- Q
蓄電池はどのような場所へ設置できますか。
- A
蓄電池は、ご家庭の環境や製品によって最適な設置場所が異なります。
安全に長く使うためにも、いくつかの大切なポイントを確認しましょう。
特に、海岸近くにお住まいの場合や、ベランダ、基礎下に駐車場がある場合などは、保証の関係で推奨する場所が変わることがあります。
メーカー・製品によって設置基準は異なるため、ご自宅に最適な蓄電池の設置場所についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
蓄電池の設置場所を決める7つの重要ポイント
1. 日射条件:直射日光を避ける
蓄電池は直射日光が当たらない場所に設置するのが基本です。
特に夏場の日差しは、蓄電池の寿命を縮めたり、性能を落とす原因になります。
一般的には、家の北側や、日中でも影になる東側・西側がおすすめです。
もし直射日光が当たる場所にしか設置できない場合は、メーカーオプションの日よけ板などで対策できるものもあります。
2. 温度:適切な環境を保つ
多くの蓄電池は-10℃~40℃の範囲で動くよう作られています。
しかし、真冬に氷点下を大きく下回る寒冷地では-20℃に対応した製品を選ぶと安心です。
極端な暑さや寒さは、蓄電池の充放電の効率や寿命に影響します。
3. 雨・水害:浸水リスクに備える
屋外設置が可能とされている製品は、雨にあたっても水の侵入を防ぐ設計になっています。
近年増加している水害の被害が多い地域や、過去に浸水したことのある地域では特に注意が必要です。
〈検討ポイント〉
・屋内に設置できるタイプを検討する。
・地面から50cmまでの浸水に対応した製品を選ぶ。
・水害に対応した自然災害補償が付いた蓄電池もおすすめです。
・基礎を高くするなどの対策も有効です。4. 塩害地域:サビや腐食に強い製品を
メーカー・製品により基準は異なりますが、海岸から500m以内、または1km以内の地域では「塩害地域」に指定されることがあります。
潮風に含まれる塩分が、蓄電池のサビや故障の原因になるため、必ず塩害対応製品の設置を推奨します。
5. 多雪地域:雪の影響を考慮する
リチウムイオン電池は寒さに弱く、積雪により電池本体の温度が急激に下がると性能劣化の原因となることがあります。
〈検討ポイント〉
・基礎を高くして雪に埋もれないようにする。
・軒下など、雪が直接当たらない場所を選ぶ。
・除雪作業の際に、雪の落下先にならないか、邪魔にならないかも確認しましょう。6. 可燃物:燃えやすいものの近くは避ける
現在の蓄電池は、技術の進歩により発火に対する安全性が大幅に向上していますが、万が一に備え、燃えやすい物を近くに置かないようにしてください。
プロパンガスのタンクなど、メーカーによっては設置場所が制限されるケースもありますので、必ず確認が必要です。
7. 熱源・換気:熱を避け、風通しを良くする
エアコンの室外機やエコキュートなど、熱を出す機器からは離して設置してください。
動作温度は40℃程度までですが、熱がこもると蓄電池の故障や性能低下に繋がります。
特に屋内タイプの蓄電池は、風通しの良い場所を選び、空気がこもらないようにしましょう。
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