パワコン交換で発電量は回復する?交換前後のシミュレーション事例を公開
最終更新日:2025.11.26 太陽光発電

太陽光発電システムを導入して数年が経過し、「最近、電気代が高くなった」「売電収入が減った気がする」と感じていませんか?
もしかしたら、その原因は太陽光発電の心臓部ともいえる「パワーコンディショナー(パワコン)」の劣化かもしれません。
パワコンの性能が低下すると、発電量が思ったように伸びず、経済的な損失につながる可能性があります。
本記事では、太陽光発電の発電量の低下原因の多くを占めるパワコンの経年劣化に着目し、パワコン交換で発電量は回復するのか?
具体的なパワコン交換による効果やパワコン交換のメリットについて詳しく解説します。
さらに、交換前後のシミュレーション事例も交えながら、パワコンの交換がもたらす経済的なメリットと、導入を検討する際のポイントをご紹介します。
「パワコンの発電量が下がったかも?」とお悩みの方へ、エコでんちが提供する最適な解決策と安心のサポート体制もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
パワコンの劣化が引き起こす発電量低下の現実

太陽光発電量が下がったと感じたら確認すべきこと
ご自宅の太陽光発電の発電量が以前より下がったと感じた場合、まずは発電量モニタリングデータを確認しましょう。
過去のデータと比較し、明らかに発電量が減少しているようであれば、機器の異常や劣化が考えられます。
特に、晴天時にもかかわらず発電量が伸び悩む場合は、早めの原因究明が大切です。
太陽光発電量低下の主な原因はパワコンの経年劣化
太陽光パネル自体も経年劣化しますが、パネルの寿命が20~30年以上であるのに対し、パワコンの寿命は一般的に10~15年と言われています。
パワコンは常に稼働しているため、稼働環境が過酷だと経年劣化によって故障しやすくなってしまいます。
高温や多湿、塩害やほこりといった環境要因による劣化の影響をできるだけ与えないことが重要です。
パワコンが劣化すると、電力変換効率が低下し、せっかく太陽光パネルで発電した電力を最大限に活用できなくなります。これにより、日中の発電電力が減少し、自家消費量が減ったり、売電収入が目減りしたりといった形で、具体的な経済的損失につながってしまうのです。
パワコン交換で発電量は回復する?期待できる効果とは

パワコンの劣化による発電量低下の課題に対し、最も効果的な対策の一つが最新のパワコンへの交換、いわゆる「リパワリング」です。
最新技術を搭載したパワコンに交換することで、失われた発電効率を取り戻し、以前のような発電量への回復が期待できます。
最新パワコンへの交換で変換効率が向上
技術革新により、パワコンの電力変換効率は年々向上しています。FIT制度が始まった初期のパワコンの変換効率が約90%だったのに対し、現在の最新機種では約93~97%が標準的です。
旧型のパワコンを最新機種に交換するだけでも、理論上3〜7%程度の発電量増加が見込めます。
この数%の差が、長期的に見れば大きな効果として現れます。
【シミュレーション事例】パワコン交換でこれだけ発電量が回復!
具体的なシミュレーションでパワコン交換の効果を見てみましょう。
例えば、年間発電量が5,000kWhの太陽光発電システムで、変換効率が90%から95%のパワコンに交換した場合を想定して考えていきます。
| 年間発電量 | 変換効率 | 実際に利用できる電力 | |
| 交換前 | 5,000kWh | 90% | 4,500kWh |
| 交換後 | 5,000kWh | 95% | 4,750kWh |
この場合、年間で250kWhの発電量増加が見込めます。
もし、電気料金単価が30円/kWhであれば、年間で7,500円(250kWh × 30円)の電気代削減、または売電収入増加に直結します。
パワコン交換の費用対効果とメリット

