V2Hとは?便利・お得になる仕組みやメリット、価格などをわかりやすく徹底解説!
最終更新日:2026.01.05 V2H

「V2H」という単語を見たり聞いたりしたことはありますか?
V2Hは、電気自動車(EV)やPHEVを走行用だけでなく、移動できる大容量の蓄電池としても活用することができる近未来の設備です。
電気代の高騰や災害対策が急務となる現代においてV2Hとは、家庭のエネルギー管理を根本から変える画期的なシステムとして、その注目度が急速に高まっています。
今回は、V2Hがどのような仕組みの製品なのか、また、お得に利用するためにはどのようにすればいいのか、さらに設置する際の価格相場や導入の注意点など、専門的な視点から詳細に紹介します。
目次
V2Hとは
V2Hとは、「Vehicle to Home(ビークルトゥーホーム)」の略称です。

直訳すると「クルマから家へ」という意味になり、具体的には、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)のバッテリーに貯めている直流電力を、自宅で使える交流電力に変換・給電できるようにする機器を指します。
V2Hを導入することで、普段は移動手段であるEVを「大容量の定置型蓄電池」として、災害時の備えや日常の電力コスト削減に活用できるようになります。
通常のEV充電設備が単なる「充電」しかできないのに対し、V2Hは「充電」と「給電」を双方向で行う点が最大の特徴です。
EVの充電は、専用の充電コンセント(100V/200V)から車両へ電気を充電し、主に走行することなどに使用されます。
しかし、V2HがあればEVから家へ電気を送ることができます。
また、多くのV2Hは通常のEV用充電コンセントよりも早い充電(急速充電)に対応しています。
V2Hの機能
V2Hは、単なる充電器ではなく、EVの電力活用を可能にする多機能なシステムです。
EVのバッテリーから電力を取り出して家庭内に給電
V2Hの主要機能は、EVバッテリー内の「直流電力」を、家庭で使用できる「交流電力」に瞬時に変換し、家庭内の分電盤を通して供給することです。
この変換機能を担うのがV2H機器内のインバーターであり、EVを家庭の電力系統(系統連系)に組み込むための重要な役割を果たします。
下記のように、直流電力を交流電力へ変換しなければコンセントや住宅設備などで使用できない状態です。
充電時間の短縮が可能

EVへの充電時間は、充電器の電力を変換する能力によって異なります。
たとえば、一般的な家庭用200V普通充電器と比較した場合、V2Hの方が約2倍のスピードで充電が可能です。
※製品により異なります
EV車を利用していくにあたり、充電に時間がかかることが課題として挙げられることは多いです。
V2H設置によって、この問題も十分に改善することができます。
特に、通勤や急な用事でEVを使用する際は、運転しない時間帯に充電を完了させておきたいところです。
スピーディに充電できる設備が欲しい方にも、V2Hはおすすめの設備といえます。
家庭用蓄電池と比べて費用対効果が高い
V2Hは、EVという車両バッテリー(20kWh〜70kWh超)を蓄電池として利用するため、一般的な住宅用蓄電池(4kWh〜15kWh程度)と比較して、圧倒的な容量を確保できます。
EVバッテリーの大容量は、大規模な災害や長期停電時にも、家庭の電力を数日間にわたり供給し続ける能力を秘めています。これは、電力の安心を費用対効果高く手に入れることを意味します。
EV購入費用とV2H導入費用を合わせた総額は、ガソリン車と定置型蓄電池を購入する場合よりも、トータルで費用対効果が高い可能性があります。 たとえば、太陽光発電システムと連携可能な家庭用蓄電池の価格は、1台あたり130~280万円程度で販売しています。 一方、V2H対応の車両価格は200万円程度から販売されており、V2Hは100~150万円程度で導入可能です。 家庭用蓄電池とガソリン車をそれぞれ購入するより、初期費用を抑えられる可能性があります。
EVはガソリン車と異なり、燃料費(ガソリン代)が不要です。 ガソリン価格が高騰している昨今、これは家計にとって大変嬉しいメリットとなります。 特に太陽光発電と連携させ、余剰電力をEVに充電して走行すれば、ガソリン代を大幅に節約でき、長期的に非常に経済的です。 他にも、電気料金プランの中で時間帯別プランに加入している方は、EVの充電時に電力量料金単価の安い深夜電力など活用することで、充電コストを削減できます。
V2Hは、一般的な家庭用充電に比べて充電時間を約半分に短縮できる利便性があります。さらに、V2H導入時には国や自治体の補助金制度を活用できるケースが多く、実質的な導入コストをさらに抑え、費用対効果を高めることができます。
V2Hシステムと他機器の違いとは?
V2Hの持つ「双方向性」と「大容量性」は、他の機器にはない独自の特徴です。
V2Hと蓄電池やその他充電設備の違い
V2Hシステムは、定置型蓄電池や一般的な充電設備と比較して、「双方向性」「容量」「移動性」という3つの軸で決定的な違いを持ちます。
1.蓄電池機能と役割の違い
V2Hシステムは、一般的な充電設備や定置型蓄電池とは異なり、「EVのバッテリーを家庭用電源として活用する」という双方向の役割を担うことで、独自の優位性を確立しています。
役割の根本的な違い(蓄電機能と双方向性)
V2Hと他の機器の最大の違いは、電力のやり取りの自由度と機器本体の機能にあります。
| 機器の種類 | 主な役割 | 蓄電機能 | 電力供給の方向 | 移動性 |
| V2H(+EV) | EVを大容量蓄電池として拡張・制御 | なし(EVバッテリーを利用) | 双方向(充・給電) | あり |
| 定置型蓄電池 | 太陽光や電力会社の電気を貯め、放電を制御 | あり(本体に蓄電ユニット) | 一方通行(家への放電のみ) | なし(定置型) |
| 普通・急速充電器 | EVへの充電 | なし | 一方通行(EVへの充電のみ) | なし(定置型) |
V2Hは拡張システムであり、定置型蓄電池が本体にバッテリーを持つ「蓄電装置」であるのに対し、V2H本体に蓄電機能はありません。
V2Hは、EVバッテリー内の直流電力を家庭で使える交流電力へ変換(DC/AC変換)し、電力を家へ戻す双方向の制御装置としての役割を担います。
これに対し、充電器の限界として、普通充電器や急速充電器は車へ電気を入れる一方通行しかできず、EVの電気を家庭へ給電することは不可能です。
2.容量・コストパフォーマンスの比較
V2HをEVと組み合わせることで、定置型蓄電池では得られない規模のメリットが生まれます。
| 比較項目 | 住宅用蓄電池 | V2H(+EV) |
| 容量 | 4kWh~20kWh(容量に限界がある) | 20kWh~116kWh(圧倒的な大容量) |
| 移動性 | なし(定置型) | あり(EVとして可動) |
| コストパフォーマンス(容量比) | 低い | 高い |
| EVへの充電 | できない | 早い(急速充電が可能) |
定置型蓄電池は充放電の制御が容易で安定していますが、容量に限界があります。
一方でV2Hは、EVの可動性という特性を活かし、圧倒的な大容量のメリットを提供します。
これにより、車を利用した買い物や通勤が必要な家庭にとって、移動手段と長期の電力備蓄を兼ねられるため、非常にメリットが大きいです。
ただし、停電時の切替機能(自動が多いか、機種により手動・自動か)や補助金制度(EV/V2HはCEV補助金、蓄電池はSII補助金など)はそれぞれ異なり、導入目的によって最適な選択肢が変わるため、詳細な比較検討が必要です。
一般家庭は普通充電器

