屋根の形状と太陽光発電の相性についてわかりやすく解説!
最終更新日:2023.06.23 太陽光発電
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住宅用太陽光発電の設置を検討している方にとって悩むポイントの1つが、自宅の屋根に設置した場合に効率よく発電されるかということではないでしょうか。
住宅の屋根形状には種類があり、太陽光発電の設置角度や設置枚数に違いもあります。
そこで今回は、屋根形状と太陽光発電の相性や注意点について分かりやすく紹介します。
太陽光発電と屋根の相性について調べている方や太陽光発電の設置に関する注意点を把握していない方などは、参考にしてみてください。
目次
屋根の形状と太陽光発電の相性
住宅の屋根は、6種類の形状に分かれています。
角度や面積に違いがあるので、太陽光発電の発電効率と関係のある要素です。
それでは、屋根の形状と太陽光発電の相性について確認していきましょう。
1面でかつ片側に傾いた片流れ屋根
片流れ屋根は1枚の屋根に傾斜をつけた屋根です。シンプルな屋根形状なので、施工にかかる費用を抑えられます。
さらに傾斜がついているので、雨やほこりなどを自然に落とすことが可能です。
太陽発電との相性という点では、特にいい屋根形状といえます。
なぜなら、屋根の面積が広く、大きな太陽光パネルを設置できますし、設置枚数を増やしやすいといったメリットを得られるためです。
南向きに設置できる場合は、高い発電効率を実現できます。
これから住宅を建てる・購入する方の中で太陽光発電向きの屋根形状を探している方は、片流れ屋根を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、スマートハウスなど新しい住宅に採用されている屋根形状です。
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地面に対して水平な陸屋根
陸屋根(平屋根)とは、1面で構成された屋根で、地面に対して水平に設置されています。
傾斜がついていないため、ひびや傷んだ際に雨漏りしやすい形状です。
また、太陽光パネルを設置する際は、入念に防水処理を施す必要があります。
一方、発電しやすさという点では、比較的相性のいい屋根といえます。
傾斜のついていない陸屋根は、日光の入りやすい南向きへ設置しやすい構造で、発電効率を伸ばせるのが強みです。
南向きの場合は、他の方角より数%~10%高い効率発電を維持できます。
4面で構成された寄棟屋根と方形屋根
寄棟屋根は、三角形2面・台形2円を合わせた形状です。方形屋根は、三角形4面で構成された屋根となっています。
どちらの屋根形状も4面という点が、共通点です。
東西南北、それぞれの面に太陽光パネルを設置することが可能です。
そのため、発電量の多い南側により多くの太陽光パネルを設置できるよう、方角と設置面積、各メーカーのパネル形状を確認しておくことをおすすめします。
また、長方形や正方形のパネルでは余白ができてしまうため、三角形の太陽光パネルを設置してみるのも大切です。
2面で構成された切妻屋根
切妻屋根は、長方形や正方形の面を2面組み合わせた屋根です。横から見ると「へ」の字に見えるのが特徴で、いわゆる三角屋根です。
施工にかかる費用は比較的安く、メンテナンスしやすいといった強みもあります。
太陽光発電との相性は、比較的良好です。
南北方面に屋根が建てられている場合、太陽光パネルは南面のみに設置される傾向です。また、1面でも多くの発電量を期待できます。
東西方向に屋根が建てられている場合は、東西に太陽光パネルを設置し、バランスよく発電することが可能です。
昔ながらの入母屋屋根
入母屋屋根とは、寄棟屋根の上に切妻屋根形式の小型屋根を載せた形状のことです。いわゆる昔ながらの伝統的な屋根で瓦が設置されています。
太陽光発電との相性は、あまりいい状況とは言えません。なぜなら、複雑かつ二重構造の屋根で、太陽光パネルの設置が難しいためです。また、太陽光パネルを設置できたとしても、上部の屋根によって影ができやすい環境です。
入母屋屋根の住宅に住んでいる場合は、ソーラーカーポートを検討してみるのもおすすめです。
ソーラーカーポートはカーポートの屋根に太陽光パネルを載せた設備で、南向きに設置しやすいという強みもあります。
屋根中央部へ雪を流す無落雪屋根
無落雪屋根は、中央部に雨水を排出するためのダクトが設置されていて、横から見ると逆「へ」の字に見えます。雪が玄関や庭などに落下しにくい構造なので、積雪の多い地域に適した屋根形状です。
一見すると太陽光パネルを設置できない構造ですが、特注の架台を利用することで太陽光パネルを設置できます。
高さのある架台を設置し、その上に太陽光パネルを設置することで、無落雪屋根の凹み部分に影響されることなく、設置角度の調整および継続的な発電を行うことが可能です。また、設置位置を調整することで、南向きで発電を始められます。
