蓄電池

現役営業マンがお伝えする 2023年 家庭用蓄電池の価格相場について

最終更新日:2023.09.08蓄電池

蓄電池 価格

エコでんちが選ばれる理由

家庭用蓄電池の相場価格は?

まずは経済産業省が公表しているデータを参考に情報を見てみましょう。

家庭用蓄電システムの価格水準

1kWhあたり、18.7万円(税別)が相場となっています。

昨今流通量が多い蓄電池の容量は10kWh前後が大多数を占めます。(当社調べ)

つまり10kWh×18.7万円=1,870,000円(税込み2,057,000円)ほどが蓄電池の相場価格といえます。

※公のデータでは恐らくコチラが最新の情報です

情報ソースが国の補助金が受給できる価格設定(良心価格)の販売店によるものなので、あくまで「安い価格帯内での相場価格」です。

販売方法や販売店によって価格は大きく変わってくるので、次項で詳細を解説していきます。

販売店によって価格帯は違う?

蓄電池を購入しようとするときは特殊なケースを除き、以下の販売形態のいずれかから購入することとなります。

1.訪問販売

2.ハウスメーカーや工務店

3.家電量販店

4.ネット販売

※販売価格は上から高い→安い順です

エコでんちにお問い合わせいただくお客様の多くは、いずれかの販売形態で蓄電池を紹介され、その後ご自身で調べた結果お問い合わせをいただくというケースがほとんどです。

お客様曰はく、弊社の販売価格よりも100万円以上高く提案されていることもよくあるようです。

同じ製品を購入するのに、なぜこれほどの価格差が出てくるのでしょうか?

次の項目で詳しく解説をしていきます。

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販売価格の違いは何が原因?

「なんでこんなに価格に違いがあるの?」とお客様からご質問をいただくことが多いので、その質問に応えるべく蓄電池の販売価格の違いの理由をざっと羅列していきます。

利益率の違い

これは販売店のさじ加減次第なのでなんとも言えませんが、小売業の利益率は27.6ほどが多数を占めるそうです。

出典:2.売上総利益率|商工業実態基本調査|経済産業省

これくらいの利益率がないと健全な経営が成り立たない、という事ですね。

ちなみに訪問販売で購入をすると高額になりがちです。

これは訪問販売という職種が多大なストレスや労力を要するため、相応の報酬がないと人材が集まらないためです。

別の事例で、ハウスメーカーから蓄電池の紹介を受けるケースもあります。

お客様から弊社に相談がきて価格を伺ったところ、弊社基準で50万円ほど高い、という事もちらほら…

最終的にはお客様の判断になりますし、価格に見合う価値さえ感じてもらえれば高かろうが安かろうがどちらでも良いじゃないか!…というと身も蓋もありませんが、これが筆者の正直な見解です。

製品の仕入れ価格による違い

より多くの販売実績がある会社は仕入れ価格の交渉力も高くなり、それが販売価格に反映されます。

エコでんちではメーカー直取引になっているメーカーも多く、

某メーカーの蓄電池の仕入れ価格は他社より30万円ほど違うそうです。

施工実績が豊富な販売店かどうかはホームページや口コミなども判断材料になりますので、販売店のページは色々と見てみることをお勧めします。

工事品質による違い

使用する部材、施工会社や技術者のレベルによる違い、などがありますが、蓄電池の工事代金は、2030万円前後が相場といえます。

※特殊工事や付帯工事がある場合、この限りではありません

工事品質はお客様からすると分かりにくい部分ではありますが、営業の方に工事に関して質問をして適切な回答が返ってくるかどうか、などで判断するとよいでしょう。

経験豊富で優秀な営業マンであれば、どんな工事を行うかという工程まで把握しているべき(願望)と筆者は思います。

また、使用する部材の違いとして、太陽光発電で使用するケーブルのうち高温に強く耐久性の高いケーブルと、そうでないケーブルとで費用は3倍以上変わってきます。

また、ケーブルなどを外装で保護せず配線がむき出しの状態で施工したり、外装材も適切ではない部材を使用することで工事の品質を落とし、価格をなんとか安く済ませる、といった業者も恐ろしい話ですが確かに存在します。(弊社で現場調査時に発覚)

