よくある質問

Q

アンペア(A)とは?ボルト(V)・ワット(W)との違いは?契約の確認方法など

A

アンペア(A)とは、電気の流れる大きなを表す単位のことです。1秒間に電子が何個通り抜けるのかということを示していて、太陽光発電の発電量や蓄電池の充放電量などにも関係しています。

専門的な部分も含めて全て覚える必要はありませんが、基本的な内容を押さえておくと太陽光発電や蓄電池選びの際、カタログスペックなどをスムーズに理解できます。

アンペアとは何か、ボルトやワットとの違い、計算方法についてもわかりやすく解説していきます。

アンペアとは一体何?

アンペア(A)とは、1秒間に電子がどれだけ通り抜けるのか=電流を表す単位のことで、○○Aもしくは○○アンペアという表記で示されています。

1アンペアは100ワットの白熱電球1個分の電流に該当し、10アンペアは1,000ワットおよび電子レンジ一台分を使用することができる量です。このようにアンペア数は、電気の力にも大きく関係しています。

また、アンペアが用いられている場面は多数あり、家電製品やブレーカー、太陽光発電・蓄電池などにも表記されています。

たとえば、ブレーカーに表示されているアンペアは、1度に使用可能なアンペア数の上限です。50Aの場合は、家庭の電化製品や住宅設備を1度に使用できる合計のアンペア数50Aということを示しています。つまり、電子レンジやドライヤー、エアコンなどの家電製品に設定されているアンペア数の合計が50Aを超えてしまうと、ブレーカーが落ちてしまいます。

そのため、家電製品を同時に多数使用するときは、ブレーカーのアンペア数を超えないよう注意しなければいけません。

アンペアとボルト・ワットの違いとは?

アンペアとボルト・ワットは、単位や意味に大きな違いがあり、なおかつそれぞれ関係しています。ワット・アンペア・ボルトの関係性

まず、ボルト(V)は電気を押し出す力を表す単位で、電圧とも呼ばれています。電圧が高くなればなるほど多くの電子を押し出せるため、次の解説する電力も高くなります。

家庭用の電化製品は、100V基準で設計されており、蓄電池や太陽光発電も100Vに合わせた仕様です。ただし、エアコンやIHクッキングヒーターなど一部の設備は、200V電源で稼働するよう設計されています。

そして、ワット(W)は、1秒間にどれだけ電気を消費するのか表した単位です。たとえば、ワット数の高い製品はその分多くの電力を消費するため、電気料金の負担も増加します。

ここまでの説明でまだわかりにくいというときは、水路と水でイメージしてみましょう。

ボルト=電圧は、水路の落差(水位差)に相当し、アンペア=電流は1秒間に流れていく水の量を指しています。また、どれだけの水が流れたかどうかという点が、ワット=電力に該当します。

ことから、電流と電圧・電力はそれぞれ全く異なる要素であることがわかります。

水路の落差(電圧)が大きいほど1秒間に流れる水量(電流)は大きくなり、 落差が小さいほど水量も少なくなりますが、これは電気回路においても同じ事がいえます。

単一の電気回路であれば、回路内のどの点でも1秒間に流れる電気の量は一定となります。

使っているアンペア数の調べ方・確認方法

自宅で使用しているアンペア数を調べたいときは、分電盤もしくは検針票(Web検針含む)で確認することが可能です。

分電盤からアンペア数を確認したいときは、まず分電盤が固定されている場所を調べておきます。あとは、分電盤の「色」から電力会社と契約しているアンペア数を確認できます。

分電盤で確認するのが面倒に感じるときは、検針票やWeb検針(※電力会社HPの契約者用ページに表示される)に表示されている項目から調べてみましょう。

検針票やWeb検針には、契約情報や消費電力量のほか、契約しているアンペア数も表示されています。そのため、簡単にアンペア数を確認することが可能です。

分電盤の色とアンペア数、アンペア数の決め方については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:オール電化にするために「アンペア」の確認法と選び方 | エコでんち

契約アンペアと電気代の関係性は?

電気料金プランにおいて契約アンペア数は、電気代負担を左右する可能性があります。

大手電力会社10社の電気料金プランは、アンペア制もしくは最低料金制いずれかの方式で構成されています。中でもアンペア制は、電気代を増減させる仕組みです。

アンペア制の場合は、契約アンペア数に応じて基本料金が変動します。つまり、契約アンペア数が高くすれば、基本料金の負担も増えます。また、アンペア制の電気料金プランを契約している場合は、アンペア数を下げることで負担を削減することが可能です。

一方、最低料金制は、契約アンペア数にかかわらず1契約の金額が定められるため、アンペア数を変更しても電気代負担に影響を与えません。

なお、電力自由化以降に提供されている電気料金プランには、基本料金0円といったプランもあります。このようなプランへ加入している場合、アンペア数の変更によって電気代は増減しません。

関連リンク:電気料金代の明細書の見方とは?電気料金の仕組みや内訳を理解してかしこく節電! | エコでんち

自宅に最適なアンペアの計算方法

自宅の消費電力量や家計に合ったアンペア数を把握したいときは、ベース時とピーク時の合計アンペア数を計算してみるのがおすすめです。

まずは、自宅で使用している各家電製品のアンペア数を確認してみましょう。一般的な家電製品、住宅設備の本体には電圧や電流などが記載されており、アンペア数についても確認できるようになっています。

また、アンペア数が記載されていない場合は、ワット数(W)÷ボルト(V)で求めることが可能です。500Wの製品なら、500÷100V=5Aという流れで確認できます。

