2025年太陽光パネル最強11社を完全攻略!コスパ・品質で選ぶ最高のメーカー解説
最終更新日:2025.06.25 太陽光発電

ここ数年で自然災害の規模が大きくなり、電気代の高騰も目に見えて目立ってきていることが影響して、太陽光や蓄電池のお問い合わせが非常に増えています。ますます『エコでんち』が役に立てる機会が増えていきそうです。
今回は、2025年(令和7年度)最新のランキングをご紹介させていただいたいと思います。
今、現在の人気メーカーは?人気の理由は?注意点なども含めて、現場に寄り添った内容を発信し続けている『エコでんち』だからこそ掲載できるユーザー目線での人気ランキングです。
また、メーカー選びにお悩みの方には、環境省認定資格「うちエコ診断士」を取得した専門アドバイザーが、ご家庭にぴったりの提案をさせていただきますので、ぜひお早めにご相談ください。
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目次
【2025年最新】太陽光パネルメーカー比較ランキング

第1位シャープ
https://jp.sharp/sunvista/ より引用
シャープは日本の屋根に合わせたデザインの製品を販売しています。
JIS規格より厳しい基準で耐久試験がおこなわれ、季節により過酷な環境になる地域でも設置ができます。
そしてJAXAに認められた国内唯一のメーカーで人工衛星に搭載されています。

第2位 長州産業
https://cic-solar.jp/ より引用
長州産業は単結晶シリコン系太陽光パネル製造の全工程を自社で手掛ける、唯一の国内生産しているメーカーです。
国内生産というのはやはり響きがいいですね。
高温多湿や耐荷重の試験を厳しい基準でおこない、製品は高い耐久性が確保されています。

第3位 カナディアンソーラー
https://csisolar.co.jp/ より引用
カナディアンソーラーは、2001年にカナダで設立した会社です。
実はパナソニックにもOEM元のパネルとして出荷していた実績があります。
国内メーカーにも認められているということですね。
以下に各メーカーの特徴を紹介します。
メーカー名 | 変換効率 | 保証内容 |
シャープ | 15.3%~22.6% | モジュール保証 システム機器保証 |
長州産業 | 19.2%~20.5% | モジュール出力保証 構成機器保証 施工保証 |
カナディアンソーラー | 20.4%~22.8% | モジュール出力保証 災害補償(有償) |
太陽光発電メーカーを選ぶ際は、太陽光パネルの変換効率だけでなく、耐久性やアフターサポート体制といった点も確認しておきましょう。
太陽光発電は外に設置するため、雨や風などの影響を常に受け続けています。そのため、耐久性の高い太陽光パネルを選ぶことが、長期的に使用する上で重要なポイントです。また、サポート体制が充実していたり長期保証を受けられたりできるメーカーにしておけば、トラブル発生時でも迅速に対応してくれます。また、5年・10年・15年と長期的に無償修理交換サポートを受けられるため、コスト面でもメリットがあります。
太陽光パネル選びの重要ポイント
ここからは、各特長ごとに製品を比較していきます。
太陽光パネルを選ぶ際は、以下のポイントも注目しておきましょう。
太陽光パネルを選ぶポイント
●耐久性が高く出力低下しにくいパネルを選ぶ
●変換効率の高いパネル(20%前後)を選ぶ
●価格が安すぎるパネルではなく性能とのバランスがとれた製品を選ぶ
●サイズではなく住宅屋根形状に適したパネルを選ぶ
●200Wのパネルは1枚あたり15kg前後、住宅の耐荷重に合った重量を選ぶ
●デザインを重視したい場合はパネル表面のデザインにも注目してみる
●製品不良の少ない、実績豊富なメーカーを選ぶ
●設置場所の気候に適した種類のパネルを選ぶ
各ポイントをもとに比較する際は、以下のような内容も押さえておきましょう。
耐久性 | ・太陽光パネルの寿命は30年程度とされている ・表面温度上昇などで出力低下しにくいパネルから検討する ・耐風圧2,400Pa以上が標準 ・積雪荷重5,400Pa以上が標準 |
変換効率 | ・20%前後の変換効率かどうか確認する |
価格 | ・1kWあたり29.5万円程度が平均 ・価格の安さだけでなくパネルの性能とのバランスがとれているか確認する |
サイズ | ・住宅の屋根形状に合ったパネル形状やサイズの製品を選ぶ |
重量 | ・施工販売店に耐荷重、太陽光パネルが設置可能かどうか確認してもらう |
デザイン | ・デザイン重視の場合は、カタログなどからパネル表面の色味やデザインを確認しておく |
安全性 | ・品質管理の徹底した実績豊富なメーカーから検討する |
気候 | ・積雪量の多い地域に住んでいる場合は、積雪荷重に強いパネルを選ぶ ・台風や暴風の多い地域に住んでいる場合は、耐風圧が強化されたパネルから選ぶ ・塩害リスクがある場合は、塩害地域でも影響を受けない仕様のパネルを選ぶ |
とくに耐久性や安全性などは、太陽光発電を稼働し続ける上で重要な要素です。これから太陽光発電を検討する方は、まず耐荷重や耐風圧、積雪荷重といった点も比較、確認しておきましょう。
太陽光パネルの価格相場と投資対効果
カナディアンソーラーは海外メーカーで、販売している規模が大きいメーカーです。
そのため国内メーカーと比べて大量に生産できる分、価格を抑えて導入が可能です。
長方形の大きなパネルを販売しているため、片流れ屋根や切妻屋根のお家におすすめです。