工事価格が安すぎる場合、品質はもちろんのこと、施工会社の経営が成り立たず優秀な技術者が離れていき、最終的に倒産のリスクも考えられます。

結果、お客様はトラブル発生時に必要なサポートが受けにくくなる、といった悪循環にもなりかねません。

ここで少し、筆者の実体験に基づく話ですが、エコでんちに業務提携の相談があった施工業者の中で、弊社基準より10万円以上安く工事をしてくれるという業者もいました。

一瞬、「美味しい話だ」と飛びつきたくなりましたが、詳しく打ち合わせしてみると上記のような品質の高い工事は行わず、最低限の工事で、電池が稼働すれば問題ないでしょう。

という考え方でした。(色んな考え方があります、多様性の時代ですね)

当然、工事保険には加入しておらず、日々日雇いの技術の低い技術者を雇い、財務状況も危うそう、という事だったので業務提携は残念ながらできなかった、というエピソードもあります。

・価格が異常に高いor安くないか

・相場からかけ離れていないか

・工事内容を詳しく説明できる会社かどうか

このあたりを要チェックです。

家庭用蓄電池設置工事の注意点とは?失敗しないための工事店選び

保証やサポートによる違い

販売店として蓄電池や太陽光発電に必要な保証やサポートとはどんなものがあるか?

まずはこれらを記載していきます。

メーカー保証

メーカー保証を受けるため(保証書発行+効力の有効化)には、基準を満たした工事、適切な申請作業等が必要です。

この業界はこの2つがとてもずさんで、あるメーカーは設備の設置数に対して保証の申請が来ているのは50%以下だという、びっくりな話も聞いています。

また、工事マニュアルをしっかり確認せずに行われた、保証適用外の工事も散見しています。

申請作業などは専門の部署があるか、などを確認するのがおすすめです。

中には営業さんが1人ですべての作業を行っているという販売店もあり、この場合は事務作業まで十分に手が回らず、上記のような状態に陥るケースがあります。

②工事品質

これは分かりやすいです。

保証年数が長く、且つ保険会社の工事保証に加入しているかどうかが見分けるポイントです。

自社保証の場合、購入費用は安く済みますがトラブル発生時の対応に難があることが多いです。

太陽光や蓄電池は誤った工事や相性を無視した接続が原因で、火災や発煙といった事故が発生し、その被害額が数千万円になった事例もあります。

出典:消費者庁 事故情報データバンクシステム

保険会社の工事保険に加入している場合、購入費用は高くなりますが、何かあったときの安心感は言うまでもないでしょう。

また、保証の違いによってその会社の財務状況や、トラブル発生時の対応力、そもそもの工事品質にも違いが出てきます。

自然災害補償

最近はメーカー保証の範囲で付帯されることも増えてきましたが、そうでない場合、自然災害補償を付帯してくれる会社は安心です。

④保守・メンテナンスなど

蓄電池や太陽光発電は長期間使用できる設備ですが定期的にメンテナンスを行うことで、より長く品質を保つことができます。

パネルの汚れがひどくないか、ケーブルの断線による異常電圧が発生していないか、金属部のサビがないか、浸水は起きていないか、などなど…注意すべき点は意外と多くあります。

連絡が直ぐにつくかどうかも重要です。

土日祝日なども対応可能な販売店だとより安心かと思います。

異常の早期発見はあらゆるトラブルの抑止力になるため、保守・メンテナンス体制がどうなっているかも販売店に聞いたうえで検討してみてください。

蓄電池の保証について

太陽光パネルや蓄電池の価格は今後高くなる?安くなる?

ここはしっかりと自信をもって、実績をもとに回答します。

太陽光パネルや蓄電池は以前に比べ、2021年度までは価格基準が落ち着いていましたが、今後は高くなり続ける可能性が濃厚です。

太陽光パネルや蓄電池といった設備機器の価格は様々な要因が影響するため、

一概に原因はこれ、と限定することは出来かねますが、要因としていくつか記載していきます。

日本は年間2%の物価上昇を目標にしているため、何もかもが高くなっていくのが根底としてある

こちらは皆さまご存じのように日銀の方針ですね。

本来は安定的に物価と給料が上昇することで豊かな暮らしを確保する、といった政策ですが…あまりうまくはいっていないようですね。

昨今の様々な値上げもある意味予想通り、我々国民はエネルギーや食物など、あらゆるものを自助努力で補っていくことが重要、という自産自消の考え方も普及しだしています。

そもそも原材料が高価である

ここで記載する原材料とは電池部分の主原料であるリチウムや、その他銅線、金属、それらを加工するために電気を使用する過程で必要な資源である原油や天然ガスなども含みます。

