家庭用蓄電池の価格相場は?安く買う方法まとめ
最終更新日:2023.01.06蓄電池
こんにちは!アドバイザーの近藤です。
家庭用蓄電池の価格は販売店によって大きく値段にばらつきがあります。
訪問販売やハウスメーカー、電力会社系列店からの見積り金額を見て「高いな・・・」と思われた方も多いのではないでしょうか。
今後、蓄電池の価格は安くなるかもしれないし、高くなるかもしれない、どのタイミングで購入するのがベストなのか悩まれると思います。
この記事では、蓄電池を少しでも安く買いたいという方に向けて、販売手法の違いでのメーカー別の相場価格を紹介しています。
家庭用蓄電池は同じ製品や工事内容でも、販売店によっては100万円以上も価格差が出ることもあります。
まずは相場から大きくかけ離れた金額かどうかを確認してください。
目次
動画で解説!見積り金額に差が出るポイント
エコでんちちゃんネルでは、販売店によって価格が違う家庭用蓄電池の相場についてわかりやすく解説しています。
まずはコチラをご覧ください!
家庭用蓄電池設置にかかる費用の内訳を確認
持ち運びが可能なポータブル型と違い、家庭用蓄電池は設置工事が必要で電力会社などへの申請も必須です。そのため製品代金以外にも諸費用がかかります。
●蓄電池の価格の構成
販売店によって保証内容やアフターサポートに違いがありますので、本体価格のみで選んでしまわないように注意しましょう。
また、大手ネットショッピングサイトでは本体価格のみ(パワーコンディショナ、工事、申請代行費、サポート費なし)を提示している場合もあります。
蓄電池本体だけを購入して工事や申請を個人で段取りするには、大変な労力がかかります。
実は蓄電池の設置は電力会社と経済産業省への申請が必要です。
電力会社へ申請は、設置前と設置後にそれぞれ行う必要があり、経済産業省へは設置前に申請を行います。
これらの申請・手続きを行わないまま蓄電池の設置~稼働を行ってしまうと、電力会社から蓄電池の撤去を命じられる恐れがあります。
また、工事にはメーカー施工IDが必要になり電気資格者の配線工事が必要です。
資格を取得していない者が施工した場合はメーカー保証の取り消しや売電の取り消しなどペナルティを課せられます。
必ず総費用で検討しましょう。
蓄電池の価格相場
販売店によっては価格差がありますが、容量別の価格の相場は以下の通りです。
容量 | 価格相場(蓄電池+工事) | 訪問販売(蓄電池+工事) |
4~7kWh | 90~160万円 (税込99~176万円) |
150~200万円 (税込165~220万円) |
8~11kWh | 160~220万円 (税込176~242万円 |
240~320万円 (税込264~352万円) |
12~16kWh | 220~280万円 (税込242~308万円) |
300~370万円 (税込330~407万円) |
※ 全負荷タイプは特定負荷タイプに比べて10~30万円ほど、単機能型とハイブリッド型も10~30万円ほど、同じ容量でも価格差が出ることがあります。
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メーカー別の特徴・相場価格
国内で販売されている主なメーカーの特徴と相場価格を紹介します。
Panasonic(パナソニック)
国内メーカーのなかでも、古くから蓄電池開発に取り組んでいるメーカーです。
特に安全性にこだわっており、他社製品にはない「点検お知らせ機能」が搭載されているため、電池の劣化による事故を未然に防ぐことができます。
現在の主力製品は、太陽光発電の容量やご家庭の電気使用量によって容量を選べる「創畜連携システムS+」です。
パナソニック蓄電池 | |
容量ラインナップ | 3.5kWh~12.6kWh |
相場価格 | 90万~300万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
パナソニック6.3kWhを設置した場合のトータル経済効果:1,500,000円
SHARP(シャープ)
国内有数のシェアを誇るシャープは、長寿命かつ高性能な蓄電池です。
コンパクトタイプから大容量タイプまで、さまざまな容量の製品がラインナップされています。
シャープ蓄電池 | |
容量ラインナップ | 4.2kWh~13kWh |
相場価格 | 105万~260万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
シャープ9.5kWhを設置した場合のトータル経済効果:3,600,000円
KYOCERA(京セラ)
1993年に国内で初めて住宅用太陽光発電システムを発売したパイオニアです。家庭用蓄電池の開発にも注力しており、唯一「クレイ型リチウムイオン電池」を
