エコキュートの修理費用はいくら?交換目安や故障時の対応策、業者の選び方を解説
最終更新日:2025.08.06 太陽光発電

毎日のお風呂や料理に欠かせないお湯を効率的に沸かしてくれるエコキュート。
しかし、突然お湯が出なくなったりエラーが表示されたりすると「故障かな?」「修理にいくらかかるんだろう…」と不安になりますよね。
この記事では、エコキュートの修理や交換にかかる費用の相場、故障時の対応策、そして信頼できる業者の選び方まで、網羅的に解説します。
この記事を読めばいざという時に慌てず最適な判断ができるようになります。
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目次
エコキュートの寿命・交換時期(耐用年数)はいつ?
一般的に、エコキュートの寿命は10年~15年が目安とされています。
ただし、これはエコキュート全体の話であり、お湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、お湯を貯める「貯湯タンク」では寿命が異なる場合があります。
エコキュートの寿命
●ヒートポンプユニット:5年~15年
●貯湯タンク:10年~15年
ヒートポンプユニットは構造が複雑なため、貯湯タンクより先に寿命を迎える傾向があります。 使用頻度や設置環境、メンテナンスの状況によって耐用年数は大きく変動します。
エコキュートの耐用年数は正確なデータが出揃っているわけではない
エコキュートは2001年に初めて発売された比較的新しい製品です。
そのため、国が定める法定耐用年数のような公的なデータはまだ存在しません。
したがって、各メーカーが定めている「設計上の標準使用期間(一般的に10年)」が交換を検討する一つの目安となります。
この期間を過ぎると故障のリスクが高まるだけでなく、修理に必要な部品の供給が終了している可能性もあります。
エコキュートの修理費用はいくら?

エコキュートの修理費用は、故障の箇所や内容によって大きく異なります。部品交換だけでなく、技術料や出張費なども加算されます。以下に、修理・交換費用の目安をまとめました。
修理・交換内容 | 費用相場の目安 |
部分的な修理・部品交換 | |
リモコンの交換 | 15,000円~50,000円 |
混合弁・三方弁の交換 | 20,000円~40,000円 |
電子基板の交換 | 25,000円~80,000円 |
ヒートポンプユニットのファンモーター交換 | 40,000円~90,000円 |
全体の交換 | |
ヒートポンプユニットのみ交換 | 200,000円~400,000円 |
エコキュート本体(ヒートポンプ+貯湯タンク)の交換 | 300,000円~700,000円 |
※出張費や諸経費が別途かかる場合があります
費用相場は「故障箇所」「部品代」「技術料」「出張費」「保証期間の有無」といった要素で変動します。特に10年近く使用している場合、複数の部品が劣化している可能性があり、修理費用が高額になるケースも少なくありません。
修理を依頼する際は必ず事前に見積もりを取り、作業内容と費用の内訳をしっかり確認することが重要です。
エコキュートの修理に関する実態
エコキュートが故障し業者に修理を依頼した際、必ずしも修理できるとは限りません。実際の現場ではどのような対応が取られることが多いのでしょうか。ここでは、知っておきたい修理の実態について解説します。
交換を勧められるケースが多い
設置から10年前後が経過したエコキュートの故障では、修理ではなく本体の交換を勧められるケースが非常に多くなります。その理由は、メーカーの部品保有期間(通常、製造終了後10年程度)が過ぎ、交換部品がない可能性があるためです。
