蓄電池

家庭用蓄電池設置工事の注意点とは?失敗しないための工事店選び

最終更新日:2022.08.03蓄電池

近年、家庭用蓄電池が急速な広がりを見せています。

災害時の非常電源として使えるのはもちろんですが、太陽光発電の余剰分を貯めておき、安価な深夜電力を利用して充電すれば、電気料金の節約にもなります。

今回は、家庭用蓄電池の導入検討から実際の工事・運用開始までのプロセスを説明し、それを踏まえた業者見積のチェック方法と間違いない業者の選び方について解説します。

家庭用蓄電池に興味があり導入を検討されている方には大変有用な情報ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

 家庭用蓄電池の使い方は?

まずは、家庭用蓄電池の特徴とその用途について説明します。

災害時の非常電源として

2011年の東日本大震災に代表される地震や大型台風・大水害等を経験し、大規模な自然災害への備えは近年ますます重要となっています。

防災意識の高まりとともに、停電時に電源が復旧するまでの生活を支える予備電源の重要性が認識されています。

たとえば、災害時の連絡手段として重要な携帯電話の充電、外灯も消えた状態での夜間の照明、最低限の食事を作るための家電製品を動かす電源等です。

家庭用蓄電池はこれらのニーズに応えることができ、停電時には大きく役立つ製品です。

ポータブル電源とは比較にならない大容量

キャンプ用・防災用として多くのポータブル蓄電池が出回っていますが、それらのポータブル電源と家庭用蓄電池の性能の大きな違いは、その蓄電容量です。

現在市販されているポータブル電源は、最新の大型のものでも蓄電容量が2kWh(2,000Wh)程度です。

大型化が進むと持ち運びにも容易では無く、手軽に扱えるという本来の利点からはかけ離れてしまいます。

エコでんちでは1kWh(1,000Wh)から16.6kWh(16,600Wh)と幅広いラインナップの蓄電池を取り揃えており、お客様のご家庭の人数や用途に合わせて最適なものをご提案させていただきます。

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家庭内の分電盤に接続できる

ポータブル電源が、機器に備え付けのコンセントやUSB端子から電源を取り出すのに対し、家庭用蓄電池は住宅の電気回路そのものに電源を供給します。

供給の方法には下記の2種類があり、目的と規模により選択ができます。

・特定負荷タイプ…特定の電気回路にのみ電源を供給します。比較的小容量の蓄電池で、特定の電気機器に絞って稼働させたい場合に適用します。

・全負荷タイプ…分電盤の上流に蓄電池電源を供給し、家庭内どこでも電気が使えるようにします。主に大容量の蓄電池で検討します。

 自家発電機より取扱いが容易

軽油やガソリン、プロパンガスを燃料として使用する発電機もありますが、可燃物を取り扱うための管理上の問題や定期的な動作確認が必要となります。

維持管理を怠ると、いざ必要な時に動かず宝の持ち腐れになってしまう可能性があります。

その点、家庭用蓄電池であれば、常に充放電を繰り返しており動作を日常的に確認できますので、非常時にも慌てることがなく安心です。

系統電力から充電する

家庭用蓄電池への充電方法は二つあります。まずは系統電力から充電する方法です。

この場合は、夜間に安価な深夜電力を利用して満充電とし、朝や夕方の時間帯に放電し使用するかたちです。

これにより、時間帯による電力単価の差額メリットが得られます。

たとえば、東京電力のスマートライフSというプランは、時間帯によって電力量料金が変わります。

午前6時~翌日の午前1時までは1kWhにつき25.80円、午前1時~午前6時までは17.78円と約8円異なります。

なお、基本料金については、10Aにつき286.0円の固定単価です。

太陽光発電設備から充電する

もう一つの充電方法は、家庭の屋根などに設置した太陽光発電設備からの充電です。

FIT期間の終了(卒FIT)で自家消費に

家庭用の太陽光発電設備はFIT制度による売電収入が主たる目的でしたが、10年の固定価格買取期間の終了を機に、自家消費用に切り替えるケースが増えています。

FIT期間終了後は極端に買取価格が安くなり、さらに1年ごとの契約更新が必要となるケースがほとんどです。

昼間電力供給量が過剰となっている地域の場合は、系統へ流すことを拒否されるケースもあります。需給がアンバランスな現状では、言わば「買い叩かれる」傾向にあります。

昼間の発電余剰分を夕方から夜間のピーク需要に

売電を止めた場合、太陽光発電でつくられた電気は家庭の自家消費に回ることになります。

しかし発電量が多い日中には仕事に出掛ける等で不在の事が多く、そう簡単に発電量を全て使いきれるものではありません。

そこで、余剰となった分を蓄電池に貯め、夕方~夜間の消費電力に回して節電するという考え方です。

パワーコンディショナーの更新と同時に蓄電池を導入

また、パワーコンディショナーの寿命が10~15年であるため、ちょうどFIT期間の終了と時期が重なります。

既存設備の更新を機にパワーコンディショナー付き蓄電池を導入することも合理的です。


家庭用蓄電池設置工事の流れは?

