V2Hとエネファームの導入により光熱費削減効果は見込める?導入メリットや注意点についても
最終更新日:2023.06.21 V2H
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2022年から急激に高騰している電気代やガス代に悩む方は、多いかと思います。
光熱費を削減するには、日々の生活意識を変えることだけでなく、太陽光発電や蓄電池、そしてV2Hやエネファームの導入を検討してみるのが大切です。
しかし、V2Hとエネファームについては分からない、連携させることができるのか、などさまざまな疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、V2Hとエネファームの特徴やメリット・デメリット、連携状況について分かりやすく紹介します。
電気やガスの使用量を抑えているのに光熱費が上がっていて悩んでいる方やリフォームや新築に合わせて省エネ機器の導入を検討している方などは、参考にしてみてください。
目次
V2Hは電気自動車と自宅をつなぐ設備
まずはV2Hについておさらいしましょう。
V2Hは、自宅の電気を電気自動車へ充電したり、電気自動車のバッテリーに貯めた電気を自宅へ給電したりできるのが特徴です。
また、交流直流・直流交流変換をV2H内で行えるため、一般の充電設備より充電時間を短縮できます。
なお、一般の電気自動車向け充電設備は、電気自動車のバッテリーを自宅へ流す機能がありません。
自宅への給電を考えている時は、V2Hが必要です。
V2Hを導入しておけば、消費電力の多い時間帯に電気自動車に貯めた電気を自家消費することで、節電や電気代削減効果につながる可能性があります。
また、災害などで停電してしまった場合は、電気自動車の電気で自宅の照明や住宅設備を稼働させたり、コンセントから電気を取り出したりできます。
エネファームはガスで発電しながら湯沸かしができる
エネファームは、エネルギーをつくるファーム(農地)という造語で、家庭用燃料電池の一種です。
まず、都市ガスやLPガスから水素と酸素が取り出されます。
あとは、空気中の酸素と取り出した水素の化学反応によって電気が作り出される仕組みです。
発電した電気は、家庭内のコンセントや住宅設備へ給電されるため、電気代削減効果につながります。
さらに発電の際に発生した熱を利用して、お湯を沸かすことができます。
このようにエネファームは、ガスによる発電と排熱を利用した給湯という2種類の機能を持ち合わせています。
V2Hとエネファームの連携は可能?
電気自動車のバッテリーに貯めた電気をV2H経由でエネファームへ給電できるかどうかは、V2Hとエネファームの製品仕様によって変わります。
たとえば、ニチコンのEVパワー・ステーションシリーズの高機能モデルは、エネファームなどの発電設備と併用できます。
たとえば、エネファームで発電した電気と自宅へ給電する際、電気自動車の電気もV2H経由で給電することが可能です。
なお、エネファームとV2H・電気自動車間で電気を供給できるかどうかは、製品同士の規格や機能によって変わるといえます。
そのため、V2Hとエネファームの併用や連携を前提とした利用を検討している方は、販売店へ事前に相談してみるのが大切です。
エコでんちは、蓄電池や太陽光発電、V2Hのご提案だけでなく、家庭の光熱費削減へ向けたご提案や試算、アドバイスなどを行っています。
光熱費削減に関してお悩みの方もぜひお問い合わせください。
V2Hとエネファームのダブル発電は可能?