また、仮に修理できたとしても、他の部品が次々に故障するリスクが高く、結果的に修理費用が積み重なってしまうことも考えられます。長期的な視点で見ると、最新の省エネ性能が高い機種に交換した方が、経済的メリットが大きいと判断されることが多いのです。
交換する際は保証内容を確認する
万が一の故障に備え、保証内容の確認は非常に重要です。エコキュートには通常、1〜3年程度のメーカー保証が付いています。さらに、販売店が提供する延長保証に加入していれば、5年、8年、10年といった長期間の保証が適用される場合があります。
保証期間内であれば、無償または安価で修理・交換が可能です。「故障かな?」と思ったら、まずは保証書を確認し購入した販売店やメーカーに連絡しましょう。
エコキュートの修理・交換費用を抑える方法

突然の出費となるエコキュートの修理・交換費用はできるだけ抑えたいものです。ここでは、費用負担を軽減するための具体的な方法を4つご紹介します。賢く活用して、無駄のない対応を心がけましょう。
方法1:複数の業者から相見積もりを取る
業者に依頼する場合は、必ず複数の業者から見積もり(相見積もり)を取りましょう。1社だけの見積もりではその価格が適正かどうか判断できません。2~3社から見積もりを取ることで地域の費用相場を把握でき、不当に高額な請求をされるリスクを避けられます。
見積もりを比較する際は総額だけでなく、工事内容や部品代、諸経費などの内訳が明確に記載されているかを確認することが重要です。弊社コラムでも各メーカー別エコキュートの費用相場を掲載しています。
関連コラム:エコキュートの買い替え費用の相場は?メーカー別の工事費と交換時期の目安|エコでんち
方法2:保証期間を確認し、活用する
前述の通り、メーカー保証や販売店の延長保証が適用できるか、まず確認しましょう。保証期間内であれば修理費用を大幅に抑えることができます。購入時の契約書や保証書を探し、保証期間と保証範囲、連絡先を確認してください。
どこに連絡すれば良いか分からない場合、エコキュート本体に貼られているシールに記載のメーカーサポートセンターに問い合わせてみるのも一つの手です。
方法3:火災保険の適用を確認する
経年劣化による故障は対象外ですが、「自然災害」が原因でエコキュートが故障した場合、火災保険が適用される可能性があります。例えば、落雷による基盤の故障、台風の飛来物による破損、洪水による水没などが該当します。
ご自身が加入している火災保険の契約内容を確認し、「建物付属物に対する補償」が含まれているかチェックしてみましょう。心当たりがある場合は保険会社に連絡することをおすすめします。
方法4:補助金を活用する
省エネ性能の高いエコキュートへ交換する場合、国や自治体の補助金制度を利用できることがあります。例えば、高効率給湯器の導入を支援する国の事業や、各自治体が独自に行っている省エネ設備導入補助金などです。補助金を活用すれば、初期費用を数万円単位で抑えることが可能です。
制度は年度や自治体によって内容が変わるため、最新の情報を業者に確認したり自治体のホームページで調べたりしてみましょう。

エコキュートの修理や交換工事にかかる時間はどれくらい?
エコキュートが使えない時間はお湯が使えないといった問題が起こるため、工事にどれくらい時間がかかるのかは気になるところです。
修理の場合
故障の原因が特定でき、交換部品の在庫があれば、2~3時間程度で完了することが一般的です。しかし、部品を取り寄せる必要がある場合、後日再訪問となり数日から1週間以上かかることもあります。
本体を交換する場合
既存機器の撤去、基礎工事(必要な場合)、新規設置、配管・電気工事、試運転という流れになり、工事時間は半日~1日が目安です。朝から作業を開始すればその日の夕方にはお湯が使えるようになるケースがほとんどです。
ただし、天候や現場の状況によっては2日程度かかる場合もあります。
エコキュートを修理せずに新しい機器を選ぶ際のポイント

