V2Hは太陽光と蓄電池の併用で何ができる?メリットやデメリットについても解説
最終更新日:2023.07.25 V2H
お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
V2Hは、蓄電池や太陽光発電システムと併用することで、より効率的な自家消費につながります。しかし、新しい設備ということもあり、具体的な併用メリットやデメリットについてよく分からない方も多いかと思います。
そこで今回は、V2Hと蓄電池の併用でなにができるか、メリットやデメリットについて詳しくご紹介していきます。電気自動車の購入と同時にV2Hも検討している方やV2Hを設置していて蓄電池も購入しようか悩んでいる方などは、参考にしてみてください。
目次
V2Hと蓄電池の併用で何ができる?
V2Hと蓄電池を併用した場合は、効率的な充電と給電を自動で進めることが可能です。そのため、電気代の削減を行いたい方や非常時の電源確保といった防災対策を検討している方には、特に注目の組み合わせといえます。
まずは、V2Hと蓄電池の併用で何ができるのか、分かりやすく解説していきます。
効率的に充電ができる
V2Hと蓄電池を併用した場合は、効率的な自家消費と充電を行える点に注目です。
たとえば、ニチコンのV2Hと家庭用蓄電池の場合は、家庭用蓄電池から充電が始まり満充電となれば、V2Hへの充電も自動で行われます。同時充電を避けることができるため、消費電力量の増加による停電(ブレーカーが落ちる)を気にせず過ごせます。
また、家庭用蓄電池に貯めた電気は、家庭内の電気製品へ活用したりV2H経由で電気自動車への充電に利用したりできます。
夜間の電気料金プランが安い場合は、夜間に家庭用蓄電池と電気自動車への充電を行うよう設定することで、電気代の削減につながります。また、1度設定すれば蓄電池とV2Hが連携するので、手動による操作を行わずに済みます。
どちらも非常用電源として活用できる
蓄電池とV2Hおよび電気自動車は、停電の際に非常用電源として活用できます。
蓄電池は全負荷型と特定負荷型に分かれています。
全負荷型の家庭用蓄電池は、住宅の全コンセントや各設備(エコキュートやIHクッキングヒーターなど)へ電気を供給できるのが特徴です。一方、特定負荷型の蓄電池は、施工前に電力を供給する場所を指定しておく必要があります。つまり、全てのコンセントや設備へ供給できない仕様です。
電気自動車に使用されている電気に関しては、そのまま住宅内へ給電できません。また、電気自動車から蓄電池へ直接充電することもできません。なぜなら直流の電気で貯めているからです。電気製品や照明、エコキュートなど、ほとんどの機器は、交流で稼働しています。そのため、交流変換器が必要です。
そこでV2Hを設置しておけば、電気自動車の直流電気を交流電気へ変換し、自宅の各設備へ供給することが可能になります。また、蓄電容量は電気自動車の方が大きいため、蓄電池との併用によって停電時でも数日程度電気を使用できます。
蓄電池とV2Hの併用によるメリット
続いては、蓄電池とV2Hのより具体的なメリットについて紹介します。
実質蓄電池2台の状態で生活できる
蓄電池実質2台の状態で生活できるのが、V2Hと蓄電池を併用するメリットの1つです。
10kWh未満の家庭用蓄電池は、1台でもさまざまな家電製品を同時に稼働できます。しかし、ライフスタイルや災害状況によっては、充分な蓄電容量といえない場合もあります。
V2Hを導入した場合は、電気自動車に貯められた直流の電気を交流へ変換し、家庭内の電気機器やコンセントへ供給することが可能です。また、電気自動車の蓄電容量は、60kWh前後と家庭用蓄電池より数倍です。
家庭用蓄電池を1台しか設置できない事情がある場合や10kWh未満の蓄電容量では足りないという時は、V2Hの併用がおすすめでしょう。
非常時に余裕を持って電気を使用できる
V2Hと蓄電池はどちらも住宅内のコンセントや各設備へ給電可能なので、停電時に余裕を持った電気消費が可能です。
停電時には、連絡手段としてスマートフォンの充電が必要ですし、電気ポットや電熱器を使用しなければいけない状況もありえます。しかし、非常用発電機など少ない電力で生活しなければいけない場合、使用できる電気製品が限られてしまいます。
一方、蓄電池とV2Hを併用した場合は、消費電力の高いレンジなどを同時に使用しても2日以上継続的に電気を供給できます。(1日12kWh以内の消費電力と想定した場合)
また、日産リーフe+などの蓄電容量60kWhタイプと蓄電容量8kWhの家庭用蓄電池を設置した場合、停電時でもレンジやドライヤー、その他洗濯機や冷蔵庫、換気扇、ホットプレートなどを4日~5日程度同時に使用することが可能です。
災害対策として電源の確保を考えているご家庭は、この機会に蓄電池やV2H、電気自動車を検討してみてはいかがでしょうか。
太陽光発電もあれば電気代削減効果を伸ばせる
蓄電池とV2Hは、太陽光発電と連携できますし電気代削減効果を伸ばせます。
日中に太陽光発電で発電した電気は、家庭内の電気製品や照明、エコキュートなどで消費されます。また、余った電気は家庭用蓄電池へ充電され、満充電となればV2H経由で電気自動車にも充電される仕組みを構築できます。
電気自動車の電気を太陽光発電でまかなうことができれば、毎月5,000~1万円程度の充電費用を抑えることが可能です。また、蓄電池の電気が不足している場合は、電気自動車で貯めた電気をV2H経由で使用することで、電力会社からの買電量を減らせます。
お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
蓄電池とV2Hの併用によるデメリット
蓄電池とV2Hの併用によるデメリットは、主にコストと電気自動車への負担といえます。
それでは、具体的なデメリットについて確認していきましょう。
導入費用の負担が大きい
蓄電池とV2Hを導入する場合、合計200万円~400万円程度の費用がかかります。
ローンを含め費用負担を避けたい方にとっては、特にデメリットです。ただし、費用負担を抑えられる方法はいくつかあるので、費用面を気にしている方にも検討しやすい側面もあります。
具体的には以下の方法で、蓄電池やV2Hの導入費用を抑えられます。
- 補助金制度の活用
- 相場より安く、施工品質で信頼できる販売店を探す
2022年時点で国は、蓄電池やV2Hの購入・設置費用に関する補助金制度を実施しています。
たとえば、「V2H充放電設備、外部給電器の導入補助事業」は、V2Hの本体価格や設置工事の費用に対して補助金を交付してもらえるのが特長です。補助金の上限額は設備費用75万円、工事費用40万円(個人)なので、V2Hの導入費用を数10万円程度削減できます。
補助金制度の他には、相場より安い蓄電池・V2Hを販売している販売店を探すのが大切です。蓄電池やV2Hの価格は販売店によって異なるため、同じ機種でも本体価格や設置工事にかかる費用が変わってしまいます。
エコでんちでは、大量仕入れの実現により業界最安値の価格で蓄電池をご提供させていただいております。また、各種メーカー施工IDを所有した上で、施工内容や部材にもこだわった実績のある施工店を厳選・提携しております。
施工実績は12,000件を突破しており、品質面でも評価をいただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。無料見積もりフォームを設置しているので、簡単に見積もりをご確認いただけます。
使い方によっては電気自動車のバッテリー劣化が早まる
蓄電池とV2Hを併用した場合は、使い方によって電気自動車の劣化を早める可能性があります。
電気自動車は、家庭用蓄電池と異なり日常的に利用します。また、通勤や買い物、その他外出の際に運転していると毎日充放電を繰り返しますし、蓄電池との併用によってさらに充放電のサイクルが増えます。
V2Hを併用する場合は、電気自動車の充放電サイクルを抑えるのも大切です。また、家庭用蓄電池も経年劣化していくため、定期的なメンテナンスを依頼しましょう。
設置スペースが必要
蓄電池とV2Hを導入する際は、スペースに注意しておきましょう。
蓄電池のV2Hの設置時は、搬入経路の確保と設置作業および配線作業の可能なスペースが必要です。また、修理点検可能なスペースを確保した上で、設置しなければいけません。
もし、駐車場や庭などに空きスペースがない・足りない場合は、販売店や施工業者へ相談しながらスペースの確保、可能な限り小型の蓄電池やV2Hを比較検討していくのが大切です。
蓄電池とV2Hに必要な設置スペースは、メーカーや機種によって異なります。設置スペースを含めて相談したい場合は、さまざまなメーカーの製品を取り扱っている販売店へ問い合わせるのがおすすめです。
エコでんちは、各メーカーの蓄電池に関する仕様から設置スペースまで把握しています。設置スペースでお悩みの方は、メールやお電話よりお気軽にご相談ください。
まとめ
蓄電池とV2Hの併用は、電気代を削減したい場合や防災対策として電源を確保しておきたい場合などに役立つ運用方法です。また、両設備は太陽光発電と連携できるため、発電した電気を充電できます。
電気料金高騰による負担を軽減したい方やいざという時のために電気を貯めておきたい方は、今回の記事を参考に蓄電池やV2Hの検討を始めてみてはいかがでしょうか?
エコでんちでは、環境省認定の公的資格「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」の資格を取得した専門アドバイザーが、蓄電池の選定と提案をはじめ、光熱費削減のアドバイスまで行っております。
蓄電池の価格は大量仕入れによって業界最安値を維持していますので、費用負担が気になる方にもご検討いただきやすい価格帯です。
なお、設置工事に関しては、各種メーカー施工IDを所有している施工店のみと提携し、一般施工基準より厳しい基準を設けています。
自宅に太陽光発電や蓄電池、V2Hを設置したい方は是非エコでんちへ1度お問い合わせ・お見積りください。お見積りは、弊社HPから無料でご利用いただけます。



