ソーラーフロンティアの太陽光発電に関する特徴やメリット・デメリットを解説!製品仕様や保証期間についても紹介
最終更新日:2024.10.28 太陽光発電
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国内メーカーのソーラーフロンティアは、これまで薄膜型(CIS系)太陽光パネルの開発・製造を行っていましたが、2021年に同モデルの生産を終了しました。また、2024年時点では、OEM方式でシリコン結晶型太陽光パネルを調達および販売しています。(OEM方式:他社で製造してもらい、自社ブランドとして販売する方式)
そこで今回は、ソーラーフロンティアの太陽光発電に関する特徴やメリット・デメリット、販売中の太陽光パネルやパワーコンディショナの製品情報について解説します。
ソーラーフロンティアの現在について知りたい方や住宅用太陽光発電の導入を検討している方などは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ソーラーフロンティア製太陽光発電を検討する際に押さえておくべきポイント
ソーラーフロンティアの太陽光発電を検討する際に押さえておくべきポイントは、CIS太陽電池の生産・販売を既に終了している点です。
冒頭でも解説したようにソーラーフロンティアは、CIS太陽電池を用いた太陽光パネルの生産を2019年に終了および撤退しています。しかし、インターネットでソーラーフロンティアについて検索すると、2019年以前の情報が残っているケースも多く、勘違いしやすいといえます。
2024年時点でソーラーフロンティアは、自社生産から自社ブランド・他社製造のOEMへシフトし、なおかつ他社と同じく単結晶シリコンの太陽光パネルのみ取り扱っています。
CIS太陽電池を検討している方は、特に上記のポイントを混同したり誤って認識したりしないよう注意が必要です。
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ソーラーフロンティア製太陽光発電の特徴
続いては、ソーラーフロンティア製太陽光発電の主な特徴について解説します。
大型パネルでなおかつ高出力
ソーラーフロンティアから販売されている住宅用太陽光パネルは5種類で、どれも単結晶シリコン型です。中には、出力400Wを超え大型パネルがあり、高出力な太陽光パネルを求めている方に嬉しいポイントといえます。
たとえば、「SFC415-108B」は1枚あたりの出力415Wで、一般的な太陽光パネルの出力200~300W程度と比較してハイパワーということがわかります。
パワーコンディショナのバリエーションが豊富
ソーラーフロンティアの個人向けパワーコンディショナは、7種類という国内外メーカーと比較してもバリエーションの豊富な状況です。また、各パワーコンディショナには、設置場所や特徴に違いがあります。
KPR-A48-J4-SS-HA(マルチストリング型)やKPR-A56-J4-SS-HA(マルチストリング型)は、ストリングの数にばらつきがあっても問題なく制御可能な方式です。また、KPV-A55-J4やKPV-A55-SJ4は、重塩害地域に建てられた住宅で運用できるよう設計されています。
出力や電力の効率的な制御、塩害対応など、さまざまな目的に合わせて柔軟に選択できるのは、大きな特徴です。
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ソーラーフロンティア製太陽光発電の導入メリット
続いては、ソーラーフロンティアの太陽光発電を導入するメリットについてわかりやすく解説していきます。
両面発電型太陽光パネルを取り扱っている
ソーラーフロンティアの太陽光パネルには、両面発電型太陽光パネルがあります。少しでも発電量を伸ばしたい方や日照時間や日射量などの課題を抱えている方などは、特にメリットの多いポイントです。
通常、太陽光パネルから光を吸収できるのは表面のみです。そのため、屋根から反射した光を太陽光パネルの裏面から吸収できません。
一方、両面発電型太陽光パネルはパネル裏面にも太陽電池が設置されているので、反射光を吸収し、直流の電力を生み出すことが可能です。
特に反射光の発生しやすい環境や片面発電型パネルでは発電量を伸ばしにくい場合には、導入メリットの大きな製品といえます。
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1枚あたりの出力が高いパネルで発電量を伸ばせる
