停電時の備え・対応や注意点をわかりやすく解説!
最終更新日:2025.01.06 蓄電池
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地震や台風、集中豪雨など、自然災害の発生によっていつ大規模停電が起きるかわかりません。令和元年の房総半島台風(2019年9月)の影響を受け、関東地方を中心に発生した大規模停電は、まだ記憶に新しいところです。
災害時でも慌てず行動するためには、日頃の防災備蓄が大切です。災害への備えがあれば、停電時の健康問題や、二次災害のリスクも回避できます。
また、災害時にとるべき行動を学んでおけば、いざというときに安心できます。
本記事では、停電に備えるために必要なものや、停電したときにやるべきことについて解説します。

目次
停電への備えとして用意しておきたいもの

大規模停電が起きると、電化製品はもちろん、ライフラインが使えなくなる恐れがあります。停電に備えるため、これから紹介する5つの防災備蓄が必要です。
また、非常時の備えをチェックリストにまとめたものは、以下ボタンよりダウンロードできます。何が必要なのかすぐに確認できるので、今回の記事と合わせて活用ください。
それでは、停電への備えとして用意しておきたいものを紹介します。
1. 食料・飲料水は3日分の備えを
大規模停電により、電気の供給や水道の汲み上げポンプが止まったときを考え、非常用の食料・飲料水を備蓄しましょう。
食料・飲料水の目安は3日分です。大規模災害を想定する場合は、1週間分の備蓄があると安心できます。
必要なもの | |
食料 | 3日分(アルファ米、ビスケット、板チョコ、乾パンなどの非常食) |
飲料水 | 3日分(1人1日3リットル) |
なお、水の備蓄については飲料水だけでなく、洗濯やトイレなどの「生活用水」も必要です。
生活用水は飲料水とは別にして、「水道水をポリタンクに貯めておく」「お風呂の水を流さず張っておく」といった対策をとりましょう。
2. 体調管理に必要なもの
大規模停電が起きると、普段とは生活環境が大きく変わります。
とくに注意が必要なのが、エアコンやストーブ、ファンヒーターなどの冷暖房器具が使えないという点です。非常時の備えがなければ、冬場は厳しい寒さ、夏場は熱中症との戦いです。
さらに、家族に乳幼児や高齢者がいる場合は、停電時に体調を崩しやすくなります。体調管理に必要なものは必ず備蓄しておきましょう。たとえば、以下のものを備蓄しておくと安心です。
体調管理に必要なもの | |
救急用品 | 風邪薬などの常備薬、持病の薬、包帯、消毒液、ばんそうこうなど |
防寒対策グッズ | 毛布、ブランケット、断熱シート、使い捨てカイロ、カセット式ストーブなど |
熱中症対策グッズ | 塩飴、扇子、電池式の小型扇風機など |
衣類 | 衣服、下着、マスク、軍手、タオルなど |
衛生管理用品 | 簡易トイレ、洗面用具、除菌スプレー、ウェットティッシュなど |
育児用品 | ミルク、紙おむつ、ほ乳びんなど |
体調管理に必要なものは、小さく持ち運べるものがほとんどです。自宅から避難し、避難所で避難生活を送る可能性も考えて、これらを「非常用持ち出しバッグ」に詰めておきましょう。
非常用持ち出しバッグは1つにまとめて大きな荷物にするのではなく、人数分小分けにしておくと避難行動がとりやすくなります。
3. リアルタイムに情報を得られるもの
普段はテレビやパソコンから情報を得ている方も多いですが、大規模停電が発生するとテレビもパソコンも使えません。
「被害状況はどうなっているか」「避難は必要か」「どこで支援を受けられるか」といった正確な情報を知るためには、リアルタイムに情報を得られるものが必要です。
停電に備えて、電池式の携帯ラジオか、電池がなくても使える手回し充電式の携帯ラジオを備蓄しておきましょう。
また、通信キャリアの携帯電話回線が使える状態であれば、スマートフォンも役に立つ場合があります。
スマートフォンには、災害時に使えるテレビアプリやラジオアプリがあるため、有事に備えてインストールしておきましょう。
4. 乾電池やモバイルバッテリー
小型扇風機、携帯ラジオ、懐中電灯などの防災用品を使うためには、乾電池が必要です。
停電してから慌てて購入しようとしても、品薄になる可能性があります。
懐中電灯は単1形乾電池、小型扇風機は単3形乾電池を使う製品がほとんどです。
単3形乾電池を単1形乾電池として使える「電池アダプター(電池スペーサー)」もありますが、どちらも十分な量を用意しておくと安心です。
また、災害時にスマートフォンを使って情報収集する場合は、乾電池だけでなく、モバイルバッテリーも用意しておきましょう。
とくにソーラー充電式のモバイルバッテリーは、停電時でもスマホを繰り返し充電できるため役に立ちます。
なお、モバイルバッテリーは、USBで接続できる家電なら充電できるため、お手持ちの家電にモバイルバッテリーが使えるものがないか確認しておきましょう。
5. 夜間の照明に使えるもの
夜間に大規模停電が発生したときに備えて、照明に使えるものも備蓄しておきましょう。
夜間に避難行動が必要になった場合、照明の有無で危険性が大きく変わります。
電池式の懐中電灯や充電式のLEDランタンなど、足元を照らせる十分な光源のあるものを用意しましょう。
なお、マッチやろうそくなどは、火事の原因となる恐れがあるため、なるべく火を使わない照明器具があると安心です。
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停電したときにやるべき2つのこと

