太陽光発電のシミュレーション方法や重要性について分かりやすく解説!
最終更新日:2023.06.23 太陽光発電
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太陽光発電の設置を検討する時は、シミュレーションを実施した上で慎重に判断するのが大切です。
しかし、どのような方法でシミュレーションを行えばいいのか分かりにくいため、準備が進まない方も多いかと思います。
そこで今回は、太陽光発電におけるシミュレーションの意味と方法、注意点について分かりやすく紹介します。
太陽光発電のシミュレーションについてよく分からない方や太陽光発電のシミュレーション方法を知りたい方などは、参考にしてみてください。
目次
太陽光発電のシミュレーションとは?
太陽光発電におけるシミュレーションとは、さまざまなデータから発電量や収入・支出などを確認していく作業のことです。
なぜシミュレーションを行う必要があるのかというと、黒字状態で運用できるか判断するためです。
また、電気代削減効果を確認し、費用負担に対して経済的メリットが大きいか分析する必要もあります。
太陽光発電を設置する時は、設備の本体価格と設置工事費用を負担しなければいけません。
住宅用太陽光発電であれば200万円前後の初期費用となっています。融資を受けて設置する場合は、太陽光発電の売電収入や自家消費によって余った生活費から返済を行う必要があります。
さらに維持管理費用が発生するため、1kW5,000円~の予算を確保しておく必要もあります。
つまり、充分な発電量がなければ初期費用や維持管理費用を負担できず、貯蓄や給与から捻出しなければいけない事態になってしまいます。
太陽光発電の設置を検討している方は、まずシミュレーションを実施してから購入を判断してみましょう。
太陽光発電のシミュレーションを行うには?
太陽光発電の発電量や売電収入、費用回収期間などといった内容をシミュレーションするには、いくつかの方法から検討していく必要があります。
シミュレーション方法 |
特徴 |
太陽光パネルメーカーへ依頼、ツールを活用 |
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のデータを用いたシミュレーションが一般的 |
太陽光発電の設置業者や販売店へ依頼 |
販売店や設置業者の場合は、独自のツールを用いている場合があり、より具体的な数値を確認しやすい |
シミュレーションソフトを開発、提供しているサービスを利用 |
太陽光発電関連企業がシミュレーションソフトを販売したり、シミュレーションの依頼を受け付けていたりしている |
自分でシミュレーション |
手計算もしくはシミュレーションツールを用いて計算 |
太陽光発電のシミュレーションに関する明確な基準やルールはありません。
一部の販売店や設置業者は、太陽光発電を購入してもらうために都合のいいデータを提示する場合もあります。
そのため、シミュレーションを始めるときは、2つ以上の方法やツール、サービスを用いて発電量や支出などを確認するのがおすすめです。
また、自分で発電量や売電収入の計算を行えるよう、準備しておくのも大切です。
なお、エコでんちでは、公式HPより太陽光発電や蓄電池の無料見積もり、専任アドバイザーによる製品の比較提案、光熱費削減に向けたアドバイスなどのサービスも提供しております。
太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方や少し気になっている方も、ぜひ1度ご相談ください。
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太陽光パネル1枚あたりの発電量をシミュレーションする方法
ここからは、太陽光パネル1枚あたりの発電量をシミュレーションする方法について紹介します。
自宅の屋根に太陽光パネルを設置できるか計算
まずは屋根の面積や傾斜角度などを計算するのが、発電量をシミュレーションする上で重要なポイントです。
多くの住宅の屋根には傾斜が付いています。そのため、屋根全体の面積ではなく、1面ごとに太陽光パネルを何枚設置できるか考える必要があります。
屋根の傾斜を含めて設置面積を求めるには、屋根勾配に関する係数を使用します。たとえば、三寸勾配の場合は、縦方向の寸法に1.044という係数をかけます。(三寸:1m進んで30㎝上がる角度。角度17°。)
あとは、横幅×係数を加えた縦の長さをかけることで、設置面積を求めることが可能です。
太陽光パネルの設置枚数から発電量を計算
屋根の面積を求めたら太陽光パネルの設置枚数と発電量を計算してきます。
まず注意しておくべきポイントは、屋根の端から端まで太陽光パネルを敷き詰められないということです。
各パネルメーカーでは、端から200~500mm離して設置を行う前提で太陽光パネルや架台を設計しています。
屋根1面あたり39.15㎡の場合は、合計12枚の太陽光パネルを設置することが可能です。出力に換算すると4~4.5kW程度となります。
なお、太陽光パネル1枚あたりのサイズを確認したい時は、各メーカーサイトやメーカーサイトのカタログを調べてみるのがおすすめです。
出力から発電量をシミュレーション
設置可能な太陽光パネルの枚数と出力が分かったあとは、発電量を求めていきます。
1日あたりの発電量は、1日の平均日射量×太陽光発電の出力×損失係数という計算式で確認できます。
1日の平均日射量は、NEDOのサイトからデータを取得することが可能です。
損失係数は0.85と定められています。
なお、1kWあたりの発電量は、年間1,000kWh程度とされています。
そのため、大まかに計算すると出力4kWであれば、年間4,000kWh、1ヶ月あたり約333kWhの発電量です。
出力5kW前後の売電および自家消費では、電気代削減額1,000円程度見込めますし、売電収入をソーラーローンの返済へ充てられます。
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手計算のシミュレーションには限界がある!
