パワコンの交換時期はいつ頃?交換時期のタイミングや費用について解説!
最終更新日:2023.12.07 お役立ち情報
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太陽光発電システムの重要な機器であるパワーコンディショナ(パワコン)は、太陽光パネルや他の周辺機器と同様にメンテナンスフリーではありません。
しかし、パワコンの交換時期がいつごろかを把握している方は少ないのではないでしょうか。
そこで本記事では、パワコンの仕組みから交換時期のタイミング、交換費用について詳しく解説していきます。
パワコンの交換を考えている方はぜひ参考にして下さい。
目次
パワコンについて理解しよう
パワーコンディショナは一般的にパワコンと呼ばれていて、太陽光パネルから発電された直流の電気を交流へ変換したりシステム全体の制御を行ったりしています。
太陽光発電システムで発電した電気は、家庭のコンセントや住宅設備へ供給されます。
あとは、家電製品を稼働させたりPC・スマホの充電に使用したり、照明やエコキュート、IHクッキングヒーターに使用したりできます。
しかし、家庭内で使用される電気の種類は、交流の電気です。太陽光パネル単体で生み出される電気は直流のため、そのまま住宅内部へ供給しても活用できません。
そのため、住宅用太陽光発電システムには、直流・交流変換機能を持つパワコンが必要なのです。
また、直流・交流変換機能の他には、効率的に電力を取り出すための制御や自家消費・売電のコントロールなど、さまざまな面で太陽光発電システムを支えています。
パワコンの交換時期(寿命)はいつごろ?
続いては、パワコンの交換時期(寿命)はどのくらいなのか確認していきましょう。
パワコンの交換時期は10~15年程度
パワコンの交換時期は、新規設置から10年~15年程度とされています。
もちろん製品の耐久性や使用環境によっては、10年未満で故障したり15年以上稼働したりする場合もあります。
ただし、パワコンの内部には電子回路が組み込まれており、水分や衝撃、落雷などといったさまざまな事象による影響を受けやすい精密機器です。そのため、10年~15年程度使用できるからといって、メンテナンスを怠ったりしないようにしましょう。
なお、ソーラーパネルの交換時期は、20~30年とされています。
住宅用太陽光発電を20年~30年程度使用すると考えた場合、稼働期間中に少なくとも1回はパワコンを交換する必要があります。
メーカーの保証期間を確認しよう
パワコンの交換時期やメンテナンスについて心配な方は、パワコンのメーカー保証と保証期間について確認しておきましょう。
つまり、メーカーの保証期間中であれば、パワコンの交換修理費用を抑えやすく、交換時期のひとつの目安になります。
なお、メーカー保証についてよくわからないという方は、エコでんちへぜひお気軽にご相談ください。
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パワコンが故障してしまう原因は?
寿命の目安がわかれば、対策をたてることが可能です。
ここではパワコンの劣化の原因について解説します。
経年劣化によるもの
パワコンの交換時期を迎えてしまう主な原因は、経年劣化によるものです。
冒頭でも少し触れたようにパワコンの内部には、電子回路が組み込まれていて、静電気やホコリ、水分などで故障したり劣化したりしてしまいます。また、定期的なメンテナンスや清掃を専門業者に依頼していたとしても、他の機器と同様に少しずつ劣化します。
そのため、パワコンの交換を避けることは、現実的に難しいところです。
まずは施工販売業者や専門業者へ定期メンテナンスを依頼し、1年・2年でも長く使用し続けられるような状態を保ちましょう。
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自然災害などによる機器の故障
パワコンをマニュアル通りに使用したり定期的にメンテナンスしたりしていても、自然災害や外的な要因で交換時期より早く故障してしまう場合があります。
屋外設置型の場合は、住宅の外壁に固定します。そのため、雨風はもちろん、湿気やホコリ砂、落雷、浸水、地震による衝撃など、さまざまな影響を受けやすい環境です。また、暴風などで小石が飛来してきたり、近隣住民や通行人の物がぶつかったりなどといったケースも考えられます。
屋内設置型の場合は、屋外設置と比較して飛来物による衝撃や雨風に対する直接的なダメージを受けずに済みます。しかし、落雷によるショート、地震による大きな衝撃、津波や洪水による浸水被害を受ける可能性があり、どちらにしても故障リスクのある状況です。
機器自体や周辺設備による不具合
パワコンの製造時に生じた不具合、周辺設備の故障などで、交換しなければいけなくなってしまう場合もあります。
ただし、製造時の不具合に関しては、メーカー保証期間中であれば無償の修理交換を行ってくれます。そのため、太陽光発電システムを導入したあとは、専用モニターでパワコンに異常が発生していないか、異常に発電効率が低下していないかなどのチェックを進めることをおすすめします。
その他、パワコン以外の不具合や気になる事象が発生した場合は、施工販売業者へ連絡し、早めに調査と点検、修理交換を進めてもらうのが大切です。
パワコンや周辺機器の故障は大きな損失で、本来得られるはずだった売電収入や自家消費といったメリットを逃してしまいます。
早めの点検と調査が、長期的な発電停止を避ける上で外せないポイントといえます。
パワコンの故障に気づくタイミングは?