停電したときにやるべきことを知っておくと、いざというときに慌てません。
まずは周囲の状況を確認したうえで、2つの行動をとりましょう。
電化製品のコンセントを抜く
停電時に電化製品のコンセントを差し込んだままだと、復旧した際に一気に電流が流れます。電化製品へ悪影響が生じたり、過電流が発生しヒューズが切れたりする恐れがあるため、必ずコンセントの電源プラグを抜きましょう。
とくに、アイロンや暖房器具のような熱を出す電気製品は要注意です。テレビ・パソコンなどの精密機械も、復電時の悪影響が大きくなります
避難の前にブレーカーを落とす
屋外に避難する場合は、ブレーカーを落としておくことも大切です。
停電時に気をつけなければならないのが、復電時に火災が起きる「通電火災」です。東日本大震災のときの火災の原因の多くも、この通電火災だったといわれています。
電化製品の電源プラグを抜き、さらにブレーカーを落としておけば、通電火災の対策になります。
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停電で主に困るものと停電時の対処法
停電が起きてしまうと、生活のあらゆるもの・ことに支障をきたしてしまいます。しかし、具体的に何がどのように困るのかイメージしにくい方も多いのではないでしょうか。
続いては、停電が起きた際に困るものと対処法についてわかりやすく解説します。
冷房や暖房機器
停電時には、エアコンやヒーター、こたつなどといった冷房・暖房機器を使用できなくなってしまうため、厳しい避難生活を強いられます。
とくに夏場や冬場の停電は体調に影響を及ぼす可能性もあり、早急に対策を打つべき項目です。
まず夏場の停電に備える場合は、電池式・充電式の小型扇風機、ネッククーラー、うちわを用意したり服装で体温調整したりできるようにしておきましょう。また、スポーツドリンクなどでこまめな水分補給を欠かさないようにする必要があります。
冬場の停電に備える場合は、厚着のほか、非常用の毛布を活用したり電池式のヒーターを使用したりしてみましょう。
暑すぎる・寒すぎるといった理由で在宅避難生活が厳しいときは、指定の避難所への非難を検討してみるのも大切です。
冷蔵庫
冷蔵庫に保管されている食材や食品は、停電によって冷やせなくなるほか、傷んでしまう点に注意が必要です。
停電が起きたあとは、なるべく早く食材を使用しましょう。また、保冷剤を使用して、少しでも長く食品・食材を保管できるよう対策を立てておくのが大切です。
ただし、長期停電の場合は全ての食材・食品を長期保存させることが難しいため、非常食や長期保存可能な備蓄水を用いるのも避難生活を送る上で重要なポイントといえます。
照明機器
停電時には、夕方から夜間、早朝にかけて自宅の廊下や各部屋が暗くなってしまいます。
移動時に転倒や怪我といった危険性があるため、懐中電灯や充電式ライト、広範囲を照らせるライトなどを用意しておくことをおすすめします。また、被災地域全体が真っ暗な状態のため、持ち運び可能でかつ照度の高いライトを持っておくのも大切です。
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停電時の電力確保におすすめのグッズ
停電時に困る場面を把握したあとは、電力を確保する上で何を検討すべきなのか確認していきましょう。
ここからは、停電時の電力確保に役立つおすすめのグッズを3つ紹介します。
ポータブル電源
試しに非常用電源を導入してみたいという場合は、ポータブル電源を検討してみてはいかがでしょうか。
ポータブル電源は持ち運び可能なタイプの蓄電池で、蓄電容量500Wh前後から1,000Wh以上の大容量まで揃っています。
また、本体には入力ポートがあり、AC100Vコンセントをはじめ、車載バッテリー、ソーラーパネルなどさまざまな電源からの電力供給に対応しています。充電を終えたあとは、出力ポートから充電したい機器を接続し、電力を供給していく仕組みです。
停電対策として導入したい場合は、1,000Whもしくは2,000Wh以上の大容量で、かつ出力1,000Wを超えるタイプを選ぶのがおすすめです。
折り畳み式ソーラーパネル
折り畳み式ソーラーパネルは、住宅用太陽光発電などと異なり持ち運び可能な軽量タイプで、アウトドアや防災対策としても役立ちます。
種類によっては、ポータブル電源と連携可能なタイプもあり、発電した電気をポータブル電源へ充電しておくことが可能です。
折り畳み式ソーラーパネルを選ぶ際は、ポータブル電源と連携できるかどうかという点のほか、出力や入力・出力ポートの数や種類を確認しておきましょう。
家庭用蓄電池
停電対策としてとくにおすすめなのが、家庭用蓄電池です。
家庭用蓄電池は、屋外もしくは屋内に固定させる据え置き型の蓄電池で、設置工事の際に各部屋のコンセントや住宅設備と配線を接続してもらいます。そのため、ポータブル電源と異なり、各部屋のコンセントから電力を取り出せるほか、照明設備やその他住宅設備を稼働させることが可能です。
中でも全負荷型の200Vタイプは、停電時に全部屋の100V・200V機器へ電力を供給できます。オール電化住宅に住んでいる方や200V機器を複数所有している方、照明設備などの住宅設備を利用したい方などは、家庭用蓄電池を選ぶことをおすすめします。
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停電時の電力確保におすすめのアイテム”家庭用蓄電池”とは?

