パワコンの寿命は10年?劣化の原因や交換費用・時期を徹底解説! | エコでんち

パワコンの寿命は10年?劣化の原因や交換費用・時期を徹底解説!

最終更新日:2025.04.07 お役立ち情報

パワコンの交換時期はいつ頃?交換時期のタイミングや費用について解説!

太陽光発電システムの重要な機器であるパワコン(パワーコンディショナ)は、太陽光パネルや他の周辺機器と同様にメンテナンスフリーではありません。

しかし、パワコンの寿命(交換時期)がいつごろか把握している方は少ないのではないでしょうか。

そこで本記事では、パワコンの仕組みから寿命、劣化の原因から交換費用・時期について詳しく解説していきます。

パワコンがいつまで使用できるのか知りたい方やパワコンの交換時期について把握しておきたい方は、ぜひ参考にして下さい。

この記事の監修者
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宮崎 悠矢
(株)リクシード スーパーバイザー
(株)TREND LINE WEB事業部部長
MMEX(株)代表取締役
各種施工ID保有

パワコン(パワーコンディショナ)とは?

パワーコンディショナは、通称パワコンと呼ばれており、太陽光パネルから発電された直流の電気を交流へ変換したりシステム全体の制御を行ったりしています。

太陽光発電システムで発電した電気は、家庭のコンセントや住宅設備へ供給されます。

他にも、家電製品を稼働させたりPC・スマホの充電に使用したり、照明やエコキュート、IHクッキングヒーターに使用したりできます。

しかし、家庭内で使用される電気の種類は、交流の電気です。太陽光パネル単体で生み出される電気は直流の電気のため、そのまま住宅内部へ供給しても活用できません。

そのため、住宅用太陽光発電システムには直流・交流変換機能を持つパワコンが必要なのです。

また、直流・交流変換機能の他には効率的に電力を取り出すための制御や自家消費・売電のコントロールなど、さまざまな面で太陽光発電システムを支えています。

パワコンの交換時期(寿命)はいつごろ?

パワコンの交換時期は設置から10年~20年程度とされています。寿命は、ある日突然やってくる場合もあれば、一部が動作不良を起こしてしまう状態になるなど様々です。一般的にメーカーの保証年数で交換するのが目安とされていますが、使用環境や使用状況によっては保証年数未満で故障してしまったり、逆に20年以上正常に稼働したりすることもあります。

少しでも長く使用するためには保証年数の高いパワコンを選んだり、定期点検を欠かさないようにしたりすることが大切です。

続いては、パワコンの交換時期(寿命)はどのくらいなのか、太陽光パネルより寿命が短い理由について詳細を確認していきましょう。

パワコンの交換時期は10~20年程度

製品の耐久性や使用環境によっては10年未満で故障したり、逆に20年以上稼働したりする場合もあります。

ただし、パワコンの内部には電子回路が組み込まれており、水分や衝撃、落雷などといったさまざまな事象による影響を受けやすい精密機器となっています。そのため、10年20年程度使用できるからといってメンテナンスを怠ったりしないようにしましょう。

なお、ソーラーパネルの交換時期は25~40年とされています。

住宅用太陽光発電を25年~40年程度使用すると考えた場合、稼働期間中に少なくとも1回はパワコンを交換する必要があると言えます。

メーカーの保証期間を確認しよう

パワコンの交換時期やメンテナンスについて心配な方は、パワコンのメーカー保証と保証期間について確認しておきましょう。

メーカーの保証期間中であればパワコンの交換修理費用を抑えやすく、交換時期のひとつの目安になります。

ただし保証の種類によっては交換取付費用まで保証されているもの(オンサイト保証)と、交換取付費用は自己負担の保証(センドバック保証)があるため注意が必要です。

パワコンが故障してしまう原因は?

寿命の目安がわかれば対策を立てることが可能です。

ここではパワコンの劣化の原因について解説します。

経年劣化によるもの

パワコンの交換時期を迎えてしまう主な原因は経年劣化によるものです。

冒頭でも少し触れたように、パワコンの内部には電子回路が組み込まれていて静電気やホコリ、水分などで故障したり劣化したりしてしまいます。また、定期的なメンテナンスや清掃を専門業者に依頼していたとしても他の機器と同様に少しずつ劣化します。

