オール電化住宅に蓄電池がおすすめの理由とは?メリットやデメリットを解説
最終更新日:2022.10.04お役立ち情報
近年、電気の自給自足の重要性が注目されています。
特にオール電化住住宅に住んでいる方やこれから建築を検討している方にとっては、高額な電気代や災害時の停電は深刻な問題でしょう。
そこでおすすめしたいのが家庭用の蓄電池です。蓄電池を導入することでオール電化住宅のウイークポイントを克服することができます。ポイントは2点!
・日中の高額な電気料金を削減できる!
・災害で停電になっても電気を使用できる!
本記事では、オール電化住宅に蓄電池がおすすめの理由をメリット・デメリット含めて詳しく解説していきます。
目次
オール電化住宅に蓄電池導入がおすすめの理由
蓄電池とオール電化住宅の相性は非常によく、さまざまなメリットを得ることが可能です。
蓄電池について解説し、導入することでどのようなメリットやデメリットがあるのかをご紹介します。
蓄電池について簡単に解説
蓄電池とは、充電して繰り返し使える二次電池のことで、いわゆるバッテリーのことです。
身近な製品でいうなら、パソコンやスマホにも使用されていますね。
一般住宅で使用する家庭用蓄電池は太陽光発電で得た電力を蓄えられます。
容量の大きいものを選べば最大で10時間以上、電気を使用することが可能です。
オール電化住宅に蓄電池を導入するメリット・デメリットとは?
それではここから蓄電池を導入するメリットとデメリットをご紹介していきます。
蓄電池導入のメリット
蓄電池導入には多くのメリットがあります。以下に具体的に解説しましょう。
1.電気を自給自足できる
太陽光発電と家庭用蓄電池を導入することで、電気の自給自足が可能となります。近年、太陽光発電システムと蓄電池導入でZEH(ゼッチ)住宅としてエネルギー消費量ネットゼロの家庭は珍しくなくなりました。
2.電気代を削減できる
オール電化住宅で契約している電力会社のプランは、日中高額で夜間が低額というものがほとんどです。これまではそのような仕組みでもあまり問題はありませんでした。しかし最近では在宅勤務となり、日中の消費電力が増加して困っているというご家庭も多いのではないでしょうか。蓄電池を導入すれば、電気代が低額の夜間に充電できます。夜間充電しておいた電気を昼間に使用することで、電気代を削減することが可能です。
3.非常時の停電に大活躍する
日本は災害の多い国のため、災害時には停電になる可能性が非常に高くなっています。オール電化住宅の場合は停電してしまったら、暖房設備やお風呂などあらゆるものが使えなくなります。普段から蓄電池に電力を蓄えておけば、非常電源として活用できるので大きな安心感につながります。
4.地球環境に貢献できる
温室効果ガスの大量排出による地球温暖化をはじめとした環境問題は、年々深刻さを増しています。温室効果ガスを発生しない太陽光発電をはじめとしたクリーンなエネルギーを使用することは、次世代に豊かな未来を残すためにも有効といえるでしょう。
5.設置場所は屋内でもOK
蓄電池を導入したくても設置場所がない、という声もありますが、実は蓄電池は設置場所をそれほど取りません。容量にもよりますが室内でも邪魔にならない屋内専用サイズのものがあります。必要なスペースは空気清浄機を設置するのとほぼ変わりません。
蓄電池導入のデメリット
メリットの大きい蓄電池ではありますが、デメリットも存在します。デメリットもきちんと認識した上で、しっかりと導入を検討することが大切です。
1.設置費用がかかる
初期の頃に比べたら蓄電池の価格は安くなっているとはいえ、一般家庭にとってまだ負担が大きいのは事実です。しかし政府は国内での普及を目指し、家庭用蓄電池の販売価格を2030年までに7万円/kWh(工事費込み)とすることを目標としています。さらに国の補助金制度を活用するという方法もあるため、家庭用蓄電池はさらに購入しやすくなることは間違いありません。
2.蓄電池には寿命がある
家電製品に寿命があるように蓄電池にも寿命があります。現在蓄電池の寿命は約15年といわれており、その時期を目安に交換しなくてはなりません。しかし技術の発達により将来的にさらに長持ちの蓄電池が開発される可能性は高いでしょう。
3.設置スペースが必要
蓄電池は屋内に設置できるタイプと屋外に設置できるタイプのものがあります。屋外に設置する場合には、設置に適した場所を選ぶことが大切です。例えば、「直接日光が当たらない」「高温多湿な場所は避ける」などに加えて、海に近い地域や雪が多い地域の方は「塩害」や「雪害」も考慮せねばなりません。
オール電化住宅に必要な蓄電池の容量や価格はどのくらい?
