家庭用蓄電池の選び方と容量のポイントを徹底解説!(容量計算・使い方)
最終更新日:2024.10.25 蓄電池
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「太陽光発電の買取がそろそろ終わるし、蓄電池を導入して家で使おう!」
けど・・・「うちにはどの蓄電池があっているの?」
など、蓄電池を導入すべきかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
最初に悩むのが「蓄電池の容量」ですね。
各メーカーから販売されている家庭用蓄電池の容量は、2kWh前後のものから16.6kWhまであり、何を基準に容量を決めればいいのでしょうか?
次にお客様からよく聞かれるのは「停電時の使い方」・・・全負荷?特定負荷?100V?200V?なんのことだかサッパリ。
こういったことから、蓄電池の選び方がわからないというお問い合わせを頂戴します。
そこでこの記事は、お客様にあった蓄電池選びのポイントをわかりやすく解説していきます。
蓄電池の検討をはじめたばかりの方などは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
家庭用蓄電池の選び方で押さえてくべき最初のポイント
家庭用蓄電池の選び方で押さえておくべき最初のポイントは、何を目的として使用するかというところです。
住宅用太陽光発電の余剰電力を貯めておきたい場合は、発電量や余剰電力に合わせて蓄電容量や機能を比較していく必要があります。
一方、オール電化プランや時間帯別プランに契約していて、夜間など電力量料金の安い電力を活用したい場合は、日中や電力量料金の高い時間帯にどれだけ電気を消費しているか確認しておきましょう。消費電力量に合った蓄電容量を基準にすれば、充電量不足もしくは導入費用の高い大容量すぎる蓄電池を選ぶリスクを抑えられます。
また、災害・停電対策として蓄電池を導入したい場合は、停電時にどの家電製品や機器を使用したいのか、何日程度の停電を想定しているのか、といった点を基準に蓄電容量を考えていくのも大切です。さらに、停電時の出力や動作方式などは製品によって異なるため、このような機能も確認する必要があります。
家庭用蓄電池の選び方で知っておくべき項目
家庭用蓄電池の選び方について調べる際は、蓄電容量だけでなく定格出力や自立運転など、いくつかの項目について把握しておく必要があります。
それぞれの項目を把握しておけば、選び方のポイントについて調べた際にすぐ理解できるようになります。
それでは、家庭用蓄電池の選び方で知っておくべき主な項目をわかりやすく解説していきます。
蓄電容量
家庭用蓄電池を選ぶ際は、前段でも触れたように「蓄電容量」を理解しておきましょう。
蓄電容量は、家庭用蓄電池に充電可能な電気の量を指しています。
カタログやメーカーHP、施工販売店HPなどには、○○kWhという表記で記載されています。メーカーによって種類は異なるものの、コンパクトタイプの3kWh程度、標準的なタイプの5kWh前後、大容量タイプの10kWhとバリエーションが豊富です。
そして、蓄電池のカタログには、定格容量と実効容量もしくは定格容量のみ記載されています。
定格容量とは、ある条件下で貯められる蓄電容量のことです。一方、実効容量は、実際に貯められる蓄電容量を指しています。また、定格容量から0.5~1.0kWh程度少ない値で設定されているのが特徴です。
蓄電容量を比較する際は、実効容量をカタログで確認したり施工販売店に質問したりしてみるのが大切です。
サイクル
蓄電池のサイクルとは、充電容量0%の状態から満充電まで充電し、再度0%まで使い切った状態のことです。また、家庭用蓄電池には、それぞれサイクル数が設定されています。
サイクル数と蓄電容量を組み合わせれば寿命の目安として活用できるため、耐久性を比較する際に役立ちます。
一般的なサイクル数については、6,000~12,000サイクルの傾向です。
