ソーラーカーポー1台用の価格は?メリットやデメリットやおすすめのメーカーについても解説
最終更新日:2024.10.04 太陽光発電
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ソーラーカーポートの導入を検討している方の中には、1台用の価格がいくらになるのか目安を知りたい方も多いのではないでしょうか?また、1台用のソーラーカーポートで特におすすめのシリーズ・メーカーは、どれなのか知りたいところです。
そこで今回は、ソーラーカーポート1台用の価格や導入メリット・デメリット、おすすめのメーカーについて解説します。
1台用のソーラーカーポートを導入すべきか悩んでいる方などは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ソーラーカーポート1台用の価格
1台用ソーラーカーポートの価格は、一般的に150万円程度とされています。
太陽光発電が設置されていない通常のカーポートは、1台用で20万円前後の価格です。そのため、カーポートと比較すると高額に感じる方もいるかと思います。しかし、カーポートには発電システムなどが付帯されていないため、導入費用を回収できません。
一方、1台用ソーラーカーポートを導入した場合は、発電した電気を自家消費することで電気代を削減できるほか、余った電力の売電によって収入を得られます。
さらに電気代の削減によって浮いた生活費と売電収入を費用回収に充てられるため、カーポートよりも経済的メリットの大きなシステムです。
1台用ソーラーカーポートの価格を抑えるには
1台用ソーラーカーポートを含む太陽光発電システムの価格は、大量生産などによって年々安くなっています。ただし、それでも気軽に購入できる価格帯ではないため、少しでも費用負担を抑えたいところです。
そこでここからは、1台用ソーラーカーポートの価格を抑えるために知っておきたいポイントを紹介します。
複数のシリーズやメーカーを比較する
1台用を含むソーラーカーポートは、いくつかのメーカーから製造・販売されています。また、ソーラーカーポートのシリーズは増えており、比較検討しやすいのが特徴です。
たとえば、既製品と特注品という点だけでも価格は大きく変わります。他には、ソーラーカーポートに使用されている素材、耐久性(積雪荷重、風圧に強いタイプなど)、その他独自の技術が盛り込まれている場合には、一般的な価格より高い傾向です。
これから1台用や2台用のソーラーカーポートを導入したいと考えている方は、施工販売店へ相談し、ソーラーカーポートのメーカーやシリーズごとの見積りや価格帯を提示してもらってみましょう。
ソーラーカーポートを取り扱う施工販売店は、各メーカーのスペックから価格帯まで把握しています。そのため、個人で1から調べるよりも施工販売店に見積もりを提示してもらったり価格帯を教えてもらったりした方が、簡単に価格を確認できます。
相見積もりを行う
施工販売店へ相談する際は、少なくとも2つ以上の業者へ見積もりを提示してもらうことが大切です。
太陽光発電・蓄電池・ソーラーカーポートの価格は、施工販売店によって大きく異なるケースがあります。特に一部の悪質な業者は、不当に価格を吊り上げたり後から費用を追加したりする場合があります。また、優良な施工販売店であったとしても、導入費用は各業者で異なります。
1社のみに相談した結果、相場より高い価格に気付かず損をしてしまう可能性があり、注意すべきポイントです。
対策としては相見積もりがおすすめです。
相見積もりとは、同時に複数の施工販売店へ見積もり作成を依頼し、まとめて見積もりを比較する方法のことです。1つずつ見積もりを確認する方法より効率的なことはもちろん、丁寧に見積もりを作成しているかどうか、担当者のサービス対応に問題がないか、といった点まで比較できます。
補助金制度を調べる
1台用ソーラーカーポートの価格を一定程度抑えたい場合は、補助金制度を利用できるかどうか調べてみるのが大切です。
まず国の補助金制度は主に法人企業向けのため、申請は難しいといえます。一方、自治体ごとに提供されている補助金制度には、個人向けの太陽光発電、蓄電池、ソーラーカーポートに関する内容も含まれている場合があります。
