太陽光発電

太陽光発電のブレーカーの仕組みとは?落ちる原因や対策方法も解説!?

最終更新日:2023.07.20太陽光発電

 

 

太陽光 ブレーカー

家庭の電気代節約や環境問題に貢献したいと、太陽光発電システム導入を検討している人が増えていることをご存じですか。太陽光発電システムには、過電流や漏電などのトラブルを防ぎ徹底した電流の管理が重要なため、太陽光発電専門のブレーカーが必要です。

 そのため、ブレーカーの基本的な知識や対策方法について知ることが大切です。今回は通常のブレーカーの仕組みからブレーカーの落ちる原因、さらに対策方法もご紹介します。

 太陽光発電専門のブレーカーについてもしっかり解説しますので、太陽光発電システム導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

ブレーカーの仕組みや種類を解説

まずはブレーカーの仕組みや種類をしっかりと把握しておきましょう。

ブレーカーの仕組みとは?

ブレーカーとは、電気を安全に使用するために電気量をコントロールしたり、もし異常があった場合は電気を遮断したりする装置です。主に分電盤の中に設置されており、役割ごとのブレーカーが並んでいます。分電盤とは、それぞれの部屋や場所へ電気を分けて送るための機器です。

ブレーカーの種類は?

ブレーカーには「アンペアブレーカー」、「漏電遮断器」、「配線用遮断器」の3つがありそれぞれ役割が違います。詳しく解説していきましょう。

 ①アンペアブレーカー

アンペアブレーカーは電力会社と契約した量以上の電気が流れた時に自動的に電気の供給をストップして回路を遮断する役割を持ち、分断期の左側に配置されています。家電製品の使い過ぎによりアンペアブレーカーが落ちて、停電になることが一般家庭ではよくあります。

 ②漏電ブレーカー

分断期の中央にあるのが漏電ブレーカーです。漏電ブレーカーは、家電製品などからの漏電を感知した場合に自動的に電気を切断し、火事や事故を防ぐ役割をします。

③安全ブレーカー

主に分断期の右側にあり、各部屋に電気を送る際の配線ごとの安全を守るブレーカーです。何かトラブルがあった場合は、対応する場所の電気が使用できないようにブレーカーが落ちる仕組みになっています。

ブレーカーの落ちる主な原因と対処法は?

それではここからはブレーカーが落ちる原因と、その対象方法をわかりやすく解説しましょう。

ブレーカーが落ちる3つの原因

ブレーカーがおちる主な原因を3つお伝えします。

 〇電気を使用量が多い

まずブレーカーが落ちる最大の原因のひとつは、電気の使用量の多さです。具体的にいうと大量の電気製品を一気に使用することで電気量がはねあがり、安全のためブレーカーが落ちます。家電製品の場合は、電気使用量の多いエアコンや電子レンジ、ホットプレート、IH調理器など。これらを一度に使用することでブレーカーが落ちやすくなります。

〇漏電の可能性

漏電とは電線や電気製品が何らかの原因により傷ついて、電気が漏れ出してしまうことです。屋内にある電気製品はともかく屋外にある電気製品など、例えばエアコンの室外機や照明の配線は風雨にさらされ劣化が早まり、その分漏電する可能性が高まります。照明の配線の破損や絶縁部分の劣化も漏電の原因です。

 〇故障の可能性

ブレーカーの機械自体が故障している場合も、ブレーカーが落ちやすくなります。ブレーカーから変な音がしていたり、熱くなっていたりする場合は故障の可能性もありますので、業者に見てもらいましょう。ちなみにブレーカーの耐用年数は10年~15年くらいです。

ブレーカーが落ちたときの対処方法

ブレーカーが落ちてもあわてずに以下の手順で対処しましょう。

〇すべてのブレーカーのスイッチを切ってから、家電製品の電源プラグを抜く

〇ブレーカースイッチをアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーの順で戻し、電気が復旧したら家電の電源プラグを差し込む

 ただし、あまりに頻繁にブレーカーが落ちる場合は契約しているアンペア量が足りていない可能性もありますので、電力プランを見直すことも検討しましょう。

太陽光発電専用ブレーカーとは?

