太陽光発電とエコキュートの組み合わせで光熱費をカット!メリットやデメリットについて解説
最終更新日:2024.05.22 太陽光発電
太陽光発電といえば、これまで余剰買取が一般的な運用方法でした。
しかし、卒FITや固定買取価格下落などで太陽光発電の運用方法は、「売電」から「自家消費」という動きへ変わりつつあります。
そこで注目されている組み合わせの1つが、太陽光発電とエコキュートです。
そこで今回は、太陽光発電とエコキュートの組み合わせによるメリットやデメリットについて分かりやすくご紹介します。
電気料金の高騰に悩んでいる方や太陽光発電の電気が余ってしまう方などは、参考にしてみてください。
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目次
エコキュートについておさらい!
エコキュートとは、ヒートポンプ技術によって発生した熱を利用してお湯を沸かすことが可能なシステムのことです。
ヒートポンプ技術による熱の発生原理は、以下の流れで行われています。
- 外の空気から熱を取り込む(吸熱)
- コンプレッサーでさら自然冷媒を圧縮して高温に
- 高温の自然冷媒を水熱交換器へ流し水を温める
- お湯を貯湯ユニットへ流す
- 自然冷媒を膨張させて低温にし再利用
自然冷媒は、空気中の熱を移動させるための気体です。
エコキュートに用いられている自然冷媒はCO2なので、人工的に作られた気体と異なり環境に優しいのが特長といえます。
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住宅用太陽光発電の運用方法
太陽光発電とエコキュートを組み合わせる上で覚えておくべき要素の1つが、太陽光発電の運用方式です。
卒FITを迎えた人やそうでない人も、エコキュートと連携させる前に把握しておきましょう。
それでは、太陽光発電の運用方法について確認していきます。
余剰買取方式で余った電気を売る
住宅用太陽光発電の設置時にFIT制度を活用する場合は、余剰買取方式という運用方法で電気を利用していきます。
余剰買取方式とは、発電した電気をまず自宅のコンセントや照明設備などへ供給します。
家庭内で消費しきれなかった電気は、電力会社へ売電される仕組みです。
自家消費しながら売電収入を得られるのが、主なメリットです。(自家消費:家庭内で発電した電気を消費)
住宅用太陽光発電でFIT認定を受けると、必ず余剰買取方式で運用するよう定められます。
また、一般的に太陽光発電の導入時はFIT制度を活用するので、どのご家庭も余剰買取方式で運用していきます。
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全量自家消費方式は全て自家消費する
卒FITに合わせて電気の売電をやめる方や元々FIT制度を活用していない方は、全量自家消費を選択することが可能です。
全量自家消費方式とは、発電した電気を全て自宅のコンセントや各設備へ供給および自家消費できる仕組みのことです。
余った電気は電力会社へ売電できない設計なので、効率よく消費していく必要があります。
エコキュートの導入および連携は、特に全量自家消費方式で役立つ運用方法です。
なお、蓄電池を設置していると、余った電気を貯めておくことができますし、消費電力の多い時間帯に活用することも可能です。
エコでんちでは、100種類以上もの蓄電池からお客様のご予算やご要望に合ったタイプの蓄電池をご提案いたします。
太陽光発電やV2Hも取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
太陽光発電とエコキュートの組み合わせとは何?
続いては、太陽光発電とエコキュートの組み合わせに関する特徴について確認していきましょう。
太陽光発電で発電した電気をエコキュートへ供給
太陽光発電で発電した電気は、自宅の照明やコンセントの他、エコキュートへ供給することが可能です。
太陽光発電とエコキュートの組み合わせは、電気という点で連携させる仕組みを指しています。
通常、エコキュートの電源回路は、電力会社から送電されている配線と接続されています。
そこで施工会社・販売店へエコキュートと太陽光発電の連携を依頼すれば、電力会社と太陽光発電の電気をどちらも活用できるよう接続工事を進めてもらえます。
多くのメーカーでは太陽光発電対応のエコキュートが販売
多くのメーカーでは、太陽光発電と連携可能なエコキュートを開発・販売しています。
具体的には、パナソニックや日立、三菱、ダイキンなどで太陽光発電対応のエコキュートが製造されています。
そのため、太陽光発電とエコキュートの連携というのは、比較的簡単な接続工事であり運用方法です。
ただし、必ず太陽光発電に対応しているということではないため、販売店や施工会社へエコキュートの対応状況を確認しておく必要があります。
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太陽光発電とエコキュートの連携メリット
ここからは、太陽光発電とエコキュートの連携によって得られるメリットを紹介していきます。
深夜電力による給湯よりコストを抑えられる
太陽光発電とエコキュートを連携させた場合は、深夜電力プランを活用した給湯よりコストを抑えられます。
エコキュートは、元々時間帯別プランの活用によって経済的メリットを得られる仕組みでした。
具体的には、夕方~深夜帯に電力量料金が安くなる深夜電力プランへ加入することで、特定の時間帯にお湯を沸かすと電気料金を削減できました。
しかし、電気料金の高騰に伴い、時間帯別プランによる電気料金効果が少なくなってきています。