ちなみに屋根の形が三角形や台形のような寄棟屋根、方形屋根のお家はシャープや長州産業をおすすめします。

この2つのメーカーは長方形、台形と色々な形のパネルを販売しているため、大きいサイズだと載せられない形の屋根でも数枚多く設置できます。
しかしながら長方形パネルと比べると台形パネルは加工が多い分、価格は上がってしまいます。
太陽光発電の初期費用を抑えるためには、補助金制度を調べてみるのがおすすめです。住宅用太陽光発電に関する国の補助金制度は、2025年時点で実施されていません。
しかし、自治体独自に実施されているケースがあるため、状況によっては補助金を受けられる可能性もあります。
たとえば、東京都では「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業U」では、住宅用太陽光発電の設置費用を補助してくれます。
以下に補助額などの概要を紹介します。
新築/既築 | 補助額 |
新築住宅 | 出力3.6kW以下:12万円/kW(補助額の上限36万円) 出力3.6kWを超える:10万円/kW(出力50kW未満) |
既築住宅 | 3.75kW以下:15万円/kW(補助額の上限45万円) 3.75kWを超える:12万円/kW(出力50kW未満) |
投資回収までにかかる期間
投資回収までにかかる期間は、FIT制度の固定買取価格、電気料金削減額、発電量、初期費用などによって変わります。
以下では、4kW/5kW/6kWの平均的な投資回収期間を紹介します。
【FIT制度の固定買取価格1kWhにつき15円と仮定】
【東京電力 従量電灯B 電気使用量月300kWhと仮定】
【初期費用:1kWにつき29.5万円と仮定】
出力 | 投資回収期間 |
出力4kW | 発電量:年間約4,000kWh 売電収入:年間約42,000円 電気料金削減額:年間約45,864円 初期費用:約118万円 投資回収期間:約13年 |
出力5kW | 発電量:年間約5,000kWh 売電収入:年間約52,500円 電気料金削減額:年間約55,473円 初期費用:約147万5,000円 投資回収期間:約13年 |
出力6kW | 発電量:年間約6,000kWh 売電収入:年間約63,000円 電気料金削減額:年間約67,704円 初期費用:約177万円 投資回収期間:約13年 |
補助金制度を活用しない場合は、おおよそ8~13年程度で費用を回収することが可能です。また、売電収入と電気料金削減額については、天候によっても変化します。
出力5kWの太陽光発電で晴れの日に発電すれば、1日あたり約141円の売電収入、約143円の電気料金削減効果を得られる可能性があります。
曇りの日は、晴れの日に対して50%前後の発電量を見込めます。つまり、1日あたり約70.5円の売電収入、71.5円の電気料金削減効果となります。
雨の日はさらに発電量が下がります。一般的には、晴れの日に対して10~20%程度とされています。そのため、雨の日の売電収入と電気料金削減効果は約14円となる可能性があります。
投資回収期間を短縮するためには、以下のポイントを押さえながら準備を進めていきましょう。
●相場と同程度もしくは安くて施工品質の安定した施工販売店を選ぶ
●変換効率が高い太陽光パネルを選ぶ
●パワーコンディショナの変換効率が95%を超えているか確認する
●低照度でも発電可能な太陽光パネルを選ぶ
自宅の設置環境に合った太陽光発電を選ぶには、施工販売店選びも重要です。実績豊富な施工販売店は、設置場所の条件に合ったメーカー、製品を提案してくれるため、より効率的に売電・自家消費を進められます。
太陽光パネルの保証内容と期間比較
太陽光を長年使っていると不具合が起こる場合があります。
その際にメーカー機器保証で対応をすると思いますが実はメーカーにより保証の対応に違いがあります。
以下に3つのメーカーで提供されている保証内容を紹介します。
メーカー | 保証内容 |
シャープ | BLACKSOLARシリーズ限定の保証 モジュール保証 20年 システム機器保証 15年 BLACKSOLARシリーズ以外 モジュール出力保証 20年 システム機器保証 10年(有償で15年に延長可能) |
長州産業 | モジュール出力保証 25年 構成機器保証 15年 施工保証 10年 |
カナディアンソーラー | 太陽電池モジュール保証 25年 30年 太陽電池モジュール製品保証 15年 25年 災害補償制度 15年(有償) |
保証期間が長ければ長いほど修理交換費用の負担を抑えられるほか、費用対効果を高められます。つまり、費用回収期間の短縮につながる可能性があるため、各メーカーの保証内容と期間を確認しておきましょう。
メーカーから提供されている保証は、一般的に出力保証と製品保証(システム機器保証)です。出力保証とは、太陽光パネルの出力が一定の値を下回った場合に無償修理・交換を受けられる保証サービスのことです。一方、製品保証は、製造不良もしくは通常の使用方法で故障した場合に無償の修理・交換を受けられます。
長州産業の施工保証は、施工不良による不具合が発生した際に無償修理・交換を受けられるサービスです。
また、カナディアンソーラーの災害補償制度は、自然災害など補償対象の事象で故障した場合に無償修理・交換を受けられるのが特長です。自然災害補償は一般的に施工販売店で提供されている保証制度といえます。メーカー保証で受けられるのは、メリットの大きなポイントです。
センドバック保証の特徴と費用
カナディアンソーラーの保証制度は、センドバック保証という仕組みで構成されています。
壊れた機器があれば、その代替品の納品を行いますが現場での交換作業は契約範囲外のため費用が発生します。

