太陽光で売電する際に注意したい「電圧抑制」について
最終更新日:2024.06.07 お役立ち情報
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電圧抑制とは電圧が規定の95V~107Vを超えると判断された場合に起きる制御のことで、トランスの設置を行うか、蓄電池による自給自足で電気をまかなって対処します。
太陽光発電設備や蓄電池を購入・設定したら、必ず確認しておきたいものが「電圧抑制(電圧上昇抑制)」についてです。
太陽光発電で作り出されたエネルギーは、発電したぶんだけ即時に売電できるわけではありません。売電によって電線内の電圧が変化するおそれがあるため、売電量は常に一定の基準で制御されています。
電圧抑制によって思うように売電が行われない場合もあるため、そもそも売電とはどのように制御されているのか把握しておきましょう。
本記事では、電気事業法によって制限される「電圧抑制」という状態について詳しく紹介し、電圧抑制が起きる原因や対策についてもまとめています。これから太陽光発電を使って売電や自宅内での電気の自給自足を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
電圧抑制(電圧上昇抑制)って何?
太陽光発電での電圧抑制とは、電圧がパワーコンディショナー側の上限値を超えたときに売電が制御される現象です。
電気事業法では、住宅内の配線が電線側の系統で接続される部分で電圧が95V~107Vであることが定められているため、107Vに近づいたタイミングでパワーコンディショナーが電圧を抑制します。
これが「電圧抑制」と呼ばれる現象で、電圧が常時107Vに近い状態であると売電できない時間ばかりが長くなり、収益が減る可能性があります。
自宅などで発電した電気は、余剰電力として電力会社に販売されます。その際、自宅から電気を電線へと流していきます。
電気の性質上、「住宅内の電圧>電線側の電圧」でなければ電気が流れていかないため、パワーコンディショナーがソーラーパネルから届いた電圧を調整します。
電圧抑制が起きる原因
電圧抑制が起きる理由は、環境や設備の条件によって大きく3つに分けられます。
・住宅内の配線にトラブルが起きている
・電線内部の電圧が高くなっている
・環境の問題
住宅内の配線トラブルは、細いケーブルを使用していたりケーブルが長すぎたりする場合に起こりやすく、パワーコンディショナーの出力端と売電メーターのそれぞれの電圧差が2V以上である場合は電圧抑制に繋がる可能性があります。
電線内部での電圧が高くなっている状況というのは、近隣に大量の電力を消費する施設(大規模商業施設や大きな工場など)がある場合です。
普段高電圧での電気供給が行われているところが、一時的あるいは休日などで電気の使用量が激減すると、電線内の電圧が高くなることがあります。近隣の住宅や施設で太陽光発電を一斉に行っている場合も同様に、売電を同じタイミングで行うことで「電気余り」が起きて電圧が高くなってしまいます。
これらの外部要因のほかにも、環境や立地による問題も考えられます。
引き込みを行っているポイントからパワーコンディショナーまでの間に一定の距離がある、あるいは自宅がトランスから遠いような立地であると、トランスに近い住宅で売電が行われたときに電線側の電圧が高くなります。
環境要因や外部要因は解決が難しい部分がありますが、極力電圧を上昇させないための対策方法もあります。
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電圧抑制が起きた時の対策
太陽光発電において電圧抑制が起きた場合の対策には、以下の方法が挙げられます。
・トランスを新設する
・電力会社に改善を申し出る
・ケーブルや機器を適切に設置する
・自宅で蓄電池を使用する
住宅の引き込み用電柱にトランスを新設すると、他の家で売電が行われても電圧が急上昇するのを抑制することができます。
パワーコンディショナーの電圧の上限値を電線側の電圧よりも高く設定するか、または電力会社の柱上トランス最大電圧をパワーコンディショナーの出力電圧上限値よりも低く設定してバランスをとる方法もあります。
ただし電圧の再設定は個人で勝手に行うことができません。107V以上の電圧に設定すると電気事業法に抵触してしまうため、電力会社と話し合いをして対策を検討しましょう。
また、電圧を変更すると自宅の家電製品の寿命が縮まるおそれがあるため、再設定以外の方法も検討しながら慎重に対策を進めてください。
太陽光発電設備を新設する場合、ケーブルはスムーズに電気を流すために太いものを選びましょう。パワーコンディショナーと分電盤、分電盤と電力計の間のケーブルはできるかぎり短く配線します。
太陽光によって生み出した電気を自宅での消費に充てる方法もあります。蓄電池を太陽光発電設備に組み合わせれば、電気代がかさむ深夜~早朝の時間帯に自給自足ができるので、売電による収入が得られなくても電気代を安く抑える効果が期待できます。
売電重視なら知っておきたい太陽光発電の電圧抑制の概要・原因・対策
太陽光発電の電圧抑制について概要・原因・対策を解説いたします。売電量に影響を与える恐れがあるので、気になる方は確認しておきましょう。
こちらの記事では、電圧抑制がどのような状態を意味するのか、なぜ起こるのか、対策はどうすればよいのかなどを解説しています。以下の情報を参考にすれば、現在の状況を把握して、次に何をすればよいかがわかるはずです。
太陽光発電の電圧抑制について理解を深めたい方は参考にしてください。
売電重視なら知っておきたい太陽光発電の電圧抑制の概要・原因・対策
電気を上手に使って節約効果を得る
電圧抑制は電気事業法に定められた電圧を維持するために制限されるものです。
電圧が急上昇しないためには、トランスの新設や電圧の設定値変更などが有効ですが、売電だけではなく発電した電気を自宅で消費する方法も有効です。
工事にかかる費用が高額になる可能性や電圧の設定値変更が難しい場合も想定し、蓄電池の導入も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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