次世代を担うエネルギーシステムのV2HとV2Xの違いを分かりやすく解説!
最終更新日:2023.06.21 V2H
お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
EV(電気自動車)の普及とともにV2Hという単語を聞くようになりました。さらにV2Hだけではなく、V2Xという単語も耳にするようになりました。しかしそれぞれどのようなもので、さらに両者に違いはあるのかよくわからない、という方がほとんどではないでしょうか。
本記事では、V2HとV2Xの違いをわかりやすく解説し、EVの普及とともに発展することが予測される次世代システムV2Hの特徴やメリットをお伝えします。EV購入を検討されている方や、V2Hについて知りたい方に大いに参考になる内容です。
目次
V2H・V2Xには直接的な関係はない
まず結論から言いますとよく似た単語ではありますが、V2HとV2Xに直接的な関係はありません。では、それぞれどのようなものなのかをご紹介していきましょう。
V2Hとは何かを解説
それではまずはV2Hとはどのようなものなのかわかりやすく解説していきます。
V2H とは、EVと家庭をつなぐ技術
まず単語の意味を解説しましょう。V2Hは「vehicleto home(ビークル・ツー・ホーム)」の略語で、「車から家へ」という意味です。つまりV2Hとは「EVと家庭の接続を可能にするためのシステム」のことを指します。
EVのバッテリーに蓄電された電力を家庭で使用するためのシステム機器で、EVとV2Hを充放電コネクタで接続して使用します。EVのバッテリーに蓄電される電気は直流です。家庭で使用される電力は交流のため、電気を直流から交流に変換しなくてはなりません。この変換をV2Hは行います。
V2Hで変換したEVの電力を家庭に流すことで、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品に使用することが可能になります。つまりEV自体が蓄電池の役割を果たしてくれるということです。そのため基本的にV2Hに蓄電機能はありません。しかし一部搭載している機器は存在します。
V2HはEV(電気自動車)を蓄電池として活用できる
EVを蓄電池化するとはどういうことでしょうか。EVは、ご存じのようにガソリンの代わりに電気をエネルギーとして走行する車のことです。エンジンの代わりにバッテリーが搭載されており、バッテリーから電流を流してモータを回転させることで走ります。バッテリーとは蓄電池のことで、電気を充放電するための機器です。自動車を長く走行させるためにEVのバッテリーは非常に大容量です。
そのような大容量のEVのバッテリーの電気を家庭の電化製品に使用できるとしたらどうでしょうか。例えば災害時に停電が起きたとしてもEVのバッテリーに蓄電されていれば、非常時に利用することが可能なので、大きな安心感につながります。
V2H はEVのバッテリーを電源として活用できるシステムです。「EVを家庭用の蓄電池として有効利用する機器」と言えばわかりやすいでしょう。
お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
V2Xとは何かを解説
それではここからはV2Xについて解説していきます。
V2X とは、車とさまざまなモノをつなぐ技術
V2Xとは「Vehicle-to-Everything(ビークル・ツー・エブリシング)」の略であり、日本語でいう「車と何か」という意味です。この「何か」の部分にはクルマや歩行者、交通インフラやネットワークなど、さまざまなモノが当てはまります。それらを接続したり相互連携を行ったりする通信技術全般のことを、現在は主にV2Xと呼んでいます。
つまりV2Xは交通インフラや自動運転などのモビリティの安全性を向上させるためのシステムのことであり、EVを電源として家庭用の照明や電化製品に電気を供給するシステムであるV2Hとは直接的な関係はありません。ただし広義に見るならV2HもV2Xのひとつと言えます。
またV2Hは、あくまで家庭用の単相負荷対応しかできません。一方、V2Xシステムを応用すれば三相負荷電力対応が可能なため、災害時に必要な高出力機器にも電気が供給可能です。そうすれば大型の施設や機械に電気供給が可能になり、より災害時に役に立ちます。そのため国内の多くのメーカーは、近年V2Xシステムの開発に力を入れています。
さまざまなV2Xを紹介
ここからはV2Xにはどのようなものが含まれるのかいくつかご紹介していきましょう。
● V2V
「Vehicle-to-Vehicle」の略。自動車同士が通信を行う技術のことを指します。
● V2I
「Vehicle to Infrastructure」の略。道路に設置されたシステムと自動車が通信を行うものでETCなどが相当します。
● V2P
「Vehicle to People」の略。歩行者の持つスマートフォンと車の通信機器で通信を可能にするシステムのことです。歩行者の接近などを検知できることから、ベビーカーにいる子供や車椅子に乗っている人など、幅広い人を対象に交通事故の防止に活用が期待されています。
● V2N
「Vehicle to Network」の略。車の通信機器と無線通信ネットワークをつなぐことでさまざまなサービスを受けられます。目的地に着くためのナビなどが相当します。将来的には自動運転に必要な情報やソフトのアップデートも可能なシステムです。
● V2L