そのため、パワコンの交換を避けることは現実的に難しい問題です。

まずは施工販売業者や専門業者へ定期メンテナンスを依頼し、少しでも長く使用し続けられるような状態を保ちましょう。

自然災害などによる機器の故障

パワコンをマニュアル通りに使用したり、定期的にメンテナンスしたりしていても、自然災害や外的な要因で交換時期より早く故障してしまう場合があります。

屋外設置型の場合は住宅の外壁に固定します。そのため、雨風はもちろん、湿気やホコリ砂、落雷、浸水、地震による衝撃など、さまざまな影響を受けやすい環境です。また、暴風などで小石が飛来してきたり近隣住民や通行人の物がぶつかったりなどといったケースも考えられます。

屋内設置型の場合は、屋外設置と比較して飛来物による衝撃や雨風に対する直接的なダメージを受けずに済みます。しかし、落雷によるショート、地震による大きな衝撃、津波や洪水による浸水被害を受ける可能性があり、どちらにしても故障リスクのある状況です。

機器自体や周辺設備による不具合

パワコンの製造時に生じた製品不具合や、周辺設備の故障などで交換しなければいけなくなってしまう場合もあります。

ただし、製造時の不具合に関してはメーカー保証期間中であれば無償の修理交換を行ってくれます。そのため、太陽光発電システムを導入したあとは、専用モニターなどでパワコンに異常が発生していないか、異常に発電効率が低下していないかなどのチェックをすることをおすすめします。

その他、パワコン以外の不具合や気になる事象が発生した場合は施工販売業者へ連絡し、早めに調査と点検、修理交換を進めてもらうのが大切です。

パワコンや周辺機器の故障は大きな損失であり、本来得られるはずだった売電収入や自家消費といったメリットを逃してしまいます。

早めの点検と調査が長期的な発電停止を避ける上で外せないポイントといえます。

パワコンの寿命・故障に気づくタイミングは?

パワコンの故障に気付くことは、発電停止の期間を少しでも短くする上でも大切なポイントです。

続いては、パワコンの交換時期でもある故障発生に気付くタイミングを紹介します。

発電量の減りが著しい

ある日突然発電量の低下が見られた場合は、太陽光パネルやパワコンが故障している可能性もあります。また、パワコンの直流・交流変換機能や制御機能が故障した場合、出力に大きな影響を与えます。

モニタから発電量を確認することで、急激な発電量の減少などには気付きやすいといえます。

発電量の急激な減少は経済的にも大きな損失なので、早急に施工販売業者へ連絡し駆けつけてもらいましょう。メーカー保証や火災保険で修理交換費用をカバーできる可能性があり、費用負担を抑えることも可能です。

エラーコードが頻繁に表示される

住宅用太陽光発電システムのモニタからエラーコードが頻繁に表示される場合は、パワコンやその他周辺機器の故障を示している可能性があります。

また、エラーコードは通常と異なり明確な表示なので、故障に気付くタイミングの1つです。

なお、エラーコードの内容によっては専門業者でしか対処できないケースもあるため、放置せず早めに施工販売業者へ連絡することが大切です。

モニタから表示されるエラーコードの表記は、メーカーや型番によって変わります。わからない場合はまず説明書を確認してどのエラーコードなのか把握してみましょう。ただし、エラーコードを調べるのが難しい・判断できない場合は、販売店もしくはパワコンのメーカーへ相談するのがおすすめです。

モニタが表示されない

太陽光発電システムのモニタが表示されない場合、このケースだとパワコンや太陽光発電の故障とはいいきれません。モニタのみ故障した状態で、パワコンやパネルは問題なく稼働している可能性もあるからです。しかし、そもそも太陽光発電の状況を確認できない状態なので、少なくとも施工販売業者へ相談すべき状態です。

なお、設置から10年や20年以上経過している場合は、交換時期に差し掛かっている可能性があるため、交換を含めて検討してみましょう。

エコでんちでは、太陽光パネルやモニタ、パワコンを含めて各製品のご提案から現地調査、施工・サポートまで一括サポートしております。最近モニタのエラーなど気になる事象が増えた場合は、お気軽にご相談ください。

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パワコンの交換費用はどのくらい?

パワコン交換にかかる費用は実際どのくらいなのでしょうか。

ここでは交換費用の目安をご紹介します。

パワコンの交換費用はパワコン本体価格+周辺機器+工事費

パワコンの交換時期に差し掛かっている場合は、点検だけでなく新しいパワコンの本体購入と施工が必要になります。

そのため、交換費用にはパワコンや関連機器の本体価格だけでなく工事費が含まれます。

パワコン本体の価格は容量やメーカーにより変わりますがおよそ15~30万円ほどです。関連機器(モニタ・専用ケーブル・ブレーカー)は10万円前後かかることもあるため、パワコンの撤去・新品の設置工事は30~45万円くらいとなるでしょう。

