【オール電化とガス併用ならどちらが得か比較解説】オールガスについても紹介!
最終更新日:2023.07.21お役立ち情報
「オール電化にした方が安いのかな…?」
「光熱費は削減したいけど、ガスはやっぱり使いたいなぁ」
ご家庭の光熱費の削減を考えるときに、こういったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「オール電化」と「ガス併用」のそれぞれのメリット・デメリットに触れながら、どちらがお得かわかりやすく解説していきます。
さらに近年ガスで発電し電力を賄う「オールガス」についても、詳しくご紹介します。
オール電化かガスを併用するか。
悩まれている人はぜひ参考にしてください。
目次
電気代とガス代の比較
オール電化とガス代では、どのくらいの違いがあるのか、まずは基本料金を比較してみましょう。
オール電化の電気基本料金
各電力会社のオール電化向きプランの基本料金に対して、4人家族が一日に使用する平均電力量の13Kwhで計算してみました。
電力会社 |
基本料金(日) |
プラン名 |
北海道電力 |
437.80 円×13 kWh=5,691円 |
エネとくスマートプラン |
東京電力 |
295.24円×13 kWh=3,838円 |
スマートライフS |
関西電力 |
最初の1 0kWまで2409.40円 |
はぴeタイムR |
中部電力 |
最初の10kVAまで1597.04円 |
スマートライフプラン |
九州電力 |
最初の15kWまで4,758.20円 |
電化でナイト・セレクト |
ガス基本料金
4人家族が1ヶ月に使用する平均ガス使用量の約43m³です。当てはまるガスの基本料金は以下になります。
1ヶ月のガス使用量 |
基本料金(円/件・月) |
20m3をこえ80m3まで |
1,056.00円 |
これらを比較するとガス代の方が大きくお得するように感じますね。しかし、実際はガスの場合は電気を必ず併用するので一概に比較はできません。
オール電化のメリットとデメリットとは?
次にオール電化のメリット・デメリットを見ていきましょう。
オール電化のメリット
オール電化のメリットは以下のようになります。
① 深夜料金を活用することで光熱費の削減が目指せる!
② 基本料金を一本化できて便利!
③ ガスによる火災リスクが減らせて安心!
④ キッチンのお手入れが簡単!
⑤ 災害時にエコキュート内の水を利用できる!
オール電化はガス併用で使う場合と比較すると、安い深夜料金を活用できることが大きなポイントです。
オール電化プランには昼間は電気代が高く、深夜帯に安くなるというものが多くあります。それらの「深夜が安いプラン」を利用すれば、電気代削減が可能です。
具体例を挙げると、給湯や、お米の炊飯を深夜帯にまとめることで電気使用量を減らしつつ電気代の節約に繋げることができます。
また、ガスを使わないことで火災リスクやガス漏れによる事故のリスクが減らせて、安全性が高いのもメリットですね。
オール電化のデメリット
オール電化のデメリットは以下のようになります。
① ガス火でないと調理しにくい料理がある
② 昼間の電気が割高になる
③ 停電時に電化製品が何も使えない可能性がある
④ 初期費用がかかる
最近はIHも性能がよくなりましたが
「やっぱり料理するのにはガス火がいい」
「IHクッキングヒーターは調理しにくいから嫌だ」
という方は多くいらっしゃいます。
また深夜の電気が割安な分、昼間の電気は割高です。
日中にも夜間と同じくらい電気を使う場合は、割高な電気を買うことになりせっかくガス料金を削減しても、逆に電気料金が高くなって損をする可能性があります。
また停電の際には住宅の全機能が停止してしまうため、非常時対策が必要になります。
ガス併用(ガス+電気)のメリット・デメリットとは?
次に電気+ガスの場合のメリット・デメリットを紹介します。
ガス併用のメリット
ガスを併用する場合のメリットは以下になります。
① 初期投資が少ない
② 停電してもガスは使える可能性がある
③ 都市ガスならコストは安い
オール電化とは違って既にある設備やインフラを使用することになるため、エネファームなど特殊な設備を導入しなければ初期投資は少なくて済みます。
また停電してしまってもガスが使える状態であれば調理や湯沸かしなどが可能なので、エネルギーを電気とガスで分けておくことで、災害時のリスクを分散している方もいます。
ガス併用のデメリット
ガスを併用する場合のデメリットは以下のようになります。
① 電気・ガスそれぞれに基本料金がかかる
② 火災やガス漏れによる事故のリスク
③ 都市ガスの契約地域が限られる
④ 災害時に電気・水道よりも復旧が遅いことがある
エネルギーを分散化している分、基本料金もそれぞれに対してかかり、管理のしやすさもオール電化と比べると劣ります、
そしてガスであるため安全性の面では火災のリスクも高く、かつガス火を使う際は換気が必須です。
さらには災害が発生した際、ガスの復旧というのは最も時間がかかる可能性があります。
実際に2011年の東日本大震災では、インフラ回復にかかった時間は以下のようになりました。
電気 → 約1週間
水道 → 約3週間
ガス → 約5週間
オールガスとは?
