停電時の対処方法!蓄電池で解決できます。
最終更新日:2023.09.28蓄電池
日本は災害の多い国で、なおかつ大規模災害のリスクも存在しています。
被害規模の大きなケースでは、停電の期間も長期化しやすく、復旧活動にも時間がかかります。そのため、各家庭が、減災およびエネルギーや食料の自給自足および備蓄を進めていく必要もあります。
中でも蓄電池は停電対策として役立ちますし、普段使いで電気料金削減効果を得られる場合があります。
そこで今回は、皆さんが意外と知っているようで知らない、停電時の対処法と蓄電池の強みや選び方についてお話します。
停電時の対処方法についてよく知らない方や停電対策について最近考え始めた方などは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
停電の可能性がある場合、まずは落ち着いて近隣のお宅や最新情報の確認
もし近所住宅で電気はついているにもかかわらず、自宅の電気のみが使用できない場合は、何らかの理由でブレーカーが落ちているケースが考えられます。そのため、次の項目で解説する各ブレーカーを確認してみましょう。
一方、近隣一帯の電気も消えている場合は発電所や送配電設備の破損などによる停電が考えられるため、電気の復旧を待たなくてはいけません。
停電の可能性があるものの原因を特定できない時はお住まいの地域の電力会社に問い合わせてみるか、スマートフォンやノートPCなどで停電情報を確認してみましょう。
停電時は自宅の分電盤のブレーカーを確認
突然電気が使用できない時は、分電盤を確認するのが大切です。
また、家中の電気が消えているのか、それとも家の一部で電気が消えているのかを確認をしましょう。
一般的に分電盤は、玄関や脱衣所などに設置されているケースが多いです。
もしもの時でも瞬時に対応できるよう、平時から分電盤の位置をしっかりと把握しておきましょう。
通常、ブレーカーのスイッチは、全て上に向いています。
どこかスイッチが下りているようなら、電気の使い過ぎ・もしくは漏電している可能性があります。
分電盤のスイッチには左から
①アンペアブレーカー(電力会社と契約しているアンペア数を超えた時に電力が遮断されるブレーカー)
②漏電ブレーカー(漏電遮断器)
③安全ブレーカ―(配線用遮断器)の順に各機能が搭載されています。
それでは、ブレーカーが落ちている場合の対処法について解説します。
電気を使い過ぎてしまっている場合
自宅のみでなおかつ家中の電気が消えている場合、アンペアブレーカーが落ちているはずなので、電化製品の電源を切りコンセントからプラグを外したのち、アンペアブレーカーをONに戻します。問題がなければ再び電気を使用できるようになるので、合計アンペア数がアンペアブレーカを超えない範囲で電化製品を使用しましょう。
一方、部屋の一部で電気が消えている場合は、安全ブレーカ―のいずれかが落ちていることが多い傾向です。つまり電気回路のうち、1つの回路に負荷がかかりすぎて落ちてしまったと考えられます。
このようなケースは、アンペアブレーカ―の復旧方法と同じようにコンセントからプラグを外した上で下がっている安全ブレーカーを上げましょう。また、ブレーカの落ちる頻度が高い場合は、違う回路のコンセントに機器を振り分けて使うか、一度に同時に使用することをやめて順次使うようにしましょう。
漏電の場合
漏電による停電の場合は漏電ブレーカーが落ちているはずなので、分電盤を確認するのが大切です。
また、漏電のケースでは感電や火災になる危険性があるため、問題のある回路を探します。
以下の手順を行ってください。
①アンペアブレーカーが「ON」になってることを確認し、安全ブレーカーをすべて「OFF」にします。
②漏電ブレーカーを「ON」にして、安全ブレーカ―を1つずつ「ON」にしていきます。
問題のある回路を「ON」にすると、漏電ブレーカーが落ちるので、どこに問題があるかが分かります。
③問題のある回路が見つかったら、すぐに電気工事店や電気管理技術者に連絡して点検・修理をしてもらいましょう!