サイクル数と蓄電容量から寿命を調べたい時は、蓄電容量×サイクル数という計算で比較してみましょう。
たとえば、5kWh×8,000サイクル数と8kWh×6,000サイクル数では、以下のような計算になります。
●5kWh×8,000サイクル=40,000
●8kWh×6,000サイクル=48,000
サイクル数だけで見ると、5kWhの方が長く使用できるように感じます。しかし、蓄電容量を含めた総使用量で見た場合は、8kWh・6,000サイクルの方が長く使用できます。
サイクル数に関する詳細は、以下の記事で解説しています。より深く知りたい方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
関連記事:家庭用蓄電池の寿命と耐用年数は?長く使うコツをどこよりも丁寧に解説! – (ecodenchi.com)
定格出力と自立運転出力
蓄電池の定格出力は、1度に出力可能な電気の量を指しています。
たとえば、定格出力3kWの蓄電池を使用する場合、掃除機や冷蔵庫などといった家電製品・電子機器の合計消費電力3kWまで同時に電力を供給することが可能です。
そのため、定格出力が高ければ高いほど、同時に稼働できる家電製品・電子機器の数・種類を増やせます。
自立運転出力に関しては、停電時の自立運転モードで適用される出力です。停電時に複数の機器へ電気を供給したい場合は、自立運転出力の高さもチェックしておきましょう。
蓄電池の機能
各メーカーでは、家庭用蓄電池にさまざまな機能を搭載させています。
多くの製品に搭載されている機能は、自家消費優先・売電優先・停電対策優先の3モードです。
自家消費優先モードの場合は、太陽光発電で発電した電気のうち、余った電気を全て蓄電池へ貯めてくれます。また、発電量が少ない・0の場面で、蓄電池の電気を自家消費できるのが特徴です。
一方、売電優先モードは、太陽光発電で発電した電気のうち余った電気を売電に回し、夜間など発電していない時間帯に電力会社から買電および充電していきます。そのため、時間帯別プランなど電力量料金単価の安い時間帯があれば、充電コストを抑えられます。
停電対策優先もしくは類似のモードは、インターネット経由で天候情報を取得し、状況に応じて満充電にしてもらえる仕組みです。手動で充電操作を行わなくとも電気を貯めておけるため、停電したあとに充電し忘れたことに気付くといったミスを避けられます。
また、パナソニックの創蓄連携システムS+はHEMSのAiSEG2と連携することで、契約中の電気料金プランの内容に合わせた制御を行ってくれます。(HEMS:HEMS対応の家電製品を自動制御できる)
メーカーやシリーズごとに独自の機能が搭載されているので、各機能をよく確認しながらライフスタイルに適したタイプを選んでみましょう。
パワーコンディショナ
蓄電池は、パワーコンディショナによって制御されています。
パワーコンディショナは、電気の直流・交流変換機能のほか、電力の出力制御を行ったり異常発生時に系統(送配電網)と切り離す保護機能が働いたり、システムを支える重要な機器です。
また、家庭用蓄電池の出力や停電時の動作などは、パワーコンディショナによって決まるため、同機器の機能やスペックをよく確認しておく必要があります。
他にもパワーコンディショナには、単機能型やハイブリッド型、トライブリッド型といった種類にわかれていて、変換効率などに影響を与えます。
ハイブリッド型やトライブリッド型は、1台で太陽光発電と家庭用蓄電池、もしくはV2Hを含めた3台の設備を1台のパワーコンディショナで制御できるシリーズを指しています。
電力の変換回数などを抑えられるため、より効率的に電気を使用することが可能です。
単機能型は、太陽光発電やV2H側にもパワーコンディショナが必要のため、電気の効率的な活用という点でデメリットもあります。しかし、既に太陽光発電などを設置している場合には、既設のパワーコンディショナを取り外す手間や費用を抑えられます。
サイズと設置場所
