【東京電力】電気料金値上げはどのくらい?電気代節約にできることは?
最終更新日:2023.07.21 新着情報
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電気は私たちの毎日に必要な、欠かすことのできないエネルギーです。だからこそ家計の中で占める位置が高く、少しでも電気代を節約したいと考えるのは当然のこと。
しかし、現在電気料金の値上げが話題になっており、ほとんどの電力会社が電気代の値上げを宣言しています。大手電力会社の「東京電力」もその例に漏れません。
今後どのくらい電気代が高騰するのか、節約のために私たちは何を行えばいいのか。気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、なぜ電気代が高騰しているのかその理由を解説し、東京電力のプランや現在の値上げ幅を紹介していきます。東京在住の方で電力プランの見直しや電気代削減を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
電気代はなぜ高騰しているの?
電気代には燃料調整費という燃料(原油・LNG・石炭)の価格の変動に応じて、電気料金を調整している金額が含まれています。現在はその燃料調整費が高騰しているのです。以下にその原因を紹介しましょう。
・コロナ渦の影響
新型コロナにより世界の経済は大きな影響を受けました。経済が停滞したことにより、原油の価格が下落し、さらに化石エネルギーからの脱却も進んだため石油やLNGへの依存度が上がりました。そのため必要なエネルギーが供給不足となり、結果的に電気代の上昇という結果を招いたのです。
・LNG(液化天然ガス)価格上昇
LNGはCO2排出が少ないことで知られる天然ガスです。脱炭素社会実現のために環境負荷の少ないエネルギーとして期待が持たれ、世界的にLNGを使用する流れにシフトしており日本も例外ではありません。LNGは原油の価格に左右されるため、世界情勢の影響で供給不足に陥ります。
・世界情勢の問題
コロナ渦だけではなく、ロシアによるウクライナ侵攻も世界のエネルギー事情に多大な影響を与えています。ロシアはLNGをはじめとした燃料資源大国です。ウクライナ侵攻による各国のロシアへの経済制裁がロシアの燃料輸出に歯止めをかけているため、世界のエネルギーが高騰するという事態になっています。
・CO2削減の実現
近年地球温暖化の影響で気温上昇は加速していると言われています。地球温暖化を食い止めるためにもCO2排出を抑制しなくてはいけません。そのためCO2排出の少ないLNGが世界で使用されることになり、供給が追い付いていません。さらにクリーンエネルギー開発への多大な投資も要因の一つとして挙げられます。国内でいえば再生可能エネルギーを推進するために、通常の電気代に再エネ賦課金が課せられています。
東京電力の電力プラン紹介
それではここから東京電力のプランをいくつかご紹介しましょう。これまでお伝えした通り電気代の価格上昇は止まりません。だからこそ電力プランをライフスタイルに合わせて見直すことで少しでも電気代削減をすることが重要です。
・電気の使用量が多い家庭に向いている「プレミアムS/ L」
一定の使用量までは定額でそれ以上かかる場合は、お得になるプランです。プレミアムSはアンペアブレーカーやアンペア数による契約でLは6kVA以上の機器の容量に応じた契約となっています。家族が多い方、電化製品の使用が多い方、ペットのいる方に向いています。
・1人暮らしからファミリーまで幅広いタイプ「スタンダードS/ L」
もっともスタンダードなプランで、1人暮らしから家族にまで向いています。プレミアムと同じくスタンダードSはアンペアブレーカーやアンペア数による契約でスタンダードLは6kVA以上の機器の容量に応じた契約です。
・夜間に電気少量が多い家庭向け「夜トクプラン」
夜トクプランは昼間不在だったり、電化製品を夜間に使用したりすることの多いご家庭に向いたプランです。「夜トク8」と「夜トク12」の2タイプがあり、それぞれ夜間の電気代が日中と比較して約10円も安くなります。
・オール電化住宅に向いている「スマートライフS/ L」
住宅がオール電化で夜間蓄熱式のエコキュートを使用しているご家庭に向いているプランです。スマートライフS/Lともに夜間の電気代が日中と比較して、約8円近く安くなっています。
その他にも水力発電による再生可能エネルギーのプランや従来からの電力プランもあります。現在のご家庭の電力の使用方法を確認して、削減につながるプランがあれば見直しを検討してみましょう。
【2022年11月】現時点の東京電力の値上げ幅は?
