注文住宅に太陽光発電はいらない?運用方法のポイントや注意点について解説
最終更新日:2024.10.25 太陽光発電
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注文住宅を建てる方の中には、ZEH住宅のために太陽光発電を検討もしくは東京都在住で太陽光発電義務化に備えようか悩んでいる方もいるかと思います。しかし、住宅用太陽光発電の特徴についてよくわからないため、「太陽光発電はやっぱりいらないかもしれない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事は、注文住宅を建てる際に太陽光発電いらないかどうか、特長や注意点についてご紹介していきます。
注文住宅を建てる方や後付けで太陽光発電を設置するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
注文住宅に太陽光発電はいらない
注文住宅に太陽光発電がいらないかどうかは、各家庭の家計負担の他、住宅の環境や周辺の天候、設置目的の有無といった点によって変わります。
そこでまずは、注文住宅を建てる際に太陽光発電がいらないケースを紹介します。
太陽光発電の他に予算を注ぎたい部分がある
住宅の間取りや内装、耐震性能などに予算を注ぎたい部分がある場合は、住宅を建てる際に太陽光発電を設置しなくてもいい可能性もあります。
住宅用太陽光発電の初期費用は設置規模によって変わるものの、100~200万円程度の予算が必要です。そのため、住宅性能や内装などにこだわりがある、快適な暮らしに必要な設備にしたいといった場合は、太陽光発電ではなく住宅に予算を充てるのがおすすめです。
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太陽光発電の利用目的が定まっていない
注文住宅を建てる段階で太陽光発電の利用目的が定まっていない場合は、住宅を建てたあとに再度太陽光発電の利用について検討してみてはいかがでしょうか。
住宅用太陽光発電の利用目的や利用メリットなどがわからない状態で購入してしまうと、あとからデメリットを感じてしまう可能性もあります。
たとえば、普段から自宅にいる時間が少ない場合、太陽光発電で発電した電気を活用する機会も少ないため、電気料金の削減効果に関しても伸びにくいといえます。また、そもそも電気料金の削減を図らなくとも、光熱費の負担は少ない状況です。
利用メリットや施工業者の調べ方について理解していないと、悪質な業者に依頼してしまったり太陽光発電の効率的な運用方法を知らずに稼働させて経済的メリットを減らしたりしてしまう場合もあり得ます。
発電しにくい環境の可能性がある
元々、日照時間の少ない地域や影の入りやすい場所に注文住宅を建てる場合は、太陽光発電を設置しても電気料金削減効果や売電収入を期待できないといえます。
太陽光発電で経済的メリットを得るには、太陽光パネルに太陽光の当たりやすい環境でなければいけません。そのため、住宅の周囲に影となる物がある場合や北向きなど光の当たりにくい屋根形状で設計した場合などは、住宅用太陽光発電の設置を一旦見直した方がいいといえます。
注文住宅を建てる際に太陽光発電を設置するメリットもある
続いては、注文住宅の建築と同時に太陽光発電を設置するメリットについて解説します。
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太陽光発電に合った住宅の設計が可能
注文住宅を建てる際に住宅用太陽光発電を設置する場合、屋根形状や住宅性能といった点を考慮しながら設計してもらえます。
なお、後付けでは、屋根などに穴を空けなければいけないため、断熱性能などの低下リスクも存在します。そのため、太陽光発電に適した屋根形状や屋根の勾配を実現できますし、断熱性能などを保ちつつ架台などの部材を屋根に取り付けることが可能です。
さらに、住宅を建てる段階で配線工事なども進められるので、外観を損なわずに配線や機器の設置を行えます。
このように太陽光発電の同時設置には、住宅性能や発電効率といった点でもメリットが複数存在しています。
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後付けと比較してコスト面の負担を抑えられる可能性あり
注文住宅の建築と同時に太陽光発電を設置すれば、足場代といった負担を軽減させられますし、住宅性能によってはZEH関連の補助金を受けられる可能性があります。
住宅の建築の際に太陽光パネルなどを固定する際、新たに足場を組まずとも工事を進められます。そのため、後付けと比較して足場代の負担を軽減することが可能です。
また、住宅用太陽光発電に関する国の補助金制度は実施されていないものの、ZEH住宅の基準を満たしていれば補助金を受けられる場合があります。
ZEH住宅とは、太陽光発電といったエネルギーを創り出す機器や省エネ機器を活用しながら、年間のエネルギー収支0を目指す住宅のことです。つまり、ZEH住宅の条件を満たすには太陽光発電の設置も必要なので、同設備を導入すればZEH補助金の申請を行える可能性があります。
東京都の太陽光発電義務化のようなケースに対応できる
東京都の太陽光発電設置義務化といったケースに対応できるのが、注文住宅との同時設置によって得られるメリットの1つです。
東京都では、2025年4月から新築住宅への住宅用太陽光発電設置義務化を決めました。そのため、同制度の施工後に住宅を建てる場合は、住宅用太陽光発電を同時設置しなければいけません。
2023年時点で国や自治体は脱炭素化へ向けた取り組みを進めている状況なので、今後も他の自治体で同様の制度が制定される可能性もあり注意の必要なポイントです。
注文住宅を建てる方は、住宅用太陽光発電の同時設置を行っておけば、前述のような制度がスタートした場合でも慌てて購入せずに済みます。
住宅用太陽光発電の運用メリットを伸ばすには自家消費!
