マキシオンの太陽光発電に関する特徴やメリット・デメリットを解説!製品仕様や保証期間についても紹介
最終更新日:2024.10.25 太陽光発電
マキシオンソーラーテクノロジーは、アメリカの太陽光発電メーカーで、1985年創業のサンパワーから会社分割された企業となっています。2019年には、マキシオンジャパンという独立したメーカーとして国内向けに太陽光パネルなどを製造販売しています。
そこで今回は、マキシオンの太陽光発電に関する特徴やメリット・デメリット、販売中の太陽光パネルやパワーコンディショナの製品情報について解説します。
海外メーカーの太陽光パネルについても調べておきたい方や住宅用太陽光発電において変換効率を最も重視している方などは、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
マキシオン製太陽光発電を選ぶ時のポイント
マキシオンでは、太陽光パネルだけでなくパワーコンディショナといった周辺機器も取り扱っています。また、太陽光パネルに関しては他メーカーとは異なる特徴があるので、比較検討の際に確認しておくべきポイントもあります。
まずは、マキシオンの太陽光発電を検討する際に押さえておくべきポイントを解説します。
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屋根面の形状や面積に余裕があるか確認しておく
マキシオンの太陽光パネルを検討する際は、まず施工販売店に現地調査を行ってもらい、屋根面の形状や面積に合っているか確認してもらいましょう。
2024年4月時点、マキシオンで製造されている太陽光パネルは2種類で、いずれも幅1,690mm×縦1,040mm×厚み40mmという一般的なパネルと同程度もしくは少し大きめの寸法です。
そのため、片流れ屋根や切妻屋根などといった屋根面積の広いタイプの方が、設置しやすい仕様といえます。
30年以上同じ住宅に移住し続けるか整理しておく
マキシオンの住宅用太陽光発電を導入した場合は、40年間の製品・出力保証を受けられます。
一般的なメーカー保証(モジュール出力保証)は20~30年程度なので、極めて長期の保証サービスといえます。しかし、40年間もの保証を受けるには、マキシオンの太陽光パネルを設置した住宅で住み続ける必要があります。
一方で、ライフステージの変化は誰にでも起こり得るものです。保証期間中に引っ越しした場合は、マキシオンの長期保証を受けられなくなります。
そのため、長期保証に魅力を感じてマキシオンを選ぶ場合は、40年間同じ住宅で住み続けるかどうか慎重に考えた上で判断しましょう。
マキシオン製太陽光発電の特徴
続てはマキシオン製太陽光発電の主な特徴について解説します。
太陽光パネルの出力が高い
マキシオンの太陽光パネルは、出力375Wと400Wの2種類にわかれています。いずれも一般的な太陽光パネルと比較して高出力な点が、大きな特徴といえます。
太陽光パネルの出力は、光を吸収した際にどれだけの電力を作り出せるか示したものです。一般的な太陽光パネルの出力は1枚あたり200~300W程度なので、マキシオンの太陽光パネルがいかに高出力かわかります。
また、少ない枚数で太陽光発電システムにおいて求める出力を確保できるため、効率的な発電につながります。たとえば、4kWの太陽光発電を設置したい場合、200Wの出力では20枚前後必要ですが、マキシオンの太陽光パネルなら10~11枚で希望の出力を確保できます。
変換効率が一般的な太陽光パネルより10%程度高い
各太陽光パネルの変換効率は、21.2%、22.6%とどちらも一般的な単結晶型太陽光パネルより高い水準です。
太陽光パネルの変換効率とは、吸収した光を何%電気へ変換できるか示したものです。
単結晶型太陽光パネルの場合は、変換効率19~20%程度で推移しています。マキシオンのSPR-MAX3-400は、変換効率22.6%と一般的な太陽光パネルより高い水準です。
さらに、バックコンタクト構造を採用しているので、パネル表面に光を遮る部品などがありません。そのため、より効率的に光を吸収・電気へ変換できるのが特徴的です。