「Vehicle to Load」の略。EVから家電製品などに電気供給を行うこと。V2Hと似ていますがV2Hは建物(自宅)など規模の大きいものに電気供給を行い、V2Lはアウトドアシーンや災害時に利用と考えるとわかりやすいです。
● V2G
「Vehicle to Grid」の略。EVのバッテリーに充電された電力を電力系統に供給して、EV自体をエネルギー供給のためのインフラとして活用するシステムです。また将来的には再生可能エネルギーの安定供給に有効と考えられています。
今後もEVの普及や交通関係のイノベーションにより、V2Xの技術はあらゆる方向で発達していくことが予想されます。
お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
V2Hは次世代の電力システムに欠かせない機器
V2HとV2Xの違いはご理解いただけたでしょうか。ここからはEVを蓄電池として有効活用できるV2Hについてさらに詳しくご紹介していきましょう。V2HはEVと自宅をつなぐだけではないメリットが多数存在しています。
V2Hのメリットと課題を紹介
ここではV2Hのメリットと課題をご紹介し、V2Hについて理解を深めたいと思います。
● V2Hのメリット
V2Hのメリットのひとつは電気代削減が可能なことです。V2Hは、EVを蓄電池として有効活用できる機器とお伝えしました。そこで深夜電気料金がやすくなる電力プランに加入しているご家庭なら、その時間帯にEVへ充電しておきます。そして電気代の高くなる時間帯にV2Hを通じて家庭の電化製品に利用すれば、電気料金を安く利用できるというわけです。
さらにV2Hは、太陽光発電や蓄電池との連携が可能です。EVとV2Hだけの状態では負担はV2Hだけにかかりますが、家庭用蓄電池を同時に設置すれば蓄電池が2つある状態になり、それぞれの負担が軽減し長持ちします。EVの蓄電容量は一般的な家庭用蓄電池と比較しても大きいので、災害時V2Hを通じてEVの電力を使用することで非常時を乗り切れる可能性が高まります。
またV2Hには自治体によって補助金が下りる場合があるので、お住まいの自治体にぜひ問い合わせてみてください。
● V2Hの課題
このようにV2Hのメリットはたいへん大きいものですが、課題もあります。それはV2Hに対応しているEVの車種は限られているということです。EVだからすべてがV2Hと対応しているわけではなく、なかには使用できない車種もあります。EVを蓄電池として活用したいなら、V2Hに対応している車種なのか購入時にしっかりと確認することが大切です。
V2Hと合わせて蓄電池導入で将来的な経済効果がアップ!
世界が激変する中、エネルギーシステムの見直しが行われ、電気を電力会社から購入するのではなく、自家生産自家消費する時代が目前となりました。また欧州をはじめとして今後EVの普及は加速するとみられています。
電力システムとしてEVとV2Hは非常に有効な存在と言えます。さらに蓄電池を同時に導入することで自宅の電気供給はより安定したものになります。初期費用はかかりますが将来的な経済効果を考えた時、負担が大きいとは決して言えません。
電気は私たちの生活になくてはならないものです。持続可能で安定的な電気を得るために、V2H購入や蓄電池導入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:V2H購入なら信頼と実績のあるエコでんちにお任せ!
V2H購入にはいくつかポイントがありますので。お伝えしましょう。
● 複数メーカーのV2Hの取り扱いがある!
● V2H以外、太陽光発電システムや蓄電池にも詳しい!
● 実績が豊富である!
● 費用についてしっかりとした相談にのってくれる!
V2Hと組み合わせて蓄電池を導入される家庭も増えてきています。100種類以上の製品の中から、エコでんちでは豊富な知識をもったアドバイザーが、ご家庭に最適なものをご案内可能です。
大手メーカーの製品から専門性の高いメーカーまでさまざまなV2Hを選択可能です。
さらに太陽光発電や蓄電池の取り扱いも行っています。また、大量仕入れによる低価格化を実現しているので、初期費用負担が気になる方も安心して検討していただけます。
V2Hの比較検討や蓄電池導入、さらには新電力の要として有効な太陽光発電システム設置を検討している方は、ぜひエコでんちにお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
残念ながら安さを売りにするあまり
工事品質・サポート・保証を削って
安くしている販売店が一括見積サイトや
激安店には多くみられます。
エコでんちなら、安心と品質を
最優先にした設置とサポートで、
お客様の期待を超えるサービスを
最安値クラスでご提供します。
-
業界最大級の実績!
月間12万人がサイト利用グループ会社で多数の工事実績とメーカーとの
研修で知識も経験も豊富。 -
信頼の施工体制で
安全と品質を約束各種メーカーの施工ID保有の部材に
こだわったメーカー認定施工店のみと提携。 -
安心の全国対応!
コールセンター完備で
充実サポートメーカーがお休みの
土日祝日も営業。
導入後のサポート体制も万全。
- どんな内容の相談でも大丈夫ですか?
- はい、大丈夫です。太陽光や蓄電池、V2Hの設置に関するお悩みをご相談ください。
- 費用が発生したり、後でしつこい営業されませんか?
- ご安心ください。完全無料でメールやLINE、電話、オンラインでのご案内になります。ご自宅への訪問やしつこい営業は一切しておりません。