センドバック保証の対象部品や修理・交換の流れは以下の通りです。
補償対象の部品 | 太陽光パネルおよび周辺機器を含むシステム全体 |
修理・交換の流れ | 太陽光発電システムを購入した施工販売店へ連絡し、修理交換について相談を行う |
発生する費用 | 要問合せ |
対応期間 | 25年など |
保証期間については、太陽光パネルの種類によって異なります。また、周辺機器の保証期間もそれぞれ異なるため、事前の見積もりや相談時に保証期間や費用の内訳を確認しておくことが大切です。
また、製品保証の中でもエクストラ保証(有償)は15年の保証期間で、太陽光パネルだけでなくパワーコンディショナや施工費用なども補償してもらえます。保証料については、出力に応じて12,000円(税込)~230,000円(税込)となっています。
オンサイト保証とは(シャープ・長州産業)
シャープの保証制度は、オンサイト保証という仕組みで構成されています。
オンサイト保証の場合、壊れた機器があれば、その代替品の納品を行ってもらえるほか、現場での出張修理も契約に含まれています。

なので、もし何かあるときは最後までフォローしてくれるのは安心ですね。
保証期間 | BLACKSOLARシリーズ限定の保証 モジュール保証 20年 システム機器保証 15年 BLACKSOLARシリーズ以外 モジュール出力保証 20年 システム機器保証 10年(有償で15年に延長可能) |
出張費用 | 要問合せ |
部品交換費用 | 要問合せ |
対応時間 | 要問合せ |
メリット | 現地での出張修理まで一括サポートしてもらえるため、別途施工会社へ手続きや連絡を行わずに済む |
シャープと長州産業の保証制度における大きな違いは、施工保証の有無や保証の種類です。
シャープの場合は、太陽光パネルのシリーズに応じて保証期間や内容が異なります。一方、長州産業の保証制度は、どの太陽光パネルでも同一の内容です。また、施工保証が付帯されているため、雨漏りなどのトラブル発生時でもメーカー側で対応してもらえます。さらに、雨漏り保証に関しては20年間保証してもらえるのが、強みのひとつです。
各メーカーの保証期間
・保証期間の表に加えて、各メーカーの保証サービスの特徴(オンサイト保証/センドバック保証の違い、保証期間延長オプション、保証適用条件など)を追記してください。
・各メーカーの保証窓口の連絡先情報と受付時間を追記してください。
こちらが各メーカーで設置するときの付けられる保証内容になります。
シャープ
BLACK SOLARシリーズ限定 | 通常(BLACK SOLARシリーズ以外) | 延長保証 | |
モジュール機器保証 | 20年 | 10年 | 15年 |
周辺機器保証 | 15年 | 10年 | 15年 |
モジュール出力保証 | 20年 | 10年 | 15年 |
保証適用条件 | ・出力保証 BLACK SOLARシリーズ:引き渡しから10年間は90%まで、11~15年目は85%、16~20年目は80% ・BLACK SOLARシリーズ以外:引き渡しから10年間は90%まで、15年保証の場合は11~15年目まで85% ・モジュール保証、周辺機器保証 太陽光パネルおよび周辺機器の故障時に修理交換対応 | ||
保証窓口 | ・施工販売店、もしくは担当者へ直接連絡 ・受付時間:要問合せ | ||
その他 | オンサイト保証:故障した機器があれば、代替品の納品だけでなく、現場での出張修理もサポートしてもらえる |
長州産業
通常 | 延長保証 | |
構成機器保証 | 15年 | 20年 |
施工保証 | 10年 | 10年 |
モジュール出力保証 | 25年 | 25年 |
保証適用条件 | ・出力保証 引き渡しから10年間は81%まで、11~25年目は72% ・構成機器保証 周辺機器の故障時に修理交換対応 ・施工保証 太陽光発電システム設置部からの雨漏りなどの際に修理交換対応 | |
保証窓口 | ・施工販売店、メーカーへ直接連絡 ・受付時間:要問合せ | |
その他 | ― |
カナディアンソーラー
通常 | |
製品保証 | 25年 |
モジュール出力保証 | 25年 |
保証適用条件 | ・出力保証 引き渡しから1年間は97.5%まで、2~25年目は実出力の低下率が0.6%を上回らないことを保証 ・製品保証 太陽光パネルおよび周辺機器の故障時に修理交換対応 |
