陸屋根で太陽光発電を始められる?設置方法やメリット・デメリットについても
最終更新日:2024.11.20 太陽光発電
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住宅用太陽光発電を検討している方の中には、「陸屋根に設置できるか不安…」、「陸屋根への設置方法は?」、「自宅の屋根形状が陸屋根なのかわからない」といったさまざまな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、陸屋根で太陽光発電を始める方法やメリット・デメリットについてわかりやすく紹介します。陸屋根の自宅で太陽光発電を始めたい方や電気料金削減方法として太陽光発電を検討している方などは、参考にしてみてください。
目次
陸屋根についておさらい!
陸屋根(りくやね、ろくやね)とは、フラット(平面)な屋根形状のことです。別名、フラット屋根や平屋根と呼ばれています。
屋根部分を屋上として使用できるのが特徴で、ガーデニングや家庭菜園といった趣味を楽しむ場所としても活用できます。また、デザインという点では立方体の建物になるため、スタイリッシュ・モダンな雰囲気を与えることが可能です。
傾斜のついている切妻屋根(きりつまやね)や片流れ屋根、寄棟屋根(よせむねやね)との違いは、防水処理です。陸屋根は水はけの悪い形状なので、適切な防水工事を施してもらう必要があります。
陸屋根で太陽光発電は始められる
陸屋根形状の住宅では、切妻屋根などの住宅と同じく住宅用太陽光発電を設置することが可能です。
また、従来の一般的な設置方法は、アンカー工法でした。アンカー工法の場合は屋根に穴を開けて、穴部分に防水処理を施したのち、架台を固定させていきます。
ただし、陸屋根には傾斜が付いていないため、アンカー工法によって屋根に穴を開けてしまうと、雨漏りしやすい状態になってしまう可能性があります。また、屋上部分に雨水が溜まりやすいため、ケーブルなどの浸水対策も重要です。
陸屋根に太陽光発電を設置するには、高い防水処理技術を持った施工販売業者へ相談するか、アンカー工法以外の施工に対応した業者へ依頼するのが大切です。
陸屋根に太陽光発電を設置する方法
陸屋根に太陽光発電を設置できることを把握したあとは、アンカー工法以外の設置方法について確認していきましょう。
住宅用太陽光発電を始めたいものの陸屋根であきらめている方は、アンカー工法以外の方法を確認した上で再検討してみてはいかがでしょうか。
重石工法
重石工法は、アンカー工法と異なり屋根に穴を開けない設置方法の1つです。
設置工事の際は、まずコンクリートブロックを屋上に設置してもらいます。ブロックの設置後は、ブロックに特殊な架台もしくはパネル設置用のレールを接続し、架台・レールの上に太陽光パネルを固定していく流れです。
重いしや架台・レールに角度が付いていないため、太陽光パネルの傾斜は緩い傾向となっています。また、設置角度が低いということは、より多くのパネル設置を検討できます。
施工期間が1ヶ月未満と比較的短く、施工費用の削減を見込めます。
コンクリートブロックの重量は100kg以上あるので、耐風圧(風に飛ばされない)という点でも強化されています。ただし、屋上の床面と太陽光パネルの間から風が入り込み、外れてしまう可能性はあります。
置き基礎工法
置き基礎工法とは、パレット付き架台をコンクリートブロックで固定させる施工方法のことです。
パレット付き架台は、平らなパネル上の部材を課題に取り付けたものです。設置工事の際は、パレット付きの架台を屋上に配置してもらいます。配置後は、パレット部分にコンクリートブロックを置いていき、パレットおよび架台が動かないよう固定させます。
あとは、架台に太陽光パネルを設置して完了です。
架台に角度が付いているので、40度より低い傾向ではあるものの太陽光パネルに傾斜をつけられます。傾斜の低い設置状況なら、パネル間の距離を空けずに設置することが可能です。より多くの太陽光パネルを設置したい場合は、メリットがあります。
アンカーレス架台の設置
アンカーレス架台による設置は、文字通り屋根に穴を開けずに設置可能な架台を用いた設置方式を指しています。
アンカーレス架台による設置では、陸屋根の床面と架台に特殊な接着用テープを貼り付けて固定させていきます。また、一般的な架台と異なり骨組み状態ではなく箱の様に設計されているので、隙間がふさがれています。
なお、アンカーレス架台の耐風圧や重量、形状や構造などは、新しい工法ということもありメーカーによって異なります。そのため、比較検討する際は、各メーカーの仕様や耐風圧について確認するのが大切です。
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陸屋根で住宅用太陽光発電を始めるメリット