採用しています。
主力製品の「エネレッツァ」は5kWh、10kWh、15kWhと3つの容量から選択できるため、要望に合わせた選択ができます。
京セラ蓄電池 | |
容量ラインナップ | 5kWh~15kWh |
相場価格 | 120~250万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
京セラ10kWhを設置した場合のトータル経済効果:3,600,000円
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OMRON(オムロン)
体温計などのイメージが強い会社ですが、実は太陽光発電のパワーコンディショナを開発しているメーカーでもあり、環境に優しい製品を作ることに注力しています。
部材を後から追加することでハイブリッド型や全負荷タイプに変更ができる「マルチ蓄電プラットフォーム」が主力製品になっています。
オムロン蓄電池 | |
容量ラインナップ | 4.2kWh~16.4kWh |
相場価格 | 100~280万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
オムロン9.8kWhを設置した場合のトータル経済効果:3,400,000円
長州産業
長州産業の蓄電池は、オムロンやダイヤゼブラ電機(旧:田淵電機)のOEM品となっています。
自社で蓄電池の開発・製造は行っていませんが、太陽光発電の分野では自社製造をしており非常に人気も高いメーカーです。
長州産業蓄電池 | |
容量ラインナップ | 6.5kWh~16.4kWh |
相場価格 | 135~280万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
長州産業7.04kWhを設置した場合のトータル経済効果:3,100,000円
nichicon(ニチコン)
家庭用蓄電池システムの国内累積販売台数ナンバーワンを誇るメーカーです。
ニチコン製品は、蓄電容量や蓄電方式によって、さまざまな製品ラインナップが用意されています。
特徴は製品ラインナップが豊富なことや、国内メーカーで唯一、蓄電池・太陽光パネル・電気自動車の3つに対応した「トライブリッド蓄電システム」を取り扱っていることです。
電気自動車の普及が進んでいくなか、V2H(Vehicle to Home)システムと組み合わせるためにニチコンを選ばれる方が増えています。
ニチコン蓄電池 | |
容量ラインナップ | 2.0kWh~16.6kWh |
相場価格 | 42万~270万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
ニチコン9.9kWhを設置した場合のトータル経済効果:2,800,000円
ダイヤゼブラ電機(旧:田淵電機)
ダイヤゼブラ電機は元々、田淵電機として太陽光発電システムに用いられるパワーコンディショナーを製造しているメーカーです。
パワーコンディショナーにおいては、国内を代表するメーカーであるため、太陽光発電システムや蓄電池においても人気が高いです。
他メーカーと比較してコストパフォーマンスの高い製品を製造していることも人気の理由です。
ダイヤゼブラ電機蓄電池 | |
容量ラインアップ | 7.04kWh/14.08kWh |
相場価格 | 150万~260万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
ダイヤゼブラ電機7.4kWhを設置した場合のトータル経済効果:3,100,000円
ダイヤゼブラ電機(旧:田淵電機)蓄電池のエコでんち特別価格はコチラ!
ダイヤゼブラ電機(旧:田淵電機)蓄電池の価格と特徴を徹底解説!ページはこちら
NFブロッサムテクノロジーズ(スマートスターなど)
(株)エヌエフ回路ブロックと伊藤忠商事(株)が蓄電システムの開発・販売等のために立ち上げたのがNFブロッサムテクノロジーズです。
同社の製品はネクストエナジーやDMMエナジーなどがOEM品を販売しており、9.8kWhの「スマートスターL」は4.7万台の販売実績のある人気製品です。
NFブロッサムテクノロジーズ蓄電池 | |
容量ラインアップ | 9.8kWh/13.16kWh |
相場価格 | 180万~270万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
スマートスター9.8kWhを設置した場合のトータル経済効果:1,500,000円
NFブロッサムテクノロジーズ蓄電池のエコでんち特別価格はコチラ!