また、変換効率は発電量にかかわる重要な要素なので、注目すべきポイントの1つです。
耐久性の高い構造
マキシオンの太陽光パネルは耐久性の高い構造で、沿岸部や積雪の多い地域、高温になりやすい地域でも劣化を抑えながら運用できます。
たとえば、カバーガラスには高性能反射防止ガラスが採用されていて、光の部分反射による損失を抑えています。他には、n型高純度シリコンにより初期劣化を抑えつつ、効率的に光を吸収できるようになっています。
さらに、特許を取得した技術によってセル間接続された構造は、温度変化の影響を受けにくい特性を持っているのも強みです。
高温多湿試験では、認証基準1,000時間を大幅に超えても劣化の少ない状況で発電を継続できることが証明されています。そのため、夏場の気温が高い・湿度の高い季節も多いといった場合には、マキシオンの太陽光パネルを検討してみてはいかがでしょうか。
マキシオン製太陽光発電の導入メリット
続いては、マキシオンの太陽光発電を導入するメリットについてわかりやすく解説していきます。
劣化しにくいために経済的メリットを得やすい
マキシオンの太陽光パネルは高耐久性・長寿命の特性を持っているので、10年・20年と稼働させても劣化しにくい傾向です。
最近の太陽光パネルの出力(モジュール出力)は、年間0.5~0.4%程劣化すると保証対象になることがありますが、マキシオンのパネルは0.25%以上劣化しないような製品となっています。
そのため、20年・30年・40年と長期的に太陽光発電を使用し続ければ続けるほど、経済的メリットの高い状態を維持できます。
FIT制度を卒業したあとも住宅用太陽光発電の自家消費で電気代を削減したいという方にとっては、特にメリットの大きなポイントです。
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さまざまな設置環境で運用できる
積雪の多い地域や高温多湿、沿岸部といったさまざまな環境で太陽光パネルを設置・運用できるのは、マキシオンを選ぶメリットの1つといえます。
一般的に太陽光パネルは、塩害に対応していないケースが多く、塩害対応型パネルを取り扱っているメーカーを探さなければいけません。一方、マキシオンの太陽光パネルは、海水が直接かからなければ沿岸部でも発電できるように設計されています。
また、耐風圧2,400Pa、耐積雪荷重5,400Paの性能があるので、1㎡あたり244kgまでの風圧に耐えられます。また、積雪に関しては、1㎡あたり550kgまでの荷重でも耐えられるようになっています。
そのため、強風の多い環境や約2.5m程度の積雪量のある地域でも設置できるのは、災害の多い日本で運用するのに適した仕様です。
ハイブリッド蓄電システムとの連携が可能
マキシオンでは、ファーウェイ製やダイヤゼブラ電機のハイブリッド蓄電システムを取り扱っているので同時購入しやすく、なおかつ各機器を連携させやすい環境です。
メーカー側で他社のハイブリッド蓄電システムを取り扱っているということは、規格や連携状況などを確認しています。そのため、購入前に蓄電システムの連携状況を確認する手間が省けますし、蓄電池もまとめて購入できます。
さらに、マキシオンで対応している家庭用蓄電池はハイブリッド蓄電システムなので、パワーコンディショナの購入・施工費用を削減することが可能です。
単機能型蓄電池の場合は、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナをそれぞれ設置し、なおかつ接続しなければいけません。
一方、ハイブリッド蓄電システムは、1台のパワーコンディショナで蓄電ユニットと太陽光パネルを制御できるのが特徴です。また、パワーコンディショナの購入費用を抑えられるほか、施工時の配線や設置コストなどを削減できるのが、メリットの1つです。
さらに、交流・直流変換や熱による電力損失を抑えられるので、より多くの電力を活用できるようになります。
家庭用蓄電池の導入も検討している方や自家消費率を高めたい方は、マキシオンの太陽光パネルだけでなくハイブリッド蓄電システムも検討してみてはいかがでしょうか。
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マキシオン製太陽光発電のデメリット
