ソーラーカーポートメーカー紹介8選！比較ポイントや販売店の選び方も解説
最終更新日:2024.06.05 お役立ち情報
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太陽光発電システムには個人住宅に設置するものから、産業用のソーラーパネルなどさまざまな種類があります。
中でも車を保護するためのカーポートに、ソーラーパネルを設置するソーラーカーポートの需要は年々高まっています。
しかしいざ導入を考えても、メーカーさえわからず、どのように選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
また、そもそもソーラーカーポートの特徴がわからず、導入を悩んでいる方もいるかと思います。
そこで今回は、ソーラーカーポートを販売しているメーカーを厳選して7つご紹介します。
併せてソーラーカーポートや販売店の選び方のポイントも解説しますので、ソーラーカーポートの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
ソーラーカーポートとは？簡単に解説
まずは、ソーラーカーポートの仕組みや特徴についておさらいしておきましょう。
カーポートに太陽光パネルを設置したもの
ソーラーカーポートとは、名前の通りカーポートにソーラーパネルを設置する太陽光発電システムのことです。
カーポートの屋根部分に架台を取り付け、架台上に太陽光パネルや配線を設置します。
太陽光発電システムを構成する機器は、以下の通りです。
- 太陽光パネル
- 架台
- パワーコンディショナ
- 配線
- 接続箱
- モニター
架台は、太陽光パネルを固定するための部品です。また、パワーコンディショナは、太陽光パネルから発電された直流の電気を交流へ変換したりシステム全体を制御したりする機能を持っています。
接続箱は、複数の太陽光パネルから発電された直流の電気をまとめてパワーコンディショナへ送る役割を持っています。また、モニターは、太陽光発電の発電量や家庭内の電力使用量、エラーなどを表示してくれるものです。
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ソーラーカーポートの種類
ソーラーカーポートには以下の3タイプがあります。それぞれの特徴をご紹介します。
【太陽光発電一体タイプ】
カーポートの屋根自体が太陽電池モジュールと一体になったタイプのもので、すっきりした外見が特徴です。
原則的に取り外しはできないもののカーポートの屋根にモジュールを敷き詰められるため、発電量を伸ばしやすいというメリットがあります。
【太陽光発電搭載タイプ】
カーポートの屋根に後から太陽電池モジュールを乗せるタイプの太陽光発電システムです。
いわゆる後付けなので、さまざまなメーカーや型番の太陽光パネルを選択しやすく、なおかつ安めの機器を選ぶことでコストを低く抑えることが可能です。また、取り外しが可能なので、太陽光発電システムを不要と判断した場合は普通のカーポートに戻すことも可能です。
【オーダーメイドタイプ】
自宅の敷地や要望に合わせてカーポートのサイズや形状などをオーダーメイドできるタイプなのが、大きな特徴です。設置場所の環境に合ったソーラーカーポートを稼働できるため、発電量を伸ばしやすくなおかつカーポートとしての機能も重視できます。
ただし他のタイプのソーラーカーポートより導入コストが高くなるため、予算に余裕のある場合に検討しやすい補法といえます。
ソーラーカーポートの導入メリット
続いては、ソーラーカーポートの主なメリットを紹介します。
駐車スペースを有効活用できる
ソーラーカーポートを導入する最大のメリットは、駐車スペースはそのままでカーポートの屋根という通常なら生産性のない部分で、電力を生産できることです。
また住居の屋根にソーラーパネルを設置するのに拒否感がある方も、カーポートなら住居の景観を損ねることもありません。近年のソーラーカーポートはスタイリッシュなデザインのものも多く、むしろ住居のデザイン性を引き立ててくれます。
すでに自宅に太陽光発電を導入している方は、さらに発電量を高められるという利点もあります。蓄電池やV2H導入もしていれば、自宅の家電製品への電力使用やEVへの給電を行うことも可能です。
費用回収ができる
ソーラーカーポートの場合は、カーポートと異なり費用回収を行うことが可能です。
つまり、カーポートを導入した場合は、収益につながるシステムがありません。そのため、導入費用を回収する方法がなく、なおかつ劣化による破損の修理といった支出もかかります。
一方、ソーラーカーポートなら、太陽光発電で発電した電気を自宅で消費しつつ、余った電力を電力会社に買い取ってもらえます。電気代削減効果で手元に残った生活費、売電収入を初期費用の回収に充てられるので、家計負担を抑えつつ運用できます。
また、ソーラーカーポートを含む太陽光発電の利回りは10％前後なので、FIT制度の固定買取期間10年の間に費用回収を完了させられます。
非常用電源として役立つ
ソーラーカーポートは、非常用電源としても役立つ住宅設備です。