出典:先物契約価格

様々な原料が高騰している中で円安や電気代の上昇、金属部材の値上げなどが顕著に表れています。

これらは日本の国力が低下することで今後も緩やかに価格高騰してく可能性が高いです。

販売・施工業者の生の声

一般社団法人 日本PVプランナー協会の調べによると太陽光発電設備の価格について、実際に値段が上がっているという回答が全体の80%以上となっています。

また、今後値段が上がっていくだろうという見立てを75%以上の販売会社や施工店が危惧しています。

2023年6月現在、実際に現場で活動する筆者も上記内容に同意で、いつメーカーからの値上がり情報がくるかビクビクしている状況です。

まとめ

ここまで蓄電池の価格相場や、それらを取り巻く状況について記載していきました。

今、太陽光や蓄電池を検討している方はぜひこの情報を見てもらって、少しでも業界のことを知っていただき、より良いお買い物ができるよう役立ててもらえれば嬉しいです。

「エコでんち」はどこよりも役立つ情報の発信と、太陽光や蓄電池に必要な保証・サポート、正しい製品選びや使い方、高品質な工事が自慢の販売店です。

太陽光や蓄電池のことで迷っている方はぜひ「エコでんち」にお問い合わせください。

 


よくある質問

Q.家庭用蓄電池の価格相場・導入費用の相場を教えて下さい。

A. 販売店により値段にばらつきがあり容量4~7kWhは工事費込みで税別90~160万。同じ商品+工事内容でも100万円以上差が出ることがあります。訪問販売の場合、さらに50万円前後上がることがあります。

Q.家庭用蓄電池を安く買うにはどうすればいいですか?

A. “①補助金を活用する。②型落ち商品を選ぶ。③安い販売店を選ぶ。…などの方法があります。 ただし、価格が安いだけで保証やサポートに経費をかけていない会社がほとんど。販売店選びには注意が必要です。”

Q.家庭用蓄電池の補助金について教えて下さい。

A. 2020年度は国と地方自治体の2種類がありました。地方自治体の補助金は、自治体ごとに金額・条件などが異なり、例えば東京都では最大60万円の受給が可能。詳しくはコチラのページを参照ください。

 


エコでんちが選ばれる理由

メガソーラー等の産業用太陽光発電システムの販売を多く手がけてきた実績と
お客様第一主義を掲げたサービスにより、たくさんのお客様に選ばれています。

エコでんちが選ばれる理由

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    ネット販売に特化することにより、ご自宅への訪問がないのでウイルス感染もなく安心、安全です。その代わりコールセンターと資料を共有できる最新オンラインシステムによりお客様の質問にお答えします。設置を希望される方は、ご契約後に設置調査のため施工技術者がお客様宅にお伺いします。

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    さらに太陽光発電システム・家庭の省エネ・省CO2対策や、家計診断サービスによる光熱費削減のアドバイスも可能です。

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    グループ会社でメガソーラーなどの太陽光発電システムや産業用蓄電システム、そして風力発電システムを多数販売し、住宅用蓄電池や太陽光発電システムでも業界最大級の販売実績があります。
    各メーカーから大量仕入れすることで、低価格でのご提供を可能にします。

  • 多数の施工実績!安心と品質の高い工事

    エコでんちは一般建設業の許可を所有し、ハウスメーカーと同様に責任感のある2重の保証体制を構築するために元請け施工を採用しております。
    各種メーカー施工IDを所有しており、施工内容や部材にもこだわった実績のある施工店のみと提携し、一般施工基準よりもさらに厳しい基準での工事をお約束します。

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    ※工事賠償保険・PL保険は工事中~10年目(工事賠償保険・PL保険の上限)は保険会社の補償として最大1億円、10年以降~15年迄の工事賠償保険・PL保険は上限100万円

  • 業界最高クラス!充実のアフターサポート

    エコでんちではお客様サポートセンターを併設しており、ご質問やトラブルにも迅速な対応が可能です。
    さらに年に一度太陽光・蓄電池等の機器は勿論、外壁や屋根の点検も致します。屋根はドローンにて点検しますので普段見えない箇所の状態を知る事ができるのは安心です!

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