V2Hはやめた方がいい?導入のメリットとデメリット、導入時の注意点を解説 | エコでんち

V2Hはやめた方がいい?導入のメリットとデメリット、導入時の注意点を解説

最終更新日:2023.08.29 V2H

ガソリン車から電気自動車へ切り替えた方の中には、V2Hについて知った・関心を持ち始めたばかりの方も多いのではないでしょうか?

しかし、V2Hの詳細についてよく分かっていないと、「やめた方がいいのだろうか」、「損をしないか不安」といった疑問や不安を抱いてしまうかと思います。

そこで今回は、V2Hはやめた方がいいのか?導入すべき設備なのかという点について、分かりやすく紹介します。

電気自動車を購入したことでV2Hについて関心を持ち始めた方や、電気自動車の充電設備としてV2Hを導入すべきか悩んでいる方などは、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
エコでんちスタッフの写真
エコでんちスタッフ
電気代の節約や停電への備えを考えている方に役立つ情報をお届けします。2018年11月から、太陽光発電・蓄電池の専門店ならではの視点で、分かりやすい解説を発信しています。

V2Hはやめた方がいい?

V2Hはやめた方が良い?

結論:V2Hはとても良い設備です。
適切に運用できれば、通常時・停電時ともに生活の利便性を向上させてくれることでしょう。

しかし、V2Hがあまり効果的に運用できない(向いていない)方がいるのは事実です。

これはV2Hという機器の活用法や、メリット・デメリットなどを十分に把握するのが困難だからかと思われます。

V2Hは単なる倍速充電機器ではなく、太陽光発電・蓄電池との連携や、EVからの給電といった機能があり、それ単体の知識だけでなく、様々な知識が必要となります。

このように、V2Hには一般の充電設備と異なる特徴があります。
このコラムを読んでいただいて『やめた方がいい』と考える前に、機能や特徴を知っておきましょう。

V2Hのデメリットとは?

V2Hの基本的な機能を把握したあとは、V2Hの導入前に気を付けておくべきポイントや、デメリットについて確認していきましょう。

1.メンテナンス可能なスペースが必要

V2Hを設置するには、充分な搬入経路の他、施工可能なスペースも確保しなければいけません。

また、メンテナンスフリーではありますが、定期的なメンテナンスを行うことで機器を安全に、より長く利用できるように一定のスペースを確保する必要があります。

なお、V2Hの設置場所を考える際、給電ケーブルとの距離や給電口の位置など、他にも確認すべきポイントがあります。

おすすめの設置場所や注意点は、当サイトの以下記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

2.V2H単体で発電や蓄電は行えない

V2H単体では発電や蓄電を行えないため、電気自動車を所有していない方や、自家発電設備を探している方にとってメリットの少ない設備といえます。

V2Hは、主に以下の機能を持った充電設備です。

● 直流から交流、交流から直流へ変換させるための変換機能

● EV・PHEVの倍速充電機能

● EV・PHEVに貯めた電気を家庭内へ給電する機能

少なくとも、V2H対応の電気自動車を所有していなければ、V2Hを導入しても活用できません。

そのため、V2H=蓄電池・発電機と考えている場合は、特に注意が必要です。

電気自動車を購入していない方は、V2Hの前に電気自動車の比較検討を進めることが必要です。

3.100万円以上の初期費用負担

住宅設備の予算が少ない方にとって、V2Hは負担の大きい設備となる場合があります。

V2Hの初期費用は、販売店や施工業者、メーカー、型番によって異なるため、100万円台の製品もあれば、200万円以上のケースもあります。

V2Hの設置費用に関しては当社の別コラムで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
参照:V2Hの価格はいくら?設置にかかる費用や活用すべき補助金制度を徹底解説

一括払いが難しい場合は、太陽光発電や蓄電池と同じくローンによる分割払いを選択できます。

弊社エコでんちの場合は、ヤマトクレジットファイナンスと提携していて、1回~216回(18)の間で支払い回数を設定いただけます。

費用負担に関しては分割払いでカバーできるので、予算面の悩みを抱えているご家族にも検討しやすいといえます。

V2Hの導入メリット!

V2Hの導入メリット!