修理費用が高額になる場合や使用年数が10年を超えている場合、新しいエコキュートへの交換が賢明な選択となることがあります。
ここでは、交換を決めた際に後悔しないために新しい機器を選ぶポイントを解説します。
予算
エコキュートの価格は、搭載されている機能や貯湯タンクの容量によって大きく異なります。本体価格の相場は30万円台~70万円台と幅広く、これに10万円~20万円程度の標準工事費が加わります。
初期費用を抑えることも大切ですが、長期的な視点を持つことが重要です。省エネ性能が高い上位モデルは本体価格が高くなりますが、毎月の電気代を安く抑えられるため数年で価格差を回収できるケースもあります。
ご家庭の予算と将来のランニングコストのバランスを考え、補助金なども視野に入れながら最適なモデルを選びましょう。
家族構成や生活スタイル
新しいエコキュートを選ぶ上で最も重要なのが「貯湯タンクの容量」です。タンク容量が家族構成やお湯の使い方に合っていないと、日中にお湯が足りなくなる「湯切れ」を起こしたり、逆に無駄にお湯を沸かして電気代が高くなったりしてしまいます。
まずは、ご家庭に合ったタンクサイズを知ることが大切です。
貯湯タンクのサイズごとの入浴人数の目安
タンク容量とそれに対応する家族人数の目安は以下の通りです。
家族人数の目安 | 貯湯タンク容量 |
3~5人 | 370L |
4~7人 | 460L |
5~8人 | 550L |
これはあくまで一般的な目安です。お湯をたくさん使うご家庭や来客が多い場合、一段階大きいサイズを選ぶと安心です。
ユニットバスの浴槽に必要な湯量
浴槽にお湯を張る量も、タンク容量を決める際の参考になります。一般的なユニットバスのサイズと、お湯張りに必要な湯量の目安は以下の通りです。
ユニットバスのサイズ | お湯張りに必要な湯量 |
0.75坪(1216サイズ) | 約160~180L |
1.0坪(1616サイズ) | 約180~200L |
1.25坪(1620サイズ) | 約200~250L |
毎日お湯を張る場合は、この湯量も考慮してタンク容量を計算する必要があります。
必要な湯量の計算方法
1日に家庭で使うお湯の量をより正確に把握するために、以下の計算方法を参考にしてみてください。
★1日の推定使用湯量 = (シャワー1回あたりの使用湯量 × 家族の人数) + 浴槽のお湯張り量
シャワー1回(約10分)あたりの使用湯量は約80L~100Lが目安です。例えば、4人家族で毎日シャワーを使い浴槽(200L)にお湯を張る場合、
★(80L × 4人) + 200L = 520L
となり、かなりの湯量が必要になることがわかります。
エコキュートは高温のお湯を水で薄めて使うため実際の貯湯量より多くのお湯が使えますが、この計算結果を基に少し余裕のあるタンク容量を選ぶことをおすすめします。
機能
最近のエコキュートには省エネ性能以外にも様々な便利機能が搭載されています。
例えば、微細な泡で温浴効果を高める「マイクロバブル入浴」機能、浴槽のお湯を清潔に保つ「UV除菌」機能、スマートフォンで遠隔操作ができる「スマホ連携」機能などです。
ご自身のライフスタイルに本当に必要な機能は何か、優先順位をつけて選ぶことで、無駄なコストをかけずに満足度の高い機種を選ぶことができます。
操作のしやすさ
毎日使うものだからこそリモコンの操作のしやすさも重要なポイントです。特に高齢の方がいるご家庭では、文字が大きく、ボタンがシンプルで直感的に操作できるモデルがおすすめです。
最近では音声で操作を案内してくれる機能や、AIが家庭のお湯の使い方を学習して自動で効率的な沸き上げ設定をしてくれる機能などもあります。ショールームやカタログで実際のリモコンの操作性を確認してみると良いでしょう。
エコキュートの修理や交換で火災保険は使える?