オール電化住宅に必要な家庭用蓄電池はどれくらいの容量があればいいのでしょうか。
また価格はどのくらいでしょうか。ここではそれらの疑問に答えていきましょう。
蓄電池導入のポイント
まずは蓄電池を導入するときは以下のポイントをしっかりと抑えましょう。
・家族構成やライフスタイルを検討する
家族は何人で日中の在宅時間はどれくらいで、どの時間帯に一番電力を使用するのかなど、ライフスタイルから検討することが大切です。
・IHやエアコン、エコキュートなどの家電との対応を検討する
オール電化住宅はすべてが電化製品のため、IHやエアコン、エコキュートなどを蓄電池に対応させる場合は「200V対応」のものにする必要があります。
・設置している太陽光発電の容量やシステムを確認
環境条件がことなるため太陽光発電をすでに設置している場合は、容量がどのくらいでどのようなシステムを使用しているかを確認しましょう。
・予算はどのくらいか
予算はどのくらいか、しっかりと把握して蓄電池の導入を検討することも非常に重要です。
蓄電池の容量と価格を比較
以下は家電における1日の平均の電力使用量です。
テレビ |
0.45kWh |
照明 |
0.32kWh |
スマホ・タブレット |
0.09kWh |
冷蔵庫 |
1.20 kWh |
エアコン |
7.20 kWh |
IH調理器 |
0.45 kWh |
エコキュート |
1.8kWh(夏季) |
合計 |
11.51kWh |
合計すると1日10 kWh以上は間違いなく電力を消費することがわかりますね。
つまり蓄電池を購入するなら、9kWh以上の容量のものを設置するのが理想的と言えます。
しかし前述したようにライフスタイルに合わせて選ぶのが大切なので、必ずしも容量が大きいものや価格が高いものを選ぶ必要はありません。
蓄電池はさまざまなメーカーから発売されていますが代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
容量や性能により価格は違います。エコでんちではこの他にも多くのメーカーを取り扱っています。
メーカー |
機種 |
容量 |
価格 |
住友電工 |
PDS-1500S02 |
3.3kWh/6.6kWh |
790,000円(税抜き) |
シャープ
|
SHARP JH-WB1821 |
8.4kWh |
1,980,000円(税抜き) |
ニチコン |
ESS-U2M1 |
11.1kWh |
3,200,000円(税抜き) |
蓄電池導入で電気代はどのくらい節約できる?
それでは蓄電池を導入することで電気代は実際どのくらい削減できるのでしようか。
東京電力のオール電化プランの「スマートライフ」料金に当てはめて具体的にシミュレーションしてみましょう。蓄電池の容量は6kwhとします。
「スマートライフ」電気料金
午前6時〜翌午前1時:25.80円、午前1時〜午前6時:17.78円
1日あたりの使用量 |
日中の電力使用量 |
夜間の電力使用量 |
蓄電池の容量 |
15kWh |
10kWh |
5kwh |
6kWh |
蓄電池 |
1日当たりの電気代 |
導入前 |
約347円(25.80円×10kWh+17.78円×5kwh) |
導入後 |
約299円(25.80円×4kWh+17.78円×11kWh) |
蓄電池を導入したことで電気代の安い夜間に6kWhの電力をためておけるので、昼間の電力使用量は10kWhから4kWhに減ります。
ここから計算すると1日あたり約48円の差になり、1ヶ月に換算すると1,488円電気代が安くなります。1年なら17,856円電気代が安くなる計算になりました。
太陽光発電を設置した場合は電気を自給できるため、さらに電気代を節約が可能です。
オール電化のメリットは何?
