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電気料金の仕組みとは?明細書の見方を理解して電気代を賢く節約!

最終更新日:2023.03.23お役立ち情報

生活に欠かせない電気ですが、電気料金がどのような仕組みで計算されているかをご存じですか。電気料金の費用構成は毎月の明細書で確認できます。しかし明細書の見方がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では明細書の見方と、電気料金の仕組みや計算方法をくわしく解説します。賢く節電する方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

電気料金の仕組みを理解するには?

月々の電気料金の請求額がどのように決まっているのかを知るためには、電気料金の仕組みを理解することが大切です。電気料金の仕組みは毎月の明細書で確認することができます。

月々の明細書を確認する

毎月届く電気代の明細表。請求金額以外見たことはないという方は多いのではないでしょうか。しかし明細書には自宅の電気を節約できるヒントがちりばめられています。まずは明細書の見方をしっかりと理解することからはじめましょう。

明細書(検針票)の見方とは

明細書は使用電力を月ごとに検針したもので「検針票」とも呼ばれます。電力会社によってそれぞれですが、お客様番号や電気の使用期間、使用した電気の請求額など基本的な内容は同じです。請求額の内訳を見てみましょう。以下の項目で構成されているのがわかります。

・基本料金

・電力量料金(燃料費調整額込み)

・再エネ賦課金

これら構成している項目ひとつひとつを知ることで、電気料金の仕組みを理解することが可能です。

基本料金について

基本料金というのは電気を使用した量に関係なく支払う代金で、契約アンペアやボルトアンペアごとに固定で設定されています。アンペア数があがることで基本料金も高くなるので、明細書のチェックポイントのひとつです。また電気料金をアンペアではなく、最低料金で設定し請求している電力会社もあります。

基本料金はこのように「アンペア制」と「最低料金制」の2タイプがあるので、お使いになっている電力会社がどちらのタイプなのかを確認してみてください。

電力量料金について

電力量料金とは言葉通り、実際使用した電力に対して支払う代金のことを指し「従来料金」とも言います。

【基本の計算方法】

・1ヵ月の電力の使用量×電力量の料金単価(円/kWh)

ほとんどの電力会社は電力の使用量に応じて、電力量単価がアップしていく3段階制度を採用しています。1974年に省エネルギー推進のために取り入れられましたが、電力自由化後はライフスタイルや電気の使い方に応じて電力会社ごとのさまざまな料金プランが設定されるようになりました。契約している電力会社の新たなプランを確認することも大切です。

燃料費調整額について

まずは燃料費調整額を理解するために、燃料費調整制度について解説します。燃料費調整制度とは、火力発電に使用するエネルギー、具体的に言うと石油やガス、石炭等の燃料の価格の変動に応じて、電気料金を調整するシステムのことです。

日本は燃料資源のほとんどを海外から依存しているため、世界情勢により燃料価格が変動すると影響を受けます。電気代が固定されていると燃料価格の変動が起きた場合、電力会社が大きな損失を被る可能性があります。

そのため燃料の価格変動を調整し、電力会社や発電事業者の経営の安定を図らなくてはいけません。燃料費調整制度は燃料価格を3ヵ月間の平均価格を基準価格と比較して、高ければ電気代は上がり低ければ下がるという仕組みで、電気料金に反映されます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金について

再エネ賦課金は再エネの調達にかかるコスト・発電事業者の間接的な利益の一部で、毎月の電気代に課金されています。これは電気を使用している国民全員が負担するもので、電気料金の一部として支払うことになっています。

固定買取価格制度(FIT)の買取義務は、電力会社にとって大きな負担になってしまいます。そこで国は、電力会社の負担減・発電事業者の安定した利益につながる再エネ賦課金制度を制定しました。なお、太陽光発電で自家消費した場合は、電気料金と再エネ賦課金の負担を抑えることが可能です。


電気料金の計算方法を解説

電気料金の計算式には、アンペアに応じた計算方法、最低料金に応じた計算方法があります。それぞれを具体的にご紹介していきます。

アンペアに応じて計算【北海道・東北・東京・北陸・中部・九州電力】

アンペアに応じた電気料金の計算方法は、以下になります。

・基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金=1ヵ月の電気代

アンペア制を使用しているのは、北海道・東北・東京・北陸・中部・九州電力です。アンペア数は、10A・15A・20A・30A・40A・50A・60Aの7タイプがあり、家庭によって異なり、また単価も電力会社によって変わります。

