V2Hの寿命やEVバッテリーの劣化について解説!メーカーの保証年数も
最終更新日:2024.01.24 V2H
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V2Hを導入しようと思っても、寿命や保証年数についてよくわからないという方も多いのではないでしょうか。またV2Hと関連して、EVのバッテリーの劣化も重要な問題です。
V2HとEVバッテリーの寿命はどれくらいなのか、長持ちさせるためにはどのような工夫をすればいいのか詳しく解説していきます。これからV2H導入やEVを蓄電池として利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
V2Hと蓄電池の異なる点について解説
まずはV2Hの言葉の意味からシステムについて紹介し、一般的な家庭用蓄電池との違いも併せて解説します。
V2Hについて
V2Hは「vehicle to home(ビークル・ツー・ホーム)」の略語になります。「Vehicle 」は「車」ということ。「Home」は「家」です。「vehicle to home」の意味は「車から家へ」になります。
V2Hとは「EVと家庭の接続を可能にするための装置」のことです。電気自動車(EV)のバッテリーに蓄電された電力を家庭で使用するためのシステムで、EVとV2Hをプラグで接続し使用します。そのため基本的にV2Hに蓄電機能はありませんが、搭載している機器も一部存在します。
V2Hについて詳しく知りたい方はコチラもご覧ください。
蓄電池について
蓄電池とは簡単に言ってしまうと「電気を蓄えるための装置」で、二次電池やバッテリーのことを指します。充放電が可能であり、繰り返し使用できることが特徴で、パソコンやモバイル機器にも使用されています。近年災害の緊急用電源や省エネを目的に、家庭用蓄電池の普及が促進されています。
蓄電池には、「リチウムイオン電池」「NAS電池」「鉛蓄電池」「ニッケル水素電池」などの種類があり、現在EVの主流はリチウムイオン電池です。
蓄電池について詳しく知りたい方はコチラもご覧ください。
V2Hのシステムについて
EVのバッテリーに蓄電される電気は直流です。そのため家庭で使用できるようにするには、交流に変換しなくてはなりません。V2Hのシステムは電流の変換を行うことが可能です。変換したEVの電力を家庭に放電することで、冷蔵庫やエアコンなどのさまざまな家電製品に使用することができます。
V2Hの寿命や保証年数について知ろう
寿命とは徐々に劣化をしていく状態のことを指し、交換時期がいつごろなのかを意味すると考えるとわかりやすいです。メーカーの保証年数は何年くらいなのかも気になる部分ではないでしょうか。ここではその2点について詳しく解説していきます。
保証年数をメーカーごとに比較
現在V2Hを製造している代表的なメーカーの保証年数を比較してみました。
企業名 |
モデル名 |
保証年数 |
ニチコン |
VCG-663CN3(スタンダードモデル) |
2年(プレミアムモデルは5年) |
東光高岳 |
SmanecoV2HCFD1-B-V2H1 |
3年 |
デンソー |
DNEVC-D6075 |
5年 |
この表から現在のV2Hのメーカーの保証年数は、おおよそ2年から5年くらいということがわかります。つまりよほどのことがない限りは、この期間にV2Hの寿命は来ないと考えていいでしょう。
V2Hの寿命(交換時期)はいつ頃か
それでは実際のV2Hの寿命はどれくらいなのでしょうか。結論から言うとV2Hの寿命、つまり耐久年数がどのくらいなのかはわかっていません。なぜならV2Hの販売が最初に行われたのは2014年で、寿命に関する正確なデータが揃うほどの年数が経っていないからです。
V2Hと同じ仕組みの太陽光発電システムや家庭用蓄電池のパワーコンディショナーの寿命は約10年〜15年。ニチコン社の製品では、6年以上問題なく使用できているという顧客の声もあります。また一般的な家電製品の交換時期は10年程度であることから、V2Hも平均で10年は使用できる可能性は高いと言えます。さらにV2Hの性能は年々向上しているため、平均を大きく上回る可能性もあります。
V2Hを使いこなすことで寿命のリスクを減らそう
V2Hの劣化を防ぎ、長期間活用するためには工夫が必要です。そのためには、どのような工夫を行えばいいのかを具体的にご紹介します。
用途を知り使いこなそう
V2Hのシステムは、停電時に使用できる種類から「全負荷対応」と「特定負荷対応」があります。「全負荷対応」は停電時にバックアップ用電源として、多くの電化製品に使用できる分、V2Hに負荷がかかります。そのため寿命が短くなる危険性は否めません。「特定負荷対応」は停電時に一部電源しか使用できないため、その分負荷は軽くなります。V2Hの寿命と用途を併せて考慮し負担の少ない方法を選択することも大切です。
