「Powerwall(パワーウォール)」の特徴は?
最終更新日:2022.11.30蓄電池
『エコでんち』ではパワーウォールの認定販売施工会社であるネミー株式会社との業務提携により、2021年10月からテスラ社製の「パワーウォール」の取次を開始いたします。
「パワーウォール」が気になる方はお問い合わせください。
テスラと言えば電気自動車が世界的に人気ですが、2020年春よりテスラ社製の蓄電池が国内で販売スタートされています。
海外での実績が豊富なうえ、日本でもどんどん注目度を増している企業なので今後はテスラの蓄電池を導入するご家庭も増える事でしょう。
では、そんなテスラの蓄電池「パワーウォール」にはどのような特徴があるのでしょうか。
これから蓄電池の購入を考えている方、テスラの蓄電池が気になっていた方はぜひ参考にしてください。
目次
ここがすごい!テスラ「パワーウォール」の3つの特徴
テスラといえば、まず自動車を思い浮かべますよね。
近未来的なスタイリッシュなデザインと、性能の良さが評価されていて街中で見かける機会も多くなってきたのではないでしょうか。
そんなテスラがつくった蓄電池なので、デザインにも性能面にも妥協のないのが「パワーウォール」です。
デザイン以外の機能面では、以下のような特徴があります。
①専用アプリでいつでも蓄電池の状態をチェックできる
②台風が近づいたらフル充電をキープする「ストームウォッチモード」
③13.5kWhと大容量なのに低価格を実現
それでは、これからそれぞれの特徴について解説をしていきます。
特徴1. スマートフォンのテスラ専用アプリで蓄電池の状態をいつでもチェックできる
専用アプリケーションのイメージ 出典:テスラモーターズジャパン
通常の蓄電池システムは専用モニターを別途取りつけて制御や充放電を表示して管理しますが、テスラでは充放電の制御および通信機能などを担う「BackupGateway」を取り付けることにより、スマートフォンでの制御管理を可能にします。
そのため、外出先からでも太陽光の発電状況や蓄電池の充放電量などの確認、さらに発電した電力を自家消費優先で利用するといったモード制御の切り替えなどは、全て専用のスマートフォンアプリから操作が可能です。
また、通信を行えることにより蓄電池の新たな機能を随時アップデートできるという利点もあります。
アップデートにより進化をし続けているのが「ストームウォッチモード」です。
※BackupGatewayは分電盤とつなぐ仕組みで、外形寸法は380×584×127mm、重量は11.4kg。屋内と屋外のどちらの設置も可能。
特徴2. 台風対策に必須!パワーウォールは「ストームウォッチモード」を搭載
ストームウォッチモードは悪天候により停電の恐れがあるとパワーウォールが判断した際に自動的にONになります。
このモードがONになると、蓄電池を100%まで充電して万が一の停電に備えるようになります。
また、実際に停電が起きた場合数秒のうちに蓄電池から電気が供給されるようになり、電池残量が少なくなってきたらスマートフォンに通知がくるようになっています。
ストームウォッチモード自体はスマートフォンから事前に設定しておくだけで良いので、突然の停電でも設定し忘れていたということがないので安心です。
特徴3. 「パワーウォール」は13.5kWhの大容量かつ価格が安い
テスラの「パワーウォール」は必須部材の「BackupGateway」と合わせても本体価格は税込1,089,000円と低価格です。
国内で販売されている他メーカーと比較すると、価格は非常に魅力的ではないでしょうか。
ちなみに主な国内メーカーの蓄電池希望価格がこちら。
メーカー | 容量 | メーカー希望価格 |
ニチコン | 11.1kWh | 3,700,000円 |
オムロン | 9.8kWh | 4,620,000円 |
シャープ | 9.5kWh | 3,575,000円 |
パナソニック | 11.2kWh | 3,580,000円 |
蓄電池は本体とは別に設置工事費や各種申請手続きが必要なため販売店によって異なりますが、これらを含めると「パワーウォール」を設置する際に最終的にかかる合計費用は約1,800,000円前後が相場となっています。
13.5kWhという大容量の蓄電池からすると非常に安価ですね。
なぜ大容量にもかかわらずこんなにもお値打ちなのかというと、テスラの「パワーウォール」は卸業者や商社を介さずに販売する直販モデルという販売方法を採用していることが安価な理由のひとつです。