オール電化住宅に蓄電池を導入するメリットを把握したあとは、オール電化住宅そのもののメリットについて確認してみましょう。
光熱費をまとめられる
オール電化住宅に住む場合、光熱費を1本化できるようになります。
オール電化住宅ではガスを使用しないため、ガスの契約手続きなど不要です。
また、ガスと電気に基本料金がかかるものの、オール電化住宅ならガスの基本料金負担を避けられます。
このように手続きの手間や基本料金の負担といった点でオール電化住宅は、メリットの多い住宅です。
火を使わずに調理や給湯が可能
オール電化なら火を使わずに調理やお湯を沸かしたりできるため、火災リスクという点でメリットがあります。
オール電化住宅では、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターが設置されています。
IHクッキングヒーターは、電気と磁力を用いて調理器具を加熱させる調理設備です。
また、エコキュートは空気を用いてお湯をつくれる給湯設備で、IHクッキングヒーターと同様に火を使用しません。
また、いずれの設備もガスが発生しないため、一酸化炭素中毒のリスクを抑えられます。
ただし、IHクッキングヒーターに空の調理機器を長時間乗せることで火災につながる可能性がありますし、漏電などによる火災や事故のリスクもあります。
定期点検を専門業者へ依頼するのが大切です。
災害時はエコキュートに貯めた水を使用できる
災害による停電や断水が発生した際、エコキュートのタンクに貯まった水を生活用水として使用できます。
日本は地震や台風の多い環境で、なおかつ長期間の停電や断水といった被害も想定されています。
そのため、断水対策として非常用水を備蓄しておくべきですし、生活用水も日々貯めておくべきです。
オール電化住宅に住む場合は、エコキュートに付属されているタンクから水を取り出せます。
貯水量は製品によって異なるものの、小さいものでも370Lタイプを選択できます。
生活用水の必要量は1日あたり1人10L程度なので、3人や4人家族でも1週間~10日程度水を確保することが可能です。
オール電化のデメリットは何?
続いては、オール電化住宅ならではのデメリットについても紹介していきます。
IH対応の調理器具以外使用できない
IHクッキングヒーター対応の調理器具以外使用できない点は、デメリットといえます。
土鍋や陶器製の調理器具、アルミや銅でできた鍋などは、IHクッキングヒーターで加熱できません。
そのため、調理器具を購入する際は、IH対応かどうか確認しなければいけません。
都度確認するのが面倒に感じる場合は、デメリットといえます。
ただし、様々な店舗やネットショップがIH対応の調理器具を取り扱っているので、特に手間のかからないポイントでもあります。
エコキュートなど各住宅設備の設置コストが高い
エコキュートや200V対応暖房機器などオール電化住宅の住宅設備は、一般の住宅に設置されている設備と比較して割高な設置コストです。
ガス給湯器の設置費用は15万円程度から40万円の一方、エコキュートは40万円以上かかります。
また、ガスコンロの設置費用は安いもので6万円、高いものでも25万円程度です。
IHクッキングヒーターの場合は、20万円前後と10万円以下に抑えにくい傾向となっています。
オール電化へ切り替える場合は、まず予算および見積もりを確認し、費用負担できるかどうか慎重に検討してみるのが大切です。
停電時に全ての住宅設備を使用できない
停電時、全ての住宅設備を使用できなくなってしまいます。
ガスと電気を併用していれば、停電してもガスコンロで調理できますし、ガス給湯器でお湯を沸かしてお風呂へ入ることが可能です。
そのため、ライフラインの1本化にはリスクもあります。
ただ、今回紹介している家庭用蓄電池を導入しておけば、停電時でも冷蔵庫や電子レンジ、照明設備などを稼働させられますし、太陽光発電との併用で継続的に電気を使用できます。
オール電化へ切り替える・オール電化住宅で住んでいる場合は、蓄電池や太陽光発電の設置を検討してみてはいかがでしょうか?
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