東北電力の電気料金はどの程度値上げされている?プランや節電方法についても紹介
最終更新日:2023.07.24 お役立ち情報
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東北電力を契約しているご家庭の中には、毎月いくら値上がりしているのか気になっているご家庭も多いのではないでしょうか?東北電力はいわゆる大手電力会社なので、電力自由化以降に誕生した新電力と異なり電気料金の値上げに関して規制されています。
しかし、燃料費調整額や一部自由料金プランは、毎月値上がりしている状況です。
そこで今回は、東北電力の電気料金プランと値上がりの状況について分かりやすく紹介します。東北電力を契約していて電気料金の値上げ幅を把握したい方や東北電力のプランを切り替えようか悩んでいる方などは、参考にしてみてください。
目次
2022年、東北電力は電気料金を値上げしている?
2022年11月時点で東北電力は、一部のプランに関する値上げを実施しています。また、10月に大きな発表を行っていて、多くの契約者に影響がおよぶ可能性もあります。
それでは、東北電力の電気料金値上げ幅や値上げに関する動きを1つずつ確認していきましょう。
2022年11月時点で燃料費調整額や一部プランが値上がりしている
東北電力では、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻、2022年3月の地震による火力発電所の損傷といった影響を受け、2022年度に東日本大震災発生時以上の赤字となっています。赤字額は、550億円程度の見通しです。
そのため、燃料費調整額や一部電気料金プランの値上げが、継続的に行われています。(燃料費調整額:火力発電に必要な燃料の調達費用を一部電気料金に含めたもの。)
東北電力の電気料金プランには、料金の値上げに関して規制された規制料金と値上げ幅に上限が定められていない自由料金に分かれています。
また、自由料金プランの燃料費調整額は、2022年7月29日に上限撤廃されました。そのため、2022年11月分から13%程度の値上げ幅になります。
2022年10月に規制料金の値上げ準備を発表
従量電灯制など規制料金として定められているプランに関しては、2022年11月時点で大幅に値上がりしていません。しかし、2022年10月28日に東北電力が発表したプレスリリスによると、2023年春頃を目安に規制料金の値上げを行う予定になっています。
値上げ幅や具体的な時期については、2022年11月17日時点で発表されていません。しかし、国への認可申請へ向けた準備は進んでいるので、2023年春頃の大幅な値上げに関する対策を立てておくことをおすすめします。
また、電力自由化以降に提供開始された自由料金プランも大幅に値上がりされる可能性があるので、同プランを契約している方も注意しましょう。
東北電力の電気料金プラン
東北電力の電気料金値上げに対処していくには、規制料金と自由料金、そして各プランの特徴を把握しておく必要があります。
そこでここからは、各プランの主な特徴と値上げに関する情報を紹介していきます。
従量電灯プラン
従量電灯プランは、電力自由化以前から提供されていた規制料金対象のプランです。燃料費調整額には上限が設けられているので、自由料金より値上げ幅は限定的となっています。
従量電灯にはAとBの2種類があり、それぞれ用途に関する違いもあります。
プラン |
概要 |
従量電灯A |
主にアパートの共用部分にある廊下や階段の照明を使用する場合に適したプラン 契約アンペア数5A以下向け |
従量電灯B |
一戸建て住宅やマンション、アパートなど、一般の家庭で電気を使用する場合に適したプラン 契約アンペア数は10~60Aまで選択可能 電気料金:基本料金+電力量料金+再エネ賦課金 |
従量電灯制で一般家庭向けのプランを探している時は、B一択といえます。従量電灯Aは、アパートやマンションを経営している方向けのプランだからです。
従量電灯Bを契約するメリットは、他の自由料金と比較して燃料費調整額を含む電気料金の値上げ幅に上限が設けられていて、急激な値上げを避けられる点です。ただし、2023年春頃から値上げが予定されているため、2023年以降から割安なプランといえるかどうかは不透明です。
ライフスタイルサポートプラン
ライフスタイルサポートプランは、大人数向けのプランや週末に電気をより多く使う方に適したプランが用意されています。
プラン |
概要 |
よりそう+eねっとバリュー |
従量電灯Bと同じく10A~60Aまで契約可能 契約にはよりそうeねっとへの登録が必要 従量電灯Bより基本料金が1ヶ月につき55円(税込)割引されている |
よりそう+ファミリーバリュー |
子育て世帯、二世代および三世代ファミリーといった大人数で暮らしている方、季節や時間に関係なく電気を使用し続けている方向けのプラン (電力量料金が従量電灯より安い) 電気料金:基本料金+kVA方式の電力量料金+再エネ賦課金 |
よりそう+ナイト&ホリデー |
週末にまとめて家事を済ませている、趣味の時間を確保している、夜間や休日に電気をより多く使用している方向けのプラン 夜間や休日は1kWhにつき15.88円と割安な料金になる 電気料金:基本料金+kVA方式の電力量料金+再エネ賦課金 |
よりそうeねっとへ登録していてなおかつ従量電灯Bが合っているご家庭は、よりそう+eねっとバリューへ契約することで、少し電気料金を削減できる可能性はあります。
一方、よりそう+ファミリーバリューは、40A以上の契約アンペア数で電気使用量の多いご家庭なら電気料金を抑えやすいプランです。なぜなら、従量電灯Bの120kWhより電力量料金が安く設定されているからです。