ソーラーフロンティアの太陽光パネルは、大型サイズでなおかつ高出力な仕様です。そのため、屋根面積に余裕がある状況で1枚あたりの発電量を増やしたい時は、設置メリットの多いメーカーといえます。
ソーラーフロンティアから販売されている太陽光パネルは、1枚あたりのサイズが幅1,700mm前後、縦1,100mm前後と比較的大きく、その分出力も高い仕様となっています。また、他メーカーが扱っているタイプと同じく単結晶シリコン型なので、変換効率20%前後を保っています。
大型パネルの設置が可能なご家庭は、ソーラーフロンティアも含めて検討してみてはいかがでしょうか。
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蓄電システムのラインナップが豊富
太陽光発電と蓄電池システムの同時設置にも適しているのが、ソーラーフロンティアを選ぶメリットでもあります。
ソーラーフロンティアの蓄電システムは、マルチ蓄電プラットフォームというコンセプトで、単機能型からハイブリッド蓄電システム、全負荷対応ハイブリッド蓄電システムまで幅広く対応しているのが特長です。
同時設置の場合は、パワーコンディショナ1台で電力損失を抑えながら効率的に自家消費・充放電可能なハイブリッド蓄電システムを選ぶのがおすすめです。また、既に別メーカーで太陽光発電を導入した場合は、単機能型蓄電池を選ぶことでパワーコンディショナの交換を行わなくとも連携できます。
さらに、オール電化住宅に住んでいる方や200V機器を複数導入している方は、200V機器へ電力を供給可能な全負荷対応型ハイブリッド蓄電システムが合っています。
このようにライフスタイルに合わせて蓄電システムを選べるのも、ソーラーフロンティアの強みといえます。
ソーラーフロンティア製太陽光発電のデメリット
続いては、ソーラーフロンティアの太陽光発電に関するデメリット・注意点を解説していきます。
設置には切妻屋根や広い面積が必要
ソーラーフロンティアの太陽光パネルはサイズの大きなタイプなので、切妻屋根や広い面積でなければ複数枚設置するのが難しい可能性もあります。
太陽光パネルメーカーによっては、寄棟屋根などに合わせた台形型を製造しているケースや幅1,700mm未満で設計されたコンパクトタイプも存在しています。
一方、ソーラーフロンティアから販売されている太陽光パネルは長方形のみで、なおかつ幅1,700mm、縦1,100mm前後といった外形寸法です。
他メーカーと比較してパネル重量が重い
ソーラーフロンティアの太陽光パネルは、他メーカーと比較して重い傾向です。そのため、屋根の耐荷重や負荷を計算した上で検討するのが、雨漏りなどのリスクを避ける上で重要です。
たとえば、ソーラーフロンティアの「SFA405-120C」は21.3kgで、一般的な太陽光パネルの重量15kg前後と比較して6kg以上重いといえます。他の太陽光パネルも20kg前後なので、屋根への負荷が大きく事前の現地調査・シミュレーションなどは必要です。
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ソーラーフロンティア製太陽光発電がおすすめの人
ここでは、ソーラーフロンティアの太陽光発電がおすすめの人を解説します。
大型パネルを複数枚設置可能な環境の人
大型パネルで1枚あたり20kg前後の重量でも、出力や変換効率の高い仕様であれば導入したい人は、ソーラーフロンティアの太陽光パネルもおすすめといえます。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルは、単結晶シリコン型で変換効率の高い仕様です。そのため、サイズや重量に関する制約がない状況で出力や変換効率の高いパネル重視なら、多くのメリットを得られるメーカーといえます。
両面発電型太陽光パネルで発電量を伸ばしたい人
屋根の角度や日照時間、天候などの関係で両面発電型太陽光パネルを探している人は、ソーラーフロンティアの太陽光発電もおすすめです。
両面発電型太陽光パネルに関しては、メーカーによって取り扱い状況が異なります。そのため、なかなか見つからず悩んでいる方も多いかと思います。
ソーラーフロンティアの太陽光パネル「SFC405-108AG」は両面発電型で、変換効率20.74%という高効率な特長も持っています。
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【住宅用】ソーラーフロンティア製太陽光パネルのラインナップ
ここからは、ソーラーフロンティアの太陽光パネルに関する特徴や仕様を解説していきます。