それでは、家庭用蓄電池の実際の導入までの流れについて説明します。

目的を明確にする

まずは、家庭に蓄電池を導入する主たる目的を明確にしましょう。

防災用なのであれば、停電時に使用したい設備や点灯させたい電灯などを確認し、同時使用したときの消費電力(kW)をざっくりつかんでおきましょう。

太陽光発電の余剰分や深夜電力を利用した蓄電用途であれば、一日に消費する電力量(kWh)を確認しておきます。

検針票に記載の月間消費量を期間日数で割れば、おおよその一日当たり消費電力量は確認できるでしょう。

一般家庭の電気の平均使用量と使用量を減らすためのポイント

スペックを比較検討

次に、蓄電池本体を比較検討します。

家庭で必要とする以上のものを導入するのはオーバースペックとなり、購入費用の元を取ることもできません。

特に重点的に確認するのは、最大容量(kWh)と最大出力(kVA≒kW)です。

最大容量は、その家庭の一日の電力使用量と同等程度が目安となります。

最大出力は、停電時に同時使用する可能性がある機器の合計出力を目安として考えます。

設置位置を検討

蓄電池の能力スペックの目星が付いたら、そのサイズが敷地内・もしくは住宅内に設置可能かどうかを確認します。

家庭用蓄電池には屋内設置型と屋外設置型があります。

年々小型化しつつあるとは言え、かなりのサイズと重量がありますので、現実的には屋外設置で検討することが多いでしょう。

 建物と外構の塀などが極端に接近している場合は、蓄電池が設置出来たとしても配線工事やその後のメンテナンスが出来なくなってしまいます。

少なくとも50cm程度の空きが確保できることが望ましいです。

設置位置が住宅内の分電盤に近いと、配線工事費用が最小限となるためコストが抑えられます。

また、直射日光が当たり過熱するとパワーコンディショナーの効率が下がり、蓄電性能も落ちます。

そのため、出来るだけ日射を避ける位置で設置検討します。

見積の依頼

蓄電池を選定し自宅に設置できそうなスペースを見つけられたら、いよいよ見積の依頼です。

「エコでんち」ではHP上から24時間お問い合わせを受け付けております。

メール・フリーダイヤル・LINEと各種方法で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。

見積提出・契約~各種申請

専門技術者が現地を確認後に正式見積の提出となります。

蓄電池本体および関連機器の製品価格と設置工事費・電気工事費を組み合わせた見積を精査します。

ご予算に合えば、工事契約を締結し工事を発注します。

家庭用蓄電池は国のDER補助金や各自治体の補助金制度を活用できる場合がありますので、ぜひ活用をご検討ください。

【2022年度最新】オトクに導入!家庭用蓄電池・太陽光発電・V2Hの補助金ってどうすればもらえる?地域ごとの需給条件や金額を徹底解説

尚、消防法により4800Ah17.76kWh)以上の蓄電池は消防法により事前に届出が必要ですので注意しましょう。

蓄電池に消防法が関係あるって本当?適用される9つのルールを紹介

エコでんちでは、専任スタッフがお住まいの地域に補助金が有るかどうかお調べいたします。

ご購入時の申請手続きもすべてサポートいたしますのでご安心ください。

「エコでんち」ではHP上から24時間お問い合わせを受け付けております。

メール・フリーダイヤル・LINEと各種方法で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。

現地調査

問い合わせを受け、専門技術者が正式見積の作成のために現地を調査します。

調査の内容としては、下記のようなものになります。

・工事車両が近付ける接道状況か

・機器を設置するスペースが確保できるか

・既存分電盤は蓄電池との連系に問題がないか

工事施工

正式契約と申請等の事前準備を経て、いよいよ実際の工事施工となります。

施工規模にもよりますが、基礎工事に2~4日、蓄電池設置に1日、電気工事と試運転で1日、計4~6日程度で完了します。

検収・発電開始

工事が完了したら、必ず立ち合い確認し検査・検収を行います。

蓄電池やパワーコンディショナーは相当な重量物であり、地震などの揺れで脱落・転倒すると非常に危険です。

基礎や壁に径の太いボルトで緊結されていることを良く確認してください。

また、配線ケーブル類が露出しておらず、カバー等で保護されていることもチェックしましょう。

ここまで完了したら、いよいよ稼働開始です。

モニター画面で実際に操作しながら動作を確認します。詳細な設定はメーカーや機器により異なりますが、大まかには用途ごとに下記のモード設定をします。

ポイントとしては「停電に備えて電気容量をどれくらい残しておくか?」ということになります。

・経済優先モード:毎日できる限り放電し系統電力使用量の削減を優先

・蓄電優先モード:停電時の蓄電量確保を優先(最低残量は任意に設定可能)

・ピークカットモード:電力消費量が多い時間帯を狙って放電

正常な稼働が確認できたら、蓄電池の工事は完了です。

生活環境に合わせてモードを切り替えながら、節約や蓄電に役立てましょう。


家庭用蓄電池の費用は?

