九州電力は電気料金を値上げする?規制料金の申請状況についても解説
最終更新日:2023.08.15 お役立ち情報
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2023年4月および6月に大手電力会社10社のうち7社は、規制料金の値上げを予定しています。そのため、九州電力を契約しているご家庭の中には、「うちも電気料金の値上げによる影響を受けるのか心配」といった悩みを抱えているご家庭も多いかと思います。
そこで今回は、九州電力の電気料金値上げに関する動き、電気料金プランの特徴、値上げ対策についてわかりやすく紹介します。九州電力の規制料金プランを契約している方や九州電力のプランも値上がりするのか気になるもののよくわからない方などは、参考にしてみてください。
目次
九州電力の電気料金プランについておさらい
九州電力の一般家庭向け電気料金プランは、10種類以上提供されています。(2023年2月15日時点)規制料金の従量電灯だけでなく、オール電化向けや割引付きプランなどもあり、バリエーション豊富です。
まずは、九州電力の電気料金プランについておさらいしていきましょう。
規制料金プラン
九州電力の規制料金プランは、従量電灯A~Cプランです。中でも一般家庭向けの電気料金プランは、従量電灯Bとなっています。(規制料金プラン:電力自由化以前から提供されているプラン)
従量電灯Bプランは電気使用量の少ないご家庭向けで、10Aから60Aのアンペア数に対応しています。
- 10A
- 15A
- 20A
- 30A
- 40A
- 50A
- 60A
アンペア数を高くすればするほど、1度に使用可能な家電製品を増やせます。ただし、基本料金の負担が増えるため、ライフスタイルに合ったアンペア数を選択するのも大切です。
電気料金の仕組みは、基本料金+電力量料金と他の電力会社で提供されている従量電灯と同様です。
電力量料金の単価は3段階にわかれています。電気使用量120kWhまでは1kWhにつき18.28円、120kWhを超えて300kWhまでの電気使用量に対しては1kWhにつき23.88円の単価が適用されます。また、300kWhを超える電気使用量に対して適用される単価は、1kWhにつき26.88円です。(※2023年4月1日より適用される単価)
このように電気使用量が多ければ多いほど単価も高くなります。
自由料金プラン
九州電力の自由料金プランは、10種類以上存在しています。自由料金プランは、割引や優待、電気料金の仕組みなどに関して規制料金と大きく異なるのも特徴です。(自由料金プラン:電力自由化後に作られた電気料金プラン)
ライフスタイルや条件に合致する方は、自由料金プランの方がお得なケースもあります。
以下に自由料金プランの特徴を紹介します。
スマートファミリープラン |
・2年契約割引あり:年間で777円の割引を受けられる ・電力量料金単価300kWh超え部分について、1kWhにつき1.1円安い ・燃料費調整額の上限なし |
電化でナイト・セレクト |
・エコキュートやIHクッキングヒーターなどのオール電化住宅へ住んでいる方が契約可能なプラン ・夜間の電力量料金単価が日中の単価より安い ・3種類のプランにわかれている ・燃料費調整額の上限なし |
JALでんきB、JALでんきC |
・毎月の電気料金に応じたJALマイルを獲得できるプラン ・従量電灯Bと同じく3段階の電力量料金 ・燃料費調整額の上限なし |
季時別電灯 |
・新規受付停止(2023年2月15日時点) ・3種類の時間帯にわけて、電力量料金が設定されている ・割安なナイトタイム:22時~翌日8時まで ・中間の料金デイタイム:8時~10時、17時~22時 ・割高なリビングタイム:10時~17時 ・燃料費調整額の上限なし |
時間帯別電灯 |
・新規受付停止(2023年2月15日時点) ・夜間の電気料金が安い ・22時~翌日8時まで割安な単価 ・燃料費調整額の上限なし |
ピークシフト電灯 |
・新規受付停止(2023年2月15日時点) ・夜間の電気料金が、ピーク時間帯、昼間より安い ・ピーク時間帯:7~9月の13時~16時まで適用される割高な料金 ・燃料費調整額の上限なし |
以下プランは対象の電気料金プランと掛け合わせて利用するプラン ・割引、寄付といったサービス付き |
|
まるごと再エネプラン |
・九州電力が保有している水力発電、地熱発電で発電された電力を供給してもらえるプラン ・毎月の支払料金に500円追加 ・対象の電気料金プランと組み合わせることで利用可能 例:従量電灯B+まるごと再エネプラン |
すくすく赤ちゃんプラン |
・スマートファミリープランなどの対象プランへ加入しているご家庭のうち、3歳未満のお子さんがいて、なおかつ子育てサポート登録した場合は、すくすく赤ちゃんプランへ加入可能 ・5月の電気料金を10%割引 |
IJUターン応援プラン |
・九州外から九州へ移住してきた方、なおかつ電気の使用開始から1年以内でスマートファミリープランなど対象のプランを利用している場合は、1年間5%割引 |
みらいの森を育てようプラン |
・スマートファミリープランといった対象プランを利用している方は、みらいの森を育てようプランへ加入可能 ・九電みらい財団へ毎月300円寄付 |
福岡ソフトバンクホークス応援プラン |
・スマートファミリープランといった対象プランを利用している方は、クラブホークスもしくはイベントユニフォームコースへ加入可能 ・各コースへ加入すると福岡ソフトバンクホークスのサイン会、PayPayドームの飲食料金5%割引特典、他にも抽選で鷹の祭典ユニフォームまたはピンクフルデーユニフォームが当たる |
アビスパ福岡応援プラン |
・スマートファミリープランといった対象プランを利用している方は、アビスパ福岡応援プランへ加入可能 ・アビスパ福岡への応援として毎月500円もしくは300円を電気料金から上乗せ |
スマートファミリープランや電化でナイト・セレクト、JALでんきB、JALでんきC、季時別電灯、時間帯別電灯、ピークシフト電灯は、単体で加入可能な自由料金プランです。
規制料金プランと異なり燃料費調整額の上限は、定められていません。2022年から燃料費調整額の値上げが続いているため、電気料金の負担は大きくなりつつあります。
そして、上記プラン以外の自由料金プランは、スマートファミリープランなどの対象プランと組み合わせることで利用可能になるのが特徴です。3歳未満のお子さんがいるご家庭、福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡を応援している方、環境保護に関心を持っている方などは、メリットの多いプランといえます。
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九州電力では電気料金の値上げを行う?