なお、部品交換だけの場合は5万円~10万円程度で済むこともあり、パワコンの交換と比較して費用を抑えることが可能です。

保証期間内であれば費用負担を抑えられる

メーカーのシステム保証もしくは火災保険などでカバーできればパワコンの交換費用を負担することなく新しい製品へ交換してもらえます。

近年はメーカーの保証期間が長くなっているので、交換時期に差し掛かる15年~20年の故障でも交換費用を抑えられる可能性もあります。

パワコンを交換するメリットを解説

ここまでパワコンの寿命や交換費用について解説してきました。

ここではパワコンを交換するメリットを詳しくご紹介しますので、交換判断の参考にしてください。

修理を繰り返すより安く済む

パワコンの交換時期もしくは早めに交換を行うことは、コスト面でメリットのある行動といえます。

前半でも紹介したようにパワコンの交換工事には、本体価格+工事費で約3045万円程度かかります。1回の費用負担が大きいため交換せず修理で何とかしたいと、つい考えたくなってしまいます。

確かに1回あたりの修理費用は交換費用より安く済みます。しかし、修理だけでは全体的な劣化を止められないため、故障を繰り返すリスクも出てきます。すると、何度も修理を依頼することになるため、合計費用が交換費用を上回ってしまいます。

メリット

そのため、特に経年劣化や大きな故障といった場合は思い切ってパワコン交換を検討するのがおすすめです。

最新タイプのパワコンにすることで効率がアップする

パワコンの交換を行うということは、既存パワコンより高性能のパワコンを購入できるということです。つまり、変換効率を含めてより高効率なパワコンを導入できるため、経済的メリットを得やすいのが強みです。

メーカーは、パワコンの変換効率や制御機能などを日々改良していて、年々性能がアップしています。そのため、新規設置時に導入したパワコンを使用し続けるより効率的に電力を活用でき、電気料金削減効果を伸ばしたり売電量を増やしたりすることが可能です。

メーカーの保証を新たに受けられる

パワコンを交換した場合、メーカー保証が新たに付きます。

パワコンを含めたメーカー保証は、10年や15年で設定されています。仮に保証期間10年~15年を過ぎたあとにパワコンや周辺機器が故障した場合、無償修理や交換といったサービスを受けられなくなります。

そこで新品のパワコンを交換すれば、同製品に付帯されているメーカー保証を受けられるので、再び無償修理や交換といったサポートを一定期間受けることが可能です。

保証および修理交換費用の負担という点でも、パワコンの交換はメリットの多い選択肢といえます。

パワコンを交換するデメリット

ここからは、パワコン交換のデメリットを紹介します。

どうしても費用が掛かる

パワコンを新品に交換する場合は、どうしても交換費用がかかってしまいます。デメリットでもありますが、仕方ない部分です。

特にメーカーの保証期間が過ぎたあとに交換する場合は、交換費用を全額負担しなければいけません。

少しでも費用負担を抑えたい場合は、交換時期10年~15年を待たずに保証期間の適用されるうちに交換を検討してみましょう。また、施工販売業者によって交換工事費は異なるので、技術力や実績のある業者から費用の安い業者を比較してみるのが大切です。

周辺機器も取り換える可能性がある

使用していたパワコンのメーカーがすでに倒産していたり、新たなメーカーを選んだりした場合は周辺機器の互換性が失われるため、パワコンに加えて周辺機器も新たに揃えなくてはいけません。

そうなるとパワコン以外の費用がさらにかかることになり、より費用負担が増えてしまいます。

ただし、パワコンを含めた周辺機器を交換すれば、より性能アップを期待できますし、周辺機器の経年劣化による故障リスクを抑えられます。

また、最新の太陽光パネルへ交換した場合はさらに発電効率アップを見込めます。

パワコンの交換費用を抑えるコツ

後継機のパワコンを選ぶ際に「どのパワコンにすればいいのか?」や、「パネルと同じメーカーので揃えておけばいいだろう」というように考える方が多いと思います。

ここでは、販売店目線によるパワコン交換を安く抑えるポイントを紹介していきます。

安く抑えることによるリスクもあるため、併せて参照ください。

周辺機器の少ないパワコンを選ぶ

パワコン交換をする際に、パワーコンディショナ「のみ」を交換するだけではなく、モニターや計測機器など周辺機器が必要となるケースがあります。

例として、シャープ製パワコンに交換しようとした場合、下記の部材が必要となる場合があります。

・パワコン

・専用モニタ

・専用ケーブル

・パワコン用ブレーカー交換(製品/環境により必要)

・専用HEMS(スマホで閲覧可能)

このように、周辺機器が複数必要な場合だと5~10万円ほど高額になるケースがあります。

シャープ製蓄電池を増設予定の方、様々な機能を使いたい方、利便性を求める方には良い選択と言えますが、安くパワコン交換をしたい場合、必要な周辺機器が少なくて済むモデルを選択することがコツです。

同じメーカーのパワコンにしないとどうなる?