注文住宅を建てる際に住宅用太陽光発電を同時設置もしくは後付けで稼働させる場合、どちらのケースでも、自家消費をメインに運用していくのがおすすめです。
国の「FIT制度」は、太陽光発電を含む再生可能エネルギーの電力の一定期間固定単価で買い取るよう電力会社に義務付けた制度です。
住宅用太陽光発電の設置時にFIT認定を受ければ、10年間固定単価で売電収入を得られます。また、売電できるのは、自家消費したのちに余った電力のみとされています。
経済的メリットが得られるので、太陽光発電のオーナーにとっても嬉しいポイントです。
しかし、FIT制度の固定買取価格は年々下落傾向で更新されているため、新たにFIT認定を受けても電気料金より安い単価での売電収入になってしまいます。
たとえば、東京電力の従量電灯Bでは、電力量料金1kWhあたり30円です。(120kWhまで)一方、FIT制度の固定買取価格は、2023年度に認定を受けると1kWhあたり16円の売電収入を得られます。
少なくとも1kWhあたり14円~の差額が生じていて、売電を行っても電気料金を効率的に削減しにくい状況となっています。
そこで自家消費を優先させた場合は、買電量(電力会社から供給される電力の消費)を直接削減できますし、売電より効率的に電気料金の負担を軽減することが可能です。
住宅用太陽光発電の自家消費には家庭用蓄電池の併用がおすすめ
これから住宅用太陽光発電の自家消費で電気料金負担を抑えるには、発電した電気をなるべく活用しなければいけません。しかし、太陽光発電単体に電気を貯める仕組みはないため、消費しないと売電もしくはその場で損失してしまいます。
家庭用蓄電池を併用すれば、上記の課題を解決することが可能です。
最後は、住宅用太陽光発電と家庭用蓄電池の併用メリットについて解説します。
余った電力を貯められる
家庭用蓄電池を併用すれば、住宅用太陽光発電で発電された電気のうち余った電力を貯められるようになります。
家庭用蓄電池の機能は、電力の蓄電と放電です。そのため、容量上限まで電気を貯められますし、任意のタイミングで活用できます。
住宅用太陽光発電の発電できる時間帯は日中で、夜間や早朝に発電できません。そのため、発電量低下・0の時間帯に電気をよく消費する方は、家庭用蓄電池を設置することで太陽光発電の電力を活用できるようになります。
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効率的に電気を使用できるようになる
家庭用蓄電池の機能は多彩なので、ライフスタイルや目的に合わせて効率的な自家消費を目指すことが可能です。
一般的な家庭用蓄電池に搭載されている機能は以下の通りです。
・日中に自家消費した電気のうち余った電力を貯める
・夜間などに貯めておき、日中に発電した電気をなるべく発電できるよう調整する
・一部の蓄電池は、ライフスタイルに合わせて自動調整も機能も搭載
・台風などの災害が予測される際に満充電しておく
・停電した場合は、非常時用の機能で稼働
自家消費優先に切り替えた場合は余った電力を積極的に貯められるので、夜間や消費電力の多い時間帯に活用できます。
一方、蓄電池に貯めた電気で日中に自家消費し、太陽光発電の電気を可能な限り売電に回すモードは、主にFIT期間中などで売電収入を得られる状況で役立ちます。
家庭用蓄電池によっては、台風などの天候に関する情報をインターネット経由で収集し、災害発生前に自動で充電する機能が搭載されています。特に災害対策としてバッテリーを探している方には、おすすめです。
非常時でも長時間電力を活用できる
住宅用太陽光発電と家庭用蓄電池を併用した場合、非常時でも長時間電力を使用できるようになります。
前段でも触れたように住宅用太陽光発電単体では、夜間や早朝に発電できませんし、余った電力を貯められません。そのため、停電中の夜間や雨の日といった発電の難しい状況では、効率的に活用できない場面が出てきます。
家庭用蓄電池には停電中でも稼働する機能が搭載されているので、住宅用太陽光発電で発電した電気を貯められますし、好きなタイミングで使用することも可能です。
在宅での避難生活中でもなるべく快適な暮らしを保ちたい、避難生活中の夜間や早朝といった時間帯でも電気を使いたいご家庭は、住宅用太陽光発電と家庭用蓄電池の併用を検討してみるのがおすすめです。
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まとめ
注文住宅を建てる際に住宅用太陽光発電を同時設置するかどうかは、予算や目的、設置環境によって変わります。影の入りやすい環境や予算面で厳しい場合などは、住宅用太陽光発電を設置しない方がいい可能性もあり注意が必要です。
ただし、住宅用太陽光発電には、電気料金削減効果や売電収入といった経済的メリットの他、非常用電源として役立つ側面も存在するので、検討の価値があります。
住宅の購入や新築と同時に太陽光発電の設置をするかどうか悩んでいる方などは、今回の記事参考にしながら太陽光発電と家庭用蓄電池について比較検討してみてはいかがでしょうか?
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