【2025年最新】太陽光パネルの廃棄費用を安く抑える方法!処分相場と注意点
最終更新日:2025.06.16 太陽光発電

太陽光パネルを導入している人の中には、処分したいと考える人もいるでしょう。例えば、諸事情で太陽光パネルが不要になった、壊れてしまったなどの理由では撤去が必要になります。しかし、太陽光パネルをいざ撤去しよう思っても、処分方法がわからないとお悩みではないでしょうか。太陽光パネルは大きなものなので、果たして何ごみに当たるのかわかりづらいです。
そこで太陽光パネルの撤去方法を紹介していきます。撤去にかかる費用や注意点も取り上げているので参考にしてください。廃棄方法や撤去費用を知ることで、太陽光パネルを廃棄する時に慌てずに済むでしょう。
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目次
太陽光パネルの廃棄処分方法
太陽光パネルは産業廃棄物として専門業者に処分してもらう必要があります。廃棄の手順としては以下の通りです。
1.専門業者に連絡する
2.太陽光パネルの調査見積もりを出してもらう
3.本体を解体・撤去する
4.解体した部材を分解・溶解して処分する
ちなみに、太陽光パネルを個人で処分するのは大変危険です。仮に個人で太陽光パネルを処分しようと考えると以下のリスクが発生します。
・専門的なスキルがないので放電の危険性がある
・高所作業なので慣れていないと足を滑らせやすい
・太陽光パネルが重い
このように、とても素人の手に負えるものではありません。専門業者に依頼すると費用が発生しますが、自らの安全性を優先しましょう。専門業者に撤去してもらう場合は、具体的にいくらの費用が発生するのでしょうか。
太陽光パネルのリサイクル・売却について
太陽光パネルの買取相場は、1枚あたり1万円前後とされています。
ただし、実際の買取価格については、太陽光パネル・太陽光発電の買取専門業者によって大きく異なる場合もあります。そのため、買取相場は目安の一つとして捉え、実際の見積もりを比較しながら相場を見極めていくことが大切です。
そして、太陽光パネルを売却したい場合は、太陽光パネルや周辺機器の買取に対応している業者を調べていきましょう。
買取業者の中には、太陽光パネルを含む建材などの買取に対応した業者や太陽光パネルや周辺機器の買取を専門とした業者なども存在しています。このような太陽光パネルに対応した買取業者へ相談すれば、スムーズに査定・買取してもらうことが可能です。
買い取られた太陽光パネルについては、リユースもしくはリサイクルされます。パネルは、7つの部材にわけられるほか、一部リサイクルすることが可能です。具体的には、パネル表面に取り付けられているガラス、アルミフレーム、バックシートに含まれる銀などの物質、ジャンクションボックス、シリコンなどが代表的です。
それでは、太陽光パネルのリサイクル方法について確認していきましょう。
パネルの種類別リサイクル方法

出典:「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」(環境省)(000245687.pdf)
太陽光パネルは、結晶系シリコン系や化合物系、有機系などさまざまな種類にわかれています。パネルに搭載されている太陽電池の種類によっては、カドミウム 、鉛、セレンといった有害物質も含まれているため、適切に処分しなければいけません。
そのため、太陽光パネルの撤去を検討する際は、処分・リサイクル方法を熟知しているリサイクル業者、廃棄物処理業者へ相談することが大切です。
リサイクルの流れについては、以下の通りです 。
- 収集運搬業者によって太陽光パネルを含む各部材を回収してもらう
- 中間処理業者による選別、リサイクルの実施
- リサイクル可能な部材はリサイクルした上で活用される
- リサイクル不可な部材は収集運搬業者により回収
- 最終処分場によってリサイクル不可な部材を埋め立て処分
太陽光パネルのリサイクルや処分の割合率は、20%台前半とされています。また、リサイクルの際には、さまざまな素材が取り出されます。
たとえば、結晶シリコン系太陽光パネルからは、結晶シリコン、ガラス、アルミニウム、EVA樹脂、銅などが取り出され、再利用されます。薄膜系太陽光パネルの場合は、ガラスやアルミニウム、EVA樹脂、銅などが取り出されます。
出典:「令和3年度使用済太陽電池モジュールのリサイクル等の推進に係る調査業務」(環境省)(900535815.pdf)
太陽光パネルの廃棄費用を安く抑える方法
太陽光パネルの廃棄費用を少しでも安く抑えたい場合は、まず相見積もりを行いましょう。
相見積もりとは、複数の業者へ同時に見積もりを依頼し、比較していく方法のことです。1社のみに相談した場合は、相場より安いのかどうかわかりません。また、1社ずつ比較していく方法では時間がかかってしまい、効率的に比較できません。
そのため、廃棄・リサイクル業者を調べる際は、複数の業者へ同時に見積もりを依頼しましょう。
なお、相見積もりによるメリットやデメリットは、以下の通りです。
相見積もりによる【メリット】