パワコン交換は初期費用がかかるものの、長期的に見れば多くのメリットがあります。経済的な視点だけでなく、安心安全な生活にも貢献します。
【1】売電収入・自家消費量の増加と電気代高騰対策
先述のシミュレーションの通り、パワコン交換によって発電量が増えれば、その分だけ売電収入が増加し、電力会社からの購入電力量も削減できるため、家計への経済的メリットは非常に大きいです。
特に電力価格が高騰している現在、自家消費率の向上は月々の電気代負担を軽減する直接的な対策となります。
卒FIT後も、余剰電力を効率的に自家消費できるようになり、経済的なメリットを継続できます。
また、太陽光発電の恩恵として忘れがちなのが「自家消費分」の電気代です。
住宅用太陽光発電の自家消費率は、年間発電量の20~30%程度と言われています。
年間5,000kWhの発電ができている家庭であれば、1,000~1,500kWhの電気代は太陽光発電でまかなえているという事です。金額に換算すると年間30,000円~45,000円分は自家消費によって電気代の削減ができているという事になります。
パワコンが故障するという事で電気代が一時的に急上昇してしまうため、パワコン交換は電気代高騰対策として有効な対策と言えるでしょう。
【2】メンテナンスコストの削減と故障・事故リスクの低減
古いパワコンを使い続けると、経年劣化により不具合が発生しやすくなり、突発的な修理費用や発電停止による機会損失が増える傾向にあります。
新型のパワコンは性能の向上により、より高い変換効率と安定性を誇り、故障リスクも低減します。
これにより修理の頻度が下がり、メンテナンスコストを抑えることが可能になります。
また、太陽光発電システムは長期間の使用でパワコンやケーブルが劣化し、火災や漏電のリスクが高まることもあります。
リパワリングによって劣化した設備を耐久性の高い最新機器に交換すれば、システム全体の安全性が向上し、事故や故障の予防につながります。
安定した運用と安全の観点からも、パワコン交換は重要な対策といえるでしょう。
【3】新たなメーカー保証で長期的な安心を確保
新しいパワコンには、通常1年〜最長15年程度のメーカー保証が付帯します。
多くのパワコンが寿命を迎えるFIT期間終了後や保証期間終了後に交換することで、再びメーカー保証が付与され、万が一の故障時にも無償または割安で修理・交換が可能になります。
エコでんちでは、メーカー保証に加え、工事瑕疵保証(パワコン交換は10年)など、充実した自社保証も提供しており、安心して長期運用いただけます。
パワコン交換を検討すべきタイミングと費用相場

パワコンの交換は、ただ劣化が進んだから行うだけでなく、戦略的な視点から最適なタイミングを見極めることが重要です。
設置から10年以上が経過したら要注意
多くのパワコンの寿命は10~15年とされています。
FIT制度が始まった2012年前後に太陽光発電システムを導入された方は、ちょうどパワコンの寿命期に差し掛かっている可能性が高いです。
また、以下のような兆候が見られたら交換のタイミングだと考えるとよいでしょう。
故障・交換のサイン
●エラーコードの頻発: 表示パネルにエラーコードが頻繁に表示される。
●発電量の低下: 明らかな理由なく、発電量が以前より10%~20%減少している。
●異音や異臭: パワコン本体から異常な音(ブーン・カチカチなど)や焦げた臭いがする。
●起動しない: パワコンが全く起動しない、または停止してしまう。
設置から10年以上経過している場合は、現在の発電状況を確認し、専門家への相談を検討する良いタイミングです。
パワコンの性能劣化は発電効率に直結するため、収益向上を重視したリパワリングの判断が求められます。
パワコン交換にかかる費用と複数台同時交換のメリット
パワコンの交換費用は、機種や工事内容によって異なりますが、一般的には本体価格と工事費を含めて34.5万円程度が相場とされています。
※kW/4.7万円+工事費(数万円~10万円前後)
参照:資源エネルギー庁 2023年12月太陽光発電について
エコでんちでは、ネット販売特化と大量仕入れによるスケールメリットを活かすことで、お客様に競争力のある価格で製品の提供をしています。
また、複数のパワコンが設置されている場合、個別に交換するよりも、すべてのパワコンを一度に交換する「同時交換」がおすすめです。
工事回数を最小限に抑えられるため、人件費を削減できるだけでなく、売電停止期間も短縮できます。
業者によっては、複数台同時交換で本体価格の割引が適用されることもあります。
パワコンの交換費用については、以下のコラムでも詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
関連コラム:パワーコンディショナー交換の費用はいくら?メーカー別の相場と選び方を比較
パワコン交換のデメリットと重要な注意点