大規模停電が発生しても、安定して家庭内の電力を確保できるのが「家庭用蓄電池」です。
乾電池やモバイルバッテリーでは、冷蔵庫や冷暖房などの電源を確保するのは困難です。
しかし、家庭用蓄電池で電気を蓄えておけば、停電時でも冷蔵庫や冷暖房を稼働させ、通常時と同等の暮らしができます。
ご家庭に暑さや寒さに弱い子ども、高齢者、ペットがいる方は、家庭用蓄電池があれば万が一のときでも安心です。
家庭用蓄電池には、太陽光パネルとセットで設置できる製品もあります。太陽光発電ができれば、さらに長時間電力を確保できるため、停電時に備えたい方におすすめです。
家庭用蓄電池の選び方やメリット、デメリット、費用なども知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
関連記事:家庭用蓄電池の選び方と容量のポイントを徹底解説!(容量計算・使い方) | エコでんち
関連記事:家庭用蓄電池のメリット・デメリットと費用や種類について紹介! | エコでんち
関連記事:家庭用蓄電池の寿命と耐用年数は?長く使うコツをどこよりも丁寧に解説! |エコでんち
停電時に緊急避難することになった場合への備え
災害による停電が起きた際、緊急避難を行わなければいけない場面も出てきます。非常時でも慌てず対処できるよう、日頃からさまざまな備えを進めておくことが大切です。
まずは、非常用の持ち出し品をリストアップし、まとめておきましょう。
具体的には、以下のような品目を揃えておくことをおすすめします。
●非常用の持ち出しリスト
□非常食
□飲料水
□割りばしや紙皿
□着替え
□タオル
□マスク
□スリッパ
□救急セット、医薬品
□ウェットティッシュ
□歯ブラシやせっけん
□貴重品類
□懐中電灯
□携帯用のラジオと呼びの電池
□充電器
□連絡先をまとめたメモや地図
□ライターなど火をつけられるもの
□ビニールシート
□軍手や手袋
□ビニール袋、ガムテープ
□カイロなど寒さに備えたグッズ
□雨具
□万能ナイフ
□簡易トイレ
ほかにも自身や家族にとって必要なものがあれば追加でリストアップし、非常用持ち出し袋にまとめておきましょう。
停電時に避難する際の注意点
災害発生後および停電時に避難する際は、安全を確保しながら慎重に行動することが大切です。
たとえば、地震や台風被害のあとは、電柱が倒壊したり切れた電線が垂れ下がっていたりしている場合もあり感電や怪我の危険性も高まっています。
また、津波を発生させるほどの地震が起きた場合は、大きな揺れを感じた直後に迅速な避難を始めるようにしましょう。場所によっては、短時間で津波が到達する可能性もあり危険な状態です。さらに、津波は繰り返し発生するため、津波警報などの情報を確認しながら避難を続けることが大切です。
台風の上陸が予想されている場合は、あらかじめ気象庁などからの情報を確認しながら事前避難を済ませておくのも重要なポイントです。台風上陸後は水害が発生している場合もあるため、避難を行えない・周辺地域が危険な状態に変わっているケースもあり得ます。そのため、事前の避難を決めることも、怪我などのリスクを抑える上で検討すべきです。
太陽光発電・蓄電池のことなら、エコでんち
家庭用蓄電池があれば、大規模停電が発生しても、停電中の電力を安定して確保できます。
停電時にも普通の暮らしがしたい方は、家庭用蓄電池の導入がおすすめです。
エコでんちは、住宅用太陽光発電から家庭用蓄電池を多数取り扱っており、ご提案から施工、設置後の保証サポートまで対応しております。また、環境省公的資格「うちエコ診断士」を取得した専門アドバイザーが、100種類以上の商品からお客様のご要望に合った商品を選定・ご提案いたします。
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日頃の防災備蓄があれば停電発生時も安心
停電発生時に慌てず行動するためには、食料・飲料水、救急用品、防寒対策グッズ、熱中症対策グッズといった防災用品の備蓄が欠かせません。また、長期停電に備える場合は、家庭用蓄電池などの設備導入を検討してみるのがおすすめです。中でも家庭用蓄電池は、蓄電容量が大きく、各部屋のコンセントや住宅設備へ電力を供給できます。住宅用太陽光発電と連携しておけば、発電した電気を貯めておき、長期停電に備えることが可能です。
また、停電が発生したら「電化製品のコンセントを抜く」「避難前にブレーカーを落とす」など、とるべき行動も学んでおきましょう。



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