災害時にも役立つ!V2Hの強みや停電時の使い方についてわかりやすく解説
最終更新日:2023.08.07 V2H
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災害時に備える場合、非常食や長期保存可能な水、救急箱の他にも電気を確保しておくことが大切です。たとえば、電気自動車とV2Hを活用すれば、家庭用蓄電池と同様に自宅のコンセントや住宅設備から電気を使用できるようになります。
また、V2Hと電気自動車は災害時に想定されるいくつかのリスクに対応できるため、検討の価値があります。
そこで今回は、災害時にV2Hと電気自動車が役立つ理由、デメリットをカバーする方法についてわかりやすく紹介します。災害に備えて非常用電源を確保しておきたい方や自動車の買い替えを検討していて電気自動車にすべきか悩んでいる方などは、参考にしてみてください。
目次
V2Hについておさらい!
V2H(Vehicle to Home)とは、自宅の電気をV2H経由で電気自動車へ充電できるだけでなく、電気自動車に充電された電気をV2H経由で自宅へ供給できます。
電気自動車に搭載されているバッテリーは、直流電気で稼働するよう設計されています。一方、電力会社から住宅へ供給されている電気は交流の性質を持っています。
住宅内の電気を電気自動車で利用するには、交流・直流変換を行う必要があります。
しかし、一般的な電気自動車用充電設備には、直流・交流変換システムが搭載されていません。充電の際は、自宅の交流電気を充電設備で取り出し、そのまま電気自動車へ供給されます。そのため、電気自動車側で交流の電気を直流へ変換します。
一方、V2Hには交流・直流変換機能があるので、自宅の交流電気を取り出しながら直流へ変換できますし、スピーディに電気自動車へ充電できます。
さらに電気自動車のバッテリーから直流電気を取り出し、交流へ変換した上で自宅のコンセントや住宅設備で使用することも可能です。
V2Hおよび電気自動車が災害時に役立つ理由
V2Hの基本を把握したあとは、災害時に役立つ理由を確認していきましょう。
電気の復旧が早い傾向なのでV2Hと電気自動車を活用した避難生活が可能
災害時に復旧の早いインフラは、主に電気とされています。
総務省のデータ主導経済と社会変革という資料では、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震発生時のインフラの復旧時期に関する情報も明記されています。
同資料によると、電気の復旧は災害発生から約1週間程度で行われていました。ガスの復旧は、熊本地震で2週間、東日本大震災で2ヶ月程度かかりました。また、水道の復旧は、熊本地震で3ヶ月半、東日本大震災では1年以上かかっています。
このように大規模災害でも電気の復旧は比較的早いので、電気自動車とV2Hを所有していれば、車中泊中も電気を使用できます。また、電気自動車で移動しながら食料品や生活用品を調達することが可能です。
出典:総務省ホームページ
冬や夏場の車中泊では車内の空調が必要
冬や夏に在宅避難生活の一環として車中泊する場合、空調の使用も大切です。電気が復旧もしくは別の方法で発電できれば、V2H経由で電気自動車のバッテリーを使用できます。
夏場は、夜間でも気温25℃を上回るケースもあり注意が必要です。いわゆる熱帯夜の状態で車中泊してしまうと、熱中症にかかってしまう可能性があります。
冬の最低気温は、地域によって氷点下を下回る可能性もあり、対策なしで車中泊することが難しい状況です。
電気自動車へ充電可能な環境があれば、空調を使用したり車内のコンセントから電気毛布や扇風機などを使用したりできます。
なお、車中泊する場合は、長時間エンジンをかけないようにしましょう。エンジンを長時間かけていると、一酸化炭素中毒や車両火災といったリスクにつながるためです。
電気自動車の電気をV2Hで取り出せる
災害時に自宅で避難生活を送る場合、V2Hがあれば電気自動車に充電しておいた電気を使用できるようになります。
電気自動車と一般の充電設備では、バッテリー内の電気を自宅へ供給できません。しかし、V2Hには交流・直流変換機能があるので、電気自動車に貯めた電気を自宅へ供給できます。
自宅への供給後は、各部屋のコンセントや照明、IHクッキングヒーターやエコキュートなどの住宅設備に使用できるのが、V2H導入の大きなメリットです。また、照明を使用できるようになれば夜間でも動きやすくなりますし、テレビやラジオで情報収集できます。
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長期停電時にV2Hを単体で活用するデメリット
電気自動車とV2Hのみでは、長期停電の際に電気を長期間使用できなくなってしまう可能性があります。
電気自動車とV2Hには発電機能がないため、外部から電力を供給できなければ数日で電気を使い切ってしまいます。
電気自動車に貯められる電気は、20kWh~60kWh程度です。蓄電容量の比較的大きな日産のリーフe+は60kWhで、照明やテレビ、換気扇などの生活に必要な電化製品なら4日間程度使用できます。
