SHARP JH-WBPDB660・JH-WBPDA660 ・JH-WBPD9360

仕様

製品の特徴

メーカー保証と補償制度

シャープは性能面だけでなく、長く安心して使用するためのメーカー保証が充実しているのも特徴です。

どのメーカーであっても、自然故障が原因による機器保証はメーカーが付帯しています。

これに加えてシャープは、メーカー機器保証だけでなく独自の『総合補償制度』に販売店が加入することになっています。

本来、火災・台風などの自然災害による故障や、工事が原因の故障・事故についてはメーカーに責任がないため保証対象外ですが、シャープはこういった事故・故障による損害が補償される体制になっています。

メーカー保証 （自然故障による機器保証）

※SUNVISTA保証は工事完了・お引渡し後1ヶ月以内に販売店経由で申請しなければ発行されません。

総合補償制度 （自然故障以外の災害・工事などが原因による損害を補償）

【メーカー保証・総合補償制度の注意点】

この総合補償制度は、通常補償・SUNVISTA保証の年数に基づいて適用されます。

そのため、もし設置完了後にSUNVISTA保証書が発行されていなかった場合は、通常保証の1年間しか適用されません。

シャープ製の蓄電池は、施工方法や設置スペースなどについて厳格な基準を設けていますが、実は基準通りの工事がされず、保証書発行の適用外となるような事例も全国的に多いです。

しっかり工事をしてもらったはずが、実はメーカーの規定違反の工事であり、
・保証申請がされていない
・保証申請後にメーカーからの是正指示があるにも関わらず販売店側が放置
　→いつまで経ってもSUNVISTA保証が発行されない

ということもあり得るため、注意が必要です。

シャープは不具合発生時の保証対応にも違いがある

各メーカーが付帯している保証には、その対応方法が「センドバック保証」と「オンサイト保証」の2種類に分かれています。

メーカー保証がもしセンドバック方式だった場合は、機器がエラーや故障が発生したとしてもメーカーのサービス担当者は来てくれません。

そのため、ご自身で工事業者を呼んで機器を取り外すのに費用がかかりますし、故障品をメーカーの指定工場に郵送する費用も自己負担となります。
もちろん、修理完了品の取付も自己負担で行うものとなります。

シャープはオンサイト保証のため、エラー・故障の発生時には全国88か所のサービス拠点から技術者が訪問し、故障箇所の判定や部材の交換まで、すべてシャープが行います。

導入時のメリット

続いては、シャープ製の蓄電容量9.5kWhタイプ蓄電池の導入メリットについて確認していきましょう。

パワーコンディショナ1台で太陽光発電やV2Hにも対応可能

前半でも軽く触れたようにシャープの蓄電池には、ハイブリッドパワーコンディショナが付帯されています。

そのため、1台のパワーコンディショナで太陽光発電から発電された電気の制御や売電、蓄電池の充放電もコントロールしてくれます。単機能型蓄電池よりも電力損失が少なく、余すことなく電気を活用できるのも大きなメリットです。

また、2024年春頃には一部機種でEV用コンバータと接続予定なので、パワーコンディショナ1台で太陽光発電とV2Hとの連携も実現できます。

電気料金を削減するには、なるべく電力損失を抑えたいものです。

シャープのハイブリッドパワーコンディショナなら、効率的に電気を制御できます。

AIとHEMSで余すことなく電力を使用できる

シャープの蓄電池は、AIとHEMSによって天候や電力需要に合わせた柔軟な活用を期待できます。手動で機能を切り替える必要がないので、簡単に使用できる蓄電池を探している方や都度機能を切り替えなくとも効率的に自家消費できる蓄電池が欲しい方には、メリットの多い製品です。

シャープの蓄電池は、同メーカーのHEMSと連携しています。HEMSは、Home Energy Management System（ホーム・エネルギー・マネジメント・システム）という家電製品や住宅設備の効率的な制御を行ってくれるコントロールシステムです。

また、シャープのHEMSにはAIが搭載されているので、電気使用量などに合わせて蓄電池の充電頻度や充電量をコントロールしてくれます。

たとえば、太陽光発電を設置していれば、生活パターンや電気使用量などから翌日の余剰電力量を予測します。

AIは予測した余剰電力量に合わせて蓄電池の空き容量を調整するので、無駄なく充電することが可能です。また、エコキュートも併用していれば、余剰電力でお湯を沸かせますし、電気料金削減効果の向上を図れます。

他にもHEMSは、業界初のAI雷注意報連携を搭載しているのが特長です。

AIが、毎日の電気使用量や家電製品の使用パターンから停電時に必要な電力量を計算し、充電量0にならないよう常に放電量を制御してくれます。すると、停電時でも蓄電池の電気を使用できるため、突然の落雷に備えられます。

停電時でも全部屋で電気を使用

今回紹介しているシャープの９.５kWh蓄電池は全負荷型なので、停電時でも全部屋・全住宅設備に電力を供給できます。

停電時でもいつも通り電気を使用したい方や全負荷型の大容量タイプを探している方には、メリットの大きなポイントです。

全負荷型蓄電池は、停電時に全部屋の照明やコンセント、住宅設備へ電力を供給できるタイプの蓄電池を指しています。

どのコンセントからでもスマホの充電などを行えるので、比較的ストレスフリーな環境で避難生活を送ることが可能です。

屋内や屋外どちらでも設置可能

シャープの９.５kWh蓄電池は、屋内と屋外どちらにも設置できるようになっています。柔軟な仕様は、多くの方にとってメリットといえます。

蓄電池の仕様は型番やメーカーによって異なるため、屋内専用や屋外専用タイプも存在しています。そのため、屋内・屋外どちらかにしか設置できない環境では、注意すべきポイントです。