NFブロッサムテクノロジーズ蓄電池の価格と特徴を徹底解説!ページはこちら
ネクストエナジー
ネクストエナジーは太陽光発電を主として自然エネルギーに関わる取り組みをしている会社です。
太陽光発電の分野では性能が良く、コストパフォーマンスもいいため人気です。
ネクストエナジー蓄電池 | |
容量ラインアップ | 9.8kWh~13.16kWh |
相場価格 | 180万~270万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
ネクストエナジー 13.16kWhを設置した場合のトータル経済効果:1,500,000円
HUAWEI(ファーウェイ)
HUAWEIは、パワーコンディショナーの品質が非常によく、そのシェアは世界一です。
日本の産業用のメガソーラーにも広く扱われていますが、2021年に「LUNA2000」という蓄電池を発表しました。
製品ラインナップは1種類のみですが、ユニット式で5.0kWh・10.0kWh・15.0kWhと容量を追加できるのが特徴です。
HUAWEI蓄電池 | |
容量ラインアップ | 5.0kWh~15.0kWh |
相場価格 | 125万~220万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
HUAWEI 10kWhを設置した場合のトータル経済効果:3,700,000円
Jinko Solar(ジンコソーラー)
太陽光発電システムの出荷台数で世界一になった実績がある大手メーカーです。
国内外合わせて200か所以上の修理拠点を構えています。
蓄電池「SUNTANK」は長寿命かつさまざまな温度環境に適応可能な製品です。
ジンコソーラー蓄電池 | |
容量ラインアップ | 6.1kWh~12.3kWh |
相場価格 | 180万~200万(税込) |
(モデルケース)4人家族・太陽光4kW設置・オール電化・購入電力量360kWh/月
ジンコソーラー12.3kWhを設置した場合のトータル経済効果:3,700,000円
Jinko Slar(ジンコソーラー)蓄電池のエコでんち特別価格はコチラ!
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家庭用蓄電池の価格だけではなく経済効果も大事なポイント
せっかく安く蓄電池を購入しても、元が取れなかったり、経済効果が出ずに家計への負担が増す場合があります。
太陽光発電システムを導入したときも、設置価格より経済効果を期待して導入された方も多いのではないでしょうか?
太陽光発電システムの経済効果は容量に比例していて※、容量が大きい方が経済メリットが高いことが一般的です。
※容量が大きくなるほど販売価格は高くなる
家庭用蓄電池も同じで、容量などのスペックによって経済効果は大きく変わってきます。
また、設置している太陽光と蓄電池の相性によっても経済効果は変わります。太陽光との組み合わせによっては設置できない蓄電池もありますので要注意となります。
FITを卒業している場合、売電する金額は7円~8円になります。その電気を売電するのではなく蓄電池に貯め、深夜帯に使用することで経済効果を生みます。
ただし、家の電気使用状況、太陽光の余剰電力、蓄電池の容量、サイクルによって経済効果は大きく変わってきます。
家庭用蓄電池の容量とサイクル数は経済効果に比例する
蓄電池の容量は4kWhから最大容量16.6kWh※とありますが、1か月の電気料金が1万円以上の方や太陽光システム容量が3kW以上の場合は大容量蓄電池(9.5kWh~16.6kWh)の方が経済メリットは大きくなります。
※※ファーウェイの蓄電池のみ30kwh
蓄電池のサイクル数も経済効果に大きく影響するので必ず確認をしましょう。
6,000サイクルから最大12,000サイクルの蓄電池がありますが
1日1サイクルを使用すると仮定した場合6,000サイクルの蓄電池では約16.4年使用でき、12,000サイクルの蓄電池では約33年も使用できます。
したがって、サイクル数が多い蓄電池の方が長く経済効果を生み続けるので、サイクル数が2倍になると経済効果も2倍になります。
以上のことから必ず導入する前に経済効果のシミュレーションを行い最適な蓄電池を選びましょう。
エコでんち在籍の「うちエコ診断士」による無料シミュレーションについて、詳しくは下記画像をクリックしてご覧ください。
家庭用蓄電池の価格は今後安くなる?