エコキュートの故障で火災保険が使えるのは、経年劣化や通常使用による故障ではなく「突発的かつ偶然な外来の事故」による損害の場合に限られます。
火災保険が使える例
●落雷によって電子基板がショートした
●台風で飛んできた物が当たって本体が破損した
●豪雨や洪水でエコキュートが水没した
●子どものいたずらで物を投げつけられて壊れた
●近隣の火災で熱による被害を受けた
上記のようなケースが考えられます。
これらのケースに該当するかどうかは、ご自身が加入している火災保険の契約内容によります。保険証券を確認し「建物」の補償対象にエコキュートなどの「建物付属物」が含まれているか、また「風災・雹災・雪災」や「落雷」、「破損・汚損」などの補償が付帯しているかを確認しましょう。
適用される可能性がある場合は、すぐに保険会社に連絡し指示を仰いでください。
よくあるエコキュートの故障や不具合と対応策

エコキュートで起こりがちなトラブルには、ある程度パターンがあります。ここでは、代表的な不具合とその原因や、自分でできる初期対応について解説します。
ただし、ご自身で対処する前には必ず取扱説明書を確認し、安全に十分注意してください。
故障・不具合①足し湯ができない・水しか出ない
お湯を使おうとしたら水しか出ない、というトラブルは最も多いケースの一つです。主な原因は、タンクのお湯を使い切ってしまった「湯切れ」です。
リモコンでタンクの残量を確認し、少なければ沸き増しや強制沸き上げを行いましょう。その他、給湯温度の設定が低すぎる場合は、お湯と水を混ぜる混合弁の故障なども考えられます。設定を確認しても改善しない場合は、部品の故障が疑われるため専門業者に点検を依頼しましょう。
水も出ない場合は断水・凍結の可能性も
お湯だけでなく水もまったく出ない場合は、エコキュート本体の故障ではなく家全体の断水や、冬場であれば配管の凍結が原因かもしれません。
まずは他の蛇口から水が出るか確認し、自治体の断水情報をチェックしましょう。
冬の寒い朝に水が出ない場合は、配管が凍結している可能性が高いです。その場合、気温が上がって自然に解凍されるのを待つのが基本です。急ぐ場合であっても、配管に直接熱湯をかけると熱膨張により配管の水が急激に膨張し、破裂の危険があるため絶対にやめましょう。
故障・不具合②浴槽に張るお湯が止まらない
自動お湯張りをしても設定した湯量で止まらず溢れてしまうケースです。これは、浴槽の水位を検知する「水位センサー」の故障や汚れが主な原因です。可能であればセンサー周辺の掃除を試してみるとよいでしょう。
それでも改善しない場合、センサー自体の故障やお湯の通り道を制御する電磁弁の不具合が考えられます。応急処置として給水元栓を閉め、業者に連絡しましょう。
故障・不具合③本体から水やお湯が漏れる
エコキュート本体からの水漏れは緊急性が高いトラブルです。原因として、内部の配管の接続部の緩みや、パッキンの経年劣化、配管自体の破損などが考えられます。
漏電の危険もあるため、発見したらすぐにエコキュート専用のブレーカーを切り、給水元栓を閉めてから業者に連絡してください。ただし、お湯を沸き上げている最中に膨張した水が排水ホース(ドレン)から排出されるのは正常な動作です。水漏れの場所が排水ホースの出口であれば問題ないケースがほとんどです。
故障・不具合④シャワーのお湯の温度が不安定
シャワーを使っているとお湯が急に熱くなったり冷たくなったりする症状です。これは、エコキュート内部でお湯と水を混ぜて設定温度に調整する「混合弁(ミキシングバルブ)」の不具合が最も多い原因です。
長年使用していると内部の部品が摩耗してうまく温度調節ができなくなります。また、シャワー側の水栓(サーモスタット混合水栓)の故障も考えられます。
他の蛇口(キッチンや洗面台など)のお湯は温度が安定しているかを確認し、シャワーだけが不安定な場合は水栓の修理・交換を検討しましょう。
故障・不具合⑤エラーコードが表示される
リモコンにアルファベットや数字の組み合わせで表示されるのがエラーコードです。これは、エコキュートが自己診断機能によって検知した異常を知らせるサインです。まずは取扱説明書で表示されたエラーコードが何を示しているのかを確認しましょう。
簡単なエラーであれば、リモコンのリセットや本体のブレーカーを一度切って入れ直すことで解消することもあります。 しかし、頻繁に同じエラーが表示される場合は部品の故障が考えられるため、専門業者による点検が必要です。
エコキュートの修理や交換はどこに依頼する?