SFA405-120C
仕様 |
|
サイズ |
幅1,754 mm × 縦1,096× 厚み30 mm |
重量 |
21.3 kg |
公称最大出力 |
405W |
変換効率 |
要問合せ |
単結晶シリコン型のSFA405-120Cは、1枚で405Wもの出力を持つ太陽光パネルです。変換効率に関してはソーラーフロンティアHPに記載されていないので、施工販売店へ相談する際に確認しておきましょう。
SFC405-108AG
仕様 |
|
サイズ |
幅1,722 mm × 縦1,134 mm× 厚み35 mm |
重量 |
25.4 kg |
公称最大出力 |
405W |
変換効率 |
20.74 % |
SFC405-108AGは、両面発電型(両面受光型)太陽光パネルです。重量は25.4kgと一般的な太陽光パネルより10kg程度重いものの、反射光も電気へ変換できるのが強みといえます。
屋根の面積や耐荷重などをクリアしている場合は、発電量を伸ばしやすくメリットの多いシリーズです。
SFC410-108B
仕様 |
|
サイズ |
幅1,722 mm × 縦1,134 mm× 厚み30 mm |
重量 |
21.2 kg |
公称最大出力 |
410W |
変換効率 |
21.00 % |
SFC410-108Bは、前段で紹介したSFC405-108AGよりも5W出力のアップした410Wもの出力を持つ太陽光パネルです。発電可能な面は表面のみなので、両面発電型ではありません。
片面発電型・大型パネルといった点に問題がない場合は、検討しやすいシリーズの1つといえます。
SFC410-108AG
仕様 |
|
サイズ |
幅1,722幅1,134 mm× 厚み35 mm |
重量 |
25.4 kg |
公称最大出力 |
410 W |
変換効率 |
21.00% |
SFC410-108AGは、SFC405-108AGと同じサイズ・重量の両面発電型太陽光パネルです。大きな違いは1枚あたりの出力で、5Wアップした410Wの仕様になっています。
そのため、少しでも高出力な両面発電型太陽光パネルを導入したいという方は、SFC410-108AGの方を中心に検討してみてはいかがでしょうか。
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SFC415-108B
仕様 |
|
サイズ |
幅1,722 mm × 縦1,134 mm× 厚み30 mm |
重量 |
21.2 kg |
公称最大出力 |
415 W |
変換効率 |
21.25 % |
SFC415-108Bは、SFC410-108Bと同じサイズ・重量の片面発電型太陽光パネルです。また、出力が5kWアップした415Wなので、より多くの電気を自家消費できます。
屋根面積の大きな住宅に住んでいる方の中で、1日あたりの消費電力10kW以上という方は、SFC415-108Bを20枚設置するだけで自家消費に必要な電力を確保できる可能性があります。
【住宅用】ソーラーフロンティア製パワーコンディショナのラインナップ
続いては、ソーラーフロンティア製パワーコンディショナを解説します。
SPCシリーズ
ソーラーフロンティアのSPCシリーズは、屋内集中型と屋外マルチストリング型にわかれていて、設置場所の環境や太陽光パネルの設置枚数に応じて選択できるのが特長です。
屋内集中型パワーコンディショナは、SPC2-IS40とSPC2-IS55になります。集中型とは制御回路の都合上、ストリングごとのパネル枚数を一致させなければいけないパワーコンディショナのことです。(※ストリング:太陽光パネルを直列接続させたもので、住宅用太陽光発電ではストリングを複数組み合わせて発電する)
屋根面積が広い住宅で、ストリングごとのパネル枚数を合わせることに問題ない場合は、SPC2-IS40とSPC2-IS55も合っています。
一方、SPC2-OM44とSPC2-OM55は、屋外設置用のマルチストリング型パワーコンディショナです。マルチストリング型の場合は、ストリングごとのパネル枚数を合わせなくとも各電力を制御・自家消費できるようになっています。
屋外設置でもパワーコンディショナに影響を与えない環境で、なおかつストリングのパネル枚数を揃えることよりもなるべく多くの太陽光パネルを屋根に敷き詰めたい場合は、特に相性のいいパワーコンディショナといえます。