V2Hはやめた方がいいのか悩んでいる時は、V2Hのメリット・強みについて把握してから判断するのも大切です。

それでは、V2Hの導入により得られるメリットについて確認していきましょう。

1.深夜電力と余剰電力の活用で電気代を削減

特定の時間帯に電力量料金の安くなるプランへ加入している場合は、V2Hの活用によって電気料金を削減できる場合があります。

大手電力会社や一部の新電力では、深夜帯や夕方、早朝、その他夏や冬場の夜間など、特定の時間帯のみ電力量料金の安いプランを提供しています。

そこで夜間や早朝など電力量料金の安い時間帯に電気自動車へ充電し、通常料金の時間帯や消費電力量の多いピーク時間帯にEVから家庭へ電力を供給(給電)することで、「ピークシフト」「ピークカット」を実現します。

 つまり、安い料金で電気購入し、高い料金の時間帯に電気自動車で自家消費していくという方法です。

特に時間帯別プランへ加入している方や電気自動車の電気を積極的に活用したい方には、メリットの多い活用方法といえます。

太陽光発電で作った電気はまず自宅で消費され、全て使いきれなかった余剰電力は売電するか、あるいはV2H経由でEVへ充電することが可能になります。

この太陽光発電の余剰電力をEVに充電する運用は、売電単価が低下した卒FIT後の運用において、最も効率的な電力活用法となります。

さらに、太陽が出ていない夜間や消費電力の多い時間帯にはEVに貯めておいた電力をV2H経由で自家消費できるため、太陽光発電システムの弱点である夜間の電気負担をカバーし、効率的に電気料金を削減することができます。

2.電気自動車へ急速充電可能!

V2Hは、一般の充電設備より電気自動車へ急速充電できるのが特長です。

V2Hの種類にもよりますが、普通充電器と比較すると約2倍程度のスピードで充電を完了させられます。

たとえば、ニチコンのEVパワー・ステーションは、日産リーフの充電時間10時間程度で完了します。

家庭向けの普通充電器は満充電に21時間程度かかるので、約半分程度に短縮されています。

技術開発が進めば、さらに短時間で充電を行えるようになります。

電気自動車をスピーディに充電を行いたい方には、メリットのある設備です。

例として、ニチコンのV2Hと、日産リーフを組み合わせたV2Hの活用シーンを解説します。

ニチコン製V2H「EVパワー・ステーション」は、あらかじめ電力会社との契約アンペアを設定することで、家庭で使われている消費電力をリアルタイムにモニターし、日産リーフに充電可能な電力量を自動的に制御します。

この機能により、契約電力の範囲内で充電ができるようになり、充電中のブレーカー落ち(停電)を防ぐことが可能です。

※1 EVパワー・ステーションの倍速充電機能を十分にお使いいただくためには、EVパワー・ステーション用に200V 30Aが必要になります
契約電力の範囲内で家電機器を動作させながら充電するため、使用する家電機器の負荷が大きくなると、充電にまわす電力が減少し、充電時間が延びる可能性があります
※2 バッテリー残量警告灯の点灯から満充電まで
※3 V2H非対応の車両には対応していません
※4 日産リーフへの充電中に基準値以上の過電流負荷が投入された場合などにおいて、ごく稀にブレーカーが遮断される場合があります

nichicon VCG-663CN3 VCG-663CN7 VCG-666CN7_VCG-666CN7K 特別価格は大特価のため公開できません!お早めにお問合せください! 詳細はこちら