停電の原因は地震や雷、台風、事故によるトラブル、電気の使い過ぎ、漏電など、いろいろな要因によって起こります。
中でも漏電といった家屋や家電などに被害・影響がありそうな要因の場合は、ブレーカーを切る必要があります。
また、地震や台風・雷などの災害による停電の場合、停電と同時に家電の配線が破損・家電自体が壊れてしまったというケースも考えられます。
電気が復旧した際の通電火災を防ぐためには、停電時にブレーカーを切っておくと安心です。
自宅に被害がなさそうな場合でも、停電が長期化したり、停電時に外出して不在にしたりする場合は、通電火災のリスクを抑えるためにもブレーカーを切ることをおすすめします。
停電時には定置型蓄電池がおすすめ
停電時は不便なことが多く、そして不安にもなります。
長期化した場合などは、日常生活が困難となり、避難も余儀なくされると予想されます。
太陽光パネルが載っているので安心!という方も、夜間や曇天・雨天時などは発電が無く電気が使えない状態…。
そんな問題をすべて解決できるのは蓄電池の導入です。
太陽光パネルが無い方は大きめの容量の蓄電池を導入すれば、停電時の備えとして安心です。
太陽光パネルを設置済みの方は、太陽光で発電した電気を充電できるため、長期的な停電にも対応することができます。
それでは、定置型蓄電池の特徴について確認していきましょう。
ポータブル蓄電池より蓄電容量が大きい
定置型蓄電池は、屋外もしくは屋内に固定させて使用するタイプの蓄電池です。ポータブル蓄電池より蓄電容量の大きな特長を持っています。
定置型蓄電池の中でも家庭用蓄電池は、家庭内の消費電力量に合った蓄電容量でなおかつ本体のサイズ、価格面という点でも導入しやすい仕様といえます。
小型の家庭用蓄電池は蓄電容量4kWh前後で、エアコンの室外機に近いサイズ感もしくは室外機より薄型です。1人暮らしの消費電力量は1日あたり6kWh前後なので、停電時に必要最低限の家電製品を活用することを前提とすれば、蓄電容量4kWh前後でも十分に役立ちます。
また、2人暮らしなど1日あたりの消費電力が7kWhを超える場合は、蓄電容量10kWh以上の蓄電池を選んでみるのがおすすめです。
蓄電容量10kW以上の蓄電池でもサイズ感はエアコンの室外機と変わらないので、設置しやすいといえます。
多彩な機能を搭載
定置型蓄電池は、ポータブル蓄電池より機能面で優れています。
一般的な家庭用蓄電池には、売電モードや自家消費モードの他、停電モードもあります。
停電モードは、主に2種類のパターンにわかれます。1つは、インターネット経由で災害に関する警戒情報を自動収集し、事前に満充電してくれる機能です。災害発生前に蓄電池の充電量を満タンにできるのが、メリットといえます。
もう1つは、停電時に自立運転モードで稼働してくれる機能です。自立運転モードは、蓄電池に貯められている電気で蓄電設備を稼働しつつ、コンセントや住宅設備へ電気を供給してくれます。手動で自立運転モードへ切り替えるタイプと自動で切り替わるタイプがあるので、製品を選ぶ際に確認しておきましょう。
このように家庭用蓄電池は、経済的メリットだけでなく停電に備えてさまざまなサポート機能が搭載されています。
停電時に役立つ蓄電池の選び方
家庭用蓄電池を導入すれば、単体での稼働でも数日間電気を使用することが可能です。
しかし、自宅の状況に合った蓄電池を選ばなければ、停電時に効率よく使用できません。
そこでここからは、停電時に役立つ蓄電池の選び方についてわかりやすく解説していきます。
蓄電容量を計算しておく
蓄電池を導入する際は、事前に必要な蓄電容量を計算しておきましょう。
自宅で避難生活を送る際、生活に必要な電気を十分に貯められなければいけません。そのため、まずは停電時にどのような家電製品や住宅設備を稼働させる予定なのかリストアップし、何時間程度使用すると1日あたりどの程度電力を消費するのか計算するのが大切です。
たとえば、停電中でも1日あたり合計1~2kWh程度の消費電力量を見込んでいる場合は、少なくとも5~6kWh程度の蓄電池を選びましょう。4kWh程度の蓄電容量では、2日程度しか電気を使用し続けられません。
1週間程度の停電を想定しているなら、5~6kWhもしくは10kWh台の大容量タイプを選ぶのがおすすめです。蓄電容量10kWh台の蓄電池を導入すれば、冷蔵庫を稼働しながら他の家電製品を使用しても数日間の停電に対処できる可能性があります。
200V対応タイプが必要か家電製品の電圧を確認
オール電化住宅や200V機器の使用を検討している方は、200V対応の蓄電池を選びましょう。
家電製品や住宅設備は、100Vもしくは200V電源で稼働します。
200V機器は、エアコンやIHクッキングヒーター、エコキュートなどが代表的です。特にオール電化住宅に設置されている住宅設備の多くは、200V機器で構成されています。