万が一停電した場合は、ソーラーカーポートの自立運転モードによって停電でも発電できるシステムへ切り替わります。そのため、在宅避難中でも電気を活用した生活を送ることが可能です。
また、ガスやガソリン式発電機とは異なり、燃料の購入や保管スペースの確保を行わずに済むため、費用や保管管理の手間という点でもメリットの大きな設備といえます。
住宅用太陽光発電との併用で発電量アップ
屋根の面積や形状の関係から想定より住宅用太陽光発電の出力を抑えなければいけない、もう少し発電量を増やしたいという場合は、ソーラーカーポートを設置することで発電量をカバーできるようになります。
自宅の屋根に取り付ける住宅用太陽光発電とソーラーカーポートは、同時に活用することが可能です。そのため、発電量を増加させたいものの住宅用太陽光発電の太陽光パネルをこれ以上増やせないなどといった場合、ソーラーカーポートで出力を底上げできます。
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ソーラーカーポートメーカー紹介8選！
それではここからはソーラーカーポートメーカーを7選ご紹介していきます。それぞれのカーポートの特徴もご紹介するので、ぜひ自宅に合ったメーカーを見つけてください。
合同会社DMM.com
DMM.make solarのPuertaは、これまで太陽光発電システムや蓄電池を提供してきたDMMの最新ソーラーカーポートです。
空からの太陽光と地面からの反射光で発電する高効率の両面発電モジュールや、住宅に合わせて選べる2色のカラーラインナップなどが特徴です。
各種保証も業界最高クラスであり、カーポート躯体にも10年の自然災害補償が付帯されます。
１台用～4台用までラインナップがあり、最大11.25kWの太陽光発電パネルの設置が可能です。
また、積雪150㎝以下まで対応できる豪雪地域仕様のモデルも用意されており、条件さえ満たせば全国どこでも設置が可能です。
株式会社パワービクトリー・ジャパン
株式会社パワービクトリー・ジャパンは、各種リフォーム工事やオール電化、太陽光発電システムを手掛ける国内メーカーです。中でもソーラーカーポート「GET Supreme」シリーズはこれまでのイメージを覆す、最高ランクの太陽光発電システム。太陽光パネル25年の出力保証、太陽光発電システムは10年保証、カーポート躯体部は2年保証と安心の保証体制を約束しています。また、1～4台タイプまで対応可能という強みがあります。
他にもソーラーカーポートに用いられている素材は高耐久アルミで、太陽光パネルを取り付けしやすいタイプです。
スカイジャパン株式会社
スカイジャパン株式会社は、太陽光発電システムやソーラーカーポートを販売している国内メーカーです。「スカイポート」というソーラーカーポートシリーズを販売しています。パナソニック製太陽光発電システムを搭載した一般住宅向けのものから、独自設計と超軽量モジュールを使った片足型カーポートタイプまで幅広く展開しています。発電容量が多く、耐風圧強度も高いのが特徴です。一般住宅用「新型スカイポートGULAN グランTM」は2台対応。公共・産業用の「スカイポートTEO テオTM」は4～8台タイプまで対応可能です。
中でもソーラーカーポートの種類が豊富な点、出力の大きな点などが、特に大きな特長といえます。
日栄インテック株式会社
日栄インテック株式会社は、製品の設計・製造にこだわり高品質な製品を提供し、独自の製造インフラを実現している企業です。ソーラーカーポート「プレミアムポート」は自社による商品開発・設計・製造・供給の一貫体制を整えているため、コストが低く抑えられています。1台用～4台タイプまで対応。1台用は横入車庫用のものもあります。
さらに、明和工場株式会社と共同開発で後方支持タイプのソーラーカーポートを2024年春に発売する予定です。支柱の数を減らしてなるべくスペースを広くとりたいという場合は、特にメリットの多い設計といえます。
株式会社三喜工務店
株式会社三喜工務店は、木造注文住宅やアパート建築、リフォームから外構・エクステリアまで手掛けており、創業50年の歴史を持つ企業です。ソーラーカーポートは「Yell Port」というシリーズを製造販売しており「鉄骨使用」の強度が自慢。敷地の広さなどの条件を検討しながら、フルオーダーメイドのガレージ、や車庫、カーポートの製作が可能とのことです。一般住宅用2～4台タイプまで対応。
また、搭載されている太陽光パネルはドイツのルクサー製で、光を透過できるため、カーポート設置後による外観を損ねるリスクを抑えられます。
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社は、再生可能エネルギーの普及を目指した太陽光発電機器の開発・販売を行う国内のメーカー。太陽光パネルを載せるために作られた専用ソーラーカーポート「Dulight（デュライト）」は、強度設計と意匠性にとことんこだわっています。さらに「両面発電太陽電池モジュール」を活用しているため発電性も高く、積雪地帯でも裏面で受光し発電が可能なのが特徴です。2～4台タイプまで対応可能。
また、積雪99㎝まで対応可能な通常仕様と150㎝以下まで対応可能な耐荷重の強化されたタイプがあるので、積雪量の多い地域でも設置運用を検討できるのが嬉しいポイントです。