3.停電時は電気自動車を非常用電源として活用可能で、かつ蓄電池より大容量

災害や電力不足などによる停電時は、電気自動車を蓄電池として活用することが可能です。

 電気自動車に搭載されているバッテリーは、直流の電気で稼働します。

しかし、電化製品や生活家電、住宅設備の多くは、交流電気で稼働するように設計されています。

電気自動車の電気を取り出せたとしても家庭内で使用できません。

さらに普通充電器に直流・交流機能や家庭内への給電機能はありません。

一方、V2Hの内部には直流電気を交流電気へ変換させる機能が搭載されていますし、家庭内へ給電させる機能もあります。

停電時に電気自動車に貯めた電気を家庭内で使用できるので、在宅避難生活の際に照明や生活家電を稼働させることが可能です。

また、家庭用蓄電池より蓄電容量が大きく、数日から数週間程度、電気自動車の電気を使用できるのもメリットといえます。

防災対策としてバッテリーや発電機の購入を検討している方は、電気自動車とV2Hを活用してみてはいかがでしょうか。

EVとV2Hの組み合わせは、停電時の強力な非常用電源になります。

台風や地震による長期停電が発生しても、EVの電気で普段に近い生活を送ることが可能です。

「走る蓄電池」としての大容量

EVは一般的な家庭用蓄電池(約10kWh)の数倍から数十倍という圧倒的なバッテリー容量を持っています。

例えば40kWhのEVであれば、3人家族で節電しながら使用した場合、約4〜5日分もの電力をこれ1台で供給できます。

定置型蓄電池だけでは難しい「数日間にわたる在宅避難」を支える、非常に心強い存在です。

太陽光発電との併用で電気の自給自足

太陽光発電とV2Hを併用すれば、1週間を超える長期停電にも対応できる電力の自給自足が実現します。

晴れた昼間は太陽光の電気で過ごしながら余った分をEVへ充電し、夜間や雨天時はその貯めた電気を家に戻して使用する。

このサイクルを繰り返すことで、ライフラインが途絶えた環境でも「いつもの暮らし」をそのまま続けることができます。

緊急時の移動手段も確保

停電時でも太陽光でEVを充電しておけば、ガソリンスタンドの混雑に左右されることなく車を動かせます。

遠方への飲料水補給や物資の調達、万が一の避難も迅速に行えるため、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭にとっては「電気のある暮らし」「自由な移動」の両方を守れる万全の備えとなります。

4.ガソリン車と比較して毎月の家計負担を抑えやすい

EVを使い始めると、ガソリン代はゼロになります。

ガソリン価格の高騰している昨今において、非常に大きなメリットといえます。

・実際どれくらい安くなる?

「EVは車両価格が高いから、結局損をするのでは?」という疑問をお持ちの方も多いはずです。

そこで、実際にEVに乗り換えた筆者のリアルな声をお届けします。

ランニングコスト:月のエネルギー代がガソリン代と比較して約3分の2に減少!

補助金:国と自治体を合わせて、なんと41万円もの補助金を受給。

トータル:車両価格を考慮しても「おトク!」と実感。

▼ リアルな家計の変化を動画でチェック ▼

実際に乗ってわかったEVの使い勝手と乗り心地

「外での充電は大変?」「冬のバッテリーは大丈夫?」といった、EVライフへの率直な疑問についても、ユーザーのリアルな体験談が参考になります。

乗り心地・性能:ガソリン車に比べて圧倒的に静かで加速もスムーズ。揺れが少なく安定した走りが魅力。

充電事情:充電スポット探しで困ることは意外に少なく、ガソリン車と同じく早めの補給を心がければ安心。

快適性:夏場のエアコン使用時も十分なバッテリー性能を実感。

▼ EVのリアルな走行性能・快適性をチェック ▼

電気料金シミュレーション

自動車の走行距離を年間1万kmで考えた場合に、いくら電気料金が増えるのか紹介します。

【電気料金のシミュレーション】

1. EVの走行距離1kWhにつき6km ※1
2. 電力量料金単価を40.49円/kWhと仮定 ※2
→年間の電気料金負担は約5万円程度増加

※1 出典:環境省「グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2024年版
※2 2024年4月1日以降の東京電力EP「スタンダードS」電力量料金(301kWh~)

一方、ガソリン車で年間1万km走行する場合、ガソリン代は年間約113,000円になります。

つまり、ガソリン価格1Lあたり80円台まで下落もしくは、電気料金の急激な高騰といった事態にならない限り、EVの方が経済的メリットがある車両といえます。
※3 1Lあたりの走行可能距離を15km、ガソリン代を170円/Lで試算

このように、EVを導入するだけでも経済的メリットはありますが、V2H+太陽光発電システムを導入することで、さらに電気代を抑えられます。

太陽光発電システムとV2Hを連携させた場合、太陽光発電で作った電気(をEV車に充電した電気)を自家消費することが可能です。

当然ですが、太陽光発電で作った電気をEVの充電に使用すれば、充電にかかる電気料金を0円にできます。

EVとガソリン車との費用対効果をシミュレーションすると、下記のようになります。

一ヶ月1,000km走行した場合の費用を比較

【 ガソリン車のガソリン代 】
・燃費:15km/リットル
・ガソリン代:170円/リットル
・1,000kmのガソリン代:11,333円 = 1,000km ÷ 15km/リットル × 170円/リットル