家庭用蓄電池を選ぶ際は、蓄電ユニットやパワーコンディショナのサイズ、設置場所についても比較しておきましょう。
蓄電池の設置場所は、メーカーやシリーズによって屋内専用・屋外専用・屋内と屋外設置可能と、3種類にわかれています。
屋外設置可能な環境であれば、屋外用専用や屋内・屋外兼用どちらも検討しやすいといえます。しかし、自宅の外観をそのまま保ちたい、温度や湿度などの影響を受けやすい、外に設置スペースがない、といった場合は、屋内設置や屋内・屋外兼用の中から薄型軽量の蓄電池を選んだ方がいいといえます。
また、蓄電池は、エアコンの室外機に近いサイズ感ではあるものの、蓄電容量やメーカーによって大型タイプから薄型タイプまであります。さらに軽量タイプなら、2階のベランダに設置することが可能です。
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家庭用蓄電池の選び方 容量で選ぶ
過程用蓄電池の選び方に関する基本と注目すべき項目を理解したあとは、さらに一歩踏み込んだ内容を確認していきましょう。
ここでは、家庭用蓄電池の選び方から、蓄電容量をチェックする際に知っておくべきポイントを詳しく解説していきます。
“設置済みの太陽光パネルの容量”から考える
太陽光発電を設置している場合は、現在設置済みの太陽光パネルの容量(kW)とFIT制度の認定状況から蓄電容量を検討してみましょう。
太陽光パネルを設置した際の契約書や保証書などにアルファベット+○○〇×〇枚、と記載があると思います。〇の中には数字が入ってきます。例えば、「ECODENCHI 300×20」 といった記載を探してください。
上記の場合300kW×20枚で6.0kWの太陽光パネルが搭載されているということがわかります。
また、FIT制度の認定を受けた場合は、10年間固定の買取単価で余剰電力を売電することが可能です。(出力10kW未満、住宅用太陽光発電の場合)
10年間のFIT期間が終了したあとは、電力会社の卒FIT向け電力買取プランを契約することで、再び余剰電力を売電できるようになります。しかし、卒FIT向け電力買取プランの買取価格は、FIT制度のの固定買取価格(買電価格)より下がります。2009年にFITを開始した方の例で考えると、48円で売っていた電気を7~8円で売ることになります。
電気料金の電力量料金単価は1kWhあたり20~35円です。電気会社に7円や8円で売って、同じ電気会社から20~35円で電気を買う…よく考えたら不思議な話ですよね(笑)
そう考えると、自分の家の太陽光で作った電気のうち余った電気も貯めておき、全て自家消費した方が明らかにメリットの多い選択です。
また、今後も電気料金は上がっていくことが予想されている反面、売電価格は下がっていく一方というのが現状です。実際に、太陽光が日本よりも普及している欧米諸国では売電価格が3円や5円という国もあります。
できるだけ賢く自家消費に回すための蓄電池容量の選び方がこちらです!
この方法は、売電に回っている電気量を経済的に利用するため、全て自家消費していくことを目的とした考え方です。(全量自家消費にシフトチェンジ)
たとえば現在導入している太陽光発電の出力は、「6.0kwの太陽光パネルを設置している」と仮定します。
天候や、太陽光パネル設置状況など条件によって発電量が変わりますが、1日に発電する電力量は太陽光パネルの容量に3をかけた数値となります。
この場合およそ18kWhほどと仮定することができます。
計算式はこちらです。
●1日に発電する電力量 6(kW)×3(発電時間)=18kWh
太陽光パネルで発電した電気を自家消費する分は、およそ30%といわれています。
残りの電力は売電しているということですね。
このことから5.4kWh(18kWh×0.3)は家で自家消費し、残りの約12kWhが売電分の電気量となります。
つまり、12.0kWhの蓄電池を選べば余った電気を貯めるのに適した容量ということですね。