ここまで手計算による発電量の求め方を紹介しましたが、正確なシミュレーションを行うことは難しいといえます。
なぜなら、より正確なシミュレーションを行うには、以下のような情報も必要なためです。
・太陽光パネルの種類(多結晶シリコン、単結晶シリコンなど)に応じた特性
・屋根の向き、方角による発電効率の損失率
・設置地域の気温変化
・設置地域の気候(雪、雨、曇り)
・周辺の建物や障害物によって影ができる場合、発電量の損失率
・出力抑制による発電損失
・初期費用の金利負担を含めた返済額
・正確な維持管理費用
・売電収入に対する所得税負担
細かな情報を個人で取得するのは難しく、なおかつ計算も複雑で時間がかかります。
そのため、手計算は、販売店や施工業者から提示された発電量と照らし合わせるための参考情報として活用しましょう。
収支バランスを含めた詳細なシミュレーションは、シミュレーションツールやサービスなどを活用してみるのがおすすめです。
太陽光発電のシミュレーションツールやサービスから見えること
太陽光発電のシミュレーションを行う時は、販売店や施工業者による計算の他、シミュレーションツールや専門サービスを含めて利用してみることが大切です。
しかし、具体的にどのようなデータを得られるのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、太陽光発電のシミュレーションツールやサービス、施工業者による計算から、発電量以外に何が見えてくるのか解説します。
電気代削減効果に関する細かなデータ
太陽光発電のシミュレーションツールやサービスを利用した場合は、毎月の電気代削減額を確認することが可能です。
電気代の削減額を計算するには、毎月の電気使用量と電気料金プラン、太陽光発電の自家消費量などのデータを組み合わせる必要があります。
個人では手間と時間のかかる作業ですが、シミュレーションツールや専門サービスなら必要事項を入力するだけですぐに内容を確認できます。
電気代の削減を目的として太陽光発電を設置する方は、特にシミュレーションツールやサービスを利用してみるのが大切です。
1ヶ月あたりの売電収入および初期費用返済額とのバランス
太陽光発電の初期費用をフルローンもしくはローンで負担した場合、10年前後で返済する必要があります。
太陽光発電のシミュレーションツールやサービスを活用すると、設置予定場所の発電量から毎月の売電収入を確認できます。
また、売電収入から毎月の返済額を負担できるか判断することが可能です。
住宅用太陽光発電で初期費用を完済するには、FIT制度の固定買取期間10年以内に済ませる必要があります。
シミュレーションツールやサービスは、発電効率や損失率などを含めて計算してもらえるため、手計算より正確な返済期間および収支のバランスを確認できるのが特長です。
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太陽光発電のシミュレーションを依頼した場合に気を付けるべきポイント
最後は、施工業者や太陽光発電関連サービスにシミュレーションを依頼した場合に気を付けるべきポイントを確認していきます。
日照時間の他にもデータを組み入れられているか
シミュレーション結果を提示された場合、日照時間の他、太陽光パネルの設置角度や方角など、様々なデータが組み入れられているか確認しましょう。
一部のツール、施工業者や分析サービスは、実際の発電量と大きく乖離したデータを提示している悪質なケースもあります。そのため、実績や評判、サービス概要を確認するのが大切です。
太陽光発電の維持管理費用を考慮しているか
太陽光発電の収支バランスについてシミュレーションしてもらった際、維持管理費用も光緒されているか確認しておきましょう。
太陽光発電はメンテナンスフリーな設備ではありません。時間経過と共に劣化していきますし、雨や雷などによって破損してしまうこともあります。
そのため、施工業者へ定期的に保守点検してもらう必要があります。
自然災害や外部要因によって故障した場合は、保険で修理費用や撤去費用をカバーしておくのも重要です。
太陽光発電を運用していく場合、保守点検費用や保険料、売電収入に対する所得税などの負担が毎年かかります。
シミュレーションには維持管理費用を含める必要がありますし、収支バランスを維持できるか適切なアドバイスを行ってもらえる販売店や専門サービスへ依頼するのが重要です。
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必要なデータを提供すること
シミュレーションソフトを購入したりシミュレーションサービスを依頼したりした時は、計算に必要なデータを提供しておかなければいけません。
具体的には、12か月分の電気料金明細や電気料金プラン、住宅の設計図、周辺環境に関するデータなどが必要です。
また、蓄電池を導入する場合は、太陽光発電+蓄電池による電気代削減効果や買電量の削減量も含めて計算できるか事前に確認しておきましょう。
エコでんちでは、家計診断サービスによる光熱費削減のアドバイスも行っておりますので、太陽光発電や蓄電池の見積もりだけでなく、光熱費をいくら抑えられるかという点まで丁寧にサポートいたします。
太陽光発電のシミュレーションは失敗しないために必要な作業!
太陽光発電のシミュレーションは、赤字による失敗を防ぐために必要な作業です。シミュレーションは、手計算の他、ツールを用いた計算、専門サービスや施工業者に依頼するなど、さまざまな方法から検討できます。
また、シミュレーションツールやサービスの場合は、発電量だけでなく、売電収入で毎月のローンを返済できるか、発電損失のリスクなどもあらかじめ確認することが可能です。
太陽光発電を検討している方や電気代を削減する方法を探している方は、今回の記事を参考に太陽光発電と蓄電池を検討してみてはいかがでしょうか?
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