現在、ご家庭や街中で一番多く見かけるのが普通充電器です。
これは、スマートフォンをコンセントにつないで充電するのと同じ、電気を車に入れるためだけのシンプルな装置だとイメージしてください。
しかし、V2Hは、単なる充電器とは全く違う、もっと賢い「電力の交通整理係」のような役割を果たします。
1.機能の決定的な違い(一方通行vs双方向給電)
| 機器の種類 | 主な役割 | 給電機能(車から家へ) | 役割の根本的な違い |
| 普通充電器 | EVへの充電のみ | なし(一方通行) | 充電に機能を限定 |
| V2H | 充電と家への給電 | あり(双方向) | 電力制御装置 |
普通充電器の限界として電気は車にしか流れず、車に貯めた電気を家に戻すことは絶対にできません。
そのため、災害で停電しても車は使えても家は真っ暗なままです。
一方、V2Hの双方向性により、V2Hがあれば車に貯めた電気を自宅で使える電気に変換して(これが「直流・交流変換機能」)分電盤を通して家全体に送ることができます。
この双方向の機能によりEVが巨大な蓄電池として機能し、停電時も家の中で電気が使えるようになるのです。
2.充電速度と自家消費への影響
普通充電器は、200Vと100V対応型に分かれていますが、充電速度はV2Hに比べて遅いです。
【一般的な普通充電器(200V対応製品)】
30分~1時間程度の充電で約10~15km程度の走行分しか充電することができません。
休日や夜間に数時間以上充電できる時間を確保できれば大きな問題にはなりませんが、V2Hはより早く充電が可能です。
【自家消費と非常時の役割】
特に、太陽光発電システムで得られる電力の自家消費を検討していない場合、普通充電器でも問題なく活用できます。
しかし、EVに貯めた電気を家庭内で消費したり、停電時に蓄電池代わりとして活用したいときはV2Hが必須です。
なぜなら、V2Hには直流・交流変換機能があり、EVに貯めた電気を家庭で使用できる電気に変換し、自宅のコンセントや住宅設備などへ供給できるからです。
つまり、V2Hは充電の便利さだけでなく、太陽光発電のメリットを最大限に活かし災害時にも家庭の電力を守るための「電力の自由なやり取り」を可能にする、非常に重要な装置なのです。
急速充電スタンド