パワコンの故障に気付くことは、発電停止の期間を少しでも短くする上でも大切なポイントです。
続いては、パワコンの交換時期でもある故障発生に気付くタイミングを紹介します。
発電量の減りが著しい
ある日突然発電量の低下が見られた場合は、太陽光パネルやパワコンが故障している可能性もあります。また、パワコンの直流・交流変換機能や制御機能が故障した場合、出力に大きな影響を与えます。
モニタから発電量を確認することは簡単なので、急激な減少で故障に気付きやすいといえます。
発電量の急激な減少は経済的にも大きな損失なので、早急に施工販売業者へ連絡し、駆けつけてもらいましょう。メーカー保証や火災保険で修理交換費用をカバーできる可能性があり、費用負担を抑えることは可能です。
エラーコードが頻繁に表示される
住宅用太陽光発電システムのモニタからエラーコードが頻繁に表示される場合は、パワコンやその他周辺機器の故障を示している可能性があります。
また、エラーコードは通常と異なる明確な表示なので、故障に気付くタイミングの1つです。
なお、エラーコードの内容によっては、専門業者でしか対処できないケースもあるため、放置せず早めに施工販売業者へ連絡することが大切です。
モニタから表示されるエラーコードの表記は、メーカーや型番によって変わります。わからない場合は、まず説明書を確認してどのエラーコードなのか把握してみましょう。ただし、エラーコードを調べるのが難しい・判断できない場合は、販売店もしくはパワコンのメーカーへ相談するのがおすすめです。
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モニタが表示されない
太陽光発電システムのモニタが表示されない場合は、パワコンや太陽光発電の故障といいきれません。しかし、そもそも太陽光発電の状況を確認できない故障状態なので、少なくとも施工販売業者へ相談すべきタイミングです。
なお、設置から15年や20年以上経過している場合は、交換時期に差し掛かっている可能性があるため、交換を含めて検討してみましょう。
エコでんちでは、太陽光パネルやモニタ、パワコンを含めて各製品のご提案から現地調査、施工・サポートまで一括サポートしております。最近モニタのエラーなど気になる事象が増えた場合は、お気軽にご相談ください。
パワコンの交換費用はどのくらい?
それではパワコン交換にかかる実際の費用はどのくらいなのでしょうか。
ここでは交換費用の目安をご紹介します。
パワコンの交換費用はパワコン本体価格+工事費
パワコンの交換時期に差し掛かっている場合は、点検だけでなく新しいパワコンの本体購入と施工が必要になります。
そのため、交換費用には、パワコンや関連機器の本体価格だけでなく工事費が含まれます。
パワコン本体の価格は容量やメーカーにより変わりますが、おおよそ7~25万円くらいになります。
一方、古いパワコンの撤去・新品の設置工事は10~15万円くらいなので、合計するとパワコンの交換費用は約30~40万円くらいとなるでしょう。
なお、部品交換だけの場合は5万円~10万円程度で、パワコンの交換と比較して費用を抑えることが可能です。
保証期間内であれば費用負担を抑えられる
メーカーのシステム保証もしくは火災保険などでカバーできればパワコンの交換費用を負担することなく新しい製品へ交換してもらえます。
近年はメーカーの保証期間が長くなっているので、交換時期に差し掛かる10年~15年の故障でも交換費用を抑えられる可能性もあります。
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パワコンを交換するメリットを解説
ここまでパワコンの寿命や交換費用について解説してきました。
ここではパワコンを交換するメリットを詳しくご紹介しますので、交換判断の参考にしてください。
修理を繰り返すより安く済む
パワコンの交換時期もしくは早めに交換を行うことは、コスト面でメリットのある行動といえます。
前半でも紹介したようにパワコンの交換工事には、本体価格+工事費で約30~40万円程度かかります。1回の費用負担が大きいため、まだ交換せず修理で何とかしたいと考えたくなってしまいます。
確か1回あたりの修理費用は、交換費用より安く済みます。しかし、修理だけでは全体的な劣化を止められないため、故障を繰り替えるリスクも出てきます。すると、何度も修理を依頼することになるため、合計費用が交換費用を上回ってしまいます。
そのため、特に経年劣化や大きな故障といった場合は、パワコンの交換を検討するのがおすすめです。
最新タイプのパワコンにすることで効率がアップする
