中国電力が電気料金の値上げを発表!いつから始まるのかわかりやすく解説
最終更新日:2023.08.15 お役立ち情報
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中国電力では、2023年4月1日より電気料金の値上げやプランの見直しを発表しました。中国電力の電気料金プランを契約している方は、特に注視すべき内容です。しかし、日々の家事や仕事で忙しく内容を確認できない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、中国電力の電気料金値上げに関する詳細や変更点について分かりやすく紹介します。中国電力を契約していて値上げ幅が気になっている方や中国電力の電気料金値上げに関するニュースが気になるものの詳細を知らない方などは、参考にしてみてください。
目次
中国電力が電気料金の値上げを発表
中国電力は、2022円9月13日に電気料金の値上げ検討に関する情報、同年10月28日に値上げの具体的な内容や準備について発表しました。また、11月25日に経済産業大臣に電気料金の値上げ申請を行います。
まずは、中国電力の電気料金値上げ対象プラン、詳細について確認していきましょう。
低圧部門の規制料金を値上げ予定
中国電力では、低圧部門の規制料金に関する値上げを発表しました。
低圧部門は、一般住宅など契約50kW未満の小規模な建物や設備で必要とされている電力に関するサービスを指しています。また、規制料金は、2016年4月の電量自由化以前から提供されている電気料金プランのことです。
従量電灯AとB、低圧料金などが、規制料金に該当します。
2023年4月1日からの値上げでは、電力量料金を1kWhあたり7~11円程度上乗せされる予定です。
以下に値上げ幅を紹介します。
第1段階 |
値上げ前:23.95円/kWh 値上げ後:31.39円/kWh 値上げ幅:7.44円 |
第2段階 |
値上げ前:30.63円/kWh 値上げ後:40.95円/kWh 値上げ幅:10.32円 |
第3段階 |
値上げ前:32.75円/kWh 値上げ後:44.08円/kWh 値上げ幅:11.33円 |
1ヶ月あたりの電気使用量が260kWhの場合、2,399円程度の負担増加となっています。(従量電灯制A)
中国電力では、顧客の負担を軽減させるために第1段階の値上げ幅を抑える方向で値上げ申請を行っています。つまり、第1段階もしくは第2段階で電気使用量を抑えることができれば、値上げによる負担を少し軽減できるということです。また、最低料金は、384.71円から496.91円へ値上げされます。
低圧部門の自由料金も変更予定
低圧部門の自由料金は、2023年4月1日に変更される予定です。
自由料金プランは、2016年4月の電力自由化以降に作られた電気料金プランです。中国電力の場合は、ぐっとずっと。プランなどが代表的となっています。
電気料金プランの見直しに関しては、規制料金と異なり値下げされるパターンもあります。そのため、自由料金プランを契約している方は、2023年4月1日以降に電気料金負担を少し抑えられる可能性があります。
以下に主な自由料金プランの見直し例を紹介します。
スマートコース |
約4.94%、電気料金が抑えられる可能性あり |
シンプルコース |
約3.19%、電気料金が抑えられる可能性あり |
ナイトホリデーコース |
電気給湯機などを使用していない場合、約6.66%電気料金が抑えられる可能性あり
電気給湯器などを使用している場合は、約0.25%の電気料金抑制率にとどまる |
電化styleコース |
約0.2%、電気料金が抑えられる可能性あり |
ファミリータイム |
約1.24%~1.34%の値上げ |
エコノミーナイト |
約1.8%の値上げ |