高速道路のサービスエリアや大型の商業施設で見かける急速充電スタンドは、家庭用の普通充電器よりも遥かに速く充電できるのが最大の特長です。
一般的に出力50kW程度のハイパワーな電源方式(三相3線式AC200V)を採用しており、特筆すべきはその圧倒的な充電スピードにあります。
わずか5分程度の短時間で約30km走行できるほどの電力を補給できるため、外出先で至急充電が必要な場合や移動の合間にスピーディに済ませたい時に非常に役立ちます。
しかし、この高性能な急速充電スタンド(出力50kW以上)を個人宅へ導入するのは、現実的ではありません。
その最大の理由はコスト面にあります。充電設備自体の本体価格だけで200万円〜300万円以上、さらに高圧受変電設備の設置に伴う工事費として300万円〜600万円ほどの多額な費用が必要となるからです。
加えて、高性能ゆえに大型施設でも設置台数が少ないため、混雑時には待ち時間が発生しやすく、外出先で思い通りに充電できないという不便さもあります。

ここで、家庭用としての新しい選択肢として登場するのがV2H(Vehicle to Home)です。
V2Hとは、一言でいえば「EVを家庭用蓄電池としてフル活用する仕組み」のこと。
V2Hは家庭用として現実的なコストで導入できるだけでなく、一般的な3kWの普通充電器と比較して約2倍の充電速度(6kW)を実現します。
さらに、EVに貯めた電気を家庭へ供給できるという、単なる充電器にはない決定的な機能を提供します。
ご家庭でこまめに、かつ短時間で充電を済ませたいという要望に応えつつ万が一の停電時にはEVを大容量の蓄電池として活用できます。
この両面を兼ね備えたV2Hこそが、現代のEVライフにおける最も現実的な最適解となります。
V2Hを導入するメリット
自宅の充電コンセントより短時間で充電できる
V2Hシステムは、EVユーザーにとって日常的な利便性を向上させる大きなメリット、すなわち「充電時間の大幅な短縮」をもたらします。
V2Hを活用してEVの充電を行った場合、一般的な自宅の普通充電器による充電時間と比較して約2倍の速さで充電が可能です。
これにより、通勤や急なドライブの際に「十分な充電ができていなかったら…」という不安やリスクを大幅に減らすことができます。
例として、ニチコンのV2Hと、日産リーフを組み合わせたV2Hの活用シーンを解説します。

ニチコン製V2H「EVパワー・ステーション」は、あらかじめ電力会社との契約アンペアを設定することで、家庭で使われている消費電力をリアルタイムにモニターし、日産リーフに充電可能な電力量を自動的に制御します。
この機能により、契約電力の範囲内で充電ができるようになり、充電中のブレーカー落ち(停電)を防ぐことが可能です。

※1 EVパワー・ステーションの倍速充電機能を十分にお使いいただくためには、EVパワー・ステーション用に200V 30Aが必要になります
契約電力の範囲内で家電機器を動作させながら充電するため、使用する家電機器の負荷が大きくなると、充電にまわす電力が減少し、充電時間が延びる可能性があります
※2 バッテリー残量警告灯の点灯から満充電まで
※3 V2H非対応の車両には対応していません
※4 日産リーフへの充電中に基準値以上の過電流負荷が投入された場合などにおいて、ごく稀にブレーカーが遮断される場合があります

深夜電力と余剰電力の活用で電気代料金を削減
V2Hシステムを導入し、EVと時間帯別電力プランを組み合わせることで、電気料金の負担を大きく軽減できます。
時間帯別プランは、夜間など特定の時間帯のみ電力量料金単価が安くなっているのが特徴です。
V2Hは、この電力単価の安い深夜電力でEVを満充電し、電力単価が高い日中や夕方のピーク時間帯にEVから家庭へ電力を供給(給電)することで、「ピークシフト」や「ピークカット」を実現します。
これにより、高額な電気料金の購入を避けることができ、電気代を大幅に削減できます。
時間帯別プランに加入していない方やより大幅な削減効果を目指す方には、太陽光発電システムとの併用がおすすめです。
太陽光発電で作った電気はまず自宅で消費され、全て使いきれなかった余剰電力は売電するか、あるいはV2H経由でEVへ充電することが可能になります。
この太陽光発電の余剰電力をEVに充電する運用は、売電単価が低下した卒FIT後の運用において、最も効率的な電力活用法となります。
さらに、太陽が出ていない夜間や消費電力の多い時間帯にはEVに貯めておいた電力をV2H経由で自家消費できるため、太陽光発電システムの弱点である「夜間の電気負担」をカバーし、効率的に電気料金を削減することができます。

クリーンなエネルギーを無駄なく利用することで、経済的なメリットと環境への配慮を両立できるのです。
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💰 電気料金シミュレーション
以下に、自動車の走行距離を年間1万kmで考えた場合にいくら電気料金が増えるのか紹介します。