一方、シャープの９.５kWh蓄電池は、屋外・屋内どちらにも対応していて、設置場所で悩むことなく設置工事を進められます。

また、本体の底面にネジ穴がない構造なので、万が一冠水しても地上高500mmまでの水位なら水没させずに済みます。

冠水しやすい地域で蓄電池の設置に悩んでいる方にも嬉しいポイントといえますね。

こんな方におすすめ

続いては、どのような方にシャープの蓄電容量9.5kWh蓄電池がおすすめなのかわかりやすく紹介していきます。

大容量タイプの蓄電池を検討している

10kWh前後の比較的大容量タイプの蓄電池を探している方、電気使用量の多いご家庭の方などは、おすすめの蓄電池といえます。

蓄電池を探す際にポイントとなるのは、蓄電容量の上限いっぱいまで活用する機会があるのかどうかという点です。

もし、電気使用量に対して蓄電容量が少なすぎれば、買電量の削減につながらず電気料金削減効果も限定的になります。

反対に電気使用量よりも多すぎる蓄電容量の蓄電池を購入してしまうと、容量不足に悩むことはないものの、初期費用の負担が無駄に大きくなってしまいます。

たとえば、出力7kW程度の太陽光発電を設置している場合は、9.5kWhの蓄電池で余剰電力を充電できるバランスといえます。

また、停電時に消費電力の大きな電子レンジ、エアコンなどを使用したい場合は、9.5kWhの蓄電池がおすすめです。

無駄なく自家消費したい方

効率的に無駄なく自家消費を行い、電気料金削減効果を伸ばしたい方は、シャープの9.5kWh蓄電池をおすすめします。

シャープの蓄電池は、HEMSとAIの機能によって制御されているので、日々の電気使用量や家電製品の使用パターンに合わせて充電量や放電量を自動でコントロールしてくれます。

手動で蓄電池の機能を切り替える必要がなく、なおかつ細かなデータから柔軟に制御してくれる点は、維持管理の負担軽減と電気料金削減効果アップといったメリットにつながります。

また、自産自消モードへ切り替えておくと、雨予報の際にあらかじめ充電量を増やしておき、太陽光発電の発電不足を補ってもらえます。時間帯別プランに加入しておけば、電力量料金単価の安い時間帯に充電しているので、電気料金負担を軽減できます。

晴れの日なら、太陽光発電で発電した電気を蓄電池へ優先的に充電します。

一方、経済性促進モードの場合は、夜間に蓄電池で充電を行い太陽光発電で発電された電気を売電や自家消費に回せるよう制御する機能です。こちらも時間帯別プランに加入していれば買電時の負担を抑えられます。

 EVの購入を検討している方

EVおよびV2Hの購入を検討している方は、シャープの9.5kWh蓄電池がおすすめです。

前半で解説したようにパワーコンディショナJH-55NF3・JH-40NF2のタイプなら、今後販売開始される予定のEV用コンバータと接続できるため、V2Hとの連携やEVへの電力供給も実現できます。

特にEVを購入する・した方は、EV用コンバータの販売時期や価格などについてチェックしていきましょう。

導入時の注意点

ここからは、シャープの蓄電池を導入する際に注意すべきポイントを紹介します。

一部ブラックソーラーを組み合わせられない

シャープ製太陽電池モジュールの中で、2011年～2013年頃に販売されていたブラックソーラーは組み合わせて設置ができない場合があるため要注意。

特に古いタイプのブラックソーラーを設置している方は、シャープの新しいブラックソーラーやスタンダードシリーズと交換してみるのがおすすめです。経年劣化による変換効率の低下や故障リスクを抑えられますし、新しい太陽光パネルの方が高性能で効率的に発電を行えます。

重塩害地域に設置する場合は屋内設置を検討するのが大切

シャープでは、海から近い重塩害地域での設置に関しては、蓄電池本体はできるだけ屋内への設置を推奨しています。

塩害とは、塩分の含まれている風や雨水によって錆びや腐食を招く事象のことです。重塩害地域は、海岸から200～500m以内の地域を指しています。

つまり、沿岸部に住んでいる方の中でシャープ製蓄電池の導入を検討している方は、屋内設置を前提として設置スペースの確保を進めておくのが大切です。

全負荷対応蓄電池はオプションの部材が必要

全負荷対応はオプション部材の「自動切替盤」が必要です。

蓄電池を稼働させるには、パワーコンディショナと本体の間に蓄電用コンバータという機器の接続も必要です。

また、全負荷型蓄電池の場合は、更に自動切換盤という機器も必要になるため、見積りの段階で機器が不足していないか、どの程度費用に上乗せされるのか確認しておきましょう。

また、シャープ製の蓄電池は施工不備による保証適用外の工事が多いので注意が必要です。

まとめ

シャープの蓄電容量9.5kWh蓄電池は、家庭用蓄電池の中でも比較的容量の大きな蓄電池で、電気使用量の多い家庭や出力7～8kＷの太陽光発電を設置しているご家庭におすすめです。 

また、HEMSとの連携やAI機能によって、日々の電気使用状況や天候情報、太陽光発電の発電量や自家消費量を学習し、電気料金削減効果を高める充放電や防災対策重視の充電を実施してくれます。

 大容量タイプの蓄電池に関心を持ち始めた方やAI搭載の蓄電池を探している方は、ぜひシャープの蓄電池を検討してみてはいかがでしょうか？ 

エコでんちでは、シャープ製蓄電池も豊富に取り扱っています。

お電話やWEBフォームの他、公式LINEもあるので、ぜひお気軽にご相談ください。

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