続いては、陸屋根で住宅用太陽光発電を始めるメリットについてわかりやすく解説していきます。
設置角度の低い工法が多く設置枚数を増やしやすい
陸屋根に住宅用太陽光発電を設置してもらう場合は、設置角度の低い状態で太陽光パネルを固定できます。そのため、パネル間の距離を詰めやすく、より多くの太陽光パネルを設置することが可能です。
一般的なアンカー工法では、30度や40度といった一定の角度を付けた状態で太陽光パネルが固定されます。パネル間の距離を空けなければいけないため、設置枚数を抑えなければいけない可能性もあります。
一方、陸屋根に太陽光発電を設置する場合、設置角度と架台の関係から太陽光パネルを敷き詰められるのが特長です。
比較的短い工期で設置してもらいやすい
陸屋根に住宅用太陽光発電の設置を依頼する場合、アンカー工法より比較的短い工期で工事を進めてもらえます。
そもそも陸屋根はフラットな場所なので、傾斜付き屋根と異なり足場不要で設置工事を進められます。また、アンカーレスの工法は、比較的工数の少ない設置工法でもあります。
すぐに住宅用太陽光発電を設置して欲しい方やなるべくスピーディに工事を進めてほしい方には、メリットの多い工法です。
南向きに設置しやすく高い発電効率を保ちやすい
陸屋根に住宅用太陽光発電を設置する場合は、自由に設置角度や向きを調整できます。
切妻屋根などへ太陽光パネルを設置する場合は、屋根面と方位の関係を考慮しなければいけません。たとえば、北向きと南向きに設置できる場合は、なるべく南向きの面に太陽光パネルを敷き詰めた方が発電量を伸ばせます。
一方、陸屋根なら屋根面と方位を考慮せずに設置できるため、自由に南向きなどへ架台および太陽光パネルを設置・運用することが可能です。
発電量を伸ばしやすい環境という点は、陸屋根の強みといえます。
陸屋根で太陽光発電を始めるデメリット
続いては、陸屋根で太陽光発電を始める際のデメリットについて確認していきましょう。
夏場はパネルの表面温度上昇による発電効率低下に注意
夏場は、太陽光パネル表面温度上昇および発電効率低下に注意する必要があります。
太陽光パネルの発電効率は、一般的に気温25℃がピークとされています。そのため、25℃を超えた場合、1℃上昇ごとに0.4%前後の出力低下が起こります。(結晶系シリコンの場合)
陸屋根に設置された太陽光パネルは、設置角度が低い傾向です。照り返しによる熱の影響を受けやすく、発電効率の低下リスクに関する対策を立てるのが大切です。
台風などによるパネル飛散に気を付ける必要がある
特にアンカーレス工法の場合は、台風や暴風などによるパネルの飛散やフレームの歪みといったリスクがあります。
アンカーレス工法では屋根に穴を開けず、架台と屋根を機械的に固定しません。また、施工方法や環境によっては、風の影響で架台や太陽光パネルの破損や飛散リスクも高まってしまいます。
そのため、陸屋根に住宅用太陽光発電を設置したい場合は、施工実績が豊富かつ陸屋根への設置技術の高い施工業者へ相談するのが重要です。
事前に防水処理の状況を丁寧に調査してもらう必要がある
陸屋根への太陽光発電設置時は、事前の防水処理の状況を確認してもらう必要があります。
陸屋根の場合は、防水処理が念入りに行われています。また、住宅用太陽光発電を設置してしまうと、防水処理に関するメンテナンスや修繕を行いにくくなる可能性もあります。
他にも陸屋根などに用いられている軽量気泡コンクリートのALCパネル(Autoclaved Lightweight aerated Concreate)は、軽量かつ遮音性の高さなどに強みがあります。ただし、吸水性が高く、経年劣化した際に雨漏りしやすいといった弱点もあります。
陸屋根を事前に調査してもらう際は、日照時間や日射量だけでなく、屋上部分の経年劣化やひび割れ、防水処理の状況を入念に確認してもらい雨漏り被害を避けましょう。
まとめ
陸屋根は、フラットな形状の屋根を指しています。住宅用太陽光発電を導入する際は、一般的にアンカーレスをベースにした工法で設置してもらいます。
陸屋根でも住宅用太陽光発電を設置したい方や陸屋根に設置しやすい太陽光パネルを選びたい方は、今回の記事を参考にしながらエコでんちでの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
エコでんちでは、元請け施工を採用し、なおかつ各種メーカー施工IDを所有した施工実績豊富な施工店のみと提携しています。また、さまざまなメーカーの住宅用太陽光発電と蓄電池を取り扱っているので、陸屋根への設置を検討している方にも検討しやすい内容となっております。
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