われます。
問題なくV2H設置工事が可能であれば、工事日程の調整をしますが、設置に不向きな条件であれば契約を破棄させていただきます。
V2Hの設置には、電力申請や事業計画変更申請に関する許可申請が必要です。そのため、施工業者は、工事契約後にV2Hの家庭使用に関する許可申請手続きの準備を進めます。
許可が下りるまでの期間については、通常5~6ヶ月程度です。ただし、太陽光発電を設置している場合は、1~2ヶ月程度で済みます。
V2H設置場所の基礎工事
V2Hの許可申請が下りたあとは、指定日に設置工事を進めてもらいます。
基礎工事は、V2Hを安全に設置・運用するために必要な工事で、整地作業を行ってもらいます。また、コンクリートを設置してもらい、安定した場所にV2Hを設置できるよう準備してもらえるのが特長です。
積雪地域の場合は、高さのあるコンクリートブロックを打ち、雪に埋もれないよう対策してもらうことも可能です。
V2H用の配線
V2Hの基礎工事後に行われるのは、V2H用の配線工事です。具体的には、V2H本体から自宅の分電盤まで接続するための配線工事で、V2Hを稼働させるために必要な作業です。
なお、配線工事の際は一時的に停電させておかなければいけないため、パソコンやその他電機機器の電源を切っても問題ないよう、事前に準備しておくのが大切です。特にパソコンなどは、停電前にデータの保存やバックアップを済ませておく必要があります。
ブレーカーや切り替えスイッチの取り付け作業
配線工事が完了したあとは、ブレーカーや切り替えスイッチの取り付け作業へ入ります。
ブレーカーは、電気の流れ過ぎによる事故を防ぐために必要な安全装置です。
住宅に取り付けられているブレーカーは、自宅内に供給されている電気を遮断するための設備です。一方、V2H用のブレーカーは、V2Hへの電力供給を自動で遮断するための装置で、一般のブレーカーとは役割などが異なります。
そして、切り替えスイッチとは、ブレーカーを自動で遮断、解除できる装置のことです。
ブレーカーや切り替えスイッチの取り付け場所は、屋内になります。施工日にスムーズな作業を行ってもらえるよう、事前に屋内の荷物整理や清掃を進めておきましょう。
V2Hの設置作業
配線工事とブレーカー設置も完了したあとは、いよいよV2H本体の設置工事へ着手します。
設置工事の際、事前に指定していた場所へV2H本体を設置してもらい、基礎部分との固定作業、そして充電ケーブルや分電盤とV2H間の配線工事を行ってもらう流れです。
V2Hの設置と配線工事まで完了したあとは、各種計器類を用いて接続方法にミスがないか、漏電していないか、ショートしていないかなど、細かくチェックします。
監視用の通信設備
施工プランによっては、通信設備の設置を行ってもらえる場合があります。
通信設備を設置した場合は、Wi-Fiルータを経由してスマートフォンやパソコンからV2Hと自宅間の電力供給・充電量、自宅の消費電力量、太陽光発電を設置していれば発電量までチェックすることが可能です。
消費電力量や発電量に関する監視モニタを所有していない場合は、V2H設置の際に購入しておくのもおすすめです。
動作確認と引き渡し、設置工事完了
最後は、施工業者による動作確認が行われます。
動作確認の際は、一般的に以下のような作業を進めてもらいます。
- 電力会社から一時的に送電ストップ
- V2Hの充放電コネクタを電気自動車へ差し込む
- 太陽光発電で発電した電気をV2H経由で電気自動車へ充電
- 充電後は電気自動車の電気を自宅へ供給
- 自宅でV2Hから供給された電気を使用できるか確認
太陽光発電を設置していない時は、電力会社から供給される電気で充電、電気自動車からV2H経由での供給などといった動作確認を行う場合もあります。
動作確認の際に問題が発生しなければ、引き渡しおよび全ての作業完了です。
V2H導入時に太陽光発電は必要?