それではここからは「オールガス」について解説していきます。ガス併用やオール電化とでは、オールガスにはどのような違いがあるのでしょうか
オールガスとは電気もガスで発電すること
オールガスとは言葉通り、住宅の給湯や冷暖房、キッチン調理器などの設備ほとんどにガスエネルギーを使用することです。つまり、ガスによる発電で住宅の家電や照明に必要な電気まで賄う仕組みです。
ただし、すべてではありませんので一部電気の併用が必要になります。
オールガスのメリット・デメリット
オールガスのメリットの一つには省エネが可能なことがあります。例えばガスで沸かすガス高効率給湯器「エコジョーズ」は、これまで不要にしていた排気熱を再利用してお湯を沸かすことが可能です。
また、前段でお伝えしたようにガスは基本料金が安く設定されています。そのため、電気を電力会社から買うよりは、ガスで発電するオールガスの方が、光熱費削減に繋がります。特に冷暖房設備を多く使用する地域の場合のメリットは大きいと言えるでしょう。
ただし、オールガスにはデメリットも存在します。なによりガスの場合は火を使うことが前提になるため、やはり安全面での不安が大きくなります。特に高齢者や小さなお子様がいるご家庭の場合は配慮が必要でしょう。
また、近年問題となっている地球温暖化は温室効果ガス発生が原因のひとつですが、ガスはオール電化よりもCO2を多く発生するというデメリットが存在します。
オール電化とガス併用、オールガスならどれがおすすめ?
これまで解説してきたように、オール電化やガス併用、さらにオールガスの場合もそれぞれメリット・デメリットが存在します。それらを踏まえたうえで、それぞれオススメな人を解説しましょう。
オール電化がオススメな人
オール電化にしたほうが得になりやすいのは、日中に在宅が少ない場合や、太陽光発電を導入しているご家庭です。
太陽光発電は設置しているけど、オール電化にはしていないという人もまだ多いですが、仮に蓄電池を導入する際にはオール電化にすることで深夜料金を活用し、電気料金を極力抑えた生活を目指せます。
今後上昇していく電気代に備えるならば、「オール電化×太陽光発電×蓄電池」は必須とも言えますね。
安全性や光熱費の管理のしやすさを選ぶのであればオール電化が断然オススメと言えます。
ガス併用 (ガス+電気)がオススメな人
オール電化でなく、ガス併用での利用がオススメになるのは、日中も在宅なことが多いご家庭です。
また調理でこだわりがある方は、やはりIHの利用は難しいでしょう。
加えて、もともとガス料金が3,000~4,000円などのご家庭では、エコキュートを導入しても元がとれない可能性もあるので、オール電化にすることで逆に光熱費が高くなってしまう場合もあります。
しかし、昨今は電気代だけでなくガス代も上昇する見込みです。
正確にどちらがいいか判断するためには、1度オール電化にした場合のシミュレーションをしてみて、より経済的になる方を選ぶことが大切です。
オールガスがオススメな人
オールガスは、やはり省エネや調理によるガスの火力を使用したい人にオススメと言えるでしょう。ただし、ガスで発電する場合も発電機を設置しなくてはいけないため初期費用がかかります。
ランニングコストもかかるため、月々の光熱費だけではなく、総合的に見る必要があります。
まとめ:オール電化住宅なら太陽光発電導入でさらにオトク!
オール電化住宅とは非常に相性がよく、オール電化のメリットを最大限発揮するなら太陽光発電の導入がオススメです。
太陽光発電は長期にわたって電気を自家生産可能で蓄電池を導入することで、災害時に停電した場合も、電力使用が可能です。コストを大きく抑えられるうえ、電気の自家消費による経済効果が得られます。
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