再生可能エネルギーのメリットとデメリット&求められている背景
最終更新日:2023.06.28 お役立ち情報
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近年では「再生可能エネルギー」の導入が推進されており、メリットばかり強調される傾向にありますが、当然メリットだけではなくデメリットもあります。
また、太陽光発電設備の導入を検討している方なら、デメリットに対しても対策を練りたいと考える方もいらっしゃると思います。
そこで今回の記事では、再生可能エネルギーのメリットとデメリットについて解説します。
太陽光発電を自宅に設置したい方や再生可能エネルギーのメリットやデメリットを把握した上で導入検討したい方などは、参考にしてみてください。
目次
再生可能エネルギーとは何か
「再生可能エネルギー」とは、太陽光や風力、水力などの自然エネルギーによって創られた電力のことです。
自然エネルギーを活用した電力といえば太陽光発電が最も普及していますが、風力発電・水力発電・地熱発電・バイオマス発電により創られた電力も自然を活用したエネルギーと言えます。
再生可能エネルギーの種類
日本国内において再生可能エネルギーとして政令で定義されているものは、次の7つです。
①太陽光
②風力
③水力
④地熱
⑤太陽熱
⑥大気中の熱その他の自然界に存する熱(地熱、太陽熱除く)
⑦バイオマス(動植物に由来する有機物であってエネルギー源として利用することができるもの)
再生可能エネルギーの特徴は、化石燃料と異なり半永久的に取り出せること、環境負荷が低いことです。たとえば、太陽光発電の場合は、太陽がある限り永久的に光エネルギーを活用できます。また、発電時に二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスを排出しないため、環境への影響を抑えながら電力を使用することが可能です。
再生可能エネルギーが求められる背景
近年、再生可能エネルギーの積極的な活用が求められているのは、次の3つの理由からです。
【自然を活用した発電方法が必要とされる理由】
・化石燃料は将来的にいつか枯渇するため
・地球温暖化を食い止めるため
・開発途上国の発展を促進させるため
石油や石炭などの化石燃料は、将来的に枯渇する可能性があります。
電力生産を化石燃料だけに頼っていると、燃料が枯渇した場合に電力を得る手段がなくなってしまうでしょう。
また、化石燃料を燃焼させて電力を生産する際には、同時に二酸化炭素が排出されるため、世界的な問題となっている地球温暖化を促進させます。
しかし、自然エネルギーを活用した発電方法なら、化石燃料と異なり枯渇させることなく、ほぼ永続的に電力を生産・利用し続けられます。
さらに二酸化炭素の排出を抑えられるので、地球環境に配慮した発電も実現できます。
開発途上国では、資源の購入や発電施設の建設に十分な資金を用意できず、化石燃料により創られた電力を得られない地域もあります。
そこで、自然エネルギーを活用して発電を行う方法であれば、開発途上国でも電力を創り出す選択肢が広がります。
自然エネルギーを活用した電力は地球と世界の未来にとって、メリットが多い発電方法と言えます。
再生可能エネルギーのメリット
続いては、再生可能エネルギーのメリットについてもう少し詳しく見ていきましょう。
地球温暖化防止に貢献
自然エネルギーを活用した電力は、二酸化炭素に代表される温室効果ガスの排出が少なく、地球温暖化防止に大きく貢献します。
2015年に開催された国際会議において、2020年以降の温室効果ガス排出削減のために世界的な取り組みを行う「パリ協定」が取り決められました。
参照:外務省:2020年以降の枠組み:パリ協定
自然エネルギーを活用した発電方法は温室効果ガスの排出削減、およびパリ協定達成を目指すために欠かせないものです。
エネルギー自給率の向上
再生可能エネルギーのメリットは、エネルギー自給率を向上させられることにもあります。
石油や石炭などの燃料に乏しい国は、海外の燃料に依存しなければならずエネルギー自給率が低くなりがちです。
実際に、多くの資源を保有しない日本では、2019年度のエネルギー自給率は12.1%でした。これは諸外国と比較しても低い水準となっています。
参照:経済産業省資源エネルギー庁「エネルギーの今を知る10の質問」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2021/001/
エネルギー自給率が低いと、国際情勢の悪化により資源価格が高騰すると電力価格が高くなったり、電力が入手しづらくなったりする危険性があります。