各家電製品のアンペア数を列挙したあとは、最も電気を使用しやすい場面でどの家電製品を同時に使用しているのか整理していきます。ピーク時がどこかわからないときは、朝・昼・夜の各時間帯で何を同時に使用しているのか記録してみましょう。

たとえば、夕方にIHクッキングヒーターやエアコン、照明、電子レンジなどを同時に使用している場合は、同時間帯に使用している機器のアンペア数を足して合計の数値を求めます。

すると、ピーク時にどれだけのアンペア数が必要なのかどうか求めることが可能です。

また、常に使用している家電製品のアンペア数を把握することで、最低限いくらのアンペア数が必要なのか整理できます。

あとは、計算で求めたアンペア数より少し大きめの契約アンペア数が、自宅に適した契約内容ということになります。

契約アンペアを変更する方法

契約アンペア数を変更したいときは、現在契約している電力会社へ電話で問い合わせたりHPから手続きを進めたりしていきましょう。

東京電力の場合は、カスタマーセンターへ電話で問い合わせもしくは東京電力HP「電気とガスの開通・各種手続き・サポート」画面からオンラインで変更に関する申請手続きを進められます。

契約変更の手続きを進められたあとは、指定日にブレーカーの交換工事が行われます。なぜなら、ブレーカーごとにアンペア数の設定が決まっており、交換しなければ変更できないためです。

通常、ブレーカーの交換工事は無料ですが、有料で実施されるケースもある点に注意しましょう。たとえば、配線工事を追加で行わなければいけないときや大容量のブレーカーを取り付けなければいけないときなどといった場合は、有料で工事が行われます。

ちなみにスマートメーターが設置されている場合は、遠隔でアンペア数を変更してもらえるため、交換工事などが不要です。

なお、マンションやアパートをはじめとした集合住宅に住んでいる場合は、管理人や管理組合に許可を得なければいけない可能性もあるため、事前に相談しておくことをおすすめします。

契約アンペア数を下げて電気代を節約する方法・コツと注意点

アンペア制の電気料金プランへ加入している場合は、契約アンペア数を下げるだけで基本料金の負担を軽減することが可能です。しかし、アンペア数を下げるということは、その分1度に使用できるアンペア数の容量が減ってしまうため、これまで通りに家電製品や住宅設備を使用できない場面も出てきます。

そこでここからは、契約アンペア数を下げて電気代を節約する方法、コツと注意点について詳しく解説していきます。

同時に使用する家電製品を減らす

契約アンペア数を下げて電気代を節約するためには、家電製品の同時使用について見直す必要があります。

前段でも解説したように契約アンペア数を下げるとその分容量は減ってしまうため、これまで通りに生活してしまうとブレーカーが落ちてしまうリスクも出てきます。

そのため、少なくとも同時に使用している家電製品のアンペア数と合計、どのようなタイミングでどの家電製品を使用しているのか、それぞれの情報を整理しておくことが大切です。

たとえば、アンペア数の高い家電製品や住宅設備を同時に使用しているときは、タイミングをずらすだけでもブレーカー落ちのリスクを抑えられます。また、ドライヤーや電子レンジなどは消費電力が高く、同時使用を避けすべき家電製品のひとつです。

節電を意識した生活を心がける

家電製品を複数同時に使用する習慣を変えることができた場合は、節電について意識してみるのも大切です。

電気料金プランには、消費電力量に応じて費用のかかる電力量料金もあり、一般的に基本料金よりも負担が大きな部分です。節電を意識した生活を心がけることができれば、さらに電気代負担を軽減できるようになります。

すぐに取り組める節電としては、以下のような方法が挙げられます。

●LED照明へ切り替える
●パソコンやテレビなどの待機電力をなくすために電源プラグをこまめに抜いておく
●冷蔵庫の開閉回数を減らす

ほかには、省エネ家電へ買い換えることも節電につながります。家電製品の省エネ性能は、年々向上しており、10年前の製品と買い替えるだけで10%以上の省エネ効果を期待できます。

無理に契約アンペア数を大幅に下げないよう気を付ける

契約アンペア数の変更を検討する際は、無理に下げたり大幅に下げたりしないよう注意する必要があります。

既に節電を意識した生活を送れている場合は、現在の契約アンペア数が適している状態です。このような状態で無理にアンペア数を引き下げてしまうと、生活に支障が出てしまう恐れもあり、1度検討し直すことをおすすめします。

また、アンペア数をどこまで引き下げられるか計算せず大幅に下げてしまうと、ブレーカー落ちのリスクを高めてしまいます。

このように契約アンペア数の変更は生活に直結する問題でもあるため、引き下げる余地があるのかどうか、消費電力量や家電製品の使い方を見直した上で検討を始めるのが大切です。

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まとめ

アンペア(A)とは、1秒間に電子がどれだけ通り抜けるのか=電流を表す単位のことです。一方、ボルト(V)は電気を押し出す力、ワット(W)は1秒間にどれだけ電気を消費するのか表した単位で、アンペアと意味が異なります。また、アンペア×ボルト=ワットという関係性があり、計算式を把握しておくと家電製品の消費電力やアンペア数を知りたいときに役立ちます。

電気代負担を少しでも抑えたい方や電気料金プランのアンペア数について気になる方などは、今回の記事を参考にしながら節電や電気料金プランの切り替え、太陽光発電の導入などを検討してみてはいかがでしょうか?

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