家庭用蓄電池の機能 ハイブリッドとは?単機能との違いについても
最終更新日:2024.03.12 蓄電池
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家庭用蓄電池を探していると、必ず気になるのが蓄電池の機能についてですね。
聞きなれない言葉ばかり並んでなんだかよく分からない…探すのが面倒になってきた…
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ハイブリッド型蓄電池の意味や特徴、メリットやデメリット、単機能型蓄電池との違いについて詳しくご紹介します。
蓄電池の機能がよくわからず悩んでいる方やハイブリッド型の意味についてわかりやすく説明している記事を探している方などは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ハイブリッド型蓄電池とは?
ハイブリッド型蓄電池とは、1台のパワーコンディショナで家庭用蓄電池と住宅用太陽光発電の制御を行える製品のことです。
パワーコンディショナは電力の制御などを担っていて、効率的な充放電を行う上で非常に重要な装置でもあります。
また、太陽光パネルから発電された電気は直流なので、そのまま家庭内のコンセントやIHクッキングヒーターなどの住宅設備で使用できません。
パワーコンディショナには電流の直流・交流変換機能があるので、太陽光発電で発電された直流の電流をコンセントや住宅設備で使用可能な交流電流に直してくれます。
そして、ハイブリッド型蓄電池の場合は、1台のパワーコンディショナで太陽光発電と蓄電池の電力を同時に制御できるため、電力損失を軽減することが可能です。
簡単に説明すると、蓄電池の中でも高性能な蓄電池がハイブリッド型といえます。
ハイブリッド型蓄電池と単機能型との違い
ハイブリッド型蓄電池と単機能型蓄電池の大きな違いは、パワーコンディショナの機能と数です。
単機能型蓄電池に搭載されているパワーコンディショナは、家庭用蓄電池の充放電に関する制御しか対応していません。そのため、住宅用太陽光発電を導入する場合は、別途太陽光発電用のパワーコンディショナを設置する必要があります。
以下に単機能型蓄電池と太陽光発電における、パワーコンディショナの設置イメージを紹介します。
ハイブリッド型蓄電池の導入メリット
続いては、ハイブリッド型蓄電池の導入メリットについてわかりやすく解説します。
単機能型より変換時のロスを削減できる
ハイブリッド型蓄電池は、単機能型蓄電池よりも変換時のロスを軽減できます。より効率的に太陽光発電の電力を蓄電池へ充電したり自家消費や売電に活用したりできるのが、ハイブリッド型蓄電池の大きなメリットといえます。
単機能型蓄電池と太陽光発電を設置した場合、それぞれのパワーコンディショナで電力を取り込み、制御する必要があるため、各機器への送電に伴う熱抵抗などで電力を一部損失してしまいます。
一方、ハイブリッド型蓄電池の場合は、太陽光発電から発電された電気・蓄電池に貯められた電気を1台で制御するため、単機能型よりも変換ロスを抑えられますし、効率的に制御を進められます。
電気代削減効果を伸ばしたり売電収入を増やしたりするには、ハイブリッド型蓄電池の方がおすすめです。
設置費用を抑えられる
蓄電池と太陽光発電を同時設置する場合は、ハイブリッド型蓄電池の方が費用負担を抑えられます。
単機能型蓄電池と太陽光発電を設置する場合は、パワーコンディショナを2台購入し、更に各機器への接続工事費用もかかります。
一方、ハイブリッド型蓄電池の場合は、パワーコンディショナ1台分の購入費用で済みますし、接続工事の手間や省スペースという点でもメリットを得られます。
そのため、設置費用をなるべく抑えたい方、設置スペースと費用負担を抑える方法を探している方などは、ハイブリッド型蓄電池と単機能型蓄電池の見積りを作成してもらい、費用を比較した上で検討してみましょう。
停電時の出力を引き上げられる
ハイブリッド型蓄電池と太陽光発電を設置した場合は、停電時の出力を引き上げられます。
太陽光発電や蓄電池には、自立運転モードという停電時に稼働するための機能が搭載されています。また、住宅用太陽光発電の自立運転モードにおける出力は、一般的に上限1,500Wで、単機能型蓄電池も1,500W程度の出力です。
つまり、同時に使用できる製品の消費電力が、1,500Wということになります。そのため、消費電力1,500Wを超えるエアコンやIHクッキングヒーターなどは、同時に使用できません。
一方、ハイブリッド型蓄電池の自立運転モードでは、上限3,000Wや5,500Wといった高出力なタイプも出てきていて、消費電力の大きな家電製品や住宅設備も停電時に使用しやすくなっています。
特にオール電化住宅に住んでいる方や停電時にエアコンや電子レンジ、IHクッキングヒーターといった機器を使用してなるべく平時と同じように過ごしたい方は、ハイブリッド型蓄電池をおすすめします。
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ハイブリッド型蓄電池のデメリット
続いては、ハイブリッド型蓄電池のデメリットを紹介します。
太陽光発電の規格に合わせないと連携できない
既に太陽光発電を設置しているご家庭の場合は、既存の太陽光発電システムと規格の関係でハイブリッド型蓄電池を連携・設置できない可能性もあります。