【電気料金のシミュレーション】
1. EVの走行距離1kWhにつき6km *1
2. 電力量料金単価を40.49円/kWhと仮定 *2
→年間の電気料金負担は約5万円程度増加
*1 出典:環境省「グリーンボンドガイドライン2020年版」
*2 2024年4月1日以降の東京電力EP「スタンダードS」電力量料金(301kWh~)
一方、ガソリン車で年間1万km走行する場合、ガソリン代は年間約113,000円 になります。
つまり、ガソリン価格1Lあたり80円台まで下落もしくは、電気料金の急激な高騰といった事態にならない限り、EVの方が経済的メリットがある車両といえます。
*3 1Lあたりの走行可能距離を15km、ガソリン代を170円/Lで試算
このように、EVを導入するだけでも経済的メリットはありますが、V2H+太陽光発電システムを導入することで、さらに電気代を抑えられます。

太陽光発電システムとV2Hを連携させた場合、太陽光発電で作った電気(をEV車に充電した電気)を自家消費することが可能です。
当然ですが、太陽光発電で作った電気をEVの充電に使用すれば、充電にかかる電気料金を0円にできます。
EVとガソリン車との費用対効果をシミュレーションすると、下記のようになります。

一ヶ月1,000km走行した場合の費用を比較
【 ガソリン車のガソリン代 】
・燃費:15km/リットル
・ガソリン代:170円/リットル
・1,000kmのガソリン代:11,333円 = 1,000km ÷ 15km/リットル × 170円/リットル
【 EVの充電費用 】
・電費:6km/kWh
・電気代:42.60円/kWh(昼間)・1.64円/kwh(深夜電力)
※2024年4月1日以降の東京電力EP「夜トク8」電力量料金
・1,000kmの充電費用:7,100円(昼間)・5,273円(深夜電力) = 1,000km ÷ 6km/kWh × 31.64~42.60円/kWh
【 太陽光発電の充電費用 】
・燃費:6km/kWh
・電気代:0円/kWh(自家消費)
・1,000kmの充電費用:0円 = 発電電力 –(1,000km ÷ 6km/kWh × 0円/kWh)
太陽光発電は「発電電力を使ってEVに充電できる」ため充電費用はかかりません。
◆ 10万km走行した場合の燃料費
ガソリン車:約113万円
EV:35万~55万円
費用対効果については、太陽光発電システムとV2Hの導入費用次第ですが、自宅の電気料金を大幅に節約したり売電収入を得たりできるため、経済的なメリットはさらに高まります。
2022年から続く急激な物価高や燃料費の高騰、光熱費の値上げは、2024年時点でも多くの家庭に大きな影響を与えています。
節約や節電だけでは負担を抑えきれないため、V2Hや太陽光発電による創エネ・省エネを目指してみてはいかがでしょうか。
災害時に非常用電源として活用可能でかつ蓄電池より大容量

EVとV2Hの組み合わせは、停電時の強力な非常用電源になります。
台風や地震による長期停電が発生しても、EVの電気で普段に近い生活を送ることが可能です。
🔋 「走る蓄電池」としての大容量
EVは一般的な家庭用蓄電池(約10kWh)の数倍から数十倍という圧倒的なバッテリー容量を持っています。
例えば40kWhのEVであれば、3人家族で節電しながら使用した場合、約4〜5日分もの電力をこれ1台で供給できます。
定置型蓄電池だけでは難しい「数日間にわたる在宅避難」を支える、非常に心強い存在です。
☀️ 太陽光発電との併用で「電気の自給自足」
太陽光発電とV2Hを併用すれば、1週間を超える長期停電にも対応できる「電力の自給自足」が実現します。
晴れた昼間は太陽光の電気で過ごしながら余った分をEVへ充電し、夜間や雨天時はその貯めた電気を家に戻して使用する。
このサイクルを繰り返すことで、ライフラインが途絶えた環境でも「いつもの暮らし」をそのまま続けることができます。
🚗 緊急時の「移動手段」も確保
停電時でも太陽光でEVを充電しておけば、ガソリンスタンドの混雑に左右されることなく車を動かせます。
遠方への飲料水補給や物資の調達、万が一の避難も迅速に行えるため、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭にとっては「電気のある暮らし」と「自由な移動」の両方を守れる万全の備えとなります。
環境に配慮した生活を始められる
環境問題や脱炭素社会への関心が高い方にとって、EVとV2Hの組み合わせは非常に価値のある選択です。
日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、家庭でできる最も効果的な取り組みの一つと言えます。
🍃 化石燃料を使わない「クリーンな暮らし」
EVとV2Hは電気のみで稼働するため、走行中や給電中に二酸化炭素(CO2)を排出しません。
ガソリン車からEVに切り替えるだけで、家庭からの排出量を大幅に削減し、排気ガスのない澄んだ空気の街づくりに貢献できます。