保証窓口 | カナディアンソーラーお客さまご相談センターへ相談 受付時間:9:00~18:00 |
その他 | 故障した機器があれば、代替品の納品を行ってもらえる。ただし、現場での交換作業については契約範囲外のため費用が発生する。 |
コストパフォーマンスに優れたメーカー4選
太陽光発電システムにおいてコストパフォーマンスを重視している場合は、以下4メーカーについても検討してみてはいかがでしょうか。
カナディアンソーラー | ・海外メーカーの中でも実績が豊富 ・さまざまなサイズの太陽光パネルがあり、屋根の形状やサイズに合わせて設置しやすい ・高温環境下でも出力の劣化を抑えられる ・国内に拠点があり、アフターフォローを受けやすい |
Q cells | ・変換効率20%を超える高効率 ・低照度特性があり、夕方や早朝でも発電を継続しやすい ・温度特性があり、さまざまな気候条件でも発電できる |
ロンジ | ・PERC太陽電池セル搭載により、変換効率20%を超えている ・両面発電モジュールがあり、地面からの反射光も吸収できる ・部分的な影による影響が抑えられている ・高温環境下でも出力の劣化を抑えられる |
トリナソーラー | ・出慮保証に関して、30年間の長期保証を受けられる ・両面発電モジュールがあり、地面からの反射光も吸収できる ・ハーフカットセルにより高温による影響を受けにくい |
長期保証を重視している場合は、30年保証のトリナソーラーもメリットを感じられる可能性があります。
また、日射量の少ない地域で住宅用太陽光発電を導入する場合は、低照度特性のあるQ cellsや部分的な影による影響を抑えたロンジなども相性のいいメーカーといえます。夏場の気温が高い環境であれば、高温環境下における劣化を抑えたカナディアンソーラーやQ cellsなども検討してみるのがおすすめです。
部分影対策の最新技術
自宅の屋根に影がかかりやすい場合は、部分影について対策を施した太陽光パネルから比較してみましょう。
たとえば、Q cellsのQ.ANTUM DUOテクノロジーは、発電効率を高めるための技術が盛り込まれています。具体的には、ハーフカットセルの採用やワイヤー形状の変更、バスバー本数の調整など、さまざまな対策が行われています。
ハーフカットセルとは、セルのサイズを半分にし、電力損失を抑えて発電効率を高める技術のことです。ワイヤ―については、フラットな形状から丸型の形状にすることで、影の影響が75%削減されています。さらに、バスバー(電極)の本数を増やし、かつそれぞれの距離を短くすることで、出力の向上が図られています。
メーカー別サポート体制の特徴
カナディアンソーラーをはじめとした4つのメーカーでは、それぞれサポート窓口が用意されています。
以下に各メーカーのサポート体制を紹介します。
カナディアンソーラー | ・修理、メンテナンスに関するサポートは、カナディアン・ソーラーお客さまご相談センターで対応 ・電話にて対応 ・受付時間:9:00~18:00、年中無休 ・日本語で対応 |
Q cells | ・施工販売店へ連絡 ・メール、電話にて対応 ・受付時間:9:00~12:00、13:00~17:00、土日祝・年末年始・弊社休業日を除く ・日本語で対応 |
ロンジ | ・サポート窓口などの詳細は、ロンジHPより要問合せ |
トリナソーラー | ・メールにて対応 ・受付時間などの詳細は要問合せ |
ロンジやトリナソーラーのサポート体制および詳細に関しては、公式HPで確認できないため、施工販売店へ確認したり問い合わせたりしてみる必要があります。
休日対応については、カナディアンソーラーの方がサポートしてもらいやすいといえます。カナディアンソーラーの場合は平日だけでなく土日祝日も対応してもらえるため、スピーディにサポートを受けることが可能です。
アフターサポートの特徴と対応窓口
不具合が起きると、どこに連絡をしますか?
このような状況のときにメーカーによって、実は対応の仕方が変わります。
カナディアンソーラー・長州産業だけではありませんが、基本的にメーカーはお客様窓口を設けていないことの方が多いです。
そのため太陽光を購入された販売店に連絡をしてください。