よりそう+ナイト&ホリデーの電力量料金は、夜間休日のみ従量電灯Bやよりそう+ファミリーバリューより5円以上安く設定されます。夜間に洗濯機や電子レンジを使用する方や休日に掃除や電気を使用した趣味を楽しむ方は、電気料金を削減しやすいプランです。
ただし、いずれのプランも燃料費調整額の上限が設けられていない点に注意が必要です。
ecoでんきプレミアム
ecoでんきプレミアムはオプションプランなので、対象の電気料金プランと組み合わせる必要があります。
同プランは、CO2フリー料金を電気料金に上乗せされるのが特徴です。電気料金の削減を目指す方にとっては、デメリットといえる内容です。しかし、再生可能エネルギー由来の電気を使用できるので、環境重視の方にメリットもあります。
東北電力フロンティアプラン
東北電力フロンティアプランは、東北電力グループの東北電力フロンティア株式会社から提供されている独自の電気料金プランです。
スマート省エネでんきとあおぞらチャージサービスwith シンプルeでんきの2種類で、それぞれ従量電灯制と仕組みやおすすめの人に関して違いがあります。
プラン |
概要 |
スマート省エネでんき |
省エネの達成状況に応じて翌月の電気料金を割引してもらえる 1.0%~5.0%未満の省エネ達成:1.0%分割引 5.0%~10.0%未満の省エネ達成:5.0%分の割引 10.0%以上の省エネ達成:10.0%分の割引 |
あおぞらチャージサービスwith シンプルeでんき |
初期費用0円で住宅用太陽光発電と蓄電池を自宅に設置してもらえる 太陽光発電で発電した電気を自家消費し、電気料金を削減可能 余った電気は蓄電池で貯められる 10年もしくは15年間はサービス利用料を支払う |
スマート省エネでんきは、節電意識の高いご家庭におすすめのプランです。電気使用量の削減率に応じた割引を受けられますし、電気料金の金額に応じた2.0%~4.0%のスマートでんき割を受けられるようになっています。ただし、燃料費調整額の上限がないため、燃料費高騰による影響を受けやすい状況です。
あおぞらチャージサービスwith シンプルeでんきは、これまで紹介したプランと大きく異なり、初期費用0円で太陽光発電と蓄電池を設置および利用可能な内容です。さらに燃料費調整額の負担がないため、電気料金の大幅な削減を見込めます。
その他プラン
夜間お得なプランは、東北電力の電気料金プランで特に種類が豊富なシリーズです。夜間や早朝に家事などで電気を積極的に使用している方、夏の電力需要が高い時間帯に電気使用量を抑えられる方、ヒートポンプ機器を導入しているオール電化住宅に住む方に向けたプランとなっています。
ただし、2023年3月31日をもって新規加入受付が終了されるため、これからプランの切り替えを検討する場合は別のプランから検討すべきです。
他には、融雪・深夜プランという屋根に融雪設備を設置している方や融雪用のヒーターを導入している方、大型の電気温水器や蓄熱式電気暖房器、防霜ファンを稼働させている場合に利用可能およびおすすめのプランです。積雪量の多い地域に住んでいる方は、特にメリットがあります。
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東北電力の電気料金プランで悩んでいる時にやっておくべきこと
2023年春の全面値上げや自由料金プランの継続的な値上げなどで、電気料金負担について真剣に考えている方は、どのように削減していけばいいのか悩んでいるかと思います。
そこで最後は、東北電力の電気料金値上げで悩んでいる時に検討・実行しておくべきポイントについてわかりやすく紹介します。
アンペア数の見直し
すぐに実行できる対策の1つは、アンペア数の見直しです。
たとえば、従量電灯Bを契約している場合は、10A~60Aの間で変更できます。アンペア数を1段階見直すと、100円~300円程度基本料金を削減することが可能です。
アンペア数を見直す場合は、家庭で同時に使用している機器のアンペア数を合計してみるのが大切です。
節電を意識した生活の実施
節電を意識した生活をこころがけるのも、電気料金値上げの対処法としてある程度の効果を発揮する可能性があります。
・こまめに照明を消灯する
・冷蔵庫の設定温度を調整
・テレビなどのつけっぱなしを避ける
・冷房、暖房の設定温度に気を付ける
つまり、電気の使い過ぎを防ぐことが、東北電力の電気料金値上げによる影響を少しでも抑える上で重要なポイントになります。
また、省エネ家電を購入できれば、節電×省エネによって電気料金削減効果を伸ばすことが可能です。
余裕があれば蓄電池の導入
ご家庭の預貯金に余裕があれば、蓄電池・太陽光発電の導入を検討してみるのもおすすめです。
太陽光発電があれば、電力会社からの買電量(電気の購入量)を減らせますし、電力量料金の削減につながります。また、太陽光発電で発電した電気には、燃料費調整額や再エネ賦課金の負担がかかりません。そのため、効率よく家計負担の軽減を実現できます。
さらに蓄電池を導入しておけば太陽光発電で余った電気を貯めておき、電力使用量の多い時間帯に自家消費することが可能です。
出力5kW程度の太陽光発電を設置した場合は、発電量や自家消費量によって変わるものの年間数万円の電気料金削減額を達成できます。
東北電力の電気料金は2023年春に大幅値上げ!
東北電力の電気料金は、2023年春頃から本格的に値上がりする予定となっています。また、自由料金プランに関しては、12月分から燃料費調整額の上限が撤廃されます。
現在東北電力の電気料金プランを契約している方は、節電を意識した生活や電気料金プランの見直しを早めに心がけるのが大切です。
また、より大幅な電気料金削減効果を求めている方やすでに節電を行っている方は、今回の記事を参考にしながら太陽光発電と蓄電池を検討してみてはいかがでしょうか。
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