太陽光発電の電気をエコキュートで自家消費した場合は、電力会社から買電量を抑えられますし、電気料金の高騰に左右されずに済みます。
また、エコキュートにかかる電気料金2,000円前後は、全額削減することが可能です。
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自家消費しても余った電気を有効活用できる
太陽光発電で発電した電気が余っている場合は、エコキュートの設置と自家消費によって電力の損失を軽減することが可能です。
卒FIT後に電力会社と契約して売電する場合は、1kWhあたりの単価8~9円となります。
固定買取価格は11円~なので、卒FIT後に売電を続けても収支バランスを維持するのが難しい場合もあります。
ただし、全量自家消費へ切り替えたとしても、電気が余ってしまえば経済的メリットは限定的です。
エコキュートで自家消費すれば、余った電気を有効活用できますし、電気料金削減効果を伸ばせます。
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効率よくお湯を沸かすことが可能
効率よくお湯を沸かすことができるのは、太陽光発電との連携メリットといえます。
エコキュートで効率よくお湯を沸かせる時間帯は、外気温の高い日中です。
太陽光発電は昼間に発電効率が高いため、エコキュートを効率的に稼働させられる時間帯とマッチしていて、短時間の沸き上げを実現できます。
このようにエコキュートの稼働時間という点でも太陽光発電は、相性の良い発電です。
深夜や朝より日中や夕方の方がエコキュートを使用する方は、特に太陽光発電の設置を検討してみてはいかがでしょうか?
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太陽光発電とエコキュートの連携デメリット
ここからは、太陽光発電とエコキュートの組みわせによるデメリットや注意点を確認していきます。
停電時に稼働できない可能性がある
太陽光発電とエコキュートを連携させたとしても、停電時に稼働できない可能性があります。
エコキュートは、一般的な家電製品や電気製品と異なり200V対応機器、より高圧の電力を必要とします。
太陽光発電を自立運転モードへ切り替えることで、停電時でも電気を供給できるものの、200V機器に対応していないタイプもあります。
そのため、太陽光発電単体では、停電時にエコキュートを稼働させることができない点に注意が必要です。
なお、200V非対応の太陽光発電を設置している時や電気が余ってしまう時は、蓄電池の導入をおすすめします。
200V対応の蓄電池であれば、太陽光発電の仕様にかかわらず200V機器へ電気を供給できるのが特長です。
さらに日中貯めておいた電気を夜間など好きな時間に消費できるため、効率よく自家消費できます。
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各設備を導入する場合は初期費用の負担がかかる
これから太陽光発電やエコキュートを導入する場合、初期費用負担に気を付ける必要があります。
住宅用太陽光発電の初期費用は、200万円前後です。ソーラーローンを活用した場合は、設置から8~10年程度で初期費用を回収できます。
エコキュートの費用は、本体価格や設置工事含めて30~80万円程度です。太陽光発電より安いものの、セットで導入すると一定の負担がかかります。
現時点でソーラーローンなどの融資を組みたくない方や100万円以上の初期費用を負担できない状況の方は、資金面で余裕が出たあとに再検討してみるのが大切です。
必ずしもエコキュートで光熱費を削減できるわけではない
太陽光発電とエコキュートの連携で光熱費は、必ずしも削減できるわけではありません。
ガス給湯器で光熱費を抑えられている場合や太陽光発電に適してない環境の場合は、太陽光発電とエコキュートの設置によるメリットが少ない可能性もあります。
中でも太陽光発電に適していない環境という点は、初期費用回収に時間がかかりますし、エコキュートの電力をカバーできず、電力会社から買電してしまう場合もあるでしょう。
太陽光発電とエコキュートの連携を考える時は、予想される発電量と光熱費の削減額を慎重にシミュレーションするのが大切です。
エコでんちでは、環境省認定資格うちエコ診断士を取得したアドバイザーが、家計診断サービスによる光熱費削減へ向けたサポートも行っております。
光熱費削減額がいくらなのか気になる方や削減方法について悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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太陽光発電とエコキュートの連携によって光熱費削減を狙える!
太陽光発電で発電した電気は、自宅のコンセントや照明、そしてエコキュートへ供給することが可能です。
また、エコキュートで自家消費した場合は、電気料金2,000円前後削減できます。
エコキュートを含む電気料金負担に悩んでいる方やエコキュートへ切り替えようか悩んでいる方は、今回の記事を参考に太陽光発電の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
弊社エコでんちは、太陽光発電や蓄電池、V2Hを多数取り扱っている販売施工会社です。
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太陽光発電や蓄電池の種類や予算、設置スペースなどにお悩みの方は、ぜひエコでんちへお問い合わせください。
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