V2Hの設置方法を確認した方の中には、太陽光発電の設置が必要なのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
太陽光発電を設置していない場合は、V2Hに合わせて設置しておくといくつかのメリットを得られます。
続いては、V2H設置の際に太陽光発電が必要なのか確認していきます。
太陽光発電を設置しなくてもV2Hを設置できる
V2Hは、太陽光発電の設置状況にかかわらず運用できます。
ただし、太陽光発電を事前に設置しておくと、V2Hの設置許可申請にかかる審査機関や手続きを省略・短縮することが可能です。
V2Hをスピーディに設置したい場合は、太陽光発電を先に検討しておくのもおすすめです。
なお、施工業者によっては、V2Hと太陽光発電の設置を同時に対応しているケースもあります。
エコでんちでは、太陽光発電とV2H、蓄電池の取り扱いおよび設置サービス、アフターフォローまで一括対応しています。
気になる方はぜひ1度ご相談、無料見積もりサービスをご利用ください。
停電時でも充電および自家消費できる
太陽光発電を設置しておけば、停電時に非常用電源として活用できます。
V2Hには発電機能が搭載されていないため、停電時に電気自動車への充電、自宅への給電もできません。
太陽光発電を設置しておいた場合は、停電時に自立運転モードへ切り替わり、日中に発電を継続することが可能です。また、発電した電気は、自宅の非常用コンセントや照明設備、蓄電池やV2Hへ供給できます。
V2Hと太陽光発電の併用は、防災という点でもメリットの大きな組み合わせといえます。また、蓄電池があれば、電気自動車の使用状況にかかわらず電気を貯めておくことが可能です。
V2Hを選ぶ際に押さえておきたいポイント
V2Hの設置方法や太陽光発電の重要性も把握したあとは、V2Hを選ぶ際に押さえておくべきポイントを紹介します。
系統連系と非系統連系から比較
V2Hは、系統連系型と非系統連系型というタイプに分かれています。
V2Hの役割は、以下の3つです。
- 電気自動車の電気を自宅へ給電
- 電力会社から送電された電気で電気自動車の充電
- 太陽光発電や蓄電池から送電された電気で電気自動車の充電
系統連系型は、上記の3つの供給・充電に関して同時に対応できるのが特徴です。たとえば、電気自動車に貯めた電気をV2Hで自宅へ給電しながら、太陽光発電で発電した電気をV2H経由で電気自動車へ充電することが可能です。
一方、非系統連系型は、上記3つの供給・充電に対して同時に対応していません。そのため、電気自動車から自宅へ給電している時は、太陽光発電や電力会社からの電気を利用できません。さらに停電時、太陽光発電から発電された電気をV2Hで電気自動車へ充電できないというデメリットもあります。
さまざまな場面でV2Hを活用していくには、現在主流の系統連系型を選択するのが大切です。
予算の範囲内に収まるか
V2Hの本体価格は、メーカーや種類、販売店によって異なります。
比較的安価なV2Hは40万円台から販売されていますし、最新のV2Hや定格出力の大きなV2Hは100万円以上の価格帯です。
また、V2Hの設置費用には、本体価格だけでなく設置工事費用も含まれています。設置工事費用は、施工会社によって変わるものの約40万円前後です。設置費用の合計は、100万円~200万円程度で考えておくのもいいでしょう。
エコでんちは各メーカーから大量仕入れしているので、低価格での提供を実現しております。また、工事保証と自然災害補償付帯、アフターフォローサービスの提供も行っておりますので、V2Hの導入を検討している方はぜひ1度ご相談ください。
停電時の電力供給先を整理しておく
これからV2Hを設置する際、全負荷と特定負荷型どちらなのか確認しておくのも重要なポイントです。
全負荷型とは、家庭内の照明や全てのコンセントへ電気を供給できる回路設計のことです。停電した際、電気自動車からV2H経由で全てのコンセントや電気設備へ電気を供給できます。
一方、特定負荷型は、事前に電気を供給する場所を決めておく必要があります。そのため、一部のコンセントや電気設備へ電気を供給できないのが特徴です。
全負荷、特定負荷という仕様は、V2Hや太陽光発電、蓄電池でも搭載されています。そのため、V2Hにかぎらず太陽光発電や蓄電池を設置する際は、全負荷型と特定負荷型どちらにするか事前に決めておきましょう。
まとめ
V2Hの設置方法は、まずV2Hを取り扱っている販売店や施工業者へ連絡します。見積もりに納得し工事契約を結んだあとは、基礎工事で設置場所の安定性を高めてもらい、胚性線工事とブレーカーの取り付け、V2Hの本体設置および各種電線の接続作業という流れです。
また、太陽光発電を設置しておくとV2Hの設置許可にかかる手続きを速やかに進められますし、停電時に非常用電源などさまざまな面でメリットを得ることが可能です。
V2Hを初めて設置する予定の方や電気自動車の購入に合わせてV2Hを検討している方は、今回の設置方法に関する内容を参考にV2Hの施工業者を選定したり予定を立ててみたりしてみてはいかがでしょうか?
また、電気自動車やV2Hの導入を検討する時は、電気料金の負担軽減や経済的メリットという点で太陽光発電や蓄電池も検討してみるのが重要です。
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