「蓄電池の値段は今高いけど、今後は安くなるよね。だったらその時まで待ったほうがいいかな?」
お客様の質問でこのような内容をよく耳にします。
確かに10年の固定買取が順次終了して蓄電池の需要が上がり、大量生産すればコストを抑えられ
価格に反映されれば安くなるといったイメージがあります。
実際に、太陽光発電システムはここ10年で平均kw単価が80万円だったのが、現在では25万/kw程度に下がりました。
例えば、4.0kwの太陽光が300万円以上もしたのが、現在では100万程度で導入ができます。
10年での下がり幅が55万円/kwですから、1年に5万円/kwずつ下がってきたという計算になります。
一方、蓄電池システムの価格は、2013年の約30万/kWhから、2015年の約22万/kWhまで低下しました。
これは、6kWhの蓄電池では、180万円から132万円に価格が下落したことを意味します。
ただし2015年からは一転値上がりに転じています。
一体なぜでしょう?
この理由を各メーカーや商社の方にズバリ!聞いてみました。
【理由】
・原材料が希少な上に、争奪戦
・需要と供給のバランス
まず、一番初めによく聞かれる話としては『原材料が高い!』という事です。
例えば、蓄電池の心臓部にあたる「リチウムイオン電池※」は、レアメタルであるコバルトやリン酸鉄を使用していますが、生産国が限られている為、日本では100%輸入に頼っています。
※リチウムイオン二次電池材料には、様々な希少金属が使用されており、主な金属として、炭酸リチウム、水酸化リチウム、コバルト、ニッケルが挙げられる。
このレアメタルは存在する国が限られています。その中には、東南アジアや中南米、アフリカなど、政情不安などのカントリーリスクのある国や、輸入禁止などの資源ナショナリズムが顕在化している国が少なくありません。
しかも、リチウムイオン電池は蓄電池だけではなく、電気自動車・パソコン・テレビ・エアコン・冷蔵庫など、家庭にある家電のほとんどに使用されています。
特にニュースなどで一度は目にされているかと思いますが、電気自動車のブームは全世界で起こっている為、主要国での争奪戦となっています。
その結果需要が急激に上がり原材料が高騰しました、現在も価格は上昇しています。
出典:リチウム–先物契約–価格
EV車の需要だけでなく、家庭用蓄電池、産業用蓄電池、系統連系用蓄電池等といったニーズは今後も上昇する一方です。
リチウムイオン二次電池の市場調査予測を発表。
2022年の市場規模は、2017年比2.3倍の7兆3914億円に達すると予測している。
リチウムイオン二次電池の市場推移予測 出典:富士経済
上記からわかるように、この現状は今後とも続くと予想されており原材料が下がる見通しは一切なく、それどころか上がっていくであろうといった見解が一般的です。
そのリチウムイオン電池の原材料は、蓄電池価格の約30%を占めておりここが下がらないと値下げは難しいとのことでした。
メーカーいわく蓄電池の普及による生産コストは下がっても、それを上回る原材料の高騰では価格を下げようがありません。
ただし、メーカーとして企業努力ができるとすれば同じ価格でスペックを上げる(容量、サイクル、通信機能)といった、付加価値を強化することで、対応を考えているといった返答でした。
自動車に置き換えると、価格は変わらないけど、スペックは上がっていますのでそれに近いということです。
残念ながら蓄電池の価格は当分下がらないみたいですね・・・・。
蓄電池を安く買う方法
とは言え、確かに安くなる方法が有ります。
①補助金を活用する
②型落ち商品を選ぶ
③容量が大きいほど1kWh当たりの単価は安くなる
④保証内容や工事品質を我慢する
家庭用蓄電池補助金の活用
4月頃から開始され、夏の終わりには予算が終了する場合があります。