☀️ 太陽光で作る「100%再生可能エネルギー走行」
太陽光発電とV2Hを連携させれば、自然の恵みだけで車を走らせるサイクルが完成します。
【創る】 太陽光パネルで、CO2ゼロの電気を自給自足。
【貯める】 余った電気をV2H経由でEVのバッテリーに充電。
【使う】 走行だけでなく、夜間の家庭用電力としてもクリーンに活用。
♻️ 持続可能な社会へのダイレクトな貢献
この「創る・貯める・使う」のサイクルは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に直結します。
次世代に豊かな自然を残すための「未来への投資」であると同時に、高い燃料代や電気代を抑える「賢い選択」でもあります。
このクリーンなエネルギーサイクルは、カーボンニュートラルの実現に直接貢献します。
環境への配慮と経済性を両立させたい方は、ぜひこの機会にV2Hと太陽光発電のセット導入を検討してみてはいかがでしょうか。
V2Hシステム導入前に知っておきたいこと・注意点
V2Hを安全かつ効果的に利用するためには、技術的な側面やバッテリー管理の注意点を理解しておく必要があります。
対応車種が決まっている
V2Hは、すべての電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)に対応しているわけではありません。
V2Hシステムを利用してEVの電力を家庭へ給電するには、EV側が必ず「双方向給電規格」に対応している必要があります。
日本国内で主流となっているのは「CHAdeMO(チャデモ)規格」ですが、この規格に対応しているかどうかは車種や年式によって異なります。
そのため、V2Hの導入を検討する際は、必ず所有されているまたは購入予定のEVがV2H対応車種リストに含まれているかを、メーカーや販売店を通じて確認することが不可欠です。
同じ車種の新型モデルでもV2H非対応になるケースもあるため、比較検討の際は、常に最新の情報をベースにチェックするようにしましょう。
対応車種でない場合、V2H機器を設置しても給電機能を使うことはできません。
エコでんちで特に人気の高いV2Hスタンド
V2Hのコストパフォーマンスは使用環境によって変わる
V2Hシステムの経済効果は一律ではなく、EVの利用頻度や走行距離、太陽光発電の導入状況、電力プランの選択といったご家庭の使用環境によって大きく変動します。
そのため、導入前の綿密なシミュレーションが、費用対効果を最大化するために最も重要です。
EVとV2H、さらに太陽光発電システムを導入すれば、昼間に太陽光で発電した電気を車に貯めて夜間など発電量が少ない時間帯に使うことで、電気料金の削減効果を上げることが可能です。
しかし、V2H自体に電気を貯める機能がないため、EVを蓄電池代わりにしたいのであれば、EVを自宅に置いておく必要があります。
具体的には、セカンドカーとしてEVを導入しているご家庭や、長距離運転はしないなど日中に車が自宅にある時間が長いご家庭ほど、太陽光の電気を車に効率よく貯めることができ、メリットを得やすくなります。
一方で、車通勤の方や、日中車でよく出かける方は、十分に太陽光の電気を車に貯めることが出来ず、メリットが出にくい傾向があります。
このようなライフスタイルとEVの使い方は、一度ご家族で相談されると良いかもしれません。
特に日中に車を頻繁に使われる方は、V2Hだけでなく家庭用蓄電池を一緒に導入するのがおすすめです。
昼間余った電気は蓄電池にいったん貯めておき、車が戻ってきたら蓄電池に貯めておいた電気を充電するなど、任意のタイミングで太陽光発電で作った電気を活用できるため、非常に効率的です。
バッテリーは年々劣化してゆく
充放電を繰り返すと、EVバッテリーは避けられず劣化します。
これは家庭用蓄電池と同じく、V2HでEVを頻繁に充放電を行うことで、走行に影響のない範囲で計画的な電力利用を心がける必要があります。
EVのバッテリーには寿命の問題があり、正確には「交換目安の年数」となりますが、メーカーによって保証内容が異なります。
一般的な保証は5年、もしくは10万kmという内容が多いですが、EVメーカーのテスラなどは「8年の走行無制限」の保証、BMWも「8年または10万kmでバッテリーの交換が必要な場合は無償で対応」といった保証をうたっています。
また、日産のリーフのように、有償(65万円から)で新品にバッテリー交換をおこなうプログラムを開始しているケースもあります。
通勤や旅行などでEVを利用する方や、長期保証のある蓄電設備を求めている方は、特に保証期間や保証条件を確認し、適切な制御機能を持つ機器を選ぶことが重要です。
なお、蓄電機能を最も重視し、より長期的な保証を求める場合は、まず家庭用蓄電池から比較検討するのがおすすめです。
家庭用蓄電池には10年~20年の保証があるため、EVと比較して保証期間が長いのが特徴です。
また、家庭用蓄電池には「サイクル数」という交換時期の目安があるため、購入前に交換時期の目安を確認しやすくなっています。
瞬間的な停電が起こることもある
V2Hシステムは停電時にEVから家庭へ電力を供給しますが、以下の2つのケースで瞬間的な停電(瞬停)が発生するリスクがあります。
1.停電発生時の切り替え
災害などで電力会社からの供給が途絶えた際、V2HがEVからの給電モードへ切り替わる瞬間に、ごく短時間の停電が発生します。
高性能な機種では「無瞬断に近い」高速切り替えが可能ですが、パソコンなどの精密機器の電源が落ちたりデータが消失したりする可能性があるため注意が必要です。
2.給電量オーバーによる切り替え
V2Hからの給電中に家庭での消費電力がEVからの給電可能量を上回った場合、安全のために給電が一時的に停止し、電力会社からの供給に切り替わります。
この切り替え時にも瞬停が発生します。そのため、EVの残量や家庭の消費電力には常に注意が必要です。
また、機種によっては停電発生後、シガーソケットから本体にケーブルを繋いでV2Hを起動させる手動操作が必要な場合があります。
夜間の停電では操作の手間がかかるため、導入前に停電時の自動切替機能の有無を確認しておくことが重要です。
使い方によっては劣化しやすくなる可能性も
EVとV2Hの使い方によっては、電池が劣化しやすくなってしまう可能性があるため、バッテリーの特性を理解しておくことが重要です。
バッテリーであるリチウムは熱に弱く、急速充電のみを繰り返し行うのはバッテリーに負荷がかかる充電方法とされています。
急速充電スタンドによる充電を毎回するよりも、数回に1回は普通充電器からの満充電が推奨されている車種もあります。
以下は、三菱アウトランダーPHEVのページから抜粋したものです。
『コンセントから充電される場合は、満充電付近※でのつぎ足しを続けると性能低下が早まりますので、出来るだけ避けて下さい。性能を長持ちさせる為には、残量目盛りが半分以下になってから充電するようにしてください。
また、急速充電のみを繰り返し行うと、駆動用バッテリーの寿命が短くなることがあります。
駆動用バッテリーの性能を維持するため、2週間に1回程度は普通充電を行い、満充電することをお勧めします。』
※駆動用バッテリー残量計の目盛りが全て表示されている状態
引用:三菱 よくある質問 駆動用バッテリーを長持ちさせる充電のコツを教えてください。[アウトランダーPHEV(GG*W)]
つまり、EVバッテリーは、過充電(常に満充電に近い状態)や過放電(極端な残量不足)を避けることで寿命を延ばせます。
V2Hで急速充電や頻繁な充放電を行う時は、車種ごとの特性を把握し、なおかつ充電方法と劣化に関する注意点について確認しておくのが大切です。
高性能なV2H機器は、EVの走行予定と家庭の電力消費を考慮した上で、充放電の最適化(例:残量を〇〇%までと設定)を行う機能を持つものを選ぶべきであり、これによりバッテリーへの負荷を軽減し、寿命を長持ちさせることが可能になります。
V2Hを選ぶ際のポイント
V2Hシステムの選定は、単に価格だけでなく機能性、安全性、将来の拡張性を考慮して行う必要があります。