そんな中でシャープはお客様窓口があります。
平日だけではなく土日も対応しているので、もし何かあったときは安心です。

それでは、以下に各メーカーのサポート体制を紹介します。
シャープ | ・シャープ サンビスタ メンバーに登録されている施工販売店、シャープの担当者へ連絡する必要がある |
長州産業 | ・長州産業認定の施工販売店へ連絡する必要がある |
カナディアンソーラー | ・修理、メンテナンスに関するサポートは、カナディアン・ソーラーお客さまご相談センターで対応 ・電話にて対応 ・受付時間:9:00~18:00、年中無休 ・日本語で対応 |
シャープや長州産業の太陽光発電システムを導入した場合は、修理交換の手続きについて施工販売店へ連絡する必要があります。一方、カナディアンソーラーは、カナディアン・ソーラーお客さまご相談センターにてサポート対応しています。
なお、具体的な修理交換の手続きや流れについては、公式HPに記載されていないため、施工販売店やメーカーへ問い合わせる必要があります。
太陽光パネルの発電効率と変換効率の違い
太陽光発電における発電効率は、光エネルギーをはじめとしたエネルギーをどれだけ電気に変換できるか数値で示したものです。
一方、太陽光パネルの変換効率は、太陽光パネル1㎡につき光エネルギーをどれだけ電気に変換できるのか示したものです。
つまり、太陽光パネルの発電性能を示すものが変換効率といえます。発電効率は、太陽光発電システム全体における発電能力を示したもので、全体の発電量を確認する際に必要な数値といえます。
以下にシャープ、長州産業、カナディアンソーラーで販売されている太陽光パネルから、代表的な製品の変換効率を紹介します。
シャープ | NU-440PP 変換効率22.6% |
長州産業 | Gシリーズ(348W・232W) 変換効率20.4% |
カナディアンソーラー | CS6.2-48TM-455 変換効率22.8% |
シャープの太陽光パネルには、BLACK SOLARシリーズと呼ばれる独自のシリーズが展開されています。BLACK SOLARシリーズの太陽光パネルは、黒を基調とした色味で、さまざまなサイズにわかれています。屋根形状に合わせて敷き詰められるため、出力を上げやすいのが強みです。
また、2025年4月発売予定のNQ-290BPはN型セル搭載で、高温環境下でも出力低下を抑えられます。そのため、夏場の気温が高い場合には、シャープのBLACK SOLARシリーズもおすすめです。
長州産業の太陽光パネルは3シリーズにわかれています。Bシリーズは単結晶の高効率セルを搭載した太陽光パネルです。Gシリーズは、ヘテロ接合などさまざまな技術を盛り込んだ太陽光パネルで、より高出力かつ一定の発電量を確保しやすい仕様となっています。また、ほっとパネルは、太陽光パネルにヒーターが搭載されており、雪下ろしなどの作業負担を軽減できるようになっています。
カナディアンソーラーの太陽光パネルは、LeTIDに対して耐性があり、高温環境下でも出力低下を招きにくい仕様です。PIDに関する耐性もあり、劣化現象のリスクが抑えられています。
それでは、代表的な太陽電池モジュールの仕様を比較します。
シャープの発電性能と特徴
シャープ