【 EVの充電費用 】
・電費:6km/kWh
・電気代:42.60円/kWh(昼間)・1.64円/kwh(深夜電力)
 ※2024年4月1日以降の東京電力EP「夜トク8」電力量料金
・1,000kmの充電費用:7,100円(昼間)・5,273円(深夜電力) = 1,000km ÷ 6km/kWh × 31.64~42.60円/kWh

【 太陽光発電の充電費用 】
・燃費:6km/kWh
・電気代:0円/kWh(自家消費)
・1,000kmの充電費用:0円 = 発電電力 –(1,000km ÷ 6km/kWh × 0円/kWh)
太陽光発電は「発電電力を使ってEVに充電できる」ため充電費用はかかりません。

◆ 10万km走行した場合の燃料費
ガソリン車:約113万円

EV:35万~55万円

費用対効果については、太陽光発電システムとV2Hの導入費用次第ですが、自宅の電気料金を大幅に節約したり売電収入を得たりできるため、経済的なメリットはさらに高まります。

2022年から続く急激な物価高や燃料費の高騰、光熱費の値上げは、多くの家庭に大きな影響を与えています。
節約や節電だけでは負担を抑えきれないため、V2Hや太陽光発電による創エネ・省エネを目指してみてはいかがでしょうか。

5.環境に配慮した生活を始められる

環境問題や脱炭素社会への関心が高い方にとって、EVとV2Hの組み合わせは非常に価値のある選択です。

日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、家庭でできる最も効果的な取り組みの一つと言えます。

・ 化石燃料を使わないクリーンな暮らし

EVとV2Hは電気のみで稼働するため、走行中や給電中に二酸化炭素(CO2)を排出しません。

ガソリン車からEVに切り替えるだけで、家庭からの排出量を大幅に削減し、排気ガスのない澄んだ空気の街づくりに貢献できます。

・太陽光で作る100%再生可能エネルギー走行

太陽光発電とV2Hを連携させれば、自然の恵みだけで車を走らせるサイクルが完成します。

【つくる】 太陽光パネルで、CO2ゼロの電気を自給自足。

【ためる】 余った電気をV2H経由でEVのバッテリーに充電。

【つかう】 走行だけでなく、夜間の家庭用電力としてもクリーンに活用。

・ 持続可能な社会へのダイレクトな貢献

この「つくる・ためる・つかう」のサイクルは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に直結します。

次世代に豊かな自然を残すための未来への投資であると同時に、高い燃料代や電気代を抑えるかしこい選択でもあります。

このクリーンなエネルギーサイクルは、カーボンニュートラルの実現に直接貢献します。

環境への配慮と経済性を両立させたい方は、ぜひこの機会にV2Hと太陽光発電のセット導入を検討してみてはいかがでしょうか。

V2Hを選ぶ際に知っておくべき注意点とポイント

V2Hを選ぶ際に押さえておくべきポイント

最後に、V2Hを選ぶ際に知っておくべき注意点とポイントを解説していきます。

注意点1.対応車種が決まっている

V2Hは、すべての電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)に対応しているわけではありません。

V2Hシステムを利用してEVの電力を家庭へ給電するには、EV側が必ず「双方向給電規格」に対応している必要があります。

日本国内で主流となっているのは「CHAdeMO(チャデモ)規格」ですが、この規格に対応しているかどうかは車種や年式によって異なります。

そのため、V2Hの導入を検討する際は、必ず所有されているまたは購入予定のEVがV2H対応車種リストに含まれているかを、メーカーや販売店を通じて確認することが不可欠です。