パワコン交換は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意すべき点が存在します。これらを事前に理解した上で、交換に臨みましょう。
【デメリット1】初期費用が発生する
最も大きなデメリットは、パワコン交換にはまとまった初期費用が発生することです。
前述の通り、本体価格と工事費を含めて34.5万円程度が相場とされており、決して安い金額ではありません。
経済的なメリットは長期的に見て得られるものですが、その初期投資を考慮する必要があります。
ただし、自治体の補助金制度の対象であれば初期費用を軽減できる可能性があります。
【デメリット2】工事期間中は発電が一時停止する
パワコンの交換工事は通常2~3時間で完了しますが、その間は太陽光発電システムが一時的に停止します。
この期間は電力の自家消費や売電ができなくなるため、その分の電気代や売電収入の機会損失が発生します。
信頼できる業者であれば短時間で工事を完了させ、この損失を最小限に抑えることができます。
【注意点1】既存システムとの互換性を必ず確認
パワコンを交換する際は、既存の太陽光パネルや遠隔監視装置など、周辺機器との互換性に細心の注意をはらう必要があります。
特に、モニターや通信機が異なると、新しいパワコンが正常に連携できないことがあります。
その結果、パワコン本体だけでなく、周辺機器も一緒に更新する必要が生じ、リパワリングのコストが予想以上に増加する可能性があります。
導入後の安定運用を実現するためにも、事前の詳しい調査と専門業者による互換性の確認が不可欠です。
【注意点2】:DIY(自己施工)は危険!専門業者に必ず依頼する
パワコンの交換作業には、第二種電気工事士の資格が求められ、無資格での施工は電気工事士法に反する行為となります。
資格を持たない者が作業を行うと、感電や火災などの重大な事故リスクが高まるだけでなく、機器本体や関連設備、周辺環境に不具合が生じる可能性もあります。
また、交換予定の機種によっては、接続されている太陽光パネルとの配線調整が必要となり、その工程における誤配線がシステム全体の停止や機器の破損を招く場合もあります。
防水処理や接続作業に不備があれば、長期的に見てシステムの安全性や信頼性を大きく損なうことにもつながります。
さらに、DIYによる無資格作業は保証の対象外とされることが多く、もし不具合が発生した場合は、その修理費用を全額自己負担しなければならなくなります。
パワコンの交換には高度な専門知識と経験が求められるため、作業を誤るとシステムのパフォーマンス全体に悪影響を及ぼします。
設備の信頼性と安全性、そして長期的な投資回収を考慮して、必ず専門業者に依頼してください。
信頼できる交換業者の選び方