補助金制度が実施されているか気になる方は、管轄の自治体HPもしくは窓口からソーラーカーポートに関する補助金制度も実施されていないか確認してみましょう。
なお、エコでんちでは、国・自治体の補助金制度に関する情報をまとめているほか、ご相談いただいた際に管轄の自治体で補助金制度を実施しているかどうか確認、サポートいたします。
仕事などで忙しい方、自治体へ確認を取るのが面倒といった方は、ぜひお気軽にエコでんちへご相談ください。
関連記事:2024年(令和6年)オトクに導入!家庭用蓄電池・太陽光発電・V2Hの補助金ってどうすればもらえる?地域ごとの需給条件や金額を徹底解説 – エコでんち (ecodenchi.com)
PPAやリースで導入できないか調べてみる
PPAやリース方式の場合は、初期費用0円で導入することが可能です。また、ソーラーカーポートにはPPA方式があり、費用負担の大幅な削減を期待できます。
PPAサービスは、PPA事業者所有のソーラーカーポートを無料で設置してもらい、自家消費分の電気料金を一定期間支払う仕組みです。メンテナンスや修理交換費用なども無料のため、初期費用から維持管理の負担まで抑えられるのがメリットです。
また、PPAサービスで設定されている電気料金は、電力会社の一般的な電気料金プランより安いため、自家消費するほど電気料金を削減できるようになっています。
契約期間終了後は、設備を撤去もしくは無償で譲渡してもらえます。
一方、リース方式は、リース業者からソーラーカーポートを借りて、一定期間リース料金を支払いながら運用していく仕組みです。PPA方式とは異なり、自家消費だけでなく売電を行えるようになっています。契約期間終了後は、設備の撤去もしくは無償譲渡のいずれかになります。
いずれの方式も初期費用負担を抑えられるほか、費用を一括で負担せずに済むのが特徴です。ローン以外の方法で分割払いしたい方や維持管理費用も負担を避けたい方にはメリットの多い方法といえます。
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1台用ソーラーカーポートのメリット
1台用ソーラーカーポートの導入メリットとして、設置スペースや費用負担といった点が挙げられます。
1台用のソーラーカーポートは、2台用や3台用よりもコンパクトで、設置スペースに悩んでいるご家庭にも検討しやすいタイプです。たとえば、Puerta(プエルタ)の1台用ソーラーカーポートは、5,437×3,310mmとコンパクト設計で、出力3.375kWの太陽光発電システムを搭載しています。
また、2台~のソーラーカーポートよりも費用負担を抑えられるため、価格重視の方にとっても導入しやすいポイントのひとつといえます。
出典:「令和6年度以降の調達価格等に関する意見」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/20240207_1.pdf)
1台用ソーラーカーポートのデメリット
1台用ソーラーカーポートの出力は3kW台が多く、大きな発電量を期待できません。そのため、大幅な電気代削減効果を期待している方にはデメリットといえます。
太陽光発電の発電量は1kWあたり年間約1,000kWhなので、3kWなら3,000kWh程度です。1日の発電量は約8kWhとなります。
住宅用太陽光発電における自家消費率は30%程度なので、発電量8kWhのうち2.4kWh程度を自家消費に充てられる計算です。残りの余剰電力は電力会社へ売電することが可能です。(FIT制度の認定を受けている場合、もしくは卒FIT後に電力会社と契約している場合)
そして、1日あたりの消費電力量は、1人暮らしなら約6kWh、2人世帯で約10kWh、3人世帯で約12kWhです。
自家消費による1日の電気代削減率はどの世帯人数でも50%に満たないため、大幅な電気代負担の軽減効果を感じにくいといえます。
ただし、家庭用蓄電池を併用すれば余剰電力を貯めておき、消費電力量の多い時間帯に自家消費することが可能です。
そのため、1台用ソーラーカーポートで電気代削減効果を高めたい方は、家庭用蓄電池についても調べてみましょう。
なお、家庭用蓄電池の併用メリットについては、後半で詳しく解説します。
