新電力の基本料金なしプランはお得?メリットやデメリットについて紹介!
最終更新日:2023.08.07 お役立ち情報
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2016年4月1日以降に設立された電力会社は、新電力と呼ばれています。大手電力会社より安い電気料金プランも誕生しましたが、膨大なプラン数で何を選べばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。基本料金なしプランは、文字通り電気料金の中に含まれている基本料金が0円のプランで、従量電灯制と異なります。
そこで今回は、新電力の基本料金なしプランに関するメリットとデメリット、主なプランや電気料金削減方法についてわかりやすく紹介します。新電力への切り替えを検討している方や新電力の基本料金なしプランで電気料金を削減できるかわからない方などは、参考にしてみてください。
目次
新電力の基本料金なしプランとは?
新電力の基本料金なしプランは、基本料金0円の電気料金プランを指しています。
通常、電気料金プランは、電気料金=基本料金+(電力量料金±燃料費調整額)+再エネ賦課金という内容です。(※消費税などを除いた仕組み。)
基本料金は、契約アンペア数(A数)に応じて変わります。アンペア数は、同時に使用可能な電化製品を決める重要な項目です。もし契約アンペア数を超える電気使用量を記録してしまうと、ブレーカが落ちてしまいます。
そのため、基本料金ありプランを契約したい場合は、毎月の電気使用量に合わせて契約アンペア数を決める必要がありますし、基本料金負担も変わります。
一方、基本料金なしプランは、契約アンペア数に応じた基本料金が定められていませんし、負担0円です。つまり、電気料金=(電力量料金±燃料費調整額)+再エネ賦課金という内容なのです。
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新電力の基本料金なしプランを利用するメリット
シンプルな料金項目でわかりやすい
基本料金なしプランは、基本料金ありプランと比較してシンプルかつわかりやすい内容です。家計負担を見直すにあたって手間をかけたくない時は、基本料金なしプランへ切り替えることでスピーディに計算できる可能性があります。
基本料金なしプランを契約した場合は、電力量料金を確認すれば毎月の電気料金を把握できます。また、基本料金なしプランの中には、1段階や2段階といったさらにシンプルなプランもあるので、わかりやすい内容を求める方におすすめです。
空き家や別荘は特に電気料金を削減しやすい
基本料金なしプランは、空き家や別荘を所有している方にとって経済的メリットのあるサービスといえます。
空き家や別荘は、自宅と異なり毎日生活・利用する場所ではありません。そのため、基本料金のかかるプランへ契約していると、電気使用量の少ないもしくは0の状態でも一定の電気料金不安がかかってしまいます。(※一定以下の電気使用量では最低料金が発生)
基本料金なしプランへ切り替えた場合は基本料金と最低料金0なので、電気料金負担を抑えられます。
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電気使用量の多い場合は電気料金を削減しやすい
基本料金なしプランの多くは、電気使用量の多い家庭向けに設計されています。そのため、30Aや40A以上のアンペア数で契約している方、毎月電力量料金が2段階目以上になっている方は、電気料金を削減しやすい状況といえます。
電力量料金は、3段階にわかれています。
以下に東京電力の従量電灯Bに適用されている電力量料金を紹介します。
・120kWhまで:1kWhにつき91円(税込)
・120kWhを超えて300kWhまで:1kWhにつき51円(税込)
・300kWhを超える:1kWhにつき60円(税込)
1ヶ月の電気使用量400kWhの場合、120kWhまで19.91円、120kWhを超えて300kWhまで26.51円、300kWh 超え分に30.60円の単価が適用されます。
基本料金なしプランの多くは、2段階目以上の単価が安く設定されています。そのため、120kWhを超える電気使用量を記録している1人暮らしもしくは2人以上の世帯は、電気料金を削減することが可能です。
新電力の基本料金なしプランを利用するデメリット
電気使用量の少ない家庭では電気料金負担が大きくなる
毎月の電気使用量120kWh以下の方は、基本料金なしプランへ切り替えることで負担増加につながる可能性もあります。
前段で紹介したように基本料金なしプランの多くは、電気使用量の多い家庭にとってお得な内容です。1人暮らしの方や電気使用量の少ない家庭にとっては、切り替えメリットの少ないプランといえます。
ただし、時期や新電力によっては、電気使用量の少ない家庭向けのプランもあります。
燃料費調整額の上限が撤廃されたプランでは割高になる可能性も
基本料金なしプランの中で燃料費調整額の上限が撤廃されたプランは、従量電灯制より割高になってしまう可能性もあります。
燃料費調整額とは、電力量料金から差し引かれたり上乗せされたりしている項目のことです。火力発電の稼働に必要な原油・天然ガス・石炭の調達価格が値上がりすれば、燃料費調整額も値上げしてしまいます。
規制料金プランや燃料費調整額の上限が設けられた自由料金プランは、一定の単価まで値上がりすると上限以上の費用を電力会社側で負担してもらえます。燃料価格の上昇している2023年は、燃料費調整額の上限ありプランへ加入していた方が、電気料金負担を抑えられます。
基本料金なしプランを比較している方は、電力量料金単価と燃料費調整額の上限について確認しましょう。