その為、日ごろから情報収集をして頂く事がおすすめです。
補助金の予算が組まれていうのは、国・県・市で、いずれも公式ホームページで情報が開示される予定です。
とはいえ、タイミングや正確な情報を仕入れるには、プロに聞くのが一番楽で早いです。
その為、弊社のフリーダイヤルへお問合せ頂く事をおすすめします。
※注意点として・・・
世界情勢の影響もあり蓄電池の高騰が止まりません。1割~3割ほど上がっています。
補助金を利用して初期費用を抑えようと思うのはモチロンのことですが
補助金が出るのを待つまでに補助額以上に価格が上がってしまうこともございますのでお気を付けください。
型落ち商品を選ぶ
製品性能としては既に完成形になっていますが、メーカー数社から新製品の情報が入ってきています。
いままでと比較すると、機能面や容量面で大幅な改良があったため5kWh台でも販売想定額が200万円を超えるものが出てきています。
そこで注目なのが、型落ち商品です。
型落ちとはいえ、機能や容量に問題があるわけではないので、大きな容量や高性能を求めていないというご家庭にとっては魅力的と言えます。
容量が大きいほどkWh当たりの価格は安くなる
また、実は知られていないのが、10kWh以上の蓄電池の方が安いという事実です。
1kWh単価と相場価格で比較してみますと、定置型最小量の4kWhは130万円程だとするとおよそ1kWh当たり32万円ですが、最大容量の16.6kWhを250万円前後だとすると半分以下の1kWh当たり15万円となります。
また、容量×電気代単価で経済効果を算出するので、大容量=経済効果が最も高いと言えます。
最近の世帯では、晩の電気代だけで10kWh(3,000円程度)を超える事も多くなってきているので自家消費や、電気の有効活用という意味では16.6kWhでも不足するほどです。
価格の安い販売店を選ぶ
販売店の違いで価格に大きな違いがありますので、相場を知るには必ず2~3社からの合い見積もりを取ることをお勧めします。
10kWhの蓄電池の場合、訪問販売やハウスメーカーの販売価格は、約25~30万円/kWhがほとんどです。
エコでんちの価格をお客様に伝えると値段の違いにびっくりされることも多いのですが、蓄電池の価格は原価+工事費+経費+利益から販売価格を決めており
訪問販売の場合、歩合による利益の部分を多く計上することで価格相場を上げております。
「エコでんち」では大量仕入れとネット販売に特化することで営業マンではなく、アドバイザーという立場でお客様と向き合っております。
歩合などは一切ございません。
その結果、工事品質や手厚いサポート体制を維持しながらも業界最安値の水準でご案内が可能です。
価格が安いだけの販売店に注意
価格が安い理由として保証やアフターサポートに経費をかけていない会社がほとんどなので以下のことには注意しましょう。
・工事保証は保険会社と提携しているか?(販売店の保険未加入率95%!)
いざという時に自社保証のみの場合は損害賠償ができずに泣き寝入りする場合がありますので、必ず保険会社と提携しているかどうか、損害賠償上限金額はいくらまでか確認しましょう。
アフターサポートについて
蓄電池の操作方法がわからないときや不具合があった場合、まず担当の営業マンに電話をして対応をお願いする場合があると思います。
ところがいざ電話をしてみると電話がつながらない、会社にかけても定休日は対応ができず、繋がっても対応が遅い場合がほとんどです。
また担当の営業マンが退職した場合は、最悪約束されていたサポートが受けられません。
最後にメーカーに問合せをしても初期対応は販売店に連絡してくださいと言われる場合が多いので困り果ててしまいます。
にわかには信じられない内容ですが、実はこのような相談が弊社には数多く寄せられています。
どうしてこのようなことが起こるのでしょう?