関連記事:自宅の電気料金の使用量を知るには?使用量を減らして節電するポイントも解説! – エコでんち (ecodenchi.com)
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1台用ソーラーカーポートのメーカー例
1台用ソーラーカーポートの価格やメリット・デメリットを把握したあとは、主なメーカー・シリーズについて確認していきましょう。
Daisen:ゆき盛くんⅢ・耐風くんⅢ
老舗総合エクステリアメーカーの大仙から販売されているシリーズのひとつが、「ゆき盛くんⅢ・耐風くんⅢ」というソーラーカーポートです。
「ゆき盛くんⅢ・耐風くんⅢ」は、主に台風や暴風雨に対して高い耐久性を誇っています。
柱や梁には、従来のアルミ押し出し型材よりも約1.6倍もの強度を持たせており、風速46m/秒、積雪50cmまでの風圧や荷重に耐えられる設計です。さらに、ソーラーカーポートにサイドパネルや3面の囲いを取り付けられるため、車両をより守りたい場合にも使いやすい仕様となっています。
特に台風や積雪の多い地域でカーポートを設置する予定のある方は、おすすめのシリーズです。
より詳しい特長などは以下記事で紹介しております。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:Daisen【大仙】ソーラーカーポートの特徴や仕様を解説!併せてオススメの太陽光パネルもご紹介! 特別価格! 業界最安値水準!相見積歓迎! – エコでんち (ecodenchi.com)
DMM .make solar:Puerta(プエルタ)
DMM .make solarのPuerta(プエルタ)は、両面発電モジュールやカラーバリエーションなどが特徴的なソーラーカーポートです。1台用のソーラーカーポートも販売されているので、コンパクトタイプを探している方にも検討しやすいといえます。
Puerta(プエルタ)のカーポート部分は、5色のフレームから選択できるようになっています。一般的にソーラーカーポートのカラーバリエーションは1色なので、デザインにも配慮されたおしゃれなシリーズといえます。
それぞれの色は、ブラックとシルバー、ライトブラウン、ライトステン、ライトホワイトです。
モジュールに関しては、両面発電モジュールが採用されている点に注目です。
通常、太陽光パネルの発電部分は片面にのみ搭載されていて、裏面から光を吸収・発電できません。
Puerta(プエルタ)に搭載されている両面発電モジュールは裏面からも発電できるため、地面からの反射光も電気へ変換することが可能です。
特にソーラーカーポートは地面からの反射光を吸収しやすい環境なので、両面発電モジュールとの相性がいいといえます。さらに、150㎝以下の積雪荷重に対応可能な仕様で、積雪量の多い地域でも設置・運用を始められるのが嬉しいポイントです。
より詳しい特長などは以下記事で紹介しております。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:DMM|Puerta(プエルタ)|両面発電ソーラーカーポート 特別価格! 業界最安値水準!相見積歓迎! – エコでんち (ecodenchi.com)
1台用ソーラーカーポートを導入するなら蓄電池の併用もおすすめ
前半でも触れたように1台用ソーラーカーポートの経済的メリット、費用回収期間の短縮を目指す方は、家庭用蓄電池の併用を検討してみるのがおすすめです。
それでは、家庭用蓄電池を併用することで得られるメリットを紹介します。
電気代削減効果を高められる
電気代削減効果を高められるのが、1台用ソーラーカーポートに家庭用蓄電池を併用する大きなメリットです。
1台用ソーラーカーポートは、住宅用太陽光発電システムと同様に充電機能が搭載されていません。発電した電気をその場で消費しない場合は、損失もしくは売電しなければいけません。
たとえば、FIT制度の認定を受けたソーラーカーポートであれば、自家消費ののちに余った電力を電力会社へ売電することが可能です。(FIT制度:一定期間、固定の単価で売電を行うことが可能な国の支援制度、再生可能エネルギーが対象)