・BLACK SOLARシリーズ
・モジュール変換効率 20.2%/19.5%/15.8%
・最大出力 230W/151W/120W
・サイズ 1146×996×38.5mm/779×996×38.5mm/1092×996×38.5mm
前段でも触れたようにシャープの太陽光パネルには、通常のシリーズに加えてBLACK SOLARシリーズというパネルも販売されています。
BLACK SOLARシリーズは、グッドデザイン賞を受賞したデザイン性の高い太陽光パネルでもあります。全体は黒を基調とした色味で、屋根に調和するスタイリッシュなデザインです。
また、発電性能を保ちつつモジュールのサイズが縮小化されており、屋根サイズの小さな住宅にも設置しやすい仕様となっています。さらに、台形のパネルなどもあるため、寄棟屋根などにも敷き詰めることが可能です。
太陽光パネルに搭載されているセルはN型セルで、高温環境下でも発電効率の低下を抑えられます。また、積雪対応型のパネルがあり、垂直積雪量200㎝の環境でも対応できます。
各製品については、全て国内で生産されています。国内のシャープ堺工場では、セルからモジュールまで一貫生産されており、独自の試験によって耐久性などを厳しく管理しています。
長州産業の特長と変換効率

・JAPAN BLACKシリーズ
・モジュール変換効率 19.2%/18.4%/16.6%
・最大出力 223W/109W/109W
・サイズ 1372×845×40mm/700×845×40mm/888×845×40mm
カナディアンソーラーの特徴と性能

・HiKu6シリーズ
・モジュール変換効率 21%/20.5%/20.4%
・最大出力 410W/315W/270W
・サイズ 1722×1134×30mm/1352×1134×30mm/1722×767×30mm
海外メーカーのカナディアンソーラーは、国内メーカーと比較して価格が抑えられている傾向とされています。そのため、価格を重視している方などには、検討しやすいメーカーのひとつです。
主な特徴は3点です。
●価格が安い傾向
●変換効率が高い
●長期保証
太陽光パネルの変換効率は20%を超えており、シリーズによっては21%と高効率です。新しいシリーズのTOPHiKu6は変換効率22%を超えており、発電効率という点でもメリットがあります。また、LeTIDに対する耐性があるため、高温環境下でも出力の低下を抑えながら発電を継続できます。さらに、PID(電流の漏れによる出力低下)の耐性もあり、発電量低下を抑制することが可能です。
保証制度には、他メーカーと同じく出力保証と製品保証が付帯されています。保証期間は25年と長期保証で、卒FIT後もサポートを受けながら稼働し続けられます。
影がかかる屋根でも発電効率を最大化する太陽光パネル選び
太陽光発電システムを入れたくてもパネルに影がかかってしまうため
「パネルを設置するのをおすすめしません」「全然発電しないです」と言われた方もいらっしゃると思います。
太陽光発電は、日光を吸収し、電気を生み出すシステムです。そのため、太陽光パネルに影がかかってしまうと、その分発電量の低下を招いてしまいます。
影の影響を受ける環境で住宅用太陽光発電を導入する場合は、影の影響について考慮された太陽光パネルから比較検討してみるのがおすすめです。
たとえば、Q cellsの太陽光パネルには、パワーオプティマイザという装置が搭載されています。影によって出力の低下した太陽光パネルと隣接している近いパネルは出力低下せず、本来の発電能力を維持することが可能です。そのため、一般的な太陽光パネルよりも発電量を確保でき、影の影響を受けやすい環境でも発電効率を伸ばしやすいといえます。
なお、具体的な影の影響については、影の種類、太陽光パネルの性能、設置角度や方位などによって変わるため、実際に検証しなければ難しいといえます。
また、パネルの配置などで影の影響を抑えることは難しいため、影の発生する環境でも発電効率が低下しにくい太陽光パネルを検討してみましょう。
そんなお家におすすめできるパネルがあります。
影がかかる屋根でも発電効率を維持できるQ cellsの特徴
太陽光発電システムを入れたくてもパネルに影がかかってしまうため
「パネルを設置するのをおすすめしません」「全然発電しないです」と言われた方もいらっしゃると思います。
そんなお家におすすめできるパネルがあります。
Q cells