また、設置から10年未満の方は、太陽光の機器保証が無くなってしまう可能性もあり、状況によってはおすすめできない場合もあります。
そのため、ハイブリッド型蓄電池を後付けで設置する場合は、施工販売店に太陽光発電の規格や保証状況について調べてもらうのが大切です。
既に太陽光発電を設置している場合は既存のパワコンを取り外す必要がある
既に太陽光発電を設置している場合は、既存のパワーコンディショナを取り外す工事が必要になります。すると、パワーコンディショナの取り外しに関する工事のためにスケジュールを確保しなければいけませんし、別途費用負担もかかります。
ハイブリッド型蓄電池は、あくまで1台のパワーコンディショナで太陽光発電を制御していく仕様なので、既存のパワーコンディショナを取り外さなければ連携できません。
太陽光発電の設置から10年未満でパワーコンディショナも比較的新しい場合なら、単機能型蓄電池の方が費用負担を抑えられます。また、パワーコンディショナの交換時期にハイブリッド型蓄電池へ切り替えるといった方法もあるので、設置環境に合った蓄電池を選んでいきましょう。
単機能型蓄電池より費用が高い
ハイブリッド型蓄電池は、単機能型蓄電池より本体価格が高い傾向です。そのため、なるべく費用負担を抑えたいご家庭にとっては、デメリットの大きなポイントです。
ハイブリッド型蓄電池と単機能型蓄電池の価格差は、蓄電容量や機能によって変わるものの数10万円程度異なります。
また、単機能型蓄電池にも蓄電容量の大きなタイプや制御機能の豊富なタイプは、複数販売されています。蓄電池単体で運用する方や費用を抑えたい方などは、単機能型蓄電池から比較検討してみるのもおすすめです。
ハイブリッド型蓄電池がおすすめの家庭
ハイブリッド・単機能ともにメリットデメリットがあることはご理解いただけたかと思います。
では実際に、どんな方におすすめなのでしょうか?
それでは、ハイブリッド型蓄電池がおすすめのケースについてわかりやすく解説していきます。
太陽光発電設置から10年以上経過している
住宅用太陽光発電を単体で運用していて、なおかつ設置から10年以上経過している場合は、ハイブリッド型蓄電池の方がおすすめです。
住宅用太陽光発電に搭載されているパワーコンディショナは、10年前後で修理交換が必要です。また、卒FIT後の効率的な自家消費を目指すには、蓄電池を併用した効率的な電気の使用を行うのが大切です。
そこでハイブリッド型蓄電池を導入すれば、パワーコンディショナの修理交換時期に合わせて導入および太陽光発電と接続できますし、古いパワーコンディショナの取り外し工事も同時に済ませられます。
停電時により普段と変わらない生活を送りたい
停電時でも普段と変わらない生活を送りたいご家庭は、太陽光発電+ハイブリッド型蓄電池の組み合わせがおすすめです。
太陽光発電単体でも発電を継続できるものの、夜間や早朝などに発電できません。また、発電した電気を貯められないため、発電量の少ない日や夜間などは電気の使用が制限されてしまいます。
そこでハイブリッド型蓄電池を導入すれば、太陽光発電で発電した電気を貯めておき、発電量の減少し始める夕方から電気を使用することによって、夜でも照明を使用しながら過ごせるようになります。
また、ハイブリッド型蓄電池の停電時出力は3,000Wや5,500Wと高く、消費電力の高いエアコンを使用しやすくなりますし、複数の電子機器や家電製品を同時に使用しやすい環境へ変わります。
システムをすっきりとさせたい
太陽光発電や蓄電池、配線類をすっきりさせたい方や自宅の外観をなるべく綺麗に保ちたい方にとってハイブリッド型蓄電池は、おすすめの設備といえます。
単機能型蓄電池と太陽光発電を設置した場合、両設備のパワーコンディショナを自宅の外壁に固定させるため、住宅の外観に影響を与えてしまうこともあります。また、設置機器が増えるため、配線の数も増加します。
ハイブリッド型蓄電池なら、1台のパワーコンディショナを固定するだけなので、前述のケースと比較してすっきりとした外観にできます。
将来的なパワコン交換費用を抑えたい
将来的にパワーコンディショナの修理交換費用を抑えたいといったメンテナンス費用が気になる方の中で太陽光発電の同時設置を検討している方は、ハイブリッド型蓄電池をおすすめします。
ハイブリッド型蓄電池と太陽光発電の同時設置なら、設置後にパワーコンディショナを修理交換しなければいけない事態になったとしても、1台分の費用で済みます。
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エコでんちオススメのタイプ別蓄電池
ここからは、エコでんちおすすめの「ハイブリッド」と「単機能」蓄電池をそれぞれ紹介していきたいと思います。
ハイブリッドタイプ
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まとめ
ハイブリッド型蓄電池は、パワーコンディショナ1台で蓄電池と太陽光発電を制御可能な蓄電池を指しています。太陽光パネルや蓄電池から流れてきた直流電流を交流に変換するため、単機能型蓄電池よりも電力ロスを減らせます。また、1台のパワーコンディショナで制御できるため、自宅の景観を保ちやすいといえます。
太陽光発電と蓄電池の同時設置を検討している方や太陽光発電のパワーコンディショナを交換する方は、今回の記事を参考にしながらハイブリッド型蓄電池を検討してみてはいかがでしょうか。
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