一般的な販売店の場合は担当の営業マンがアフターサポートを請け負うのが常識です。
「何かあれば私に連絡してください!定期的に訪問もします。」と、ほとんどの営業マンは言います。
しかし、この方法では外回りの多い営業マンでは迅速な対応ができません。
また顧客が増えれば増えるほど、対応と処理が追い付かずパンクしてしまいます。
そもそもこのやり方では物理的に不可能ですね。
そこで『エコでんち』では年中無休※のお客様サポートセンターを構え専門アドバイザーを常駐しています。※年末年始を除く
さらに全国に協力施工店を構え、トラブルには迅速に駆けつける体制をとっています。
さらに営業時間外や住宅設備の対応として365日24時間対応のサポート会社と見守りサービスを1年間無料でお試しいただけます。
こういった内容が評価され、おかげさまで保証・アフターサポート部門でも業界1位の高評価をいただいています。
「エコでんち」はおかげ様で家庭用蓄電池販売店NO.1 3冠達成!
・アフターサポートは契約書に記載しているか?
個人で補助金の申請代行や蓄電池の申請をするには大変な労力がかかります。
申請代行が契約書に記載しているか確認しましょう。
なかには定期メンテナンスを口約束で行う営業マンがいますが、販売した後には履行されず電話しても全く連絡が取れないなんてこともあります。
しっかりしたメンテナンス契約書があるかどうか確認しましょう。
・お客様サポートセンターがあるか?
蓄電池の設置後に操作方法などの問合せができないと何かあったときに困ります。導入後もしっかりしたサポート体制のある販売店を選びましょう。
蓄電池の設置費用について
蓄電池の導入にかかる費用は蓄電池本体のみで考えがちですが、設置にかかる工事費用があることを抑えておくことが大事です。
足場設置や配線組み換え工事等、工事内容によっても価格は変動するので購入を検討される際はあらかじめ確認しておくと安心かと思います。
住宅用蓄電池は4kW~16kWの容量が販売されています。
販売価格はメーカーによっても異なります。
蓄電池は「電池」だけでは機能を果たさないため、パワーコンディショナーが必要です。
容量だけでなく、パワーコンディショナーの仕様によっても異なります。
・全負荷タイプor特定負荷タイプ
・単機能タイプorハイブリッドタイプ
追加部材による費用について
容量や電気を供給できる箇所によって金額が異なることをお伝えさせていただきました。
他にも金額が異なる要因があります。
①海岸線近くに設置する場合
海岸線から1キロ以内は「塩害地域」と呼ばれており、蓄電池を設置する場合は塩害に対応した蓄電池でなければ設置はできません。
※設置はできますがメーカー保証がされません。
塩害対応の蓄電池の場合は通常の蓄電池よりも30万円程度高額になる場合があります。
ご自宅から海が近い場合は、注意が必要です。
②停電時に200V対応
200V対応の場合は、パワーコンディショナーの仕様によって異なります。
そのまま200V対応ができる機種もあれば、専用の部材が必要な機種もあります。
シャープ製品やパナソニック製品などは専用部材が必要となる場合が多いです。
専用部材は20~30万円程度となっています。
③HEMS
電気の使用状況を確認、さらに遠隔操作で家電製品を操作したりできる機械です。
こちらは追加となりますので、15万円~20万円程度費用がかかります。
蓄電池の設置工事費について
●工事内容による相場
蓄電池設置費用は工事の内容によっても変わってきます。
蓄電池の設置に必要な工事として
・蓄電池本体の設置工事
・蓄電池本体の設置場所を作る基礎工事
・お家の分電盤や太陽光と接続する電気配線工事
・その他技術者の人件費
などが通常工事費用に含まれております。
価格としては20万円~45万円前後で施工することが多いです。
約2倍の差が出ていますが、なぜ工事費用がこれほど変わってくるのでしょうか?