日本エネルギーホールディングス株式会社
日本エネルギーホールディングス株式会社は、世界トップクラスの製品を厳選して太陽光発電システムを製造している企業です。高品質製品を生み出すための合理的な最新の生産ラインと、厳しいチェック体制の品質管理システム構築。高いクオリティとコストパフォーマンスを実現しました。ソーラーカーポートは「ECO得ポート」を製造販売。すべて国内工場で生産の安心性の高さが自慢です。2～3台タイプまで対応可能で、2台用なら出力5.625kW、3台用なら出力7.5kWの容量を確保できます。
傾斜角は2°と10°の2種類に対応していて、日光の入射角に合わせて検討することが可能です。
さらに、積雪40～90㎝に対応可能な積雪タイプも販売されているので、数10㎝の積雪を記録しやすい地域でソーラーカーポートを検討している方は要注目のメーカーです。
株式会社大仙
株式会社大仙は老舗の総合エクステリアメーカーです。
高度な採光技術・建材加工技術を駆使したソーラーカーポートを製作。通常より耐久性と強度が高く災害時に強いことが最大の特徴。「ゆき盛くんⅢ・耐風くんⅡⅢ 」のシリーズは日本の台風などの災害に特化しています。また、積雪に対する耐久性に関する仕様も細かく調整できるのが、他メーカーと異なるポイントです。
台風や豪雨の被害から車を守り、なおかつ発電機能を備えたソーラーカーポートを希望する方におすすめです。1～4台タイプまで対応。
ソーラーカーポートやメーカーを選ぶ時のポイントは？
メーカーをご紹介したところで、ここからはソーラーカーポートや販売店を選ぶ時のポイントを解説していきます。
比較ポイントは？
ソーラーカーポート導入の際の比較ポイントは以下のようになります。
【 ポイント1 】太陽光パネルは両面発電可能か？
太陽光パネルが両面発電仕様なら積雪して表面が使用できなくても裏面で発電が可能です。時期を問わず発電を行いたい場合は、この点を抑えましょう。
【 ポイント2 】カーポートの強度の確認
カーポートとしての強度の高さも重要です。特に台風や地震などによるリスクを軽減するためにもしっかりとした強度のものを選ぶことが大切です。
【 ポイント3 】導入コストはどれくらいか
導入にかかる初期費用の比較も大切です。メーカーにより違いがあるので相見積もりをしてしっかり比較することが大切です。
【 ポイント4 】発電容量はどれくらいか
将来的な経済効果を見込んでソーラーカーポートを設置するのですから、導入するソーラーカーポートの発電量がどのくらいになるのかを確認することは重要です。
【 ポイント5 】自宅敷地に適切な大きさか
発電量が多くなるからと、所有台数を超えたカーポートを設置して自宅の敷地を狭くしては意味がありません。住居の広さに見合ったソーラーカーポートを設置することが必要です。
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販売店選びの重要ポイント！
販売店選びも重要なポイントです。以下の3つのポイントをしっかり踏まえて販売店選んでみてくださいね。
【ポイント1】 長期保証を行っている！
ソーラーカーポートはメンテナンスフリーではないほか、積雪や風による負荷がかかりやすく、万が一の故障や不具合も0ではありません。そのため、修理や交換による負担をなるべく抑えるには、長期保証の付帯された販売店を選ぶのがポイントです。
【ポイント2】 相見積もりを行っている！
ソーラーカーポートの費用は、施工販売店によって異なります。また、見積りの基準なども異なるため、1社だけの費用内訳で判断してしまうと相場より高い費用に気付かないこともあり得ます。そのため、ソーラーカーポートを比較する際は、複数の販売店へ相見積もりを依頼し、同時に検討しながらお得なところ選びましょう。
【ポイント3】 太陽光発電システムだけではなく総合的にサポートしてくれる！
販売店を比較する際は、太陽光発電システムの取扱数だけでなく対応スピードや品質、アフターフォローなど総合的なサポート・サービスで判断するのが大切です。
仮に施工技術が高くとも、連絡が遅い・工期が延長する・アフターフォローサービスが適当といった販売店では、いざという時にすぐ修理交換などの相談を行えませんし、トラブルも増えてしまいます。
そのため、太陽光発電・ソーラーカーポートを選ぶ際は、販売店の実績や評判、アフターサービスの内容などを1つずつ確認した上で決めましょう。
まとめ：自宅に合ったソーラーカーポートを選ぶならサポートの厚いエコでんちへ！
ソーラーカーポートは、カーポートの上部を利用して住宅用太陽光発電などと同じく売電したり自家消費したりできる太陽光発電システムを指しています。カーポートと異なり売電収入や自家消費で費用回収できますし、非常用電源としても活用できます。近年はデザイン性の高い製品も増えたため、住居の景観をむしろスタイリッシュにイメージアップも可能！
車を保護するだけではなく、空いている空間を有効活用したい方や、住宅の太陽光発電の発電量だけでは物足りないと感じている方は、ぜひソーラーカーポート導入を検討してみてください。
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