電気代の値上がりには燃料調整費が大きく影響するとお伝えしました。しかし燃料調整費は、この一年ほぼ毎月上昇しています。東京電力の現時点での(2022年11月)燃料調整費は以下のようになっており、電気代は夏場から比較して約1円も上昇しています。
東京電力の電気料金の推移
2022年7~11月推移 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
電気料金・燃料費調整単価(1kWhにつき) |
4.15円 |
5.1円 |
5.13円 |
5.13円 |
5.13円 |
※低圧供給の場合
さらに前年度と比較してみましょう。
2021年7~11月推移 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
電気料金・燃料費調整単価(1kWhにつき) |
-3.06円 |
-3.11円 |
-2.58円 |
-2.04円 |
-1.53円 |
前年度11月と比較しても約6円近く値上がりしています。さらに3人家族のひと月の平均電力使用量370kWhで、2021年度と2022年度の燃料調整費を計算して比較してみましょう。
・2022年11月の燃料調整費 13円×370kWh= 1,898.1円
・2021年11月燃料調整費 -53円×370kWh= -566.1円
計算するとひと月の燃料調整費は2,464.2円も高くなっていました。この燃料調整費の上昇により東京電力は以下の電力プランの料金の見直しを行うことを発表しています。これを機に自宅の電力プランを確認することが大切です。
電化上手、おトクなナイト8、おトクなナイト10、ピークシフトプラン、深夜電力A 、深夜電力B、第2深夜電力および再エネおあずかりプラン[時間帯別電灯(夜間8時間型)/時間帯別電灯(夜間10時間型)/季節別時間帯別電灯] |
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電気代を節約するには?
ここからは電気代の節約ポイントをお伝えします。光熱費の上がる時期に向かっているからこそ少しでも電気代節約を心がけましょう。
家庭でできる電気代節約の6つのポイント
ご家庭ですぐにできる電気代節約の方法を6つご紹介します。
1.エアコンは温度変化予測や調整が得意な自動モードがおすすめ
2.給湯は電気代が低額の夜間にお湯を沸かす
3.冷蔵庫にはものを詰め込みすぎない
4.テレビのつけっぱなしを止めて電気代削減
5.照明はLEDに交換する
6.使っていない電化製品のコンセントを抜く
太陽光発電と蓄電池導入で電気代削減!
ご家庭での節電の努力は大切ですが、さらに電気代の削減を目指すならぜひ太陽光発電システムと蓄電池の導入もご検討ください!
再生可能エネルギーとしても近年さらに注目されている太陽光発電は持続可能な社会を構築するエネルギーとしても有望です。
さらに太陽光発電で生産した電力を蓄えることが可能な蓄電池は、EVの給電や災害時の非常用電源として今後普及することが予測されています。以下に電気代削減の視点から見たそれぞれのポイントをお伝えしましょう。
【太陽光発電システムの電気代削減ポイント】
太陽光発電の電気代削減の最大ポイントは、電気を自家生産できることです。また災害時に停電した場合も、太陽光発電を蓄電しておけばいざという時に使用できるという大きな安心感があります。電力会社から電気を買うのではなく、電気を自家生産自家消費可能なことは将来的に見ても大きな経済効果が見込めます。
またCO2を排出しないクリーンなエネルギーなので、地球温暖化をはじめとする環境問題にも貢献できます。特にオール電化住宅とは非常に相性がいいので、おすすめ!オール電化住宅は日中電気代が高く、夜間が安いプランがほとんど。太陽光発電を導入することで日中の電力を自家発電し、電気代を削減することが可能になります。
【蓄電池の電気代削減ポイント】
太陽光発電システムと併せて蓄電池の導入もおすすめです。蓄電池は電力を蓄えることが可能な機器で、貯蓄した電気を必要な時に利用することが可能になります。必要な時に電気を使えるので無駄な電気が発生することなく節電ができます。
今後EVの購入を考えている方には特に家庭用蓄電池は重要となるでしょう。給電スタンドまで行く必要もなくご家庭でEVに給電できることは、無駄を大きく省きます。
光熱費の見直しや、太陽光発電・蓄電池導入ならエコでんちにご相談!
電気代高騰の原因を解説し、東京電力のプランご紹介しながら節電の具体的な方法や、太陽光発電や蓄電池の可能性をまとめました。
自宅の電気料金を見直し、電気代を削減したいと思っている方は、ぜひエコでんちの太陽光発電、蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
エコでんちは、オンラインでのご相談も可能です。家計の光熱費を見直したいなら環境省認定の公的資格「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」の資格を保有した専門アドバイザーが、光熱費や電力プラン見直しのアドバイスを行います。
太陽光発電にも蓄電池にも保険会社と提携した自然災害補償を無料で10年付帯させていただいております。
太陽光発電や蓄電池を導入し、電気料金の見直しを図りたい方は、ぜひ「エコでんち」にお気軽にご相談ください。
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