導入時に必要な工事の期間と初期費用
V2Hを導入する際は、初期費用と工事期間について事前に確認しておきましょう。
初期費用は、V2H機器本体代、設置工事費、電気工事費、そして電力会社への申請費用などが含まれており、相場は100万円〜200万円程度です。
V2Hを選ぶ際は、本体価格のみで比較せず、これらの設置工事費用もかかることを理解しておく必要があります。
実際の費用は、複数の施工販売店の見積もりを比較することで、相場を把握したり、最適な業者を見つけたりすることが可能です。
工事期間は、一般的にV2H本体の設置工事は1日で完了しますが、基礎工事(コンクリートブロックの設置・固定)が必要な場合は、さらにもう1日必要なケースもあります。
工事内容は、基礎部分の上への本体設置から始まり、配線工事や動作確認といった流れで行われます。
なお、設置工事の前に現地調査や契約手続き、補助金制度の申請などといった手続きが必要となるため、設置工事にかかる日数だけでなく、調査・手続きの時間も含まれる点を理解しておきましょう。
実際の費用は、各施工販売店の見積もりを比較すれば、相場を把握したり最も安い業者を見つけたりすることも可能です。
エコでんちでV2Hを導入する場合の価格の概算は下記記事を参照してください。
関連コラム:【2025年最新】V2Hの価格はいくら?設置にかかる費用や活用すべき補助金制度を徹底解説|エコでんち
また、費用負担を抑えたいときは、補助金制度の活用を検討してみるのもおすすめです。代表的な補助金制度といえば、CEV補助金で上限65万円の補助金が申請可能です。(令和6年度補正予算(車両)申請受付終了見込令和8年2月13日、V2H充放電設備の受付は終了)
施工販売店を選ぶときは、補助金制度のサポートも手厚い業者から検討してみるのが重要です。
価格と予算のバランス
V2Hシステムは高額な初期費用がかかるため、導入成功には価格と予算のバランスを取ることが不可欠です。
V2Hの本体価格は、メーカーや製品によって90万円台~150万円台と幅広い傾向です。
製品を選ぶ際は、まず予算の範囲内で負担できるかを計算した上で検討しましょう。
また、設置工事にかかる費用は、施工販売店と設置場所の環境によっても異なります。
初期費用を抑えるために、V2H導入においては、国や自治体による「CEV補助金」をはじめとした高額な補助金制度が利用可能です。
これらの補助金を最大限に活用し、実質的な初期費用を抑えることが、予算のバランスを取る鍵となります。
さらに、本体価格だけでなく、設置工事費用も含めた「相見積もり」を複数の施工販売店から取得しましょう。
相見積もりを行えば、V2Hの平均的な施工費用を算出できますし、最も安い業者を見つけることも可能です。
また、見積もり内容が丁寧に記載され、項目ごとの費用が一目で把握できる販売店は信頼できるポイントの一つとなります。
サイズ
V2Hを選ぶ際、サイズと設置予定場所のスペースに注意が必要です。
万が一、自宅の駐車場に設置スペースがなければ、V2Hを設置できませんし、設置できたとしても自動車の駐車時にぶつけてしまうリスクもあります。
また、V2Hによって充電ケーブルの長さは異なるうえ、車種によって充電口がどこにあるかも変わってきます。
製品の種類と設置場所を間違えてしまうと、いざ活用しようとしても充電しにくくなってしまい、故障させてしまうリスクもあります。
設置スペースが狭い場合は、省スペース設計のV2Hを探しましょう。
V2Hによっては本体部分と、充電するポッドが分かれている製品もあります。
また、カーポートの柱部分に括り付けるように設置できるタイプがあるので、省スペース設計を求めている方におすすめです。
充電口
EVを充電する際、充電用のコネクタを差し込む充電口過(充電ポート・イントレット)も様々な種類があります。
下記は日本の代表的な車種の充電口です。

