
蓄電池とは?
電池には一次電池と二次電池があり、蓄電池とは、電気を貯めて繰り返し使える二次電池のことです。
- 【一次電池】一度使用すると充電できない電池(例:乾電池)
- 【二次電池】充電と放電を繰り返して何度も使用できる電池(例:リチウムイオン電池、鉛蓄電池)
特に家庭用蓄電池は、住宅向けに設計された定置用蓄電池を指します。
定置用蓄電池は指定の場所へ固定するため、モバイルバッテリーとは異なり持ち運びはできませんが、大容量で、家電製品や住宅設備を稼働させることが可能です。
おすすめの蓄電池
RECOMMEND
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目次
仕組み
蓄電池は太陽光発電で発電した電気を蓄え、家中の電化製品の電力をまかなうことができます。
蓄電池は、経済的メリットだけでなく防災対策として役立つ側面も持っています。

種類
蓄電池には、リチウムイオン電池・鉛蓄電池・ニッケル水素電池・ナトリウム硫黄電池 (NAS電池)など、
使用される材料や特徴によっていくつかの種類があります。
家庭用としては、エネルギー密度が高く小型化しやすいリチウムイオン電池が普及しています。
リチウムイオン電池の仕組み

| 動作 | 仕組み(リチウムイオンの移動) |
|---|---|
| 放電時 (電気を使用) |
負極から正極へリチウムイオンが移動し、同時に電子が回路を通って正極へ移動することで電気が流れます。 |
| 充電時 | 外部から電流を流し、正極から負極へリチウムイオンが移動します。 負極側にリチウムイオンがたまっていれば、電子を移動=放電できます。 |
価格相場
家庭用蓄電池の価格は、主に蓄電容量(単位:kWh)と機能(単機能型/ハイブリッド型)によって変動します。
- 【単機能型】
- 蓄電池専用のパワーコンディショナを持ち、ハイブリッド型よりも安価です。太陽光発電を設置していない、または既存の太陽光発電のパワコンをそのまま使用したい場合に適します。
- 【ハイブリッド型】
- 1台のパワーコンディショナで太陽光発電と蓄電池の両方を制御できる高機能タイプで、単機能型よりも高価です。太陽光発電と同時に設置・交換する場合におすすめです。
| 蓄電容量 | 価格相場(本体+工事費含む目安) |
|---|---|
| 4~7kWh | 100万円~180万円(税込) |
| 8~11kWh | 180万円~230万円(税込) |
| 12~16kWh | 230万円~300万円(税込) |
蓄電池の価格変動は年々値上がり傾向
FIT制度が開始した2012年度から蓄電池の価格は年々下落傾向で推移していたものの、2016年頃から一転、EV車の普及で需要が上がり原材料の高騰による値上がり傾向が続いています。
さらに、昨今は物価高の傾向が続いているため、蓄電池の原材料も更に高騰してしまうリスクがあります。
そのため、蓄電池を検討されている方は早めの導入がチャンスです。
補助金について
国や自治体の補助金をうまく利用することで、導入費用を抑えることができます。
蓄電池に関する主な補助金にはこのようなものがあります。
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DR補助金(デマンドレスポンス補助金)
電力需給に応じ制御できる家庭用蓄電池の導入に補助。停電対策とピーク抑制を兼ねた支援制度です。
補助金額目安 上限60万円/戸(経費の1/3以内) 実施時期 年度ごとに5~7月頃公募・早期終了例が多い -
次世代 ZEH+補助金
ZEH基準を超え、蓄電池やV2H等を併設した高性能住宅に追加補助。より高い省エネ性を実現。
補助金額目安 1 戸あたり100万円前後 実施時期 春~夏に公募開始 -
各種自治体補助金
都道府県や市区町村が独自に実施。太陽光・蓄電池・V2Hを対象に、国補助と併用できる場合もあります。
補助金額目安 数万円~数十万円(地域差大) 実施時期 年度初めや秋~冬に募集されることが多い
\ 様々な補助金について、
お役立ちコラムでまとめています /
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4つのメリット
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1
電気料金を削減できる