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“一日の電気を蓄電池でまかなう”から考える(固定買取終了①後/②前・③太陽光未設置の方)
毎月の電気使用量から考えることで、自宅に合った蓄電容量を見つけられます。
太陽光発電システムを設置している方はもちろんのこと、設置していない方も電気使用量から必要容量を考えられます。
①太陽光発電システムを設置している方(固定買取終了後)
電気料金がわかる検針票をみていただければ電気使用量が載っています。
太陽光で発電していない時間帯の電気使用量を調べてください。
ホームタイム(朝晩)・デイタイム(昼間)・ナイトタイム(深夜)
ここでいうとデイタイム(昼間)以外です。
ホームタイム+ナイトタイムの使用量でひと月に購入している電気量がわかります。
例:月300kWh使用している場合
時間帯 | 使用量(kWh) |
ホーム(朝晩) | 120kWh |
デイ(昼間) | 30kWh |
ナイト(夜間) | 150kWh |
●太陽光で発電していない時間帯の電気使用は
270kWh(ホーム+ナイト)÷30(日)=9kWh
よって蓄電池の容量は実効容量が9kWh前後のものがオススメです。
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②太陽光発電システムを設置している方(固定買取終了前)
固定買取前の方でも容量は固定買取後で考えるのが良いと思います。
蓄電池の寿命から考えても前より後の方が使っている期間が長いからです。
それでも固定買取終了前で考えますと、ナイトタイム(深夜)の電力でホームタイム(朝晩)分を補う動かし方になるので、ホームタイムで使う使用量を確認してください。
例:電力プランが東京電力、電化上手、10kVA契約の場合(月300kWh使用)
時間帯 | 使用量(kWh) |
ホーム(朝晩) | 120kWh |
デイ(昼間) | 30kWh |
ナイト(夜間) | 150kWh |
●150kWh(ナイト)÷30(日)=5kWh
よって蓄電池の容量は実効容量が5kWh前後のものがオススメです。
③太陽光発電システム未設置の容量
ナイトタイム(深夜)の電力でホームタイム(朝晩)+デイタイム(昼間)分を補う動かし方になります。
ホームタイム+デイタイムで使う使用量を確認してください。
例:月300kWh使用している場合
時間帯 | 使用量(kWh) |
ホーム(朝晩) | 120kWh |
デイ(昼間) | 30kWh |
ナイト(夜間) | 150kWh |
●150kWh(ホーム+デイ)÷30(日)=5kWh
よって蓄電池の容量は実効容量が5kWh前後のものがオススメです。
ここでポイントとなるのは、電気料金プランが従量電灯など使用電気量に比例して電気代が高くなるプランの場合、この方法は役に立ちません。
停電時に使用できる容量から考える
停電対策として蓄電池を導入したい場合は、停電時にどれだけの家電製品・電子機器、住宅設備を使用するのか、何日間の停電を想定しているかどうかを基準に考えてみましょう。
停電発生時に使うことができず、特に困るのが冷蔵庫。仮に夏場に停電が起きた際は保存している食材がすぐに傷んでしまい廃棄しなければなりません。では冷蔵庫の消費電力はどのくらいでしょう?
400Lタイプの冷蔵庫は1時間で約40W消費します。
また、停電発生時は避難場所や物資供給といった情報収集のためにテレビを使いたいという方が大変多いです。
42型のTVでしたら1時間で約60W消費します。
他にも、洗濯機は1時間で200Wの消費、炊飯器は1時間で100W消費します。
では、実際停電が起きた時にどれくらいの時間電気を使うことができるのか?
ここではわかりやすく2つのケースをモデルにすすめていこうと思います。
「停電時に使いたい家電は決まっていますか?」
蓄電池を検討されたことがある方でしたら、こういった質問を受けたこと1度はあると思います。
お客様の回答としては
この2通りの方が多いのではないでしょうか?