普通充電器用のコネクター規格である「 SAE J1772」や「 IEC62196-2 type1」は、基本的にどのEVでも搭載していますが、V2Hによる充電や、急速充電器用の「CHAdeMO規格」は、車種によっては搭載されていない場合があります。
また、テスラなどの海外メーカーのEVは充電規格も異なっていることがあるため注意が必要です。

停電時の運転方式
災害時の非常用電源として電気自動車(EV)を活用するためには、V2Hの「運転方式」と「給電範囲」を正しく理解しておくことが大切です。
1. 停電時の運転方式(系統連係、非系統連系)
停電した際、EVの電気と「太陽光発電の電気」を同時に使えるかどうかが決まります。
【系統連係型】 EVから給電している最中も、電力会社からの電気や太陽光で発電した電気を同時に使用できます。また、余った太陽光の電気をEVに充電することも可能です。
【非系統連系型】 EVからの給電中は、電力会社から流れてくる電気や太陽光発電の電気を家庭内で使用できません。太陽光とのスムーズな連携を重視するなら、系統連係型が適しています。
2. 電気が使える範囲(全負荷型、特定負荷型)
停電時に「家中の電気を使いたい」のか「最低限で良い」のかで選び方が変わります。
🏠 全負荷型:家中まるごとバックアップ
あらかじめ全ての部屋のコンセントや設備と接続するタイプです。
向いている方: オール電化住宅の方、停電時も普段通り各部屋で過ごしたい方。
🔌 特定負荷型:必要な場所だけを賢く使う
リビングや冷蔵庫など、あらかじめ指定した特定の場所(回路)のみに給電します。
向いている方: EVの電気消費を抑えて、少しでも長く持たせたい方。
太陽光発電や蓄電池を導入する際は互換性を確認する
V2H単体だけでなく、太陽光発電システムや、家庭用蓄電池の導入も検討している場合、各製品の互換性を施工販売店に確認してもらうのがおすすめです。
例として、ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、トライブリッドパワコンにプラスして、蓄電池とV2Hを組み合わせられるシステムです。
「トライブリッドパワコン」とは?
通常、太陽光・蓄電池・V2Hにはそれぞれ専用の制御装置(パワーコンディショナ)が必要ですが、これら3つを1台の装置でまとめて管理するのが「トライブリッドパワコン」です。