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新電力の基本料金なしプラン例
新電力の基本料金なしプランをいくつか紹介していきます。また、今回は東京電力エリアで提供されている電気料金を比較します。
新電力 |
電気料金プラン |
0円でんき |
電力量料金1kWhにつき27.87円(税込) 燃料費調整額の上限なし |
ソフトバンクでんき |
自然でんきプラン 電力量料金1kWhにつき31.57円(税込) 燃料費調整額の上限なし |
親指でんき |
いいねプランB 電力量料金1kWhにつき28.4円(税込) 燃料費調整額の上限なし |
Japan電力 |
くらしプランS 電気使用量400kWhまで、電力量料金1kWhにつき27.0円(税込) 電気使用量400kWh を超える、電力量料金1kWhにつき26.0 円(税込) 燃料費調整額の上限については公式HPに記載なし |
楽天でんき |
プランS 電力量料金1kWhにつき41.55円(税込) 燃料費調整額の上限なし |
東京電力の従量電灯Bは、電力量料金3段階目について30.60円(税込)となっています。30.60円(税込)0円でんきと親指でんき、Japan電力は、電気使用量300kWhを超える家庭にとってお得なプランです。ただし、燃料費調整額の上限がないため、燃料価格高騰の時期は負担増加につながる可能性もあります。
なお、楽天でんきとソフトバンクでんきは、東京電力の従量電灯Bより割高な単価で設定されています。
新電力では電力量料金の変動プランを新たに提供している場合も
新電力の中には、電力調達価格の高騰などによる影響を受けて、基本料金なしプランからありへ切り替えたり変動制のプランへ切り替えたりしている新電力も存在します。
たとえば、Looopでんきは、「スマートタイムONE」という新プランを提供し始めました。
同プランの大きな特徴は、電力量料金が30分ごとに変動し、なおかつ固定従量単価という料金も加わった点です。
電気料金の内訳は、基本料金0円+30分ごとに変動する電力量料金+固定従量料金+再エネ賦課金となります。
スマートタイムONEの電力量料金(電源料金単価)は、JEPX(日本卸電力市場)のスポット市場価格に沿って設定されます。また、市場の電力需要が常時変わっているため、30分ごとに料金単価も変動します。
固定従量料金は、電力送電に関するコストとLooopでんきのサービス料金をまとめたもので、電気使用量1kWhにつき15.28円(税込)です。(東京電力管内の場合)また、燃料費調整額は0円なので、燃料価格の高騰による影響を受けずに済みます。
これから新電力を利用していく場合は、料金単価の安い時間帯に電気を使用するなど、仕組みに合わせた生活を心がけていくのも大切です。
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電気料金負担が大きい時は太陽光発電と蓄電池の運用を検討してみよう!
発電した電気を自家消費したり貯めたりできる
太陽光発電で発電した電気は、自宅の照明やコンセント、住宅設備で自家消費することが可能です。(自家消費:発電した電気を自宅で消費すること)
太陽光発電の自家消費量は、1日あたり30%程度です。出力5kW前後の住宅用太陽光発電なら1日の発電量は、13kWh前後となっています。13kWhの30%は3.9kWhなので、電力量料金1kWhにつき26円前後の単価で想定すると、1日あたり100円前後の電気料金削減額を期待できます。1ヶ月に直した場合は、3,000円台の電気料金削減額になります。
さらに家庭用蓄電池を併用すれば日中に発電した電気を貯めておき、夜間や発電量の少ない日に自家消費することが可能です。家庭用蓄電池は、効率よく自家消費および電気料金の削減を目指す上で役立ちます。
FIT制度の認定で売電収入を得られる
住宅用太陽光発電の導入時にFIT認定を受けた場合は、10年間固定買取価格で売電を進められます。また、売電収入の予測を立てやすく、収益から費用回収を行えるのが、大きなメリットです。
住宅用太陽光発電のルールでは、自家消費したのち余った電力のみ買い取ってもらえます。そのため、自家消費しきれず余った電力を損失せずに活用できますし、売電収入という形で還元されます。
なお、家庭用蓄電池を併用した場合は、蓄電池の機能によって余剰買取と充電の比率を調整することが可能です。
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新電力の基本料金なしプランは電気使用量の多い家庭でお得な可能性!
新電力の基本料金なしプランは、基本料金0円+電力量料金+再エネ賦課金という内訳で作られた電気料金プランを指しています。2023年時点で新電力の多くは、基本料金0円という形を残しつつ、30分ごとに電力量料金が変動する新プランを提供しています。
なお、電気料金プランの切り替えによって必ずしも電気料金を削減することはできないため、他の方法で電気料金負担を軽減していく必要があります。
電気料金プランの切り替えシミュレーションで電気料金を削減できない方や電気使用量の少ない状態ではあるものの毎月負担が増えている方などは、今回の記事を参考に住宅用太陽光発電と家庭用蓄電池を比較検討してみてはいかがでしょうか。
エコでんちは、住宅用太陽光発電や家庭用蓄電池の大量仕入れを実現し、低価格で各製品を販売しています。また、専任アドバイザーによるサポートを徹底しているので、お客様のご予算や条件に合った製品をご確認いただけます。さらに家計診断サービスでは、光熱費削減に関するアドバイスを受けられます。
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