次に太陽光発電システム専用のブレーカーについて解説しましょう。

太陽光発電専用ブレーカーの仕組み

太陽光発電システムを導入する際は電力会社から提供されるブレーカーとは別に、太陽光発電システム専用の太陽光ブレーカーが必要になります。専用のブレーカーが必要な理由は、遮断機やパワーコンディショナーの負荷を軽減し保護するためです。

太陽光発電によって生産された電力は直流のため、パワーコンディショナーを介して家庭用に使用可能な交流の電力に変換しなくてはなりません。

 変換された交流の電力を住宅内の各部屋に届け、余剰電力については電力会社と「系統連系」という契約を結んだうえで送電線に送ります。

 家庭内で使用する電力と送電線に送られる電力との比率は、常に変化しているため、適切な電力の管理を行うためには専用の制御システムである太陽光発電専用ブレーカーが必要になるのです。

太陽光発電のブレーカーが落ちる主な原因

太陽光発電のブレーカーが落ちる主な原因は以下の3つです。

①電気容量が合っていない可能性

太陽光発電は使用可能な容量が機種ごとに定められています。そのため決められた容量を超えた電気を使用すると電力を遮断したり、パワコンから送電される電力に対して太陽光ブレーカーの容量が足りなかったりすると、ブレーカーが落ちる可能性があります。

 このように設備の容量以上の電気を使用することは、不具合の原因になるので気を付けてください。

②高温多湿の可能性

太陽光ブレーカー内の温度が上昇すると、ブレーカーが誤作動を起こして落ちることがあります。湿度が高い状態も漏電のリスクが高まるため気をつけなくてはなりません。

 ブレーカーが屋外にある場合は直射日光を浴びてしまうため、時期によっては気温上昇でブレーカーが誤作動を起こしやすくなります。太陽光ブレーカーの設置場所には、十分気を付けましょう。

③漏電の可能性

太陽光発電システムに漏電が発生していると、漏電ブレーカーが作動して落ちる可能性があります。漏電が発生する原因はさまざまあり、専門的な技術を必要とする場合もあるため、販売店・施工業者・メーカーに相談して根本的な解決を行わなくてはいけません。

太陽光発電専用ブレーカーが落ちないためには?

ブレーカーが落ちた時の対処はもちろんですが、大切なのはブレーカーが落ちない環境にすることです。ここでは太陽光発電のブレーカーが落ちないようにする対策方法をお伝えします。。

①ブレーカーがよく落ちる時間帯や使用電力を確認する

朝方や夜など人が集まって活動的になる時間帯によく落ちるようであれば、使用電力の需要が集中して容量オーバーになっている可能性が高いです。

 家族でどんな電化製品を使っているかをチェックし、時間をずらすなど工夫をしてください。家族で家電を同時に使用しないなどのルールを作るとよりいいでしょう。さらに、そもそもの容量を上げることを検討することも大切です。

直射日光は避けて風通しを良くする

太陽光ブレーカーが屋外にある場合は直射日光を避けることで改善される可能性があります。

 直射日光による気温上昇でブレーカーが落ちる風通しが良くなるような対策をしてください。

③不具合が続く場合は業者に相談する

不調をごまかしながら使って原因を放置すると、さらに悪化して修繕費が高額になる可能性もあるので気を付けましょう。

 落ちる原因がわからない、または原因の検討がついたとしても簡単には対処できそうにない場合は、専門の業者に相談することも必要です。


まとめ:太陽光発電システムならエコでんちにおまかせ!

ブレーカーの仕組みや種類、落ちた時の対策方法をご紹介し、太陽光発電専用ブレーカーについても多角的に解説しました。

 ブレーカーが落ちる原因は、電気の容量オーバーや漏電、温度・湿度といった外的な要因が多く、太陽光発電のブレーカーの場合は、素人では原因が見つけられないこともあります。

わからない場合や不安な場合は、すぐに販売店・施工業者・メーカーに相談することをおすすめします。

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