・廃棄費用の相場を確認できる
・比較した中で最も安い業者をスピーディに見つけられる
相見積もりによる【デメリット】
・必ず廃棄費用の負担を抑えられるわけではない
・見積もりの比較に時間をかける必要がある
相見積もりのほかには、補助金制度の活用も検討してみるのがおすすめです。
自治体によっては、太陽光パネルの廃棄に対して補助金を実施している可能性もあります。もし、管轄の自治体で補助金制度を実施していれば、廃棄費用を削減することが可能です。
以下にメリットやデメリットを紹介します。
補助金制度の活用を検討する【メリット】
・廃棄費用を大幅に削減できる可能性がある
・相見積もりと組み合わせることで、費用負担をより抑えられる
補助金制度の活用を検討する【デメリット】
・管轄の自治体で補助金制度を実施していない可能性もある
・補助金制度を受けるためには要件を満たさなければいけない
また、太陽光パネルの廃棄時期を慎重に考えることも、費用負担を削減する上で重要なポイントのひとつです。
太陽光発電にかぎらず解体費用は、時期によって変動します。つまり、繁忙期に依頼した場合は、相場より費用が高くなってしまう可能性もあります。そのため、太陽光発電の廃棄を検討する際は、解体業者に繁忙期の時期を確認した上で、撤去時期を選定していくことが大切です。
以下に撤去時期の選定によるメリット、デメリットを紹介します。
撤去時期の選定による【メリット】
・相場より安い時期を見つけられる
・廃棄費用の削減につながる可能性がある
撤去時期の選定による【デメリット】
・繁忙期を避けることで、すぐに廃棄できない場合がある
・必ずしも廃棄費用の削減につながるわけではない
太陽光パネルの廃棄・処分を考えている方は、3つのポイントを意識しながら準備を進めてみましょう。
複数業者の見積もり比較のポイント
前段で触れたように太陽光パネル、太陽光発電の廃棄を検討する際は、複数業者へ同時に見積もりを依頼し、比較する必要があります。
見積もり内容は、主に撤去費と運搬費、処分費の3種類で構成されています。撤去費には、太陽光パネル×複数枚の撤去、ケーブルやパワーコンディショナーなどその他部材・機器の撤去作業費用、安全対策費用(足場代)などが含まれています。
運搬費は、廃棄物を処分場まで運ぶ際にかかる費用を指しています。また、処分費とは、太陽光パネルを含む産業廃棄物の処分にかかる費用のことです。
見積もりを確認する際は、合計金額だけでなく撤去費など各項目の金額も比較しておきましょう。また、各項目の意味がわからないときは、担当者へ確認しておくのも大切です。
ほかには、実績豊富かどうかという点も重要なポイントのひとつです。太陽光発電の解体撤去技術が不足している業者へ依頼してしまうと、自宅の屋根に傷をつけられたり作業に時間がかかったりなど、さまざまなトラブルにつながる可能性もあります。そのため、解体撤去を依頼する際は、費用だけでなく技術も重視しましょう。
自治体の補助金制度の活用方法
太陽光パネルの廃棄費用を少しでも安く抑えたいという方は、解体業者の見積もり比較に加えて、補助金制度についても目を向けてみましょう。
自治体によっては、太陽光パネルの廃棄・リサイクルに関して補助金を交付している可能性があります。管轄の自治体で補助金制度が実施されていれば、廃棄費用を削減することも可能です。
たとえば、東京都の「使用済住宅用太陽光パネルリサイクル促進事業 」は、太陽光パネルのリサイクルを実施する排出事業者もしくは、太陽光パネルの所有者を対象にした補助金制度で、リサイクル費用を補助してくれます。
実施年度は令和5~9年度で、2025年時点でも申し込むことが可能です。また、対象の設備は、住宅用太陽光発電に取り付けられている太陽光パネルとされています。
補助金額については出力(kW)×25,000円の補助金です。たとえば、出力5kWであれば、125,000円の補助金が交付されます。
以下に主な必要書類を紹介します。
必要書類
・補助金交付申請書兼請求書
・誓約書
・産業廃棄物管理票の写し
また、太陽光発電の出力を確認できる資料、太陽光パネルの取り外し・廃棄を所有者から排出事業者に依頼したことがわかる使用なども、申請の際に必要とされています。
廃棄・リサイクル費用を数万円以上削減できるのは、補助金制度を活用していく大きなメリットです。
まずは、最寄りの自治体窓口・HPで太陽光パネルの廃棄・リサイクルに関する補助金制度が実施されているか、確認してみましょう。
太陽光パネルの廃棄にかかる費用
太陽光パネルの廃棄は個人用と産業用で異なるので注意が必要です。続いて、2つのケースでいくらの処分費用が発生するのか紹介していきます。
住宅用太陽光パネルの処分費用相場
住宅に取り付けてある太陽光パネルを処分する際には、一般的に以下の費用が発生します。
費用 | 内訳 |
取り外し費 | 100,000~150,000円 |
足場代 | 1日当たり700~1,000円/1㎡ |
修理代 | 瓦葺きの場合は1,000,000円前後 部分修理の場合は100,000~300,000円 |
