- Q
アンペアA、ボルトV、ワットWの違いを教えてください。
- A
Aは電流、Vは電気を電圧、Wは消費電力の大きさを表します。
電流の流れる大きさを表す単位がアンペア(A)で、1秒間に何個の電子が通り抜けるかを示しています。
1アンペアは100ワットの白熱電球1個分にあたり、10アンペアは1,000ワットで電子レンジ一台分を使用することができる量です。ボルト(V)は、電気を押し出す力の大きさの単位で、主に電圧を表す際に用いられます。
日本では一般的に100Vまたは200Vの電圧が最長されています。ワット(W)は、どれだけの電圧でどれだけの電流を流せたか(必要か)という仕事量を表す単位で、 電気製品の消費電力もこのワットを用いて示されています。
例として、400ワットと800ワットの電気ヒーターでは、800ワットの方が400ワットのヒーターの2倍の熱を出します。 (2倍の仕事量をこなすということ)電気の流れ方は、たびたび水路の水の流れに例えられます。
水路の落差を電圧とすると、1秒間に流れる水量は電流とされ、どれだけの水を流したかを電力と言い換えることができます。
このことから、電流と電圧・電力はそれぞれ全く異なる要素であることがわかります。水路の落差(電圧)が大きいほど1秒間に流れる水量(電流)は大きくなり、 落差が小さいほど水量も少なくなりますが、これは電気回路においても同じ事が言えます。
単一の電気回路であれば、回路内のどの点でも1秒間に流れる電気の量は一定となります。