エコキュートが故障した際の依頼先は保証期間内か保証期間外かによって大きく異なります。適切な依頼先を選ぶことで、余計な費用や手間をかけずに済むためしっかりと確認しておきましょう。
保証期間内の場合
エコキュートの保証期間内に故障した場合、まず購入した販売店に連絡するのが鉄則です。
販売店(例:工務店、ハウスメーカー、家電量販店、リフォーム会社、給湯器専門業者など)が窓口となり、メーカーへの修理手配を代行してくれることがほとんどです。
購入店がわからない場合や既に廃業している場合、エコキュート本体に記載されているメーカーのサポートセンターに直接連絡しましょう。
【重要ポイント】
保証期間内に、メーカーや購入店以外の業者に修理を依頼してしまうと、保証の対象外となってしまう可能性があります。最悪の場合、その後のメーカー保証自体が無効になるリスクもあるため、自己判断で他の業者に連絡するのは絶対に避けてください。延長保証に加入している場合は、その保証を提供している会社の連絡先も確認しておきましょう。
保証期間外の場合
保証期間が過ぎている場合は、依頼先を自由に選ぶことができます。主な選択肢は以下の通りです。
保証期間外の場合の依頼先
1.メーカー
製品知識が豊富で純正部品による修理のため、最も安心感のある選択です。
ただし、修理費用や交換費用は他の業者に比べて割高になる傾向があります。
2.ガス会社・電力会社
地域に根差したインフラ企業としての信頼性が魅力です。
ただし、実際の作業は下請け業者が行うことも多く、費用はやや高めになることがあります。
3.給湯器専門業者
給湯器やエコキュートを専門に扱っているため技術力が高く、対応が迅速なのが特徴です。
様々なメーカーの製品を取り扱っており、価格も比較的安い傾向にあります。
4.家電量販店・ホームセンター
交換を前提とする場合に有力な選択肢です。
ポイント還元などの特典がある場合もありますが、工事は提携業者が行うため施工品質は業者次第となります。
5.リフォーム会社
お風呂やキッチンなど、水回り全体のリフォームと合わせてエコキュートを交換する場合に適しています。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身の状況(修理か交換か、何を重視するか)に合わせて最適な依頼先を選びましょう。
エコキュートの修理や交換を行う際の業者の選び方

保証期間外で業者を選ぶ際は、価格の安さだけで決めると「手抜き工事をされた」「すぐにまた壊れた」といったトラブルに繋がる可能性があります。
大切な住まいの設備を安心して任せられる、信頼できる業者を選ぶためのポイントを解説します。
ポイント1:豊富な施工実績と専門性
これまでの施工実績が豊富かどうかは信頼性を測る重要な指標です。
例えば、ウェブサイトで具体的な施工事例などを公開している業者は、経験が豊富で技術力に期待が持てます。エコキュートや給湯器を専門に扱っている業者かどうかも確認しましょう。
ポイント2:見積もりの明確さと誠実な対応
追加料金が発生する可能性についても事前に丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。また、見積書の内訳が「工事費一式」などと曖昧でなく、部品代、基本工事費、オプション部材費、諸経費などが詳細に記載されているかを確認します。
問い合わせ時の電話対応や質問への回答が丁寧かどうかも、その会社の姿勢を見る上で大切なポイントです。
ポイント3:必要な資格を保有しているか
エコキュートの設置には第二種電気工事士や、水道工事に関わる給水装置工事主任技術者などの国家資格が必要です。資格を保有するスタッフが在籍しているか、ウェブサイトなどで確認しましょう。
資格保有者や、実際に現場で作業を行う技術者がいる業者であれば、より専門的な視点から省エネに関するアドバイスも期待できます。
ポイント4:長期的な保証とアフターサービス