電力会社の電気料金が割安になる深夜電力(時間帯別プランの場合)や、太陽光発電で発電した電気を貯めて、電気代の高い日中~夜間の時間帯に使用することで、購入電力量を減らせます。
電気代が安くなった事例
実際どのくらい安くなるのか、エコでんちにお寄せいただいたお客様の声より事例をご紹介します。
【山梨県 O様の場合】
導入した製品 蓄電池(シャープ クラウド蓄電システム 9.5kWh)
※太陽光発電はすでに導入済み導入前の電気料金 約10,000円/月 導入後の電気料金 約5,000円/月 → 約50%の電気代削減! 【東京都 T様の場合】
導入した製品 太陽光発電システム( シャープ 5.833kW)
蓄電池(シャープ クラウド蓄電システム 9.5kWh)導入前の電気料金 約12,000円/月 導入後の電気料金 売電収入2,000円を含めて約0円/月 → 約100%の電気代削減!ほぼ自給自足を実現
電気代削減効果シミュレーション
あなたのご家庭でどのくらい電気代が削減できるのか、ブラウザ上で簡単にチェック。 -
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停電時に非常用電源として利用できる
事故や災害で停電しても、蓄電池に貯めた電気を非常用電源として使用できます。停電時には自動的に自立運転モード(※)に切り替わり、生活に必要な機器(照明、冷蔵庫、スマートフォン充電など)を稼働させられます。太陽光発電と併設していれば、昼間に再度発電・蓄電できるため、長期間の停電にも対応可能です。
※自立運転モード:電力会社からの電力で稼働している状態から充電された電気のみで稼働できるモードへ切り替わる今後起きる可能性が高い大災害

【首都直下型地震】
30年以内の発生確率 70%程度 停電件数 約160万軒
※変電所3ヶ所の被災により、地震発生直後は200万軒の停電が一時的に発生するが、電力系統切り替えにより、1日後までに160万軒に回復する。電気の復旧目安 6日(各事業者からの聞取りによる復旧目標日数) 【南海トラフ地震】
30年以内の発生確率 60%~90%程度以上(M8~9の地震) 停電件数 最大約2,930万軒 電気の復旧目安 数日間から、約1~2週間 このように、最長で1~2週間。一部の地域においてはそれ以上復旧に時間を要する想定がされています。
仮に停電が復旧したとしても、すべての発電所が完全に復旧するまで計画停電が実施されることもあり、停電は長期に及ぶと考え備えておいた方がいいでしょう。
実際に被災した際、何日ならこの状況に耐えられるでしょうか?真夏や真冬であれば熱中症や脱水症状、低体温症といった命にかかわるリスクが潜んでいると言えます。電気がない状況は自分自身はもちろん、ご家族まで危険に晒す可能性があります。太陽光発電と蓄電池の導入で在宅避難の強い味方に

大規模災害による長期停電時、太陽光発電と蓄電池は在宅避難の強い味方となります。
スマートフォンやパソコンの充電、テレビ、冷蔵庫、LED照明など、消費電力の少ない機器類であれば同時に稼働させることが可能です。
エクソルの「停電レス・救シミュレーター」では、太陽光発電と蓄電池で家電をどれだけ使えるか簡単にシミュレーションすることができます。ぜひチェックしてみましょう! -
3
太陽光発電との併用で電気を自家消費

太陽光で作った電気のうち、消費しきれず余った電気(余剰電力)を貯めて、好きな時間に自家消費できるため、卒FIT後(売電価格が安くなった後)は、売電するよりも電気料金削減によって高い経済効果効果が得られます。
また、ハイブリッド型の蓄電池を選ぶことで、太陽光発電システムのパワーコンディショナ(約10~15年で交換が必要)を兼ねられるため、将来的な交換費用(30~40万円程度)の節約にもなります。 -
4
電気自動車(EV)との連携

日中に太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めておき、夜間や自動車を使わない時にEVに充電することで、EVの充電にかかる電気代も削減できます。
さらに、V2Hを併設することで、EVへの急速充電に加え、EVから自宅への給電も可能となり、EVを走る蓄電池として活用することもできます。
3つのデメリット
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1
初期費⽤が⾼い
機種や容量によりますが、設置工事費を含めると5kWhクラスの蓄電池で100万円以上、10kWhクラスの大容量になると200万円を超えるケースもあるため、機器の導入費用がネックといえます。
ただし、補助金制度の活用やローンを利用することで金銭的負担を分散し、毎月数万円前後の返済を行いながら少しずつ初期費用を回収できます。エコでんちでは、可能な限りリーズナブルな価格での提供を心掛けているため、初期費用を軽減したい方にも検討しやすい販売店です。 -
2
蓄電池は徐々に劣化する