電力分配の最適化: AIが発電量や消費パターンを分析し、最もおトクなルートで電気を振り分けます。
高い変換効率: 機器ごとに電気を変換するロスが減るため、自家消費の効率が大幅にアップします。
ニチコン等の最新システム: 3つの設備をセットで導入するご家庭にとって、電気料金削減の切り札となる注目の設備です。
ニチコン トライブリッドシリーズの詳細はこちら
⚠️ 導入前に必ず「互換性」の確認を
設置済みの太陽光発電がある場合、V2Hとの相性によっては「停電時に太陽光の電気をEVに充電できない」というトラブルが起こり得ます。
相性確認のポイント: パワーコンディショナの型番、接続後のエラーリスク、規格の適合性など。
プロへの相談: 導入の際は、必ず施工販売店に各機器の互換性を確認してもらい、最適な「連系タイプ」を検討しましょう。
V2H導入後にさらに電気代を削減する方法はある?
V2H導入は、さらなるエネルギーマネジメントへの扉を開きます。
V2H単体でも十分にメリットがありますが、前述のとおりV2Hにプラスして太陽光発電システムや蓄電池を導入することで、V2Hが持つ急速充電や停電時のバックアップなどの利便性に加え、さらなる電気代削減が期待できます。
①太陽光×V2Hの組み合わせ
太陽光発電で作った電気をV2H経由でEVに貯め、賢く使い分けることで、電気代の削減効果は最大化されます。
1. 太陽光の電気を「夜」に使う経済的運用
昼間: 太陽光で発電した余剰電力を、EVの「大容量バッテリー」にタダで充電。
夜間: 電力単価が高くなる夕方や夜に、EVから家へ給電。
効果: 高い電気を買わずに済むため、電力会社への依存を抑え、電気代を劇的に減らせます。
2. 「無料」で走るエコなドライブ体験
従来かかっていたガソリン代や、自宅充電の電気代も不要になります。
太陽光で充電した電気で走れば、燃料代ゼロの「0円ドライブ」が実現。環境にも家計にも優しいカーライフが手に入ります。
3. 屋根に乗らなくてもOK!「ソーラーカーポート」の活用
「屋根の形状でパネルが設置できない」「住宅の外観を損ねたくない」といった理由で太陽光発電を諦めていた方にとって、駐車場のデッドスペースを有効活用できるソーラーカーポートは非常に有効な選択肢となります。
これは単なる発電設備ではなく、大切な愛車を厳しい紫外線や雨風から守りつつ、その屋根の上で自家消費用の電気を生み出すという正に一石二鳥の役割を果たしてくれます。
さらに、V2Hとセットで導入すれば、日々の電気代削減分と本来支払うはずだったガソリン代の削減分を合わせることで、設置費用を賢く回収していくことが可能です。
これにより、電力会社への依存度を低減し、実質的な電気代をゼロに近づけることが可能になります。

高い投資効率を実現しながら、家計と環境に優しいカーライフを同時に手に入れることができます。
②太陽光発電×蓄電池×V2Hの組み合わせ
前述の、太陽光発電とV2Hの組み合わせは魅力的ですが「日中に車がないと充電できない」という課題がありました。
車通勤や日中の外出が多い方にとっては、その恩恵を十分に受けにくいというデメリットです。
1.ライフスタイルを縛らない「トライブリッドシステム」
そこで活躍するのが、家庭用蓄電池を組み合わせたトライブリッドシステムです。
🔌 昼間に貯める: 太陽光発電で作った電気を一度、家庭用蓄電池に貯めておきます。
🌙 夜間に使う: 夜間やEVが不在の時間帯に、蓄電池から家庭へ放電することでEVの利用状況に左右されず、無駄なく電気代を削減できます。
🔄 EVへも供給: さらに、蓄電池に余力があれば、任意の時間にEVへ充電することも可能です。
2.AIが制御する「電力の最適化」
このトライブリッドシステムは、V2H、太陽光発電、蓄電池の3つの機器を一台のコントローラーで統合管理します。

家庭の電力消費パターンやEVの走行予定をAIが学習し、太陽光発電の電力を「蓄電池への充電」「EVへの充電」「家庭での利用」「売電」のどれに回すかを自動で判断します。
これにより、電力の無駄を極限までなくし経済効果を最大化できる、まさに「賢い電気の家」が実現します。
3.未来の電力システム「VPP(仮想発電所)」への参加
このシステムを導入することは、単なる電気代削減に留まりません。
将来的にVPP(仮想発電所)に参加することで、ご自宅のEVや蓄電池の電力容量が、社会全体の電力需給調整に活用される可能性が生まれます。
これは、地域社会の電力安定化に貢献しながら、新たな収益源を生み出す、「未来のエネルギーインフラ」への投資と言えるでしょう。
太陽光発電・蓄電池のことなら、エコでんち

エコでんちでは、家庭用蓄電と太陽光発電、V2Hを多数取り扱っています。
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まとめ
V2Hとは、単にEVを充電するだけの装置ではありません。
EVの大容量バッテリーを自宅の電源として活用することで、家庭のエネルギーセキュリティと経済性を同時に高める、現代社会における極めて重要なソリューションです。
EVを「走る蓄電池」として最大限に活用すれば、太陽光発電との連携による大幅な電気代削減はもちろん、災害時のバックアップ電源としても高い防災性能を発揮します。
その価値は、初期投資を十分に上回る安心と豊かさを日々の生活にもたらしてくれるはずです。
「EVをセカンドカーとして活用したい」「太陽光発電をもっと効率よく使いたい」とお考えの方は、ぜひこの機会にV2Hの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
導入にあたっては、補助金の活用やメーカー保証、そして将来的なトライブリッドシステムへの拡張性を見据えたプランニングが大切です。
まずは信頼できる専門業者へ相談し、ご自身のライフスタイルに最適なシステムを見つけることから始めてみましょう。

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