続いては、マキシオンの太陽光発電に関するデメリット・注意点を解説していきます。
コンパクトな太陽光パネルは扱っていない
マキシオンの太陽光発電システムを検討する際は、パネルのサイズに注意が必要です。
マキシオンの太陽光パネルは、前半でも解説したように2種類しか扱われていません。さらに、パネルサイズは、いずれも幅1,690mm×縦1,040mm×厚み40mmと一般的なパネルと同程度もしくは少し大きめといえます。
そのため、幅1,300mm程度などのコンパクトな太陽光パネルや縦1,000mm未満の細長いパネルを探している方には、デメリットといえるポイントです。
ただし、出力や変換効率は高いので、屋根面積の広い住宅なら比較的設置しやすいといえます。
台形タイプのパネルがない
前段と関連した内容ですが、マキシオンの太陽光パネルに台形タイプはありません。
そのため、寄棟屋根などの台形パネルがなければ敷き詰めにくい屋根面では、効率よく設置することが難しいといえます。
マキシオン製にかぎらず住宅用太陽光発電の設置を検討する際は、自宅の屋根形状に合った太陽光パネルを取り扱っているメーカーを施工販売店に調べてもらいましょう。
エコでんちでは、環境省公的資格「うちエコ診断士」を取得した専門アドバイザーが、お客様のご要望や住宅の屋根面、環境に合った製品をご提案いたします。そのため、お客様が1から製品を比較しなくとも、効率的に設置できる太陽光パネルを見つけられます。
ぜひお気軽にご相談ください。
マキシオン製太陽光発電がおすすめの人
ここでは、マキシオンの太陽光発電がおすすめの人を解説します。
切妻屋根など屋根面積が大きい住宅に住んでいる人
切妻屋根などの長方形パネルに適した住宅に住んでいる人や屋根面積の大きな住宅に住んでいる人は、マキシオンの太陽光発電がおすすめといえます。
マキシオンで取り扱っている太陽光パネルは、長方形のみでなおかつ標準的もしくは少し大きめのサイズ感です。そのため、寄棟屋根や複雑な形状な屋根には、多数の太陽光パネルを設置することが難しいといえます。
大型パネルの設置が問題ない場合は、マキシオンを含めた太陽光発電を検討してみましょう。
温度や湿度などの変化が大きい環境に住んでいる人
温度や湿度などの変化が大きい環境に住んでいる人は、マキシオンの太陽光パネルがおすすめです。
一般的に太陽光パネルは熱による影響を受けやすく、パネル表面の温度上昇に伴って発電効率が低下していきます。一方、マキシオンの太陽光パネルには、風雨による腐食を防ぐ錫メッキや温度変化に耐えられるセル間接続技術、n型太陽電池搭載による初期劣化防止など、さまざまな劣化・不具合を抑える技術や工夫が行われています。
また、耐風圧・耐積雪という点でも耐久性が高いので、海水が直接かからなければ沿岸部での設置も可能ですし、約2.5mまでの積雪でも破損リスクを抑えられます。
【住宅用】マキシオン製太陽光パネルのラインナップ
ここからは、マキシオンの太陽光パネルに関する特徴や仕様を解説していきます。
SPR-MAX3-400
仕様 |
|
サイズ |
幅1,690mm×縦1,040mm×厚み40mm |
重量 |
19 kg |
公称最大出力 |
400W |
変換効率 |
22.6% |
SPR-MAX3-400は、1枚あたり400Wという性能を持つ高出力パネルです。そのため、設置場所に余裕があり、なおかつ出力の高い太陽光パネルを設置したい場合は、検討しやすいといえます。
また、従来品と比較した場合、同じ定格出力でも5~9%程度の発電量を確保できます。搭載されている太陽電池はn型で、低照度の環境や早朝・夕方でも発電することが可能です。
SPR-MAX3-375-BLK
仕様 |
|
サイズ |
幅1,690mm×縦1,040mm×厚み40mm |
重量 |
19 kg |
公称最大出力 |
375W |
変換効率 |
21.2% |
SPR-MAX3-375-BLKは、前段で紹介したSPR-MAX3-400とサイズや重量、その他機械特性に関して共通しています。主に異なる部分は電気特性で、出力375W、変換効率21.2%といった仕様になっています。