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屋根の材料と太陽光発電の相性
住宅用太陽光発電を設置する場合は、屋根の材料について確認しておくことが大切です。
屋根材によっては、架台を設置できない可能性があります。そのため、事前に施工業者へ住宅の構造や屋根材などを調査してもらいましょう。
以上に太陽光発電の設置が難しい主な屋根材を紹介します。
設置の難しい屋根材 | 設置が難しい理由 |
住宅用波型スレート | 架台の固定などで金属を使用するものの、住宅用波型スレートへ金属の使用が不可 |
草木系素材 | |
重ね葺き | |
銅板葺き | 架台と屋根材の固定・接続部分が腐食しやすい |
シングル材 | スリット(切れ込み)の入っているタイプの屋根材には、架台を設置できない |
住宅用平型スレート | |
波板葺き | 屋根材の強度不足で太陽光発電設備を設置できない |
屋根材にかぎらず注意すべきポイントは、太陽光パネルが設置された面の腐食や劣化です。
太陽光パネルを設置した状態で屋根塗装を行う場合、太陽光パネルの設置面のみ塗装されていない状態になります。
すると、塗装されていない面のみ劣化しやすくなってしまうため、雨漏りや腐食といったリスクにつながります。
耐久性アップのために屋根塗装を行う時は、太陽光パネルを取り外し、屋根全面への塗装を依頼するのが大切です。
屋根と太陽の方角にも注目
太陽光発電と屋根について考える時は、太陽の方角を確認しましょう。
太陽に対して南面の屋根が、最も発電効率の高い方角です。南面の発電効率を100%とした場合は、南東と南西が96%程度です。
東と西の面は、南面に対して85%程度の発電効率となっています。北面は最も発電効率の低い面で、南面に対して60~65%に抑えられています。
太陽光発電を設置する時は、なるべく南向きに太陽光パネルを設置してもらうよう施工業者へ相談するのが重要です。
屋根への設置方法は2種類ある
これから住宅を建てる方は、特に設置方法を検討してみるのが大切です。
最後は、屋根への設置方法について確認していきましょう。
太陽光発電を後付け
既に新築住宅を建てている時や太陽光パネルの付いていない住宅を購入する時は、太陽光発電の後付けを検討する必要があります。
後付けの場合は、屋根材に架台を固定するための接続部品を設置し、架台と太陽光パネルを設置していく工法です。
屋根と架台の間に空間があるので、熱を逃しやすい・湿気がたまりにくいといったメリットもあります。
ただし、屋根材の種類によっては穴をあけなければいけないため、雨漏りリスクに気を付ける必要があります。
弊社エコでんちは、一般建設業の許可を所有しております。
また、二重の保証体制を構築するために元請け施工を採用しているので、一般の基準より厳しい基準で設置工事を進められます。
住宅用太陽光発電の設置によるトラブルが不安な方、実績豊富な事業者を探している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
屋根と太陽光発電が一体型
一体型の太陽光発電とは、文字通り屋根と太陽光パネルが一体となった設備のことです。
一般的には、新築の際に屋根材一体型の太陽光発電を設置してもらいます。
屋根材の中に太陽光パネルが組み込まれた構造なので、屋根設置後の架台・太陽光パネルの接続・固定作業不要です。
また、屋根材の下に防水シートが敷かれているので、雨漏りといったリスクにも対処できます。
東京都では、2025年の住宅用太陽光発電設置義務化へ向けた方針を定めています。
東京都在住の方や東京への移住を検討している方は、屋根一体型の太陽光発電付き住宅を購入・建築について考えてみてはいかがでしょうか。
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屋根の形状や材料は太陽光発電の設置可否や発電効率にかかわる重要なポイント!
屋根形状の中で南向きに建てられた片流れ屋根住宅は、太陽光パネルを設置しやすく、なおかつ発電効率の高い環境で自家消費や売電を進められます。
また、屋根への設置を検討する時は、防水対策に強い事業者から選ぶのが大切です。
光熱費削減の一環として太陽光発電を検討している方や自宅に太陽光発電を設置できるか分からない方は、今回の記事を参考に屋根形状や住宅の方角などを確認してみてはいかがでしょうか?
エコでんちは、環境省認定の公的資格「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」を取得した専任アドバイザーが、お客様の要望・住宅の状況などから最適な太陽光発電や蓄電池をご提案いたします。
電話やメールの他、公式LINEからご相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
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