ここではどういった要因で工事費用が変わってくるのか、代表的な例を挙げてわかりやすく解説していきたいと思います。
●追加工事がかかる要因
全負荷タイプの蓄電池の注意点
お家の電力契約アンペアが停電時に対応可能な電流値の範囲内なのかどうか、ここがポイントになります。
【例】
お家の電力契約が70A(14kVA)で全負荷60A対応の蓄電池を設置する場合、停電時60Aまでの家電が動かせる専用の分電盤が必要になります。
この場合は追加部材や追加工事が発生します。
ハイブリッドタイプの蓄電池の注意点
現在使用している太陽光からの配線の数(回路数)よりも、新しいパワーコンディショナーの回路数が少ないものを選ぶときは注意が必要です。
【例】
現在6回路→5回路や4回路 ※注意
現在3回路→4回路や5回路 問題ありません
屋根にのぼって太陽光パネルの配線組み換え工事や、配線を束ねるために必要な集電ケーブルを使用した配線工事が必要となりますので別途費用がかかる場合があります。
経年劣化による修繕が必要な場合
太陽光を設置した日から年月が経過していると、ケーブルやパワーコンディショナーなどの劣化が著しいこともあります。
また、最近は少なくなってきてはいますがお客様によっては悪質な工事を施された結果そのままでは事故が起きてしまう可能性のある状態になっているケースもあります。
安全に蓄電池を接続するために設置済みの太陽光のケーブル修繕や交換が必要な場合もあります。
●蓄電池設置場所による追加費用など
蓄電池設置場所について
例えば蓄電池の搬入経路にエコキュートがあり、そのままでは設置が困難な場合は「ユニック車(小型クレーン付きトラック)」等を使った搬入を行うことがあります。
ユニック車をレンタルする費用や専門の操縦士の人件費がかかることが多いです。
屋上や2階に設置する際も同様です。
設置場所を含め、太陽光の配線によっては点検口の増設や延長ケーブルなどの追加部材が必要になることもあります。
また、高所作業となるため足場仮設などが必要なケースもあります。
その場合の工事費は50万円を超えてくる場合もあります。
※メーカーによって屋内や屋外など設置場所に指定があります。
規定に沿わない設置を行った場合、メーカー保証が受けられない可能性があるので注意がひつようです。
その他費用について
保証にかかる費用
蓄電池には蓄電池メーカー保証以外にも何種類かの保証が付帯されています。
工事に不備があったときに適用される“工事瑕疵保証”。
あるいは自然災害時に適用される“自然災害補償”があります。
メーカーの保証とは別に販売店が保証(自社保証)をするものもございますが販売店によって保証の掛け方が異なります。
一つ目は販売店が保証内容を設定して有事の際に対応する保証。
こちらは迅速に対応される可能性こそありますが、あくまで太陽光・蓄電池の販売店次第ですので故障の仕方や損害金によっては適用されないケースもあるようです。
二つ目は保険会社と連携した保証。
大手保険会社と連携して保証をすることで、たとえ企業だけでは対応しきれない程の高額修理でも保険会社が補填するので最後までしっかりと保証してもらえます。
『エコでんち』では自然災害補償も工事瑕疵保証も保険会社と連携した保証を標準付帯しています。
やはり販売店だけが保証してくれているよりも、保険会社と力を合わせてバックアップしてくれる方が安心できますね。
ただ、連携した保証を全てお客様に適用するには当然費用もかかります。
それゆえに連携保証を行わず自社のみで保証する企業が多いのが実態です。
保証は無料ではなく追加費用ということで別途金額を請求されることもあるようです。
多少初期費用がかかったとしても長期の安心には代えられないということで、最終価格が上がっても保証をかける方もいるようですね。
弊社『エコでんち』では工事瑕疵保証15年、自然災害補償10年を全ての製品に対して、なんと弊社負担で標準付帯させていただいています!