スマートコースやシンプルコースなどを契約している場合は、毎月500円前後の電気料金削減額を期待できます。(電気使用量600kWh程度の場合、スマートコースの場合は200kWh台)
一方、オール電化住宅向けの時間帯別プランファミリータイムや夜間帯に電気料金が安くなるエコノミーナイトなどに契約している方は、毎月500円前後の負担増加を想定しておくのも大切です。(電気使用量700kWhの場合)
そして、自由料金プランの場合は、燃料費調整額の上限なしもしくは上限があるものの自由に調整されます。そのため、スマートコースなどが2023年4月1日以降に安くなったとしても、さらなる燃料調達コストの高騰で値上げしてしまう可能性もあります。
中国電力の自由料金プランへ加入している方も、2023年4月以降も燃料費調整額や電気料金単価の変更に関する情報を定期的に確認しましょう。
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高圧・特別高圧分の電気料金の値上げ予定
法人向けの高圧・特別高圧電力プランは、2023年4月から見直される予定となっています。
見直される部分は、高圧・特別高圧向け電気料金プランの単価と燃料費調整制度です。
以下に電気料金単価の値上げ幅を紹介します。
|
高圧電力 |
特別高圧電力 |
基本料金 |
264円 |
132円 |
電力量料金 |
夏季:4.46円/kWh その他季節:4.25円/kWh |
夏季:4.15円/kWh その他季節:3.96円/kWh |
電力量料金(業務用TOU、高圧TOUA・B、特別高圧TOUA・Bプランの場合) |
ピーク時間:4.8円/kWh 昼間の夏季:4.29円/kWh 昼間のその他季節:4.05円/kWh 夜間:4.52円/kWh |
ピーク時間:4.53円/kWh 昼間の夏季:4.12円/kWh 昼間のその他季節:3.89円/kWh 夜間:4.05円/kWh |
どの単価も値上げ方向で改定されるため、同プランを契約している法人にとっては負担増加につながります。また、高圧電力の方が値上げ幅の大きい傾向です。
さらに燃料費調整制度は、単価の見直しだけでなく離島供給分の上乗せ、FIT制度のコストを高圧・特別高圧契約に反映させるなど、費用負担増加の傾向で変更される予定となっています。また、低圧部門と同じく高圧・特別高圧電力の電力料には、市場価格調整という新しい制度も追加されるのも大きな特徴です。
市場価格調整については、次の項目で詳しく紹介します。
中国電力で行われる値上げ以外の変更点
続いては、中国電力で予定されている電気料金値上げ以外の主な変更点について1つずつ確認していきましょう。
燃料費調整額の制度を見直し
中国電力では、燃料費調整額の見直しとして以下の点を新たに追加します。
低圧部門は、燃料コストにかかわる電源構成(発電所)の比率を見直しながら燃料費調整額が変更されます。また、離島への電力供給分にかかるコストも上乗せされる予定です。
一方、高圧・特別高圧電力の場合は、電源構成の比率見直しと離島供給分、FIT買取分のコストという3種類の変更・追加点が主な特徴です。
さらに高圧・特別高圧電力契約では、市場価格調整というコストも追加されます。市場価格調整は、電力の市場価格が基準価格を上回れば電気料金に上乗せ、反対に下回れば電気料金から差し引くという仕組みの制度です。
このように燃料費調整額に関する制度は、2023年4月1日から大きく変わるので、電気料金の明細から負担増加分などを確認しておきましょう。
口座振替割引の廃止
従量電灯A・Bで提供されていた口座振替割引サービスは、廃止される予定です。
口座振替割引サービスは、口座振替による支払方法を選択した際に毎月55円の割引を適用してもらえる従量電灯A・B契約者向けサービスです。
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なぜ電気料金の値上げが行われる?