製品自体のメーカー保証とは別に、業者独自の工事保証が付いているかを確認しましょう。保証期間が長いほど、自社の施工品質に自信がある証拠です。「15年の長期工事保証」などを提供している業者であれば、設置後も長期にわたって安心です。
また、土日祝日も対応してくれるサポートセンターの有無も、いざという時の安心材料になります。
ポイント5:利用者の口コミや評判
ホームページで実際にその業者を利用した人の口コミや評判を調べてみるのも有効です。良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通し、その内容や業者の対応を客観的に判断しましょう。
これらのポイントを総合的にチェックし、納得できる業者を選ぶことが後悔しないエコキュートの修理・交換に繋がります。
エコキュートの寿命を延ばすコツ

高価な設備だからこそ、できるだけ長く大切に使いたいものです。エコキュートは日々の簡単なメンテナンスで寿命を延ばすことができます。
ここでは、ご家庭でできる寿命を延ばすための5つのコツをご紹介します。
コツ1:貯湯タンクの定期的な水抜き
水道水に含まれる不純物や沈殿物は放置するとタンクの底に溜まり、お湯の汚れや故障の原因になります。年に2~3回を目安に貯湯タンクの底にある排水栓から水を抜き、汚れを排出しましょう。
詳しい手順は取扱説明書に記載されていますので必ず確認の上で行ってください。これは、浴槽のフィルター掃除と合わせて習慣にすると忘れにくいです。
コツ2:漏電遮断器・逃し弁の動作確認
安全装置が正常に作動するかを定期的にチェックすることも大切です。年に2~3回、漏電遮断器のテストボタンを押して電源が切れるかを確認し、その後復帰させてください。
また、タンク内の圧力を調整する逃し弁のレバーを操作し、排水されるかを確認します。これにより、万が一の漏電やタンクの破損を防ぐことができます。
コツ3:配管の点検と保温
エコキュート本体と家を繋ぐ配管に水漏れや破損がないか、定期的に目で見て確認しましょう。
特に冬場は配管の凍結が故障の大きな原因となります。配管に巻かれている保温材が劣化したり、剥がれたりしていないかをチェックし、必要であれば補修しましょう。これにより、凍結防止だけでなく放熱ロスを防ぎ省エネにも繋がります。
コツ4:ヒートポンプユニット周りの整理整頓
空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプユニットは、空気の吸い込み口と吹き出し口が塞がれると効率が著しく低下し、故障の原因になります。
ユニットの周りには物を置かず、風通しを良くしておきましょう。落ち葉やゴミなどが吸込口を塞いでいないか定期的に確認し清掃することも大切です。
コツ5:長期不在時の設定変更
旅行などで2週間以上家を空ける場合は、エコキュートの電源を切っておくことで無駄な電力消費を抑えられます。
ただし、冬場に長期間不在にする場合は注意が必要です。電源を切ると凍結防止機能も停止してしまうため、取扱説明書に従ってタンクの水を抜くか、凍結予防運転の設定を行いましょう。
これにより、不在時の凍結による破損リスクを防ぐことができます。
まとめ
エコキュートの故障は突然やってきますが、この記事で解説したポイントを押さえておけば冷静に対処することができます。
エコキュートの修理費用のポイント
●エコキュートの寿命は約10年~15年。 これを超えると故障リスクが高まる。
●故障時はまず保証期間を確認し、期間内なら購入店やメーカーに連絡する。
●修理費用が高額な場合や10年以上使用している場合は、最新機種への交換が経済的な場合も。
●業者を選ぶ際は、実績、見積もりの明確さ、資格、長期保証などを総合的に判断する。
修理か交換か、どの業者に頼めばいいか迷ったときは、信頼できる専門家へ相談するのが一番の近道です。
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