つまり、100V対応の蓄電池では200V機器を稼働させられないため、200V対応の蓄電池から比較検討する必要があります。
蓄電池の施工販売店は200V対応の製品も提案してくれるので、問い合わせの際に200V対応の蓄電池について相談してみるのもおすすめです。
エコでんちでは、100種類以上もの蓄電池からお客様のご要望に合った製品をご提案いたしますので、比較検討にかかる手間を省略できます。また、各製品のスペックについて熟知しているので、蓄電池の性能についてもお気軽にご相談ください。
全部屋で電気を使用するのかシミュレーションしておく
蓄電池を選ぶ際は、全負荷型と特定負荷型どちらのタイプにするのか、シミュレーションしておくのも重要なポイントです。
全負荷型とは、全部屋のコンセントと住宅設備に電気を供給可能な蓄電池のことです。
一方、特定負荷型は、停電時に電気の使用が可能なコンセントや住宅設備をあらかじめ決めておく必要のある蓄電池を指します。
たとえば、停電中に余計な電気を使用しないよう気を付けたい時は、特定負荷型の方が合っているといえます。一方、大容量の蓄電池を設置して全部屋で自由に電気を使用しながら電気の復旧を待ちたいといった考えの場合は、全負荷型の方が適しています。
どちらが優れているという話ではないので、停電中に電気をどう使用していきたいか決めた上で選びましょう。
停電時に蓄電池が使用できない主な原因
続いては、停電時に蓄電池が使用できない場合の主な原因について紹介します。
残量不足
事前に満充電しておかないと、停電時にすぐ残量不足へ陥ってしまう可能性があります。
災害対策のために家庭用蓄電池を導入する時は、蓄電池をなるべく満充電にしておき、なおかつ残量不足にならないよう適度に使用するよう心がけましょう。
また、台風など事前に災害リスクを予測できる場合は、非常用モードへ切り替えて満充電優先にしたり手動で充電操作を行ったりしながら、停電に備える行動も大切です。
故障
特に地震の被害を受けてしまった場合、大きな揺れで家庭用蓄電池が破損したり配線が切断されたりといったケースもあり得ます。
災害によって蓄電池などが故障した場合は、安易に触れると感電などのリスクもあるため、地域の復旧活動が進んだ際に改めて施工販売店へ連絡しましょう。また、通電火災を防ぐため、ブレーカーを切っておくのも重要です。
災害による被害以外にも高温多湿の環境で使用したり定期メンテナンスサービスの利用を怠ったりすると、経年劣化などで故障してしまう可能性があります。非常時以外に故障した場合は、速やかに施工販売店へ相談し、現地調査および修理交換を行ってもらいましょう。
予算に余裕があれば太陽光発電との併用も
停電対策として蓄電池は頼もしい設備ですが、長期停電に対処しきれないというデメリットもあります。なぜなら発電機能がないためです。
予算に余裕がある場合や太陽光発電を検討している方は、蓄電池と太陽光発電の併用をおすすめします。
長期停電に対応できる
長期停電に対応できるのが、太陽光発電との併用メリットです。
家庭用蓄電池の蓄電容量は大きいものでも17kWh以下です。停電中の消費電力量が2kWh程度としても、1週間程度しか電気を使用できません。
そこで太陽光発電を併用すると、日中に晴れていれば発電した電気を家庭内で消費したり蓄電池へ供給したりできます。また、夜間や早朝など発電量0の時間帯は、蓄電池に貯めておいた電気で照明やさまざまな機器を稼働することが可能です。
蓄電池の残量が不足した場合は太陽光発電で再度充電できるため、2週間以上の長期停電時にも電気を活用した避難生活を送れるようになります。
消費電力が大きい製品を使用しても発電した電気で再度充電可能
停電中に200V機器や消費電力量の大きい製品を使用したり全部屋で電気を使用したりすると、大容量の蓄電池でもすぐに残力不足へ陥る可能性があります。
太陽光発電があれば、日中に発電した電気をすぐに200V機器や消費電力の大きな製品へ供給できますし、蓄電池を併用することで複数の機器を長時間使用できるようになります。
停電中でもなるべくストレスを感じずに電気を使用したいという時は、太陽光発電と蓄電池の併用がおすすめです。
まとめ
蓄電池は、停電時に役立つ住宅設備の1つです。中でも定置型蓄電池は、ポータブル蓄電池より蓄電容量が大きく、多彩な機能を搭載しています。
停電中でも可能な限り電気を使用したい方や冷蔵庫など生活に必要な家電製品を使用し続けながら避難生活を送れるよう備えたい方は、今回の記事を参考にしながら蓄電池、もしくは蓄電池+太陽光発電を検討してみてはいかがでしょうか。
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