ここからは、中国電力で電気料金の値上げが行われる主な理由を紹介します。
燃料コストの負担増加
電気料金値上げの主な理由は、燃料調達コストの増加です。
2022年は、ロシアによるウクライナ侵攻で石炭・原油・天然ガスの市場価格高騰に歯止めがかかりません。また、国内問題として原子力発電所の稼働停止、火力発電所の劣化による効率低下および故障といった電力供給力低下が、電力取引価格の高騰につながっています。
このような複数の影響を受けている中国電力は、2022年の決算で1,850億円もの大幅な赤字を計上したため、電気料金の値上げに踏み切ったということです。
オール電化向けプランの場合は電力需要の変化
オール電化向けや時間帯別プランの電気料金見直しは、電力需要の変化による影響が主な原因です。
これまでオール電化向け・時間帯別プランは、比較的余剰電力の多い夜間の電気料金を安くしてもらえる内容でした。
しかし、太陽光発電の普及に伴い多くの家庭が、昼間の電力を自家消費し、夕方から夜間にかけて電力会社の電力を購入するという流れに変わりました。すると夜間の電力需要が増加してしまい、中国電力としても安い単価で供給することが難しい状況となります。
そのため、夜間の電力量料金が値上げされます。
中国電力の電気料金値上げに対応していく方法
最後は、中国電力の電気料金プランを契約している方に向けて、値上げに対応していく方法を紹介していきます。
電気料金プランの見直し
今すぐできる対策の1つは、電気料金プランの確認と見直しです。
まずアンペア数を確認し、電気使用量に対してアンペア数が多ければ変更してもらうのも大切です。たとえば、1人暮らしの場合は、30Aでも十分ですし、2~3人暮らしなら40~50Aでも生活できます。
アンペア数の切り替えを行う際は、契約先の電力会社へ問い合わせを行い、ブレーカーの切り替え工事を依頼する必要があります。
アンペア数以外には、電気料金プランそのものを見直すという方法も考えられます。しかし、中国電力をはじめ各電力会社では、一部電気料金プランの新規受付停止という措置を行っています。燃料費高騰などの影響から電気料金プランの新規受付をストップさせているため、2023年2月時点ではアンペア数の切り替えについてのみ検討しておきましょう。
節電を意識した生活
節電を意識した生活は、電気料金の負担を軽減させる重要な行動です。
- テレビの点けっぱなしをやめる
- 暖房や冷房の使用頻度を抑える
- エアコンはサーキュレーターと併用し温度設置を見直す
- エアコンのフィルターをこまめに清掃
- 冷蔵庫の温度設定を見直す
- 冷蔵庫を頻繁に開けない
- 電子レンジの使用回数を減らす
- 掃除機の使用回数を減らす
- 使用していない機器のコンセントを抜く
また、夏場の暑い時期は、図書館など涼しい場所で休めば自宅の冷房を使用せずに過ごせます。
1つ1つの節電による電気料金削減効果は小さいものの、複数の方法を組み合わせていけば1ヶ月あたり1,000円以上の削減効果を得られる可能性があります。
経年劣化した製品を買い替える
経年劣化した製品や消費電力の高い家電製品は、早めに省エネ性能の高い製品は買い替えることをおすすめします。
製造から10年以上経過している製品は、経年劣化によって性能が低下していますし、省エネ性能の低い仕様です。
また、消費電力の高い家電製品の中でも経年劣化・省エネ性能の低い製品は、電気料金の負担増加につながりやすいものといえます。
そこでまずは、掃除機や洗濯機、冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジといった家電製品や電子機器の状態を確認しましょう。製造から10年以上経過しているなら最新もしくは省エネ性能の高い製品と買い換えることで、毎月10%以上の電気料金削減効果を得られる可能性があります。
太陽光発電と蓄電池の併用
効率よく電気料金を削減できる方法といえば、太陽光発電と蓄電池の併用です。
住宅用太陽光発電と蓄電池を併用した場合は、毎月数1,000円以上の電気料金削減効果を期待できます。また、蓄電池を併用することで、太陽光発電だけではカバーしきれない夜間や夕方・早朝、雨の日などの電力を自家消費することが可能です。
太陽光発電には、電気を貯める機能がありません。そこで蓄電池を併用すれば、太陽光発電で発電した電気のうち、余剰電力を貯めておけます。
さらに蓄電池の機能は年々改善されていて、自家消費優先モードや売電優先モード、気象情報をインターネットからダウンロードして事前に電気を貯めておくなど、ライフスタイルに合わせて稼働してくれます。
初期費用は300万円前後かかるものの、太陽光発電の電気を売電したり自家消費で余った家計を活用したりすることで、無理なく費用回収を行うことが可能です。
中国電力の電気料金値上げは主に従量電灯制で影響が大きい
中国電力の電気料金値上げは、2023年4月1日に実施される予定です。対象のプランは、従量電灯制をはじめとした規制料金と自由料金、高圧・特別高圧電力プランとなっています。
中国電力のプランへ加入している方や中国電力のプランを利用していて電気料金の負担を少しでも削減する方法を探している方は、今回の記事を参考にしながら家庭用蓄電池を検討してみてはいかがでしょうか?
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電気料金の削減策として住宅設備の追加を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。メールやお電話の他、公式LINEからもご相談をお待ちしております。
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