これにより余計な販売手数料などが発生せず、国内の他メーカーと比較しても手に届きやすい価格となります。
また、電気自動車に使用しているバッテリーを使用していることも安さの秘訣かもしれません。
国内で蓄電池を製造しているメーカーには、自社で電気自動車を製造しているところはありません。
しかし、テスラは違います。
電気自動車をメインに製造しつつ蓄電池も製造しているため、バッテリーの大量仕入れでコストを抑えられているといわれています。
テスラ「パワーウォール」を購入する前の3つの注意点
パワーウォールは国内他メーカーと違って、指定された販売店でのみ購入ができます。
そのため事前に知っておくべきポイントが3つあります。
注意点1.バッテリー寿命(サイクル数)が不明
メーカーによって、蓄電池のサイクル数を表示している場合もありますが、テスラの場合は非公表となっております。
ただ、海外向けの仕様書などを確認してみるとおよそ5000~7000サイクルだと想定されています。
仮に1日1サイクルで使用した場合は約13年半で電池の寿命を迎えることになります。
バッテリーの劣化率は使用環境によっても異なるためさらに長い年月使用することもできるかもしれません。
容量保証は10年で70%以上は保証されています。
注意点2.国内の安全規格(JET)が認証されていない
テスラ「パワーウォール」は認証が取れていませんが、日本全国の電力会社との系統連系に関して承認されており設置できない地域はございません。
全世界で年間20万台以上売れているテスラパワーウォールは安全面に関して問題がございませんのでご安心ください。
リチウムイオン電池(単電池)について、技術基準 別表第九の該当する項目への適合性(試験)と工場の品質管理体制(工場調査)を確認し、認証します。
認証された単電池には、JET部品認証マーク(※)を表示できるほか、組電池に搭載された際には単電池に関する技術基準への適合性が確認されているため当該試験が省略され、組電池の試験料金の軽減と試験期間の短縮が図れます。(単電池の付加価値が向上します。)
※
※「S-JET認証サービス」とは
リチウムイオン蓄電池(組電池)について、技術基準 別表第九への適合性(試験)と工場の品質管理体制(工場調査)を確認し、認証します。
認証された電池にS-JETマークを表示して頂くことで消費者、流通事業者等に対し、技術基準への適合性と品質の維持を第三者認証機関が確認したことをPRできます。
S-JET認証マークは、製造事業者などによる安全確保に加えS-JET認証マークを表示することにより、試験基準への適合性が客観的、かつ公正に証明されたことを示すことができます。
上記のS-JETを取得するにはいくつかの厳しい検査項目があり、そこをクリアにして試験に合格をしないと認証は取れません。
地震や落雷が多い日本だからこそ海外と比べても厳しい基準となっているため、海外メーカーはJET認証を取得しにくくなっています。
太陽光発電システムとの連携をするには、経産省と電力会社に申請を上げ設置認可が必要になります。
東京電力エリア以外でも設置件数が増えたことにより、個別協議の必要がなくなり早期に連携ができています。
また連携が可能であっても、通常は販売店が代行して申請をするのが一般的ですが、場合によっては申請代行費用がかかる場合もありますので確認が必要です。
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注意点3.施工内容の確認が必要
テスラのHPやカタログなどを見てみると、どんな住宅にも見栄え良く設置されています。
パワーウォール自体を壁掛け設置することも可能となっていますが、実際にどのように設置されるかは確認した方がいいです。
例えば、日本の家屋は木造造りが一般的ですが壁掛け設置を希望する場合は114㎏ある本体を支えられるよう、住宅の壁を強化する工事が必要です。
そのため日本の場合、基本的に簡易基礎の上に設置することを推奨しています。
また、本体サイズの奥行が15.5cmと薄型設計のため、転倒防止の金具が必要となります。
これにより他メーカーと比較しても工事費が高くなる傾向です。
一般的な蓄電池の施工費は20~30万円程ですが、テスラの「パワーウォール」の施工費は50万円前後となっています。
購入を検討する際は、どこに設置をするのか、どういった工事を行うのかをしっかりと確認した方がいいですね。
テスラ蓄電池はダブル発電に該当し売電単価が下がる?