エラーが発生した際、メーカーが統一されているとパワコンの点検に加え、センサやパネルの異常など、構成する機器全体をまとめて点検してくれますが、異なるメーカーの製品が設置されている場合は注意が必要です。

その場合、自社製品のみの点検にとどまり、結果的に原因不明という回答が返ってくることもあります。

また、異なるメーカーごとに点検を行ったとしても、メーカー同士の見解が食い違う事で修理・復旧までの時間がかかったりといったトラブルも想定されます。

特に、太陽光発電と蓄電池の両方を制御する「ハイブリッドパワコン」に交換する際は、パネルの相性など含め専門家に相談することをおすすめします

パワコン交換と同時に蓄電池導入を検討しよう!

参照:DMM.make smart ハイブリッド型 蓄電システム

パワコン交換と同時にオススメするのが蓄電池の購入です。

ここでは蓄電池導入のメリットをご紹介します。

太陽光発電の利点をより高める

蓄電池の併用は太陽光発電の利点をより高めてくれます。

太陽光発電単体では発電した電気を貯めておくことができません。そのため、発電した瞬間に自家消費しなければ、そのまま損失してしまうか、もしくは売電されます。

FIT期間中や卒FIT後も売電する場合は余った電力を売電収入に変えられるものの、電気料金を直接削減するよりはメリットが少ないため大きな課題です。

そこで家庭用蓄電池を導入すれば、仕事や外出などで自宅にいない時間帯でも余った電力を蓄電池に貯めておけます。あとは、消費電力量の多い時間帯に自家消費できるため、太陽光発電単体の場合より電気料金の削減額が大きくなります。

発電できない時間帯でも自家消費可能

太陽光発電と蓄電池を併用すれば、発電の難しい時間帯でも自家消費することが可能です。

たとえば、発電量の下がる時間帯である夕方や早朝、そして発電量がゼロの夜間は電力会社から供給されている電力を使用しなければいけません。

そこで家庭用蓄電池を導入した場合、日中に発電した電気を貯めておき、発電量の少ない早朝や夕方・雨の日や曇りの日、発電量0になる夜間や雪の日などに自家消費できるようになります。

さらに、地震などの災害で停電してしまった時は自立運転モードへ切り替わるので、日中に太陽光発電で発電した電気を蓄電池へ貯めておき、夜間でも照明や調理機器を使用できます。特に在宅での避難生活は不便でなおかつ不安も覚えるところです。

夜間でも照明やラジオ、調理機器などを使用できれば落ち着いて過ごせますし、暗闇を歩いてケガをしてしまうといったリスクも避けられます。

パワコンの交換費用に関するQ&A

Q1. パワーコンディショナー交換費用の相場は?

A1. 30~45万円です。状況や製品により交換部材・交換費用が異なります。

Q2. パワコンが故障したまま使い続けるとどうなる?

A2. 最悪の場合、発火します。せめてブレーカーを落としておきましょう。

Q3. 中古のパワコンを購入して自分で交換してもいい?

A3.どのような不具合が起きるか想定できないためやめましょう。また、電気工事士の資格が必須です。

Q4. パワコン交換時にモニターも換えないといけない?

A4. 製品によります。一部モデルはモニターが必須なケースがあります。

まとめ

パワコンの交換時期は、10年~20年といえます。ただし、劣化状況や災害・事故による故障で、交換時期が早まる場合もあります。また、故障時は、早めに交換した方が修理を何度も繰り返すより負担を抑えられます。

パワコンの交換時期に差し掛かっている方や、この機会に蓄電池を導入しようか悩んでいる方はエコでんちで比較検討してみてはいかがでしょうか?

 エコでんちでは、太陽光発電と蓄電池に保険会社と提携した自然災害補償10年、工事保証15年を実施し、アフターサポートも充実しております。

さらに蓄電池は100種類以上に対応しており、オンラインでのご相談も可能なので気軽にお問い合わせください。

将来的な経済効果を考えるなら、蓄電池導入は検討するに値するシステムなのは間違いありません。

今後はさらに必然性が高まるでしょう。

少しでも気になった方は、お電話やメールのほか公式LINEからもお気軽にご相談ください。

この記事の監修者
宮崎 悠矢の写真
宮崎 悠矢
(株)リクシード スーパーバイザー
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