続いては、2022年から2023年にかけて九州電力の電気料金が値上がりしているのか、これから値上げされるのか1つずつ確認していきましょう。
他の大手電力会社と異なり規制料金の大幅な値上げは行われない
九州電力の場合は、大手電力会社7社と異なり規制料金に関する大幅な値上げを行わない方向でサービス内容を調整しています。
東京電力をはじめとした大手電力会社7社は、燃料費調整額の上限引き上げ、電力量料金や基本料金の値上げを2023年4月1日もしくは6月に予定しています。値上げ幅は、30%~40%台と大きな負担となっています。金額に直すと、1ヶ月あたり2,600円前後の値上げです。
一方、九州電力の値上げは託送料金の引き上げに伴うもので、1ヶ月につき250円程度と負担の少ない内容となっています。
自由料金プランに関しては燃料費調整額の上限が撤廃されている
自由料金プランは、前段で触れた託送料金の値上げ以外予定されていません。
ただし、ロシアのウクライナ侵攻による燃料調達コスト高騰が続いたことで、2022年5月に燃料費調整額の上限を廃止しました。そのため、燃料費調整額の負担が増加しています。
さらに一部プランの新規受付が停止されているので、自由にプランを選択することは難しい状況です。
九州電力で大幅な値上げが行われない理由
九州電力では、原子力発電所の再稼働を進めています。そのため、化石燃料の高騰による影響を抑えながら、電力を供給し続けることが可能になっています。
東北電力や東京電力などの大手電力会社は原子力発電を再鼓動させていないため、火力発電所をメインに使用しています。しかし、火力発電所の稼働に必要な石油、石炭、天然ガスの価格が高騰していて、電気料金の値上げに踏み切らざるを得ません。
一方、九州電力では原子力発電の比率が30%を超えているので、電気料金の値上げ率を抑えながら電力供給を行えるようになっています。
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電気料金の負担を抑えるには?
九州電力管内に住んでいてなおかつ同電力会社のプランを契約している方は、他の地域に住んでいる方や新電力を契約している方と比較して電気料金の負担が抑えられています。
しかし、それでも少しずつ値上げされているので、電気料金の負担に悩む方も多いかと思います。
それでは、電気料金の負担を抑える方法をわかりやすく紹介していきます。
電気料金プランの切り替えは注意が必要
現時点で九州電力の電気料金を利用している場合は、電気料金プランの切り替えを慎重に考える必要があります。
前半で紹介したように九州電力の電気料金は、他の電気料金プランと比較して値上げ幅が抑えられています。
さらに新電力や他の大手電力会社では、一部電気料金プランの新規受付停止という措置を実施していて、簡単に切り替えられない状況です。
そのため、電気料金を削減したい時は、A数を下げたり他の方法で対策を講じたりするのが大切です。
節電を意識した生活
すぐに実行可能な電気料金削減方法といえば、節電を意識した生活です。
日常生活を見直すことで、電気料金を数100円~1,000円程度削減できる可能性があります。
たとえば、以下のような対策を施してみましょう。
- 照明の点けっぱなしをやめる
- LED照明に変える
- 冷蔵庫の開閉回数を減らす
- エアコンは自動運転にする
- 使用しない場合はコンセントを抜いておく(コンセントを抜いても問題ない製品のみ)
特に熱を使用する製品は、消費電力の高い傾向となっています。夏場は、エアコンの自動運転や窓周辺の断熱対策、冬は毛布やカイロなどで暖房の使用頻度を抑えると電気料金を削減することが可能です。
太陽光発電と蓄電池の併用
電気料金の大幅な削減には、太陽光発電と蓄電池の併用がおすすめです。
住宅用太陽光発電で発電した電気を自家消費することで、電力会社からの買電量を削減できます。また、FIT制度を活用すれば、発電した電気のうち余った電気を電力会社へ売却することが可能です。
売電収入の確保と自家消費を組み合わせれば、毎月数1,000円以上の電気料金削減効果を期待できます。
さらに蓄電池を併用すれば、太陽光発電で発電した電気を貯めておけますし、夜間や電気使用量の多い時間帯に自家消費できるようになります。
九州電力は他の電力会社より電気料金の負担が抑えられている!
九州電力の場合は、2023年4月1日に250円の値上げを予定しています。ただし、値上げ幅は東京電力などより小さく、負担の少ないサービス状況です。
今後の電気料金値上げに向けて対策していきたい方や太陽光発電単体では効率よく活用できない方は、家庭用蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
家庭用蓄電池は、太陽光発電と連携できますし、用途に合わせて充放電の比率を調整できます。
エコでんちは、大量仕入れによる低価格化、環境省認定の公的資格「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」を取得した専門アドバイザーによる蓄電池の選定とご提案、無料の自然災害保証と工事保証付帯といったサービスをご提供しています。
たとえば、京セラの家庭用蓄電池なら低下265万円のところ、99万円まで価格を抑えられます。
家庭用蓄電池について関心を持っているものの価格が気になる方などは、ぜひお気軽にご相談ください。
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