同じ車種の新型モデルでもV2H非対応になるケースもあるため、比較検討の際は、常に最新の情報をベースにチェックするようにしましょう。

対応車種でない場合、V2H機器を設置しても給電機能を使うことはできません。

注意点2.V2Hのコストパフォーマンスは使用環境によって変わる

V2Hシステムの経済効果は一律ではなく、EVの利用頻度や走行距離、太陽光発電の導入状況、電力プランの選択といったご家庭の使用環境によって大きく変動します。

そのため、導入前の綿密なシミュレーションが、費用対効果を最大化するために最も重要です。

EVとV2H、さらに太陽光発電システムを導入すれば、昼間に太陽光で発電した電気を車に貯めて夜間など発電量が少ない時間帯に使うことで、電気料金の削減効果を上げることが可能です。

しかし、V2H自体に電気を貯める機能がないため、EVを蓄電池代わりにしたいのであれば、EVを自宅に置いておく必要があります。

具体的には、セカンドカーとしてEVを導入しているご家庭や、長距離運転はしないなど日中に車が自宅にある時間が長いご家庭ほど、太陽光の電気を車に効率よく貯めることができ、メリットを得やすくなります。

一方で、車通勤の方や、日中車でよく出かける方は、十分に太陽光の電気を車に貯めることが出来ず、メリットが出にくい傾向があります。

このようなライフスタイルとEVの使い方は、一度ご家族で相談されるといいかもしれません。

特に日中に車を頻繁に使われる方は、V2Hだけでなく家庭用蓄電池を一緒に導入するのがおすすめです。

昼間余った電気は蓄電池にいったん貯めておき、車が戻ってきたら蓄電池に貯めておいた電気を充電するなど、任意のタイミングで太陽光発電で作った電気を活用できるため、非常に効率的です。

注意点3.バッテリーは年々劣化していく

充放電を繰り返すと、EVバッテリーは避けられず劣化します。

これは家庭用蓄電池と同じく、V2HでEVを頻繁に充放電を行うことで、走行に影響のない範囲で計画的な電力利用を心がける必要があります。

EVのバッテリーには寿命の問題があり、正確には「交換目安の年数」となりますが、メーカーによって保証内容が異なります。

一般的な保証は5年、もしくは10万kmという内容が多いですが、EVメーカーのテスラなどは「8年の走行無制限」の保証、BMWも「8年または10万kmでバッテリーの交換が必要な場合は無償で対応」といった保証をうたっています。

また、日産のリーフのように、有償(65万円から)で新品にバッテリー交換をおこなうプログラムを開始しているケースもあります。

通勤や旅行などでEVを利用する方や、長期保証のある蓄電設備を求めている方は、特に保証期間や保証条件を確認し、適切な制御機能を持つ機器を選ぶことが重要です。

注意点4.瞬間的な停電が起こることもある

停電

V2Hシステムは停電時にEVから家庭へ電力を供給しますが、以下の2つのケースで瞬間的な停電(瞬停)が発生するリスクがあります。

①停電発生時の切り替え

災害などで電力会社からの供給が途絶えた際、V2HがEVからの給電モードへ切り替わる瞬間に、ごく短時間の停電が発生します。

高性能な機種では「無瞬断に近い」高速切り替えが可能ですが、パソコンなどの精密機器の電源が落ちたりデータが消失したりする可能性があるため注意が必要です。

②給電量オーバーによる切り替え

V2Hからの給電中に家庭での消費電力がEVからの給電可能量を上回った場合、安全のために給電が一時的に停止し、電力会社からの供給に切り替わります。

この切り替え時にも瞬停が発生します。そのため、EVの残量や家庭の消費電力には常に注意が必要です。

また、機種によっては停電発生後、シガーソケットから本体にケーブルを繋いでV2Hを起動させる手動操作が必要な場合があります。

夜間の停電では操作の手間がかかるため、導入前に停電時の自動切替機能の有無を確認しておくことが重要です。

注意点5.使い方によっては劣化しやすくなる可能性も

EVとV2Hの使い方によっては、電池が劣化しやすくなってしまう可能性があるため、バッテリーの特性を理解しておくことが重要です。

バッテリーであるリチウムは熱に弱く、急速充電のみを繰り返し行うのはバッテリーに負荷がかかる充電方法とされています。

急速充電スタンドによる充電を毎回するよりも、数回に1回は普通充電器からの満充電が推奨されている車種もあります。

以下は、三菱アウトランダーPHEVのページから抜粋したものです。

コンセントから充電される場合は、満充電付近※でのつぎ足しを続けると性能低下が早まりますので、出来るだけ避けて下さい。性能を長持ちさせる為には、残量目盛りが半分以下になってから充電するようにしてください。
また、急速充電のみを繰り返し行うと、駆動用バッテリーの寿命が短くなることがあります。
駆動用バッテリーの性能を維持するため、2週間に1回程度は普通充電を行い、満充電することをお勧めします。