しかし、FIT制度の固定買取価格は年々下落しているため、収益を得られるものの電気代削減効果を高めにくい状況となっています。
そこで家庭用蓄電池を導入すれば、余剰電力を貯めておき、消費電力量の多い時間帯に放電できるようになります。
また、自家消費の場合は電気代を直接削減できるため、再エネ賦課金や燃料費調整額を含めて負担を抑えることが可能です。限られた発電量でも効率的に電気代を削減できるのは、家庭用蓄電池の併用メリットです。
長期停電時に夜間や電力需要の大きな場面でも電気を使用できる
防災・停電対策としても1台用ソーラーカーポートを活用したい方は、家庭用蓄電池の併用でさらにメリットを得られます。
1台用ソーラーカーポートは停電時でも稼働可能なものの、夕方や夜間、早朝など日射量の少ない・0の場面で発電できません。また、太陽光発電システムの自立運転モード(非常時に稼働させる機能)は出力1,500Wです。つまり、同時に使用できる家電製品・住宅設備の消費電力は合計1,500Wのため、消費電力の大きな設備を活用したり複数の製品を同時に利用したりすることは難しい状況といえます。
一方、家庭用蓄電池の中には、自立運転モードの出力1,500Wを超える蓄電池もあり、消費電力の高いエアコンなどを稼働させたり、より多くの家電製品を複数利用したりできるのが強みです。
特にオール電化住宅に住んでいる方や停電時に調理機器やエアコンといった消費電力の高い機器も使用したい方などは、家庭用蓄電池を併用するのがおすすめです。
EVを導入する場合はトライブリッド蓄電池システムの検討も
EVを導入する・既に導入している場合は、1台用ソーラーカーポートに加えてV2Hとトライブリッド蓄電システムを検討してみてはいかがでしょうか。
EVに付属している普通充電器は、自宅のコンセントからEVへ給電できるものの、EVから自宅へ給電できない仕様です。なぜなら、EVに貯められている直流電力を、自宅のコンセントや住宅設備で使用可能な交流電力へ変換できないからです。
普通充電器による充電では、交流の電気をそのままEVへ給電します。EVは、交流の電気を内部で直流の電気へ変換し、活用していく仕組みです。
V2Hは本体に交流・直流変換機能が搭載されており、普通充電器より充電速度を短縮できるほか、直流の電気を交流へ変換し、自宅へ給電できるのも大きな特長です。
さらに、トライブリッド蓄電システムは、1台のパワーコンディショナで太陽光発電と蓄電池、V2Hを同時に制御・出力でき、電力の損失を抑えながら効率的に自家消費、売電を行うことが可能です。
エコでんちでは、トライブリッド蓄電システムやV2Hも取り扱っているので、ソーラーカーポートに適したメーカーや型番などもご提案いたします。製品選びに悩んでいる方やV2Hやトライブリッド蓄電システムも確認してみたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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まとめ
1台用ソーラーカーポートの価格は、一般的に150万円前後で推移しています。ただし、カーポートの素材や太陽光発電システムの種類によって変動します。また、施工販売店によって施工費用が変わるため、相見積もりを行いながら検討してみましょう。
コンパクトなソーラーカーポートを求めている方やソーラーカーポートで電気代負担を削減したい方は、今回の記事を参考にしながら1台用ソーラーカーポートを検討してみてはいかがでしょうか。
エコでんちでは、1台用をはじめさまざまな種類のソーラーカーポート、V2H、家庭用蓄電池、住宅用太陽光発電を取り扱っています。
環境省公的資格「うちエコ診断士」を取得した専門アドバイザーが、多数の製品からお客様のご要望に合った製品をご提案いたします。また、環境省おすすめの家計診断サービスを活用した節電のアドバイスも行っており、節電や断熱リフォームなど、総合的な方法で光熱費負担の削減を目指せます。
まずは、お電話やエコでんちの無料見積もり、Webフォーム、公式LINEよりぜひお気軽にご相談ください。
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