運搬費 | 距離による |
処分費 | パネルの枚数による |
こちらはあくまで相場なので多少前後しますが、決して安い値段ではありません。特に太陽光パネルがなくなった部分の修理代が高いです。撤去後にそのまま住居に住む場合は、高い修理代が発生するので気を付けましょう。
また、解体 撤去業者へ相談する際は、見積り内容や内訳、工事の流れを丁寧に説明してくれるか、こまめに連絡してくれるかどうかという点も確認しましょう。優良な業者の場合は、こまめに連絡を行ってくれるほか、見積り内容を丁寧に説明してくれます。
とくに連絡がとれるかどうかという点は、トラブルを防ぐ上でも重要なポイントです。もし、連絡がとれにくい業者へ相談してしまうと、至急相談しなければいけない場面でもすぐに確認できません。
太陽光パネルの解体撤去業者を比較する際は、費用相場に加えて担当者の対応、連絡のとれやすさも慎重に確認していきましょう。
50kWを超える太陽光パネルの処分費
50kWを超える太陽光パネルの場合は、処分費が1kWあたり2万円程度かかります。例えば75kWの場合は、処分費用だけで150万円も必要です。そこから足場代や修理代も発生します。また、太陽光パネルを処分する際には、FIT制度の存在も忘れてはいけません。
太陽光パネルの廃棄にはFIT制度が定められている
FIT制度とは固定価格買取制度のことで、資本費の5%を廃棄などにかかる費用として積み立てなければいけません。2018年7月から廃棄費用の項目が追加されたので、処分の積み立ても報告が必須です。太陽光パネルを処分する際に慌てないためにも、普段から積み立てておくと安心できます。
太陽光パネルを廃棄する際の注意点
太陽光パネルを廃棄する際には、廃棄費用だけでなく以下の注意点も押さえておきましょう。
・太陽光パネルには有害物質が含まれることがある
・自然災害による廃棄は自分で注意喚起が必要
この2つに注意しなければ、後々になってトラブルになるかもしれません。以下では2つの注意点を詳しく紹介しています。
太陽光パネルには有害物質が含まれることも
海外製の太陽光パネルには、カドミウムという有害物質が含まれる可能性があります。カドミウムは日本の4大公害として有名なイタイイタイ病の原因になった物質です。また、日本製のシリコン系太陽光パネルにも有害物質が含まれることがあります。このように太陽光パネルは危険なものなので処分には注意が必要です。
自然災害による廃棄は自分で注意喚起を
自然災害で太陽光パネルが破損した時は、自分で周囲に呼びかけましょう。例えば、太陽光パネルから感電が発生することもあります。その他にも有害物質が漏れるかもしれません。二次災害にならないためにも、故障した際にはいち早く近隣住民に注意喚起を促しましょう。
太陽光パネルを廃棄する最終確認
太陽光パネルの廃棄で後悔しないためにも、以下のポイントを押さえましょう。
・電力会社から電力を買う値段と自家発電で得られる収入を比較する
・老朽化している場合は新しいシステムに乗り換える
この2つを考慮したうえで太陽光パネルの廃棄を決めましょう。FITの満了を迎えたからといって処分すると後悔するので注意が必要です。
よくある質問
-
太陽光パネルの廃棄費用はいくらですか?
-
1枚あたり1万円前後とされています。しかし、太陽光パネルの廃棄費用は、解体撤去業者によって異なるため、複数業者へ見積もりを依頼して比較することが大切です。
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太陽光パネルはどのように廃棄すればいいですか?
-
自身で処分することはできません。解体撤去業者、太陽光パネルの廃棄を専門とする業者へ相談し、産業廃棄物として処分してもらう必要があります。
-
太陽光パネルはリサイクルできますか?
-
太陽光パネルには、リサイクル可能な素材も含まれています。たとえば、アルミフレーム、ガラス、太陽電池に含まれるシリコン、EVA樹脂、銅などは、リサイクルできる素材です。
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太陽光パネルに有害物質は含まれていますか?
-
太陽光パネルの種類によっては、鉛やセレン、カドミウムといった有害物質が含まれている場合があります。そのため、廃棄したい場合は、太陽光パネルの取り扱いを専門とする解体・買取業者へ相談することが大切です。
-
太陽光パネルだけでなく設備全体の撤去は可能ですか?
-
太陽光発電設備の撤去、廃棄も可能です。撤去を検討している場合は、まず施工販売店へ相談しましょう。
太陽光パネルの廃棄は専門業者に任せよう
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで太陽光パネルの廃棄についてご理解いただけたと思います。太陽光パネルの廃棄は業者に依頼しましょう。また、処分する際には数十万円から数百万円の費用が発生するので注意が必要です。
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