・Q.SUPREME
・モジュール変換効率 20.6%/20.1%
・最大出力 355W/235W
・サイズ 1030×1673×32mm/700×1673×32mm
このQ.SUPREMEの特徴はパネルにオプティマイザーという機械を付けていることです。
太陽光発電システムは通常、パネルに影がかかってしまうと力が弱まってしまいます。つまり、影のかかったパネルに隣接したパネルも、発電量が低下してしまいます。
(電気の性質上、低い出力に引っ張られてしまいます。)

しかし、オプティマイザーがあれば影がかかったパネルの力は弱まりますが、影の科家庭内パネルについては100%の力を発揮することができるようになります。

それにより影がかかってしまうから設置できなかったお家でもQ.SUPREMEなら発電量を確保できるので太陽光発電システムを入れるメリットが出やすくなります。
もうすこしお話を聞きたい方はぜひお問い合わせください。
屋根以外の設置場所!ソーラーカーポートの選び方
太陽光発電システムを入れたくても屋根に設置できない方におすすめできる太陽光発電システムがあります。
それがソーラーカーポートです。
ソーラーカーポートは、カーポートの屋根に太陽光パネルを設置したもので、住宅用太陽光発電と同じく発電することが可能です。
以下にメリットやデメリット、コストなどを紹介します。
メリット | ・住宅用太陽光発電の設置が難しいご家庭も導入できる ・売電、自家消費による電気料金削減効果を得られる ・両面発電パネルを設置すれば地面からの反射光からも発電できる ・停電時でも発電を継続できる |
デメリット | ・床面積10㎡以上の設備規模となる場合は、建築確認申請が必要 ・住宅などの影で発電量が低下する可能性はある ・カーポートより初期費用が高い |
設置コスト | 2台用ソーラーカーポートは200万円前後 |
補助金制度 | 国の補助金制度:なし 自治体によっては実施されている可能性がある |
これであれば屋根に設置しないで駐車スペースがあれば、そこに太陽光を設置できます。エコでんちでおすすめしているソーラーカーポートは大きく分けて2種類あります。
メーカー | 特長 |
Dulight | ・両面発電パネルで効率的に発電できる ・錆びに強い仕様 ・雨漏りに強い仕様 ・積雪量99㎝に対応したタイプもある ・飛び火認定(DR認定)を取得しており防火性能を持っている |
Daisen | ・台風や積雪に強いタイプもある ・サイドパネルを追加できる ・カーポートの上にさまざまなメーカーの太陽光パネルを導入できる |
1つ目 Dulight(デュライト)

【2台置きの仕様】
サイズ | 4,921mm×5,763mm |
太陽光パネル | 両面発電パネル搭載 |
発電効率 | 21.1% |
耐久性に関する特徴 | 錆びや雨漏りに強く、DR認定を取得(防火性能) また、積雪60㎝以下のタイプと99㎝以下のタイプから選択可能 |
設置費用 | 要問合せ |
メリット | ・両面発電パネルで発電効率を伸ばせる ・新型モデルは旧型と比較して15%発電量アップ ・システム機器保証15年、リニア出力保証30年の長期保証 |
デメリット | ・太陽光パネルの種類は決められている ・サイドパネルは付帯されていない ・1台用、5台以上のソーラーカーポートはない |
こちらは両面(表裏)にパネルが付いているソーラーカーポートです。
そのため2台用のカーポートでもあっても5.9kWもの太陽光発電システムを付けることができます。
ソーラーカーポートの導入に適した条件
メリット | ・影のある環境でも両面発電パネルによって反射光から発電できる ・コンパクトで高出力 ・積雪荷重に強いタイプも用意されている ・ステンカラーでスタイリッシュなデザイン ・家庭用蓄電池と連携できる |
デメリット | ・他メーカーの太陽光パネルから比較、導入できない ・1台用、5台以上のサイズがない |
Dulight(デュライト)は、駐車スペース2台~4台分ある方や99㎝以下の積雪量を記録する地域に住んでいる方などに導入検討しやすいソーラーカーポートといえます。出力については、5.9kW、8.26kW、10.62kWの3種類にわかれています。
また、コンパクトなサイズ感ながら高出力でもあるため、設置スペースにかぎりがあるものの、出力5kW以上の太陽光発電を求めている方におすすめです。なお、出力5kWの場合は、1日あたり13kWh程度発電できます。
補助金制度については、自治体独自で実施されている可能性もあります。初期費用を少しでも抑えたい場合は、管轄の自治体窓口もしくはHPでソーラーカーポートに関する補助金制度があるかどうか調べてみましょう。
2つ目 Daisen

