- Q
系統連系型蓄電池とはなんですか。
- A
「系統」 とは電力会社が管理・運用する電力網(電気のネットワーク) のことを指します。
そして 「連系」 とは電気やシステムが物理的・技術的に接続されている状態 を意味します。
つまり「系統連系型蓄電池」とは、電力会社の電力網と電気をやり取りできるように接続された蓄電池 という意味になります。
なぜ蓄電池が系統と連系するの?
蓄電池が電力会社の系統と連系する主な理由は、大きく分けて2つあります。
1. 家庭での電気の有効活用と経済性のため
電力系統と連系することで、以下のようなメリットが生まれます。
・電気代の節約
太陽光発電で余った電気を蓄電池に貯めたり、電気料金が安い夜間の電気を貯めて、電気代が高い昼間に使うことで、電力会社から買う電気を減らせます。・余剰電力の有効活用(売電量を減らして自家消費を促進)
太陽光発電でできた電気は、売電するだけでなく、蓄電池に貯めてご家庭で消費することで、電気代の削減効果を最大化できます。
2025年現在の制度では、売電価格よりも電力会社から電気を買う料金の方が高いため、できるだけ自家消費を増やすことが経済的なメリットに繋がります。・停電時の活用
災害などで電力会社からの電気が止まっても、蓄電池に貯めた電気を自動でご家庭に供給し、電気を使えるようにします。2. 電力システム全体の安定のため
家庭用の蓄電池だけでなく、大規模な蓄電池も電力系統に連系することで、社会全体の電力の安定に貢献しています。
・再生可能エネルギーの有効活用
太陽光や風力発電は天候によって発電量が変動します。
電気が余った時に蓄電池に貯め、足りない時に放電することで、再生可能エネルギーをもっと安定して使えるようになります。・電力の需給バランス調整
電力会社は常に電気の需要と供給のバランスを保つ必要があります。
蓄電池が連系することで、電気の余りや不足を吸収し、電力系統全体の安定性を高める役割を果たします。このように、蓄電池が系統と連系することで、ご家庭の電気を賢く使うだけでなく、社会全体の安定した電力供給にも貢献しているのです。
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