そこで、次の2パターンから実際に停電になった際、蓄電池の容量の違いでどれくらい動かせる家電に違いが出るかを検証してみましょう。
パターン①「最低限の家電が動けばいいよ!」
冷蔵庫(40W)、携帯電話の充電(10W)、Wi-Fiルーター(10W)、リビングの照明(30W)、テレビ(60W)
これらが使えれば一時的な停電でしたら問題ないと仮定してみます。
これらを1時間使用してみましょう!目安としては150Wの消費です。
つまり蓄電池の蓄電療養が4.0kWhであれば、約26時間は停電をしのげる計算になります。
安心できますね。
パターン⓶「普段と変わらないように使えるのがいいよ!」
冷蔵庫(40W)、携帯電話の充電(10W)、Wi-Fiルーター(10W)、リビングの照明(30W)、テレビ(60W)、エアコン(500W)、IH調理器(1400W)を加えると仮定します。
4.0kWhの蓄電ができる機能があるケースでみていきます。
これらを1時間使用してみましょう。2050Wの消費電力です。
そのため、パターン1と同じく蓄電容量4.0kWhの蓄電池があれば、2時間弱の停電をしのげる計算になります。
いかがでしょうか。使用する家電を増やすことで消費電力に大きな差が出ます。
いつも通りの生活を考えると蓄電池の容量を大きくした方が安心なのは間違いないですね。
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夏や冬などに停電が起きた際、エアコンなどはライフラインとして非常に重要な役割を担っています。
また、長期停電が起きた時は近くのスーパーやコンビニで食料品などはすぐに売り切れてしまうため、電子レンジやIHクッキングヒーターなどで冷凍庫の中の食材を調理することも必要です。
※各家庭で使用されています家電によっては消費電力の違いなどがあるため、必ず上記の結果になるという事はございません。
また、蓄電池ごとに出力の関係で同時に使える家電に制限がありますので、必ず事前に蓄電池の性能を確認することをおすすめします。
あくまで参考までに考えていただけると幸いです。
ご自身を取り巻く環境をよく考えてみると小さなお子様がいるご家庭、お父様お母様と同居されているご家庭もあると思います。
特に夏や冬に動かないと困る家電もあるのではないでしょうか。
各家庭に合わせた停電対策が必要というわけです。
参考までに下記の資料を参照ください。
※資料 スマートスターL9.8kwhの家電使用イメージ
この様に停電時に使いたい家電と使用時間によって容量を選択することをおすすめします。
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定格容量と実効容量の違い
メーカー | 定格容量(kWh) | 実効容量(kWh) |
シャープ | 4.2 | 3.3 |
パナソニック | 5.6 | 4.4 |
長州産業 | 6.5 | 5.4 |
シャープ | 8.4 | 6.7 |
スマートスターL | 9.8 | 8.8 |
HUAWEI(ファーウェイ) | 15.0 | 15.0 |
ニチコン | 16.6 | 14.4 |
冒頭でも紹介したように蓄電池には、定格容量と実効容量があります。
蓄電池は定格容量の全てを使用できるかというとそうではありません。
上記資料で記載しているように実効容量というものがあり、これは蓄電容量が0%にならない為に設けてあるセーフティー容量です。
※機種によっては残量0%になってしまうと停電のときに自立起動できずに使用不可になるものもございます。
●定格容量・・・蓄電池自体の容量
●実効容量・・・蓄電池で使用できる容量
上記のことから蓄電池の容量を選ぶ基準は実効容量で選ぶことをおすすめします。
定格容量しか確認できない時は、、定格容量に対して1kWh程度容量を上乗せした状態の容量を基準に選んでみることをおすすめします。
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家庭用蓄電池の選び方 停電時の違い
100V対応と200V対応
蓄電池は主に100V対応機器と200V対応機器の2種類の機器があり、導入する機器によっては停電時に使える家電製品が制限される場合があります。
●100V対応・・・冷蔵庫、TV、照明、携帯の充電など
●200V対応・・・冷蔵庫、TV、照明、携帯の充電+200V対応エアコン、IHクッキングヒーターなど
以前は100Vの家電製品が中心でしたが、近年では200Vを利用した家電製品が増えてきました。
200Vの機器の例を挙げるとIHクッキングヒーター、エコキュート、エアコン、電子レンジなどが代表的で、停電時にもこれらの機器を使用したいと考えている方は200V対応の蓄電池をおすすめします。