現在日本で発売されている蓄電池には「押上げ効果がある蓄電池」と「押上げ効果がない蓄電池」があります。
蓄電池は発電するわけではないので、ダブル発電と聞いてもおかしな感じがしますね。
押し上げ効果がある蓄電池 |
押し上げ効果がない蓄電池 |
蓄電池にためた電気を、太陽光発電が発電している時間帯に放電(蓄電池から電気を使うこと)することによって、自家発電設備を使うのと同様に押上げ効果があります。 |
太陽光発電が始まると蓄電池からは放電をしない機能をもちます。 よってダブル発電に該当しません。 |
押上げ効果があるものはダブル発電となり、押上げ効果がないものはダブル発電になりません。
テスラ蓄電池は「押上げ効果がある蓄電池」に該当します。
押上げ効果のある蓄電池を設置するときの注意点としては2019年以前に太陽光を設置した方は売電開始年度ごとで売電価格が1~8円下がる可能性があることです。
※2019年以降の太陽光設置に関してはダブル発電の定義が終了
売電価格が下がる理由として、安い深夜電力(約12円)を蓄電池に貯め昼間に売電(42円~28円)すると差額分が利益となってしまうのを防ぐためです。
売電を開始した年によって、売電単価が下がる対象になるかをしっかりと確認しましょう。
年度 | 押上げ効果あり | 押上げ効果なし | 差額 |
2011 | 34円 | 42円 | ▲8円 |
2012 | 34円 | 42円 | ▲8円 |
2013 | 31円 | 38円 | ▲7円 |
2014 | 30円 | 37円 | ▲7円 |
2015 | 29円 | 35円 | ▲6円 |
2016 | 27円 | 33円 | ▲6円 |
2017 | 27円 | 30円 | ▲3円 |
2018 | 27円 | 28円 | ▲1円 |
テスラの蓄電池を設置したときは現在の売電単価が下がりますので、注意が必要です。
今までほぼ一定であった売電収入が下がるなんて嫌ですよね。
売電期間が3年間未満残っている方は、残りの期間の売電金額に関してネミー株式会社がサポートいたします。
ご自宅にあった蓄電池を検討しましょう
テスラ「パワーウォール」は13.5kWhと大容量でかつ低価格ですが、蓄電池は安ければ良いというものでもありません。
家庭の電気の使用状況や、太陽光パネルの状態によっては他メーカーの方がオススメできるケースもあります。
例えば、太陽光パネルを設置して10年近く経過されている家庭では、「ハイブリッド型」の蓄電池がオススメのことが多いです。
パワーウォールは「単機能型」と言われるタイプの蓄電池なので、太陽光パネルを設置して間もない方や一部特殊なメーカーの太陽光パネルを使用している方にオススメです。
以上がテスラ蓄電池の概要になりますので、ご興味のある方は参考にしてください。
エコでんちではテスラも含め、国内で販売されているほぼ全てのメーカーでシミュレーションの作成をすることが可能です。
メーカーごとの特徴や費用対効果など、さまざまな選択肢の中から最適な製品の紹介を行っています。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
よくある質問
A. 大容量で導入しやすい価格帯の製品です。ただし、設置される住宅によっては、向き不向きもあるので、詳しくはエコでんちまでお問い合わせください。
A. 電力会社によっては設置が難しいこともあります。
A. 長期的な保証サポートよりも、初期導入コストや、製品それ自体に魅力を感じる方におすすめです。
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