東京電力会社の「従来電灯B」を元にして実際に電力量料金を計算し、1ヵ月の電気料金を出してみましょう。1ヵ月の使用量は300kWhとして考えてみます。東京電力会社の「従来電灯B」の電力量料金は以下のようになっているので、これに当てはめて計算してみます。

1.【基本料金】30Aで858円

2.【第1段階料金】最初の120kWhまでが19.88円

19.88円×120kWh=2,385.6円

3.【第2段階料金】120kWhをこえ300kWhまでが26.48円

26.48円×180kWh(300-120)=4,766.4円

4.【第3段階料金】300kWhを超過は30.57円

300kWh使用の場合は0円

【1】858円+【2】2,385.6円+【3】4,766.4円+【4】0円=合計8,010円です。

さらに燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金をプラスしたものが1ヵ月の電気料金ということになります。

最低料金に応じて計算【関西・中国・四国・沖縄電力】

最低料金制の電力会社は、関西・中国・四国・沖縄電力です。最低料金に応じた電気料金の計算式は以下になります。

・最低料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金=1ヵ月の電気代

関西電力の「従来電灯A」を元にして1ヵ月の電気料金を計算してみましょう。1ヵ月の使用電力は260kWhとします。

1.【最低料金(最初の15kWhまで)】341.1円

2. 【第1段階料金】15kWh超過120kWhまで20.31円

20.31円×105kWh(120-15)=2,132.55円

3.【第2段階料金】120kWh超過300kWhまで25.71円

25.71円×140kWh(260-120)=3,599.40円

4.【第3段階料金】300kWh超過は28.70円

28.70円×0kWh=0円

【1】341.1円+【2】2,132.55円+【3】25.71円+【4】0円=合計2,499.36円です。

また、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金をプラスしたものが、1ヵ月の電気料金となります。

電気代を賢く節約するポイントを紹介

明細書の見方から電気料金の仕組みや計算方法が理解できたでしょうか。これまでの情報を参考に電気代を賢く節約するポイントをご紹介していきます。

電気料金上昇率(~2022年)を知ろう

電気料金が現在どのくらい上昇しているかを理解することも節電のポイントです。上昇率を知ることで節電への意識が高まります。以下は2010年から2020年までの電気料金平均単価の推移です。

年度

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

単価

(円 /kWh)

20.4

21.3

24.3

25.5

24.2

22.4

23.7

25.0

24.8

23.2

上昇率(%)

約4%

約19%

約25%

約19%

約9%

約16%

約23%

約22%

約14%

この表を見る限り、電気料金は多少の下落はあっても上昇し続けているのがわかります。

2022年7月現在、大手電力会社10社のうち4社が電気料金の値上げを行い、2021年の同時期と比較すると電気料金はおよそ1,900円も高くなっています。ウクライナ情勢などの影響で燃料価格が高騰しているため、今後も値上げは続く可能性が高いでしょう。

電力料金使用料(電力量料金)を下げる

実際に計算してみて節電ポイントのひとつが、電力量料金だと気づいた方も多いのではないでしょうか。電力量は使用すればするほど単価があがるので、使用を減らせばそれだけ節約が可能です。

たとえば、これまでつけっ放しにしていたテレビや部屋の照明をこまめに消す。日中家にいない時は家電のコンセントを外すなどの工夫をするだけでも、電気の使用量を減らすことができます。

一般家庭の電気の平均使用量と使用量を減らすためのポイント

アンペア数を下げる

アンペア制の電力会社に限りますが、アンペア数をさげて基本料金を見直すこともひとつの方法です。手続きも簡単なので、すぐにできる節約方法としてはおすすめと言えます。ただし、アンペア数を下げるということは一度に使用できる電力が減るということなので、ブレーカーが落ちやすくなるのがデメリットです。ご家庭の電力需要をよく考えながら検討してください。

電力会社を見直す

従来の電力会社だけではなく、新電力会社に切り替えを検討することも有効な選択肢の一つです。新電力会社はさまざまなプランを用意しており、ライフスタイルや電気の使用状況に応じて導入が可能です。電力会社の切り替えで、電気代をさらに安くすることは決して不可能ではありません。太陽光発電の導入も含めてぜひ検討してみることをおすすめします。


明細書を確認して電気料金を見直そう!

明細書の見方を理解し、電気料金の仕組みをご理解いただけたと思います。電力自由化が行われたことにより、顧客はライフスタイルや電気の使用量に応じて、各電力会社でさまざまなお得プランを選ぶことが可能になりました。大手の電力会社だけではない選択肢が広がっています。

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