【ゆき盛くんⅢ・耐風くんⅢ、基本セット2台用・積雪30cm仕様】
サイズ | 標準寸法(奥行)×(間口): 5450×4904 mm・5450×5504 mm・5450×6104mmなど |
太陽光パネル | カーポートのため、太陽光パネルは後付け |
発電効率 | 設置する太陽光パネルによって異なる |
耐久性に関する特徴 | 風速46m/秒、積雪50cmまで対応可能 |
設置費用 | 要問合せ |
メリット | ・太陽光パネルメーカーを選択できる ・実績のあるエクステリアメーカーで信頼性が高い ・カーポートのバリエーションが豊富 |
デメリット | ・太陽光パネルに合わせて設計されていない ・種類によって耐風圧や耐積雪性能などが異なる点に注意 |
こちらはカーポートになるのですが、この上に各メーカーの太陽光発電システムを選んで設置します。
そのため自由度が高いのでお客様ひとりひとりに合った希望のシステムをご案内することができます。
ソーラーカーポートの導入に適したケース
●駐車スペースが1台以上ある方
●駐車スペースの形が特殊な方
●太陽光と蓄電池をセットで入れたい方
●片面発電型のパネルでも問題ない方
●台風、積雪による影響を受けやすい地域に住んでいる方
●サイドパネル付きカーポートが欲しい方
●キャンピングカーなども所有している方
Daisenのソーラーカーポートは、カーポートに後付けで太陽光パネルを取り付ける形式です。そのため、太陽光パネルのメーカーを選びたい方には、メリットを感じられる内容といえます。また、耐風圧や積雪荷重に強い設計でもあるため、台風や暴風雨、積雪量の多い地域に住んでいる方も導入しやすいのが強みです。
ただし、太陽光パネル一体型のソーラーカーポートを求めている方、両面発電パネルを導入したい方などは、注意が必要です。
太陽光発電メーカー選びのまとめ
正直に申し上げて、各メーカーの太陽光発電システムの機能面に大きな差はないです。ただし、影の影響に強いパネル、積雪荷重に強いパネルなど、それぞれ異なる強みを持っています。
いま住んでいる、これから建てるお家の屋根によって選び方が変わります。
太陽光発電のメーカーを選ぶ際は、以下のようなポイントにも注目してみましょう。
- 太陽光パネルの変換効率
- 発電効率を高める技術の有無
- 耐久性向上につながる対策の有無
- 保証の内容と種類、保証期間
- 太陽光パネルを含む各機器や部材の価格
また、今回紹介したメーカーの特徴は以下の通りです。
シャープ | ・パネル形状が豊富で、寄棟屋根などにも適している ・BLACK SOLARシリーズはデザインが高く、高い変換効率を持つ ・2025年4月発売の新モデルはN型セル搭載で、高温環境下でも出力低下が抑えられる |
長州産業 | ・国内の生産にこだわっており、日本の気候に合わせて品質検査も厳しく実施している ・Gシリーズは、ヘテロ接続構造セルをはじめとした、発電効率を高める技術が複数盛り込まれている ・Bシリーズもバスバーの本数増加など発電効率向上に向けた対策が行われている ・ほっとパネルはヒーター内蔵のパネルで、雪下ろしなどの作業負担を軽減できる |
カナディアンソーラー | ・新しいシリーズのTOPHiKu6は変換効率22%を超えており高効率 ・LeTIDに対する耐性があるため、高温環境下でも出力の低下を抑えながら発電を継続できる ・PID(電流の漏れによる出力低下)の耐性もあり、発電量低下を抑制 |
そして実は太陽光発電システムを考えている方は蓄電池も一緒に考えていることが非常に多くなっています。
蓄電池も一緒となると更に太陽光含めて選び方が変わってくるのでぜひこちらの「太陽光発電システムや蓄電池を設置したい方必見!」をご覧ください。



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