お問い合わせはこちらから
ご相談したい内容を
下記よりお選びください
(複数選択可)
残念ながら安さを売りにするあまり
工事品質・サポート・保証を削って
安くしている販売店が一括見積サイトや
激安店には多くみられます。


エコでんちなら、安心と品質を
最優先にした設置とサポートで、
お客様の期待を超えるサービスを
最安値クラスでご提供します。


-
業界最大級の実績!
月間12万人がサイト利用グループ会社で多数の工事実績とメーカーとの
研修で知識も経験も豊富。 -
信頼の施工体制で
安全と品質を約束各種メーカーの施工ID保有の部材に
こだわったメーカー認定施工店のみと提携。 -
安心の全国対応!
コールセンター完備で
充実サポートメーカーがお休みの
土日祝日も営業。
導入後のサポート体制も万全。
- どんな内容の相談でも大丈夫ですか?
- はい、大丈夫です。太陽光や蓄電池、V2Hの設置に関するお悩みをご相談ください。
- 費用が発生したり、後でしつこい営業されませんか?
- ご安心ください。完全無料でメールやLINE、電話、オンラインでのご案内になります。ご自宅への訪問やしつこい営業は一切しておりません。
おすすめ記事
-
V2Hと電気自動車の維持費は?普通充電器との違いについても解説!
2023.06.23 -
ソーラーカーポートとは?導入メリットや費用を紹介
2024.06.06 -
V2Hの設置方法・工事について!選び方や注目すべきポイントも解説
2024.06.12