ただし、容量の説明でも紹介したとおり200V対応の家電は消費電力が大きいため、停電時に使うとすぐに蓄電池の容量がなくなるため使用方法には注意が必要です。太陽光発電と併用すれば、充電量0%になったとしても発電した電気を貯められます。
全負荷型と特定負荷型
蓄電池には全負荷型と特定負荷型があります。
全負荷型とは、停電時に家中の電気を全て蓄電池の電力でまかなうことができ、停電時であっても普段と同じように生活することができます。
※電気のご契約容量が大きい場合は全負荷を選択していても特定負荷のように電気を使えない部屋を選ぶ必要があります。
詳しくはエコでんちちゃんネルで説明しているのでご覧ください。
※電気のご契約容量が大きい場合は全負荷を選択していても特定負荷のように電気を使えない部屋を選ぶ必要があります。
特定負荷型は停電時に蓄電池から電気をまかなう回路を事前に選択していただき、選択された場所のみ電力をまかなうタイプです。
例えば、リビングの電気回路を指定した場合、リビングのTVやコンセントなどは使用できますが、トイレが別回路である場合トイレの電気は使えません。
そのため、必要最低限の回路を停電時に使用できます。
蓄電池の100V対応の機種は特定負荷となっており、200V対応の機種はほぼ全負荷タイプとなっています。(一部例外あり)
家庭用蓄電池の充電時間について
蓄電池は容量により充電時間に違いがありますが、簡単に分かる方法として商品カタログに充電時間の記載があります。
もしくは蓄電池と一緒に設置するパワーコンディショナーの仕様書を見てみましょう。
メーカーによって記載名は様々ですが「自立運転時の定格容量」や、「定格出力」といった単語があると思います。
これらは、パワーコンディショナーからどれくらい電気を送る力があるかの目安となります。
実際に例を挙げてみてみましょう。
蓄電池の容量が9.8kWhで、自立運転出力が3KVAの場合
9.8÷3=3.26つまり約3時間で満タン充電が可能という事になりますね!
このKVAという数値はメーカーや機種、取り付けるパワーコンディショナーによってとても差がありますので、一度チェックすることをおすすめします。
この数値が高ければ高いほど停電時により多くの家電製品を同時に動かすことができるという風にいう事もできます。。
夏場や冬場などは使用する家電が春や秋に比べ多くなるのが一般的です。
万が一、そんな時期に長期停電が起きた場合どれくらいの家電を同時に使用できるのか、家族が多い方やご高齢のご両親、小さなお子様がいるご家庭では特に知っておいていただきたい情報の一つです。
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まとめ
太陽光発電の有効活用として注目の蓄電池ですが最近の災害状況を思い返すと、いつ停電が発生するかわからない状況です。ご存知ないかもしれませんが、毎日日本のどこかで停電は起きています。
“うちのところは今までなかったから大丈夫”といっても100%ならないという保証はありません。
また、大きな災害が多いため停電が長期間に及ぶ可能性があります。
私たちの生活に電気は欠かせないものです。
被害はなくても、停電していれば家での生活が不便ですので、わが家で安全に過ごすには電気の備えも必要です。
太陽光の活用+災害への備え。両方の面を重要視する必要があるかと考えられます。
蓄電池導入の際は、最適な製品を相談することはもちろん、アフターサポートもしっかりしたお店で購入する事がおすすめです。
最適な製品は、太陽光のご利用状況や蓄電池のご使用方法などによって機種が変わってきます。
設置する家の状況によっては設置できない蓄電池もございます。
使用目的をご家族で検討し、私たちのような専任アドバイザーを交え最終的にピッタリな蓄電池をお選びいただけるよう、全力でサポートさせていただきますのでお気軽にお問合せください。
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よくある質問
A. 電気代が、毎月5,000円未満なら5kWh前後、5,000~10,000円なら5~10kWh、10,000以上なら10kWh以上の蓄電池がおすすめです。
A. 定格容量は、蓄電池に貯めることができる容量です。ですが、定格容量全てを使用できるわけでなく、蓄電が0%にならない為に設けてあるセーフティー容量が実効容量です。つまり実効容量が、蓄電池で使用できる容量となります。
A. 大容量が得意なメーカー、ハイブリッドが得意なメーカーなど、一部の機能に特化したメーカーが多いです。ご家庭に欲しい機能をまず選んで、そこが得意なメーカーから、蓄電池を探すといいでしょう。
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