なお、屋外設置用のマルチストリング型パワーコンディショナには、SPC2-OM55S(耐塩害仕様品)とSPC2-OM44S(耐塩害仕様品)もあります。つまり、塩害による影響を受ける地域でも問題なく稼働できるよう対策が施されたパワーコンディショナなので、沿岸部に住んでいる方におすすめです。
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KPK-A40-SS-HA・KPK-A55-SS-HA
KPK-A40-SS-HAとKPK-A55-SS-HAは、AICOT技術によって単独運転による事故を防ぐ技術が組み込まれています。そのため、FIT制度を活用した余剰買取を行いたい方や卒FIT後も売電を継続したい方には、検討しやすいパワーコンディショナといえます。
系統(送配電側)側で停電した際に住宅用太陽光発電の単独運転状態が続いていると、停電の復旧を行う作業員の感電事故、設備の火災といった事故を招いてしまうリスクもあります。
AICOT技術は系統側の異常を0.2秒で検出し、単独運転発生を防止してくれます。そのため、街の停電復旧をスムーズに進められるため、個人にとってもメリットがあります。
KPR-A48-J4-SS-HA(マルチストリング型)・KPR-A56-J4-SS-HA(マルチストリング型)
KPR-A48-J4-SS-HA(マルチストリング型)とKPR-A56-J4-SS-HA(マルチストリング型)は、どちらも屋内設置型マルチストリングパワーコンディショナです。
屋根形状や面積の関係でストリングごとのパネル枚数を揃えられない場合などは、特に検討しやすいシリーズです。また、サイズがコンパクトなので、設置スペースに悩んでいるご家庭にもメリットはあります。
KPW-A55-J4・KPW-A55-SJ4(重塩害対応品)
KPW-A55-J4とKPW-A55-SJ4(重塩害対応品)は、どちらも定格出力5.5kWのパワーコンディショナで、AICOT技術が搭載されています。また、屋内・屋外設置に対応しているので、スペースや屋外の温度・湿度といった環境に合わせて設置場所を検討できます。
さらに重塩害対応品のKPW-A55-SJ4なら、塩害による影響が深刻な地域でもパワーコンディショナの稼働を継続できます。
KPV-A55-J4・KPV-A55-SJ4(重塩害対応品)
KPV-A55-J4とKPV-A55-SJ4(重塩害対応品)は、定格出力5.5kWの屋外設置型パワーコンディショナで、前段で紹介したシリーズ同じく重塩害地域で稼働可能な製品もあります。
そのため、塩害によって腐食などの被害が起きやすい地域で太陽光発電を設置したい場合は、おすすめのシリーズといえます。
ソーラーフロンティアの太陽光発電の保証サービス
ソーラーフロンティアからは、複数の保証サービスが提供されています。
以下に保証サービスの年数や概要を紹介します。
保証サービス |
概要 |
太陽電池モジュール20年保証 |
保証期間20年間 ソーラーフロンティア規定の出力を下回った場合に太陽光パネルの無償修理交換を受けられる |
周辺機器10年保証 |
保証期間10年間 パワーコンディショナ、接続箱、昇圧ユニットに不具合が生じた場合、対象機器の無償修理交換を受けられる |
ソーラーフロンティア指定の周辺機器をセットで購入した場合は、上記の周辺機器10年保証が付帯されます。保証を幅広く受けたい場合は、なるべくソーラーフロンティアから販売されている太陽光パネルだけでなく周辺機器も同時に導入するのがおすすめです。
なお、自然災害補償などの保証制度は用意されていないので、同保証サービスを提供している施工販売店を探す必要があります。
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まとめ
ソーラーフロンティアの太陽光発電システムにおいて注目のポイントは、大型・高出力の単結晶シリコン型パネルが販売されている点です。また、屋根面積の広い住宅に住んでいて、なおかつ反射光の多い環境であれば、両面発電型太陽光パネルを検討してみるのもおすすめです。
自宅の屋根に合った太陽光パネルを探している方や電気代負担に悩んでいる方は、今回の記事を参考にしながらエコでんちで太陽光発電システムを比較検討してみてはいかがでしょうか。
エコでんちでは、ソーラーフロンティアを含めさまざまな住宅用太陽光発電システム、ソーラーカーポート、家庭用蓄電池、V2Hを取り扱っています。また、メーカーからの大量仕入れ・ネット販売特化により、販売価格を安く抑えているのも大きな特徴です。
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