地震や津波、台風、噴火といった災害が複合的に発生したり広範囲に被害のおよぶ状況だったりといった場合、1週間以上停電してしまうこともありえます。
災害時の長期停電対策には太陽光発電の併用で対応可能
1週間以上の長期停電に備えたい時は、太陽光発電とV2Hの併用もおすすめです。
そこでここからは、太陽光発電の併用により得られるメリットを紹介していきます。
太陽光発電なら災害時も発電が可能
住宅用太陽光発電を設置しておけば、停電時でも発電を継続できますし、V2H経由で電気自動車へ充電できます。
住宅用太陽光発電は、出力10kW未満の太陽光発電を指しています。一般的には住宅の屋根に太陽光パネルを設置し、太陽光で直流の電気を発生させます。あとは、パワーコンディショナで交流の電気へ変換したのち、コンセントから消費したり住宅設備で使用したりできます。
一般的な出力の5kW程度なら、晴れの日で1日あたり13kWh程度発電することが可能です。テレビや電気ポット、ホットプレート、照明などの生活に必要な電化製品を使用できるため、長期停電時でも在宅で避難生活しやすいといえます。
太陽光発電で発電した電気はV2H経由で電気自動車へ充電可能
住宅用太陽光発電で発電した電気は、V2H経由で電気自動車へ充電できるため、避難生活中でも自動車で食料・生活用品・飲料の調達、車中泊なども行えます。
前半で紹介したように電気自動車に貯められる電気は、多くても60kWh程度です。そのため、長期停電時にV2Hのみでは、4日前後で充電不足となってしまいます。
太陽光発電があれば、日中に発電した電気をV2H経由で電気自動車へ充電できますし、必要に応じて自家消費も可能です。また、電気自動車へ充電した電気は、発電できない夜間や雪の日などに使用できます。
電気自動車が故障しても太陽光発電があれば自家消費を継続できる
万が一電気自動車が故障もしくは災害の影響で失ってしまった場合でも太陽光発電を設置しておけば、電気を使用し続けられます。
ただし、住宅用太陽光発電単体では、日中に発電した電気を貯められないため、その場で使用しなければ損失してしまいます。また、夜間や早朝は発電できません。
雨の日や曇りの日は発電可能なものの、晴れの日より発電量が低下します。
災害時の対策として家庭用蓄電池の併用もおすすめ!
続いては、電気自動車とV2H、住宅用太陽光発電、家庭用蓄電池の併用によってどのようなメリットを得られるのか確認していきましょう。
家庭用蓄電池も活用すると電気をより多く貯められる
災害時に備えて電気を確保しておきたい時は、V2Hと太陽光発電に加えて家庭用蓄電池も準備しておくのがおすすめです。
電気自動車で通勤もしくは外出時に災害が発生した場合、津波や洪水などの影響で今すぐ手放さなければいけないケースもありえます。
一方、家庭用蓄電池は、住宅の室内もしくは室外へ設置しておきます。
そのため、電気自動車が故障しても家庭用蓄電池を稼働させることで、太陽光発電の電気を貯められますし、夜間や発電量の少ない日でも自家消費できます。
V2Hと太陽光発電、家庭用蓄電池の併用ならパワーコンディショナにも注目
V2Hと太陽光発電、家庭用蓄電池を活用していく時は、トライブリッド型パワーコンディショナおよび蓄電システムを検討してみましょう。
パワーコンディショナは、電力制御の他、交流・直流変換といった機能を持っています。
一般的なV2Hと太陽光発電、家庭用蓄電池は、各設備に1台パワーコンディショナが付帯されています。つまり、3種類の設備を連携させるには、3台のパワーコンディショナを設置しなければいけません。
一方、トライブリッド型パワーコンディショナは、1台でV2Hと太陽光発電、家庭用蓄電池の制御してもらえます。そのため、効率よく電気を活用できますし、設置スペースを縮小できます。
たとえば、ニチコンのトライブリッド蓄電システムに付帯されているパワーコンディショナは、1台でV2Hや家庭用蓄電池、太陽光発電の制御まで対応しています。また、自立運転時には、5.9kVAの出力を維持できますし、200V機器にも電力を供給できます。(200V機器:IHクッキングヒーターやエコキュートなど大電力を使用する機器)
なお、費用を抑えたい場合は、購入時期をずらしたりトライブリッドではないパワーコンディショナおよび蓄電システムを検討したりしてみるのも大切です。
V2Hと電気自動車があれば災害時の在宅避難生活にかかる負担を軽減できる!
災害時に停電してしまった場合は、電気自動車とV2Hによって空調を使用しながら車中泊したり自宅で自家消費しながら生活したりできます。また、太陽光発電があれば、1週間以上の長期停電時でも電気を使用し続けられます。
さらに家庭用蓄電池と併用すれば、さらに多くの電気を活用できますし、万が一災害で電気自動車が故障しても太陽光発電の電気を充電できます。
災害時に電気自動車の電気を使用したい方や長期停電に対応可能な設備を探している方は、今回の記事を参考にしながらV2Hや住宅用太陽光発電、家庭用蓄電池を検討してみてはいかがでしょうか。
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