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EV車(電気自動車)を家庭用蓄電池として活用する方法とは?V2Hの実用性も解説!

最終更新日:2023.03.10蓄電池

中国や欧州をはじめとしてEV(電気自動車)の普及は目覚ましいものがあります。日本でも大手の自動車メーカーが本格的に開発に乗り出すなど、国内での需要が高まっています。

 EVは走行するだけではなく、実は蓄電池として活用できることをご存じでしょうか。度重なる災害を機に家庭用蓄電池が注目されていますが、EVの蓄電容量は、家庭用蓄電池よりも大容量です。うまく活用すればさまざまなシーンで役立ち、家庭の経済効果を上げることができます。

 今回はEVを家庭用蓄電池としてどのように活用できるのか、また活用するために必要なV2Hの実用性についてまとめました。EVを蓄電池としても利用したい方や、V2Hの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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EVは蓄電池として活用可能!メリット・デメリット紹介

電気自動車のメリットデメリットのイメージ

 

EVは家庭用蓄電池としてさまざまに活用が可能です。一般の家庭用蓄電池と比較するとバッテリーが大容量なため、家庭用の電源にしたり災害時の非常用電源にしたりできます。

 ここではメリット・デメリット含めてEVの可能性をご紹介しましょう。EV購入を検討している方はぜひ検討ポイントにしてください。

メリット①家庭の電気代削減効果が高まる

太陽光発電システムを導入していれば、日中太陽光で発電した電力をEVに貯めることができます。またV2Hを通して深夜帯の割安な電力をEVに貯めておくことも可能です。

 EVに貯蓄した電源を電気代の高い時間に使用することで、家庭の光熱費を削減することができます。このような設備のある家庭は、ない家庭と比較して6割も電気代を安く抑えられると言われています。

メリット②災害時の非常用電源として活用が可能

EVは家庭用蓄電池よりも大容量なため、家庭用蓄電池よりも貯めた電気を長く使いつづけることができます。EVの蓄電容量はメーカーや車種によって異なりますが、一般的には40kWh程度です。

 40kWhの蓄電容量があれば、以下の表のようにこれだけの日数分の電気を賄うことができます。 

世帯人数

1日の消費電力量の目安

40kWhの電気自動車で電気を賄える日数

1

6.1kWh

5

2

10.5kWh

4

3

12.2kWh

3

4

13.1kWh

3

5

14.8kWh

2

 平成30年台風第24号が発生したときは、太平洋沿岸地域を中心に、全世帯の99%の停電が解消するまで最大3日間かかりました。

 蓄電容量が多いEVなら、この3日間の停電期間を耐え抜き、通常通りの生活を送ることができます。実際にでは台風が起き停電になりましたが、EVを非常用電源として建物などの電力に活用したという報告があります。

メリット③環境に貢献できる

EVは電気で走行する自動車です。環境に悪影響を及ぼす排気ガスを排出することがありません。排気ガスを排出しないので、地球温暖化の原因として問題となっているCO2の削減効果もあります。持続可能な社会を築くためには理想的な車と言えるでしょう。

メリット④補助金制度がある

EVを推進したい国の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」により、EVを購入する際には補助金がおります。自治体との補助金の併用も可能なので自分の住んでいる自治体の補助金も調べておくと良いでしょう。


デメリット①高額な初期費用が必要になる

EVを購入する際には高額な初期費用が必要です。

 たとえば、40kWhの蓄電容量のEVであれば、本体価格はおよそ315万円~403万円。ただしEVの購入には補助金が利用できます。さらに家庭の電気代削減効果を考えるなら将来的にみて十分採算が取れると考えられます。

デメリット②充電スポットが少なく、利便性が低い

EVの充電スポットは年々増えていますが、現状はまだまだ不足しています。そのため近辺に充電スポットがない方は、遠方まで足を運ばなくてはならないというデメリットがあります。しかし、近年はコンビニエンスストアに充電スポットが設置されるなどEVの充電設備は着実に拡大しています。

 すでに太陽光発電システムがあるご家庭なら、V2Hを導入すれば自宅でEVに充電することが可能です。いちいち充電スポットまで出向く必要がなく、貴重な時間を無駄にすることがありません。

EVを蓄電池として活用するためのV2Hってなに?

EVを家庭用蓄電池として利用するためには家庭にEVに貯蓄した電力を送らなくてはいけません。そのためにはV2Hというシステムが必要になります。ここではV2Hとはどのようなものなのかと実用性について解説します。

V2Hとは?

V2Hを簡単に解説すると「Vehicle to Home(車から家へ)」で、EVに蓄えた電気を家庭の電化製品などにも使用できる、双方向充放電可能なシステムのことです。EVの電気は直流のため、そのままでは交流である家庭用電気として使用することはできません。V2Hは電力を直流から交流に変換することができます。

 東日本大震災をきっかけとして日本のエネルギーシステムは見直されつつあります。また世界の脱炭素化への動きも見逃せません。そのような中、EVを蓄電池としてさまざまな場面で活用できるV2Hが注目されるようになりました。

V2Hの実用性とは

V2H事態に蓄電の機能はありません。あくまでEVを蓄電池として利用できるシステムです。しかしV2Hを導入することでドライブするだけではなく、EVで電気の有効活用が可能になります。EVの用途を広げることのできる非常にコストパフォーマンスに優れた製品と言えるでしょう。

 現在EVを所持している方はもちろん、今後EV購入を検討している方は以下のV2Hの実用性のポイントをぜひ押さえて参考にしてください。

ポイント①EVの充電時間を短縮することが可能!

これまでEVは家庭用コンセントで充電されることが多く、時間がかかっていました。しかしV2Hなら家庭のコンセントから充電するよりも格段にスピーディに充電が可能です。車種によって多少の違いはありますが、一般的には家庭用コンセントと比較して充電が半分の時間で済むと言われています。

ポイント②太陽光発電で発電した余剰電力を有効活用可能!

すでに太陽光発電システムがあるご家庭なら、V2Hを導入することで余剰電力を有効に活用可能です。たとえば、太陽光発電で余剰電力が生じた場合は、V2HからEVへと充電しておきます。EVの電力を確保できるとともに、充電し終わったら残りを売電するなど電力を最大限活用することができます。

 EVにおけるV2Hの活用はメリットの大きいものですが、EVの種類によってはV2Hに対応できないことがありますので購入前にしっかりとチェックが必要です。

V2Hとは?電気自動車との関係やメリット、価格と設置費用は?


【まとめ】

V2Hを導入してEVを家庭用蓄電池として賢く活用しよう!

すでに述べたように今後ますますEVが普及することは間違いありません。電気を貯めることのできるEVをさまざまな方法で活用すれば大きなメリットがあります。

 世界情勢が激変するなか、電気代の高騰はしばらく続くと言われています。また技術促進でエネルギーシステムそのものが変革の時期に来ています。太陽光発電やV2Hを導入して家庭で電気を自給自足する未来もそう遠くはありません。

 EVを蓄電池として有効活用するためにも太陽光発電システムやV2Hの導入を検討することは、将来的にたいへん有望です。

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