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【住宅用】マキシオンで取り扱っているパワーコンディショナのラインナップ
続いては、マキシオンで取り扱っているパワーコンディショナを解説します。
HUAWEI(ファーウェイ)製ハイブリッドパワーコンディショナ
マキシオンでは、ファーウェイ製のハイブリッドパワーコンディショナ「SUN2000-4.95KTL-JPL1」を取り扱っています。コンパクトなサイズで屋内・屋外どちらにも設置できるのが、メリットの1つです。
そのため、自宅の外観重視の方は屋内に設置できますし、なるべく屋内の導線を邪魔しないように設置したい場合は、屋外設置を検討することが可能です。
定格容量は4.95kWなので、太陽光発電の出力5kW未満で検討している方に適した仕様といえます。
なお、「SUN2000-4.95KTL-JPL1」と合わせて導入可能なハイブリッド蓄電システムは、5kWh・10kWh・15kWhの間で蓄電容量を調整できます。そのため、ライフスタイルの変化などで少しずつ蓄電容量を増やしたい方、最初はコンパクトな容量にしておきたい方などは、ファーウェイのハイブリッドパワーコンディショナおよび蓄電システムを検討してみてはいかがでしょうか。
ダイヤゼブラ製のハイブリッドパワーコンディショナ
マキシオンで取り扱っているダイヤゼブラ製のハイブリッドパワーコンディショナ「EHF-S55MP3B」、「EHF-S80MP4B」、「EHF-S99MP5B」は、屋外設置用です。
出力は型番によって異なり、以下のようになっています。
・EHF-S55MP3B:5.5kW
・EHF-S80MP4B:8.0kW
・EHF-S99MP5B:9.9kW
出力の大きなタイプもあるので、5kW以上の設備規模を検討している方におすすめといえます。また、同製品と合わせて利用可能なハイブリッド蓄電システムは、7.04kWhの蓄電容量を持つ蓄電ユニットが付帯されています。
さらに、増設すれば最大で14.08kWhもの大容量タイプに変更でき、消費電力の多い家庭や1日の発電量10kWh以上のケースなどに合っています。
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マキシオンの太陽光発電の保証サービス
マキシオンからは、複数の保証サービスが提供されています。
以下に、保証サービスの年数や概要を紹介します。
保証サービス |
概要 |
製品保証 |
保証期間40年 製造時の不具合による故障発生時に無償修理交換を受けられる |
出力保証 |
保証期間40年 太陽光パネルの出力が規定を下回った場合に無償修理交換を受けられる |
システム機器保証 |
保証期間20年(架台のみ25年) 製造時の不具合による故障発生時、マニュアル通りに使用しているにもかかわらず故障した場合に無償修理交換を受けられる 対象機器はパワーコンディショナ、蓄電池、架台 |
さらに、災害保証制度という保証サービスが付帯されていて、火災や爆発、落雷、風災、ひょう災、雪災、水災、飛来物の衝突などといった災害・偶発的な事故による太陽光発電システムの損害に対して補償してもらえます。
太陽光パネルや架台などは屋外に設置しなければいけないため、台風や暴風による飛来物、地震、落雷などさまざまな影響に対して備える必要があります。そのため、自然災害補償が付帯されているマキシオンは、保証の充実したメーカーといえます。
まとめ
マキシオンはアメリカの太陽光発電メーカーで、2種類の太陽光パネルを取り扱っています。また、各パネルの出力は、1枚あたり400W、375Wという高出力な点が強みです。さらに、耐風圧や積雪、塩害、劣化などに対する耐久性も高いので、さまざまな環境で運用しやすいといえます。
住宅用太陽光発電で電気代負担を軽減したい方や太陽光パネルメーカー選びに悩んでいる方は、今回の記事を参考にしながらエコでんちで太陽光発電システムを検討してみてはいかがでしょうか。
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