パワコン交換を成功させるためには、信頼できる専門業者を選ぶことが非常に重要です。以下のポイントを参考に、慎重に業者を選定しましょう。
専門知識と豊富な経験があるか
太陽光発電システム全般、特にパワコンに関する深い専門知識と豊富な施工経験を持つ業者を選びましょう。
複数のメーカー製品に対応できる技術力があるか、創業年数が長く、年間施工実績が豊富な業者は信頼性が高く安心です。
リパワリング案件の実績も確認し、施工数が多いほど、技術力やノウハウが期待できます。
インターネット上のレビューや利用者の口コミ、知人からの紹介なども判断材料として活用すると良いでしょう。
充実した保証とアフターサービス
交換後の安定した運用のためには、保証やアフターサービスの内容が充実しているかが重要です。故障時には迅速かつ丁寧に対応してくれるか、保証期間や内容が明確かを確認しましょう。
エコでんちのように、メーカー保証に加えて自社独自の長期保証を提供している業者であれば、より安心して依頼できます。
対応スピードと見積りの明確さ
問い合わせへのレスポンスの速さや、工事スケジュールの柔軟性も重要な評価ポイントです。
発電効率の低下を防ぐには、業者が迅速に対応できることが不可欠であり、そのスピードがシステム全体の稼働効率を左右します。
また、依頼から手元にパワコンが届くまでの納期を必ず確認しましょう。
パワコンは人気機種の場合、納期が数ヶ月かかることも珍しくありません。
そして、必ず複数業者から見積もりを取り、費用とその内訳が明確に示されているかを確認しましょう。
追加料金が発生しないか、保証や対応の質も合わせて総合的に比較検討することが大切です。
よくある質問(FAQ)
パワコン交換に関して、お客様からよくいただく質問とその回答をまとめました。
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設置済みのパワコンが廃盤だけど交換はできる?
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基本的には互換性のある製品にて交換可能です。
その際は、現在の機器の設置状況を踏まえ、パワコンの出力や設置環境、今後蓄電池やV2Hを付けるかなど総合的に考慮して最適な製品を提案してもらうのが良いでしょう。
パワコンの種類によってはモニターレスだったり、付帯機器を購入する必要があるなど、製品知識に詳しい販売店に相談することで、先々のメリットを最大化することにも繋がります。
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保証期間中の交換は得か損か?
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保証期間中の交換に慎重な意見もありますが、ケースバイケースです。
例えば、10年保証のパワコンを8年で交換した場合、残り2年を同じ機器で使うよりも、新品への交換で売電効率が上がり、長期的な収益性の向上が見込めます。
この差は長期的に見て大きな利益となる可能性があるため、「保証が残っているから交換は損」という考え方が常に正しいとは限りません。重要なことは、太陽光発電全体の収益構造を見直して、将来の利益に繋がる判断を下すことです。
パワコンの性能劣化は発電効率に直結するため、収益向上を重視したリパワリングの判断が求められます。運用年数や発電量の推移を分析して、自分にとって最適なタイミングでの交換を検討しましょう。
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メンテナンスとリパワリングの違いは?
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太陽光発電の運用では、メンテナンスとリパワリングの違いを理解することが重要です。
◎メンテナンス:設備の点検や整備を行い、現状の発電効率を維持する作業です。
定期的な清掃や部品の点検などが含まれます。◎リパワリング:劣化が進んだ機器を性能の高いものに交換し、発電効率を改善・向上させる手法です。
特にパワコンは寿命があり、交換することでシステム全体の効率を大幅に回復できます。発電効率を長期的に保つには、日常のメンテナンスと機器のリパワリングを適切に使い分ける必要があります。
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リプレースメントとの違いは?
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リパワリングとリプレースメントは混同されがちですが、目的と手法が異なります。
◎リパワリング:老朽化した一部設備、特にパワコンなどを交換し、発電効率を回復させる方法です。
既存の発電所を活用しつつ、その性能を回復・向上させる点が特徴です。◎リプレースメント:発電所全体を新たに建設し直す方法です。
最新技術を採用することで大幅な効率向上が見込まれますが、初期投資はリパワリングよりもはるかに大きくなります。設備の状態や経済性を考慮し、どちらがより長期的な収益性向上に繋がるかを判断する必要があります。
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パワコン交換の時期はいつがベスト?
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主に以下の2つのタイミングです。
1.寿命が近づいた時:10〜15年を過ぎたら予防的な点検・交換を検討。
2.故障が発生した時:エラー表示や発電量低下など、具体的な故障の兆候が見られたら直ちに交換を検討。
いずれの場合も、早めに専門業者に相談することが重要です。
まとめ
太陽光発電システムの長期運用において、「パワコンの発電量が下がった」と感じた時、その多くはパワコンの経年劣化が原因です。
最新のパワコンに交換する「リパワリング」を行うことで、パワコンの発電量回復が期待でき、電気代削減や売電収入増加といった効果を実感できます。
また、メンテナンスコストの削減や故障リスクの低減、新たなメーカー保証の付与など、パワコン交換には多くのメリットがあります。
特に、設置から10年以上が経過している場合は、パワコン交換を検討する最適なタイミングと言えるでしょう。
ただし、初期費用の発生や工事期間中の発電停止といったデメリット、そして既存システムとの互換性やDIYのリスクに注意し、信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。
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