蓄電池にはサイクル寿命(充電・放電を繰り返せる回数)があり、充放電を繰り返すうちに徐々に使用できる容量が低下していきます。サイクル数が多いほど寿命が長く、最近では最長クラスで20,000サイクル(1日1サイクルで約55年間使用可能)の機種もあります。※蓄電池の稼働を保証する数値ではありません
サイクル数が多いおすすめ蓄電池
- ・オムロン「マルチ蓄電プラットフォーム」
- ・長州産業「スマートPVマルチ」
- ・シャープ「クラウド蓄電池」
- ・京セラ「エネレッツァプラス」
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3
設置スペースの確保と配線工事
蓄電池本体を設置するためのスペース(屋外/屋内)が必要です。
理想は直射⽇光の当たらない⽇陰や分電盤までの最短距離に設置するのがベストです。機種によっては室外機程度の大きさになります。
機器を設置するにあたり搬⼊経路の確保や配線経路が必要になります。場合によって特殊⼯事が必要になり、状況によっては設置できないこともあります。
蓄電池の設置スペースに関する問題を避けるには、実績豊富な施工販売店へ相談し、自宅の状況に合った蓄電池を提案してもらうのが大切です。また、設置には電気工事士による配線工事が必要です。
選び方のポイント
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1
蓄電容量(どのくらい電気を貯められるか)
蓄電容量は「kWh」という単位で示されます。カタログには「定格容量」と「実効容量」(実際に使用できる容量)の2項目が記載されていることがありますが、実効容量を確認しましょう。
例として、定格容量10kWh、実効容量9kWhなら、実際に利用できるのは9kWhとなります。
定格容量はあくまで器としての容量であり、蓄電池システムとして稼働する場合、一定容量の電力が必要です。実効容量は、蓄電池をシステムとして正常に動作・保護させるための仕組みといえます。
以下の基準を基に蓄電容量を決める方法もあります。容量を決める基準
- 【太陽光発電の余剰電力量と合わせる】
太陽光発電で作った電気を可能な限り自家消費したい場合に適しています。 - 【停電時の消費電力量に合わせる】
防災対策を重視する場合に、非常時に必要な家電を稼働させる容量を確保します。 - 【太陽光発電の出力×2倍の容量の蓄電池を選ぶ】
最も簡単な蓄電池の容量選定方法です。自家消費率を高めたいが、消費電力量などが一定でないor調べるのが面倒くさい方向けです。
- 【太陽光発電の余剰電力量と合わせる】
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2
停電時の稼働方式(どこまで電気を使えるか)
防災対策を重視する場合、停電時にどの範囲で電気を使えるかを示す稼働方式に注目が必要です。
特定負荷型 設置工事の際に、あらかじめ配線接続した特定の一部の部屋や住宅設備のみで電気を使用できます。停電時対策<初期費用を抑えたい方におすすめです。 全負荷型 停電時、基本的に全ての部屋で電気を使用できます。初期費用は特定負荷型に比べ、数万円~20万円前後高いことがあります。 -
3
パワーコンディショナのタイプ
パワーコンディショナ(パワコン)は、電力の制御やセーフティ機能を持つ重要な機器です。
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トライブリッド型
特徴 太陽光・蓄電池・電気自動車を1台のパワコンで制御し、高効率かつ停電に強いシステム。 適しているケース EVやPHEVを保有していて、停電対策と電気代削減を両立したい場合。 -
ハイブリッド型
特徴 蓄電池のパワコンが太陽光発電のパワコンも兼ねる。変換回数が減り、発電・出力ロスが少ない。 適しているケース 太陽光発電と蓄電池を同時に設置orパワコン交換も兼ねて蓄電池を設置する場合。 -
単機能型
特徴 蓄電池のパワコンで太陽光発電を制御できないため、設備ごとにパワコンが必要。 適しているケース 蓄電池のみを設置したい、または既に設置済みの太陽光発電のパワコンをそのまま使用したい場合。
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4
設置場所
蓄電池の機種によって、設置可能な場所が「屋内と屋外どちらにも対応」「屋内設置専用」「屋外設置専用」に分かれます。
- 【屋外設置】
設置スペースの自由度が高く、宅内が狭くなることはありません。 - 【屋内設置】
雪害や塩害、厳しい温度変化といったリスクを避けたい場合におすすめです。
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電気代削減効果シミュレーション


