パワコンの交換を行うということは、交換工事時点で最新の性能を持つパワコンを購入できるということです。つまり、変換効率を含めて性能の高いパワコンを導入できるため、経済的メリットを得やすいのが強みです。
メーカーは、パワコンの変換効率や制御機能などを日々改良していて、年々性能がアップしています。そのため、新規設置時に導入したパワコンを使用し続けるより、効率的に電力を活用でき、電気料金削減効果を伸ばしたり売電収入を増やしたりすることが可能です。
メーカーの保証を新たに受けられる
パワコンを好感した場合、メーカー保証が新たに付きます。
パワコンを含めたメーカー保証は、10年や15年で設定されています。仮に保証期間10年~15年を過ぎたあとにパワコンや周辺機器が故障した場合、無償修理や交換といったサービスを受けられなくなります。
そこで新品のパワコンを交換すれば、同製品に付帯されているメーカー保証を受けられるので、再び無償修理や交換といったサポートを一定期間受けることが可能です。
保証および修理交換費用の負担という点でもパワコンの交換は、メリットの多い選択肢といえます。
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パワコンを交換するデメリット
ここからは、パワコン交換のデメリットを紹介します。。
どうしても費用が掛かる
パワコンを新品に交換する場合は、どうしても交換費用がかかってしまいます。デメリットでもありますが、仕方ない部分です。
特にメーカーの保証期間が過ぎたあとに交換する場合は、交換費用を全額負担しなければいけません。
少しでも費用負担を抑えたい場合は、交換時期10年~15年を待たずに保証期間の適用されるうちに交換を検討してみましょう。また、施工販売業者によって交換工事費は大きく異なるので、技術力や実績のある業者から費用の安い業者を比較してみるのが大切です。
周辺機器も取り換える可能性がある
使用していたパワコンのメーカーがすでになかったり、新たなメーカーを選んだりした場合は周辺機器の互換性が失われるため、パワコンに加えて周辺機器も新たに揃えなくてはいけません。
そうなるとパワコン以外の費用がさらにかかることになり、より費用負担が増えてしまいます。
ただし、パワコンを含めた周辺機器を交換すれば、より大幅な性能アップを期待できますし、周辺機器の経年劣化による故障リスクを抑えられます。
また、最新の太陽光パネルへ交換した場合は、より大幅な発電効率アップを見込めます。
パワコン交換と同時に蓄電池導入を検討しよう!
パワコンを交換と同時にオススメするのが蓄電池の購入です。
ここでは蓄電池導入のメリットをご紹介します。
太陽光発電の利点をより高める
蓄電池の併用は、太陽光発電の利点をより高めてくれます。
太陽光発電単体では、発電した電気を貯めておくことができません。そのため、発電した瞬間に自家消費しなければ、そのまま損失もしくは売電されます。
FIT期間中や卒FIT後も売電する場合は、余った電力を売電収入に変えられるものの、電気料金を直接削減する上で大きな課題です。
そこで家庭用蓄電池を導入すれば、仕事や外出などで自宅にいない時間帯でも余った電力を蓄電池に貯めておけます。あとは、消費電力量の多い時間帯に自家消費できるため、太陽光発電単体の場合より電気料金の削減額が大きくなります。
発電できない時間帯でも自家消費可能
太陽光発電と蓄電池を併用すれば、発電の難しい時間帯でも自家消費することが可能です。
たとえば、発電量の下がるもしくは0になる夕方や早朝、そして夜間は、電力会社から供給されている電力を使用しなければいけません。
そこで家庭用蓄電池を導入した場合、日中に発電した電気を貯めておき、発電量の少ない早朝や夕方・雨の日や曇りの日、発電量0になる夜間や雪の日などに自家消費できるようになります。
さらに地震などの災害で停電してしまった時は自立運転モードへ切り替わるので、日中に太陽光発電で発電した電気を蓄電池へ貯めておき、夜間でも照明や調理機器を使用できます。特に在宅での避難生活中は、不便でなおかつ不安も覚えるところです。
夜間でも照明やラジオ、調理機器などを使用できれば、落ち着いて過ごせますし、暗闇を歩いてケガをしてしまうといったリスクも避けられます。
まとめ
パワコンの交換時期は、10年~15年といえます。ただし、劣化状況や災害・事故による故障で、交換時期が早まる場合もあります。また、故障時は、早めに交換した方が修理を何度も繰り返すより負担を抑えられます。
パワコンの交換時期に差し掛かっている方やパワコンを修理したものの効率が上がらない方は、この機会にエコでんちでパワコンを比較検討してみてはいかがでしょうか?
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