メリットを知り使いこなそう
V2Hのメリットとして太陽光発電や蓄電池との連携があります。EVとV2Hだけの状態では負担はV2Hだけにかかりますが、家庭用蓄電池を同時に設置すれば蓄電池が2つある状態になり、V2Hだけに負荷をかけずに済み、寿命を延ばすことが可能です。
リスクを軽減しよう
V2Hは充放電するシステムなので、充放電の回数を減らすリスク回避が理想です。また高頻度の充電は負荷をかけるので、普通充電を行うことも耐久性を伸ばすコツと言えます。
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EVバッテリーの劣化について解説
V2HはEVバッテリーを蓄電池として利用するために活用されるもの、つまりEVあってこその装置です。そのためEVバッテリーがどのようなものかを知ることは大変重要です。理解することで、V2HやEVバッテリーの劣化を少しでも遅くすることが可能になります。
EVバッテリーとは
EVのバッテリーはガソリン車にとってのエンジンです。EVは電力で走行する自動車なので、電池の容量が大きいほど走行距離も長くなりパワーが出ます。バッテリーとは2次電池のひとつで繰り返し充放電できる電池。EVに使用されているバッテリーは、ほとんどがリチウムイオン電池で、8kWhhと大容量なのが特徴です。これほどの大容量だからこそV2Hを介して、蓄電池として有効に活用が可能です。
ちなみに家庭用蓄電池は、リチウムイオン電池爆発の危険性を避けるため、17kWhまでと定められています。
EVバッテリーの寿命はいつなのか
EVバッテリーの寿命はメーカーによってそれぞれ保証されているため、一般的なEVの寿命と同等と捉えて問題ないと言えます。一般的なEVの寿命とは、メーカーが保証している「8年または16万キロ」が目安になります。またメーカー側は保証期間中に想定外のバッテリー劣化が起きた場合は、バッテリーの交換を無償で行ってくれます。
もちろん使用状況にもよりますが、よほど尋常ではない使い方をしない限りEVバッテリーの交換の心配はありません。しかし劣化をできるだけ早めないための工夫をすることは非常に重要です。
EVバッテリーの劣化原因とは
充放電の繰り返しは、EVバッテリーの劣化の大きな原因のひとつです。リチウムイオン電池は充放電による劣化は発生しづらいと言われていますが、さまざまな要因で劣化は発生します。また高温環境下での使用は、バッテリー劣化の化学反応を起こしやすくするため気をつけなくてはいけません。また長時間充電しなかったり、満充電の状態で長時間放置したりもバッテリーの劣化につながるので、こちらも注意が必要です。
EVバッテリーを長持ちさせるためには
急速充電をくり返すことは、EVバッテリーに大きな負荷をかけることをご存じですか。特に急速充電でフル充電を行うと電池へのダメージは多大になります。長時間走行した後に、何回も急速充電を行うことも劣化を早めることになるので注意が必要です。急速充電はなるべく避けてEVバッテリーを長持ちさせましょう。
長持ちの秘訣として充電回数を減らす方法がありますが、電力をしてから充電すれば回数を減らせます。
関連リンク:廃車にする際の自動車税の還付金を受け取る手順や手続き、条件を解説!|廃車買取のソコカラ
V2Hの寿命はデータが少なく今後の運用状況によって明確になる!
世界的にEVへとシフトする流れの中、EVを蓄電池として活用するためにもV2Hの需要がこの先増えることは間違いありません。今後もさらなる開発がすすめられ、V2Hはより使いやすい機器へと成長する可能性があります。家庭用の蓄電池として賢く有効活用するには、V2HもEVバッテリーもともに長持ちさせることが重要です。
すでにEVがあり、蓄電機能を活用して家庭の電気も賄いたいと考えている方は、ぜひV2H購入を検討してはいかがでしょうか。さらに太陽光発電と家庭用蓄電池の導入も検討することをおすすめします。将来的にすべての電力を自宅で賄うことも夢ではありません。
エコでんちでは、蓄電池や太陽光発電の他、V2Hも取り扱っており、ニチコン製やDENSO製など、さまざまな種類のV2Hからお選びいただけます。また、V2Hを含む各製品には、保険会社と提携した10年間の自然災害補償が付帯されているので、災害による損害費用をカバーできます。
電気自動車を購入した方や電気自動車を蓄電池としても活用したい方は、エコでんちへぜひ1度お問い合わせください。
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