太陽光発電で電波障害はウソ?ホント?ノイズや電磁波について正しく知ろう!
最終更新日:2023.08.04太陽光発電
「太陽光発電は電波障害が起こすから、テレビが見られなくなるって聞いたけどほんと?」
「ラジオのノイズがひどくてちゃんと聞こえない。これって太陽光発電のせい?」
このように太陽光発電を導入すると、ノイズや電磁波などの電波障害が起きると不安に思っている方が多いようです。
そこで本記事では実際に太陽光発電で電波障害が起きるのか、ノイズや電磁波について詳しく解説しながら正しい情報をお伝えしたいと思います。
太陽光発電に電波障害が起きると心配している方は、ぜひお読みになり正しい知識を深めてください。
目次
そもそも電波障害ってなに?
まずは電波障害について解説しましょう。電波障害とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
電波障害とは電波の流れる道に、自然現象や何らかの人工現象により障害が起きることです。たとえばテレビの電波を受信する通り道に大きな建物があれば電波が阻害され、上手く受信されず障害が起きます。また、電波自体が電子機器に影響を及ぼし誤作動を起こすこともあります。
これらが原因となり、テレビの画面の写りが悪くなったり、ラジオの受信が妨害されノイズが起こったりします。
電磁波とは
電波障害のなかでも、「電磁波の影響では」という話もよく聞かれます。では、電磁波とはなんなのでしょうか。
東京電力の解説によりますと、「電磁波とは、『電界』と『磁界』が組み合わされたもの」のことです。
電磁波は電力設備の設置されている周辺に発生します。具体的にいうと家電製品や送電線などです。現代人の生活に電気はもはや欠かせないので、電磁波は人が生活する空間すべてに発生していると言っても過言ではありません。当然電気を扱う太陽光発電システムにおいても電磁波は発生しています。
電磁波でよく話題になる人体への健康面の影響は、主に「磁界」による影響と言われています。
ノイズとは
日本語で雑音を意味するノイズは、テレビの画面の乱れなどにも使用されている言葉です。ノイズは電磁エネルギーのため、電子機器のシステムの違いによっても発生します。これらの人工的なノイズの発生は電子機器を使用する限り、避けることは難しいのが現実です。
太陽光発電システムの性質上考えられる問題とは
電波障害について理解を深めたうえで、太陽光発電システムの性質についても理解しましょう。太陽光発電システムの性質上、電波障害以外にも以下の2つの問題が発生する可能性があると言われています。
反射光問題
反射光問題とは、大規模な太陽光発電システムが一定の場所に集中することで、太陽光発電のパネルの反射光が周辺に影響を及ぼすことです。しかし、この問題は企業などが設置する大規模な太陽光発電システムの関するものがほとんどでそれもごく一部です。
一般住宅の場合は反射光がまぶしいと言った苦情が近隣からまれに上がる可能性がないとはいえません。そのため、太陽光発電の設置場所には十分気をつける必要があります。
騒音問題
太陽光発電システムの騒音問題は、主にパワーコンディショナーから発生する音と言われていますが、これまで周辺に悪影響を及ぼすような騒音問題は起きていません。
パワーコンディショナーは、太陽光発電で生産した電力を家庭で使用できるように直流から交流に変換する装置です。太陽光発電システムにおいて非常に重要な機器なので、今後もさらに低音化への技術が促進されていくでしょう。
太陽光発電システムの電波障害
それではいよいよ太陽光発電システムの電波障害について、具体的に解説していきます。
太陽光発電で電波障害が発生した事例は?
太陽光発電による具体的な電波障害の事例としては、2017年に太陽光発電所が原因で発生した、漁業用の無線通信へのノイズによる通信障害があげられます。
設置される環境や周辺の状況によっては、このような電波障害が発生してしまうため、充分な対策が行う必要があると言えるでしょう。
過去に人体に影響があった事例はなし
太陽光発電システムの電磁波による人体への影響が問題になったことはありません。環境省の報告によれば、ソーラーパネルから発生する電磁波の測定結果は最大で8.33マイクロステラです。これは 国際非電離放射線防護委員会(INCNIRP)による制限ガイドラインである400mTと比較してもほとんど影響のない値であると報告されています。
さらにパワーコンディショナーにおいては20cmの距離から測定した結果は、7.49マイクロステラであり、人体への制限ガイドラインである200マイクロステラを下回りました。
このように太陽光発電システムの電磁波は公的機関によっても問題ないことが証明されています。
世界保健機関(WHO)の見解
世界保健機関(WHO)は電波に対しては以下のような見解を表明しています。
携帯電話端末および携帯電話基地局から発射される電波のばく露により、がんが誘発されたり、促進されたりすることは考えにくい。その他の影響(脳の活動、反応時間、睡眠のパターンの変化等)についても、健康へのあきらかな重大影響はありません。
引用:総務省「電波が人体に与える影響について」
太陽光発電の電波障害トラブルを防ぐためのポイント
それではここからは太陽光発電システムの電波障害を未然に防ぐためのポイントをご紹介していきます。
太陽光発電設置はテレビのアンテナを妨害しない場所に
太陽光発電を導入してソーラーパネルを設置するときには、テレビのアンテナを妨害しない場所に設置することが大切です。テレビのアンテナはテレビの映像を受信するための装置なので、太陽光発電システムがなんらかの妨害をしてしまうと画面が乱れてしまう可能性があります。
導入時には施工業者とよく相談し、テレビアンテナの邪魔にならない場所をしっかりと検討しましょう。
パワーコンディショナーの設置場所に注意!
太陽光発電システムのなかで電磁波を発生するのはパワーコンディショナーです。パワーコンディショナーは屋内設置タイプも存在するので、電子機器などの周辺に置かないように注意しましょう。電磁波を発生するときに、ラジオやスマホなどの機器に影響を及ぼさないとは言えません。
ただし、屋内設置のパワーコンディショナーは空気清浄機程度の大きさのものがほとんどなので、あまり神経質になる必要もありません。
まとめ:太陽光発電で深刻な電波障害が発生する可能性は低い!
太陽光発電システムで起きる可能性のある電波障害について、詳しく解説しました。太陽光発電システムが電波障害を起こす可能性が極めて低いことをご理解いただけたのではないでしょうか。
世界的に脱炭素への流れが進み、なおかつエネルギーシステムの見直しがかかっていく中、太陽光発電システムはさらに必要とされるシステムになることは間違いありません。
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