V2H単体とエネファームのダブル発電は、仕組み上できません。
そもそもダブル発電は、エネファームなどの自家発電設備と太陽光発電を併用していく運用方法を指しています。
冒頭でもおさらいした通りV2Hは、電気の変換(直流・交流)と自宅~電気自動車間の給電・充電を行うための設備で、蓄電や発電機能は搭載されていません。
そのため、ダブル発電に該当しない設備です。
ダブル発電を行いたい時は、太陽光発電設備の導入に加えて、エネファームやエコウィル電気自動車とV2H、蓄電池のいずれかを併用する必要があります。
電気自動車を既に購入している場合は、V2Hと太陽光発電の設置でダブル発電を行えます。
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V2Hとエネファームを導入するメリット
ここからは、V2Hとエネファームを導入することで得られるメリットを紹介していきます。
ガス代が安い場合はエネファームの利用で光熱費のバランスをとれる
今後、ガス代が安くなった場合は、エネファームで発電した電気を積極的に活用することで、電気代負担の軽減を図れます。
反対にガス代の高騰が続く場合は、V2Hや太陽光発電の活用で、光熱費を削減できます。
このようにガスで発電するエネファームと電気自動車・V2Hは、ガスと電気のコストに合わせて柔軟に対応できる組み合わせといえます。
また、ニチコンのようなエネファームとの併用可能なV2Hを導入できれば、より効率的に自家消費を進めることも可能です。
オール電化住宅ではないご家庭の場合は、エネファームやV2Hのメリットを得やすい状況です。
停電時でも電気を使用できる
停電時でもエネファームは発電を継続できますし、電気自動車からV2H経由で自宅へ給電できるのが、両設備の導入を行うメリットの1つです。
エネファームはガスで発電を行う住宅設備なので、停電時でもガスの供給さえ継続されていれば発電が継続されます。
停電時発電機能付きエネファームなら、停電時でも電気を取り出すことが可能です。
万が一ガスも遮断された場合は、電気自動車に貯めた電気をV2Hで取り出し、数日間電気を使用し続けられます。
日産のリーフe+は、蓄電容量60kWhと家庭用蓄電池の容量を超える仕様なので、冷蔵庫や照明・洗濯機など最小限の電化製品を使用しても1週間以上電気を使用し続けられます。
(※1日3kWhの消費電力量と想定した場合。)
在宅避難時のエネルギーリスクに備える場合は、エネファームやV2Hといった複数の設備を導入するのが大切です。
V2Hとエネファームを導入するデメリット
続いては、V2Hとエネファームを導入する際に考えられるデメリットを紹介します。
初期費用の負担がかかる
V2Hとエネファームの導入は、初期費用の負担という点でデメリットがあります。
V2Hの初期費用は100万円前後で、設備本体価格と設置工事という2種類の費用で構成されています。
エネファームの初期費用は170万円前後と、V2Hより数10万円ほど高い傾向です。
両設備を同時に導入した場合、初期費用300万円弱となってしまいます。
ただ、各設備の補助金制度は実施されているので、数10万円程度の負担を軽減できる可能性があります。
国によるV2Hの補助金制度は、2022年時点で実施中です。
一方、エネファーム関連の補助金制度は、自治体独自で実施されています。それぞれ実施元が異なる点に注意が必要です。
V2Hとエネファームでは大幅な光熱費削減は難しい
V2Hとエネファームでは、大幅な光熱費削減を見込めない可能性があります。
エネファームの発電に必要なエネルギーはガスです。都市ガスやプロパンガスを使用しなければ、発電や給湯ができないということです。
つまり、電気代の削減効果を期待できるものの、ガス代の負担は0になりません。
V2Hの場合は蓄電や発電機能がないため、時間帯別プランで安い電力を電気自動車へ給電しなければ、電気代の削減を行えません。
エネファームやV2Hを検討する際は、事前にどのような運用方法で光熱費を削減できるようになるのか、販売店の担当者と確認を取りながら準備を進めていきましょう。
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V2Hとエネファームに加えて重要な住宅設備は太陽光発電と蓄電池
V2Hとエネファームの導入を検討する場合は、太陽光発電と蓄電池の導入を先に検討もしくは同時設置を考えてみることをおすすめします。
前段で触れたようにエネファームはガスの購入が必要です。V2Hには発電機能がありません。
優れた部分はあるものの、不足している機能もあります。
そこで太陽光発電と蓄電池があれば、太陽の出ている日中に発電し、余った電気を蓄電池へ貯められます。
また、発電した電気は自家消費できるので、大幅な電気代削減効果につながりますし、売電収入を得られます。
さらにエネファームと太陽光発電を組み合わせれば、エネファームで自家消費分を増やせるため、太陽光発電の売電収入を伸ばせます。
他にも太陽光発電で余った電気は、直接もしくは蓄電池経由でV2Hへ流し、電気自動車の充電へ活用することも可能です。
このように太陽光発電と蓄電池があれば、V2Hとエネファームの活用頻度を高められますし、光熱費削減の方法を増やせますよ。
V2Hとエネファームの導入に加えて太陽光発電などの併用も重要!
V2Hとエネファームの導入は、光熱費削減やエネルギーの自立、防災対策という点でメリットがあります。
しかし、大幅な光熱費削減は難しいため、太陽光発電や蓄電池との併用を考えるのが大切です。
光熱費の高騰に備えたい方や光熱費削減に効果のある設備を探している方は、今回の記事を参考に太陽光発電と蓄電池、エネファームやV2Hを検討してみてはいかがでしょうか。
エコでんちでは、環境省認定の公的資格「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」を取得した専門アドバイザーが、お客様のご要望に合った蓄電池や住宅設備のご提案を行います。
また、設備の販売だけでなく、家庭の省エネや省CO2対策、家計診断サービスなどで光熱費削減へ向けたサポートも行っています。
光熱費削減方法に悩む方や防災対策として蓄電池をご検討の方は、ぜひお電話や弊社HPの無料お見積りフォーム、公式LINEからお気軽にご相談ください。
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