ロシア–ウクライナ戦争の影響で、火力発電所の主要燃料である石油や石炭・天然ガスの価格高騰により電気料金も高騰していることで、その危険性がより鮮明になっています。
しかし自然エネルギーを活用した発電方法は資源がなくても創り出せるため、エネルギー自給率の向上にも役立ちます。
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エネルギー供給の安定化
再生可能エネルギーには、電力供給の安定化といったメリットもあります。
災害時に電力会社からの電力供給が止まると、私たちは電力を得られなくなります。
しかし、自宅に太陽光発電設備など自然を活用した発電方法を生み出すための設備があれば、災害発生時に電力の供給が止まっても、電気を使い続けられます。
特に在宅での避難生活を想定しているご家庭にとっては、導入しやすい設備です。住宅用太陽光発電なら、100万円台で導入できますし家庭用蓄電池との組み合わせで夜間も自家消費できます。
エネルギーの普遍化
再生可能エネルギーは、太陽光や風力など身近にあり無限に存在する自然エネルギーを活用する発電方法であるため、世界各国どこでも創り出せる電力です。
そのため、多額の費用を必要とする化石燃料による発電施設の整備が遅れている地域でも、再生可能エネルギーを利用して電力の生産ができるようになります。
日本国内においても、山間部や離島などの送電網の整備が不十分な地域でも再生可能エネルギーを利用した発電所を現地に設けることによって、必要とされる電力をまかなうことが期待されています。
再生可能エネルギーのデメリット
再生可能エネルギーには多くのメリットがありますが、次のようなデメリットもあります。
高いコスト
再生可能エネルギーにおける最大のデメリットは、電力生産のコストが高いことです。 火力発電所のように大規模化してスケールメリットを出すことが難しいことと、再生可能エネルギーを利用した発電はまだ普及段階であるため、発電コストが結果的に高く付いてしまう傾向があります。
特に日本では自然を活用した電力を生み出すためのコストは高く、ヨーロッパと比べると約2倍ものコストが必要になっています。
現在ではFIT法の改正や、太陽光以外の自然を活用した電力設備導入を促進させていく政策により低コスト化を目指しています。
ちなみに住宅用太陽光発電は初期費用の負担が抑えられてきているので、FIT制度の固定買取期間内に費用回収できます。
参照:経済産業省資源エネルギー庁:再エネのコストを考える
エネルギー変換効率の低下
再生可能エネルギーにおけるもうひとつのデメリットは、エネルギー変換効率が低いことです。
エネルギー変換効率が低いと、実際に活用できる電力量は減るため非効率的な電力供給となってしまいます。
火力発電や原子力発電に比べると、風力発電や太陽光発電のエネルギー変換効率は低く、太陽光発電では15~20%ほどしかありません。
参照:経済産業省資源エネルギー庁:変換効率37%も達成!「太陽光発電」はどこまで進化した?
火力発電のエネルギー変換効率は40~60%程度だとされているため、自然を活用した発電方法はエネルギー変換効率が低いことがわかるでしょう。
自然エネルギーを活用した発電方法をより普及させるためには、エネルギー変換効率をさらに高めていく技術革新が求められています。
気候により左右される生産効率
自然エネルギーを活用した発電方法は、気候などの自然条件により発電量と発電効率が大きく左右されます。
曇りや雨の日が続けば太陽光発電の生産効率は低下しますし、風が弱い地域では風力による発電量が低くなります。
再生可能エネルギーは自然を活用して電力を生産する方法ですので、発電効率は自然の成り行き次第で変化しますが、ご家庭で主力電源ではなく補助的に発電する程度であればそれほど大きな問題にはならないないでしょう。
しかし、自然を活用した発電方法を主力電源にしようとすると、提供するべき電力が不足する事態に陥る可能性もあるため、大型の蓄電池を導入して電気を蓄えておくなどの対策が必要となってきます
自然エネルギーを活用した電力は気候により生産効率が左右されることから、電力を計画的に生産しづらいデメリットがあり、近年ではFIT(固定価格買取制度)太陽光発電の出力抑制が問題となっています。
再生可能エネルギーにはメリットもデメリットもある
再生可能エネルギーの高いコストやエネルギー変換効率の低さは改善が進められていますが、自然エネルギーを活用した発電にはメリットだけでなくデメリットもあることを知っておきましょう。
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