蓄電池をただ設置するのではなく、設置してからも安心してご利用いただきたいからこその全商品長期瑕疵保証標準付帯です。
蓄電池申請などの代行費
一般的にはサービスという販売店も多いのですが、実際にはその費用を上乗せしているケースが大半だと思います。
申請は電力会社や国とのやり取りのため、許可や回答なども一日や二日では返ってきません。
全ての申請を含めると、1~3ヶ月程度かかる長期的なものでお客様宅に訪問する場合もあります。
そのため、申請がされておらず、うやむやになっているケースも実際にあります。
弊社では事務局を設けているため、申請率100%と安心して任せていただけます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
蓄電池が今後安くなるということは難しいでしょう。
ここ数年の蓄電池の本体価格が少しずつ上がっているというのが現実です。
販売価格は販売店によって異なります。
同じ蓄電池でも販売価格は販売店によって異なり、100万円以上見積りが違うなんてことも珍しくありません。
蓄電池の本体価格が下がるのではなく、高額で販売している販売店が選別されていくことで価格の相場としては確実に下がります。
しかし、もともと安価で提供している販売店も多く存在しているため蓄電池の導入は良い販売店と巡り合えるかが鍵となります。
蓄電池の価格相場や必要な諸経費などについてもまとめさせていただきましたので、少しでも蓄電池の検討材料となれば幸いです。
『エコでんち』ではお客様により安く蓄電池を導入していただけるように日々努力しています。
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よくある質問
A. 販売店により値段にばらつきがあり容量4~7kWhは工事費込みで税別90~160万。同じ商品+工事内容でも100万円以上差が出ることがあります。訪問販売の場合、さらに50万円前後上がることがあります。
A. “①補助金を活用する。②型落ち商品を選ぶ。③安い販売店を選ぶ。…などの方法があります。 ただし、価格が安いだけで保証やサポートに経費をかけていない会社がほとんど。販売店選びには注意が必要です。”
A. 2020年度は国と地方自治体の2種類がありました。地方自治体の補助金は、自治体ごとに金額・条件などが異なり、例えば東京都では最大60万円の受給が可能。詳しくはコチラのページを参照ください。
【令和5年度情報追記】オトクに導入!家庭用蓄電池・太陽光発電・V2Hの補助金ってどうすればもらえる?地域ごとの需給条件や金額を徹底解説


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環境省有資格者が最適な製品をご紹介
環境省認定の公的資格である「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」の資格を取得した専門アドバイザーが、100種類以上ある蓄電池の中から最適な商品をアドバイスします。
さらに太陽光発電システム・家庭の省エネ・省CO2対策や、家計診断サービスによる光熱費削減のアドバイスも可能です。 -
超特価仕入れが可能にした業界最安水準でご提供
グループ会社でメガソーラーなどの太陽光発電システムや産業用蓄電システム、そして風力発電システムを多数販売し、住宅用蓄電池や太陽光発電システムでも業界最大級の販売実績があります。
各メーカーから大量仕入れすることで、低価格でのご提供を可能にします。 -
施工実績12,000件突破!安心と品質の高い工事
エコでんちは一般建設業の許可を所有し、ハウスメーカーと同様に責任感のある2重の保証体制を構築するために元請け施工を採用しております。
各種メーカー施工IDを所有しており、施工内容や部材にもこだわった実績のある施工店のみと提携し、一般施工基準よりもさらに厳しい基準での工事をお約束します。 -
業界初!10年自然災害補償+15年工事保証
エコでんちなら全ての商品(蓄電池・太陽光システム・V2H)に保険会社と提携した自然災害補償を無料で10年お付けしているので、自然災害や盗難の心配もなく安心です。
さらに工事瑕疵保証も保険会社と提携し業界最長15年間、最大1億円を標準でお付けしているので、導入後も安心です。
※工事保証は工事中~10年目(瑕疵保険の上限)は保険会社の保証として最大1億円、10年以降~15年迄の瑕疵保証は上限100万円 -
業界最高クラス!充実のアフターサポート
エコでんちではお客様サポートセンターを併設しており、ご質問やトラブルにも迅速な対応が可能です。
さらに蓄電池はもちろん既設の太陽光やエコキュートなどの住宅設備、カギの紛失、水回りの不具合や遠方の身内の方の安否確認まで24時間365日対応可能な駆けつけサービスを1年間無料で付帯しています。
※翌年からは月額1,000円で継続利用が可能です。自動更新ではないのでご安心ください。