ここでは、気になる家庭用蓄電池設置工事の費用の目安と見積のチェック方法について解説します。

蓄電池の価格相場

蓄電池の価格の相場は、下記の記事をご参考にご検討ください。

家庭用蓄電池の価格相場は?安く買う方法まとめ

システム費用の内訳

家庭用蓄電池のシステム費用は、機器(蓄電池本体やパワーコンディショナー)の価格が70~80%、工事費が20~30%程度の配分となります

工事費に含まれるもの

システム費用の20~30%を占める工事費について、チェックすべきポイントを説明します。

基礎工事

据置型の蓄電池を屋外に設置するためには、基礎が必要となります。

蓄電池は非常に重量が重いため、鉄筋入りのコンクリート基礎を現場打設で新たに設けるケースが多いです。

(一部の低容量の蓄電池であれば、置き型のブロック基礎で済む場合もあります。)

また、既存の犬走り等のコンクリート土間があり強度が確保できれば、基礎工事を省くことも可能です。

ただし、その場合でも傾斜がきついところに無理に設置しようとするとバランスを崩しやすく、転倒の可能性が高いため要注意です。

機器設置工事

蓄電池やパワーコンディショナーの設置に掛かる人件費になります。

ここは相場が確立されている部分ですので各社大きな違いは出にくいですが、狭小地での作業など搬入や施工に時間が掛かり、近隣対策にも注意を要する場合は価格も上昇します。

電気工事

蓄電池への配線や分電盤への接続には国家資格である第二種電気工事士以上の専門資格が必要です。

蓄電池設置工事の作業者が電気工事士の資格を持っており、ワンストップで工事を施工できる場合は、電気業者を外注する必要が無いためこの部分の費用を抑えられます。


失敗しない工事店選びのために施工実績と保証体制をチェック!

最後に、工事業者の選定で失敗しないためにチェックすべきポイントについて解説します。

工事見積はここをチェック!

蓄電池の機器や部材の価格を比較検討するのはもちろんですが、各社で価格差が生じやすい工事費についても、先述の内訳費用がきちんと計上されているかをチェックします。

工事費が極端に安価な業者にはそれなりの理由がありますので、基礎の仕様で手抜きをせず、転倒防止の固定などの安全対策をしっかり実行してくれるかを確認しておく必要があります。

メーカーの指定工事店IDを取得しているか?

蓄電池の施工には、メーカーのマニュアルに沿った施工を確実に行うことが大事です。

蓄電池メーカーが各種の研修を実施しており、知識・技術共に一定のレベル以上にあると認定した工事店には「指定工事店ID」が発行されます。

極端に安価な業者の中には、マニュアルの手順を守らずに施工スピードを優先し、必要な部材を省いてコストカットする者もいます。

そういった施工をされないように、このIDを取得しているかを見積チェック時に必ず確認するようにしましょう。

工事店の太陽光発電施工実績は?

蓄電池工事は異業種からの参入も多く、知識や経験の浅い業者も多数存在します。

信頼できる業者かを判断する目安として、工事業者の施工実績を確認するようにしましょう。

工事業者のHPから確認出来る場合もありますし、直接電話で問い合わせるのも良いでしょう。

お住まいの地域の周辺での実績も確認出来れば、より安心して依頼ができます。

尚、口コミサイトの評価は、悪意のある書き込みも多いため参考程度に留めるべきです。

工事の保証体制も要チェック!

万が一に備えてメーカーの機械保証だけでなく、自然災害補償や工事保証の制度をよく確認するようにします。

蓄電池の固定状況や充電能力をチェックする定期的な点検や異常発生時の駆けつけなど、有償無償を含めて各種のサービスが各社用意されているはずです。

見積の検討時に、無償・有償サービスの範囲と期間、有償の場合は掛かる費用を十分にチェックするようにしてください。

アフターフォロー体制が重要

蓄電池設備は、設置した後に少なくとも10年以上は継続して使用するものです。

初期費用は安価でも、その後の点検・メンテナンス費用が高額で結局は高くつくケースもありますので、見積金額の額面の比較だけではなく、補償内容やアフターフォロー体制も含めて検討する必要があります。

自然災害の多い日本では、蓄電池は常に過酷な環境にさらされます。

地震や台風、地域によっては積雪による破損に対しても対応可能な自然災害補償はとても重要です。

また、異常の発生時に連絡すればすぐに点検に駆け付けてくれるアフターフォロー体制があるかも、業者に良く確認するようにしましょう。

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蓄電池の工事では設置工事や保証内容も含めて比較するのが大切!

ここまで、家庭用蓄電池の導入に当たっての検討事項、その工事の流れと費用の目安、業者選びの基準となる見積のチェックと保証体制・アフターフォローの重要性について解説してきました。

蓄電池の導入には、単なる機器のスペックとコストの比較だけでなく、設置工事や保証内容も含めてトータルで検討する必要があります。

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家庭用蓄電池の導入を検討される方は、ぜひ「エコでんち」へお問い合わせください。

 

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