※駆動用バッテリー残量計の目盛りが全て表示されている状態
引用:三菱 よくある質問 駆動用バッテリーを長持ちさせる充電のコツを教えてください。[アウトランダーPHEV(GG*W)]

つまり、EVバッテリーは、過充電(常に満充電に近い状態)や過放電(極端な残量不足)を避けることで寿命を延ばせます。

V2Hで急速充電や頻繁な充放電を行う時は、車種ごとの特性を把握し、なおかつ充電方法と劣化に関する注意点について確認しておくのが大切です。

高性能なV2H機器は、EVの走行予定と家庭の電力消費を考慮した上で、充放電の最適化(例:残量を〇〇%までと設定)を行う機能を持つものを選ぶべきであり、これによりバッテリーへの負荷を軽減し、寿命を長持ちさせることが可能になります。

ポイント1.系統連系対応のV2Hから検討

V2Hの仕様を調べる際は、系統連系対応かどうか確認しておきましょう。

系統連系とは、同時に2種類以上の設備から電気を使用できる仕組みのことです。

系統連系に対応してないV2Hで家庭内へ給電した場合、電量会社から電気を購入できませんし、太陽光発電や蓄電池の電気も使用できません。

一方、系統連系に対応しているV2Hを導入すれば、V2Hから家庭内へ給電しながら太陽光発電や蓄電池で自家消費できます。

また、電力会社から送電される電気も使用することが可能です。

太陽光発電や蓄電池の導入も検討している方や既に設置している方は、系統連系対応のV2Hから比較するのがおすすめです。

ポイント2.200V機器を使用している場合は200V対応のV2Hを検討する

IHクッキングヒーターなどの200V機器を使用している場合は、200V対応型のV2Hを選ぶのが重要です。

家電製品や住宅設備の中には、100V機器ではなく200V機器という特殊なタイプもあります。

200V非対応のV2Hを導入した場合は、IHクッキングヒーターや床暖房、エアコン、エコキュートなどへ電気自動車の電気を給電することが可能です。

ポイント3.実績豊富な販売店へ相談する

実績豊富な販売店へ相談することは、V2Hを購入する際に気を付けておくべきポイントです。

具体的には、以下のような要件を満たした販売店へ相談しましょう。

・複数メーカーのV2Hを取り扱っている

・V2H以外の住宅設備にも詳しい

・実績が豊富

・設置費用についても慎重に検討してもらえる

弊社エコでんちの場合は、ニチコンを含むさまざまなV2Hから選択可能、太陽光発電や蓄電池も取り扱っており、お客さま1人1人に合わせたご提案が可能です。

V2Hの比較検討を行っている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

V2Hはやめた方がいい設備ではない!光熱費削減や停電対策に役立つ!

V2Hをやめた方がいいかどうかは、V2Hの特性やメリット・デメリットを把握した上で判断することが大切です。

なお、光熱費削減や停電対策に役立つ設備なので、多くの方にとってメリットがあります。

電気自動車を所有している方やこれから電気自動車を購入する方は、今回の記事を参考にしながらV2Hの比較検討を進めてみてはいかがでしょうか。

 エコでんちは、お客様サポートセンターを併設しているので、太陽光発電や蓄電池・V2Hに関するご質問やトラブルにも迅速に対応いたします。

また、V2Hにも各種補償が付帯されているので、災害などによる損害も補償可能です。(※製品により異なります。詳しくはお問い合わせください。)

お電話や公式LINEからのお問い合わせも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

\ 他社と比較して100万円以上安くなった事例も!/

無料かんたん30秒!お問い合わせ

この記事を書いた人
エコでんちスタッフの写真
エコでんちスタッフ
電気代の節約や停電への備えを考えている方に役立つ情報をお届けします。2018年11月から、太陽光発